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留学の両替はどこで?おすすめの方法と注意点をご紹介!

公開:2019/07/13 著者:三浦 菜摘 5536 Views

留学やワーキングホリデーで海外へ行く時の外貨両替。

少しでも良いレート、少ない手数料で行いたいですよね?

そこで、このコラムでは外貨両替のコツや日本と現地、どっちで両替をすればいいの?

どの方法が一番お得なの?そんな疑問にお答えしていきます。

日本と現地、どっちで両替すべきか?

外貨を両替しようと思った時に、まず最初に決めるべきなのは両替をする国です。

「日本国内」で両替するのか、「海外」で両替するのかですね。

 

世界には様々な国、様々な両替所とレートがありますので、一概には言えませんが、実は国内、海外(国外)を選ぶ時の一つの目安があるのです。

 

それは「メジャーな通貨かどうか」です。

メジャー通貨というのは多くの国で使える、使っている通貨の事で具体的には「アメリカドル・ユーロ」の2つが該当します。

一方、マイナー通貨というのは上記の「アメリカドル・ユーロ以外」の通貨です。

 

メジャーな通貨の場合には、日本国内での両替がベスト。

マイナーな通貨の場合には、現地で両替するのがベストです。

 

これはなぜでしょうか?

メジャーな通貨(アメリカドルやユーロ)は、そもそも使える国、使っている人が日本円よりも多いです。

例えば、アメリカやヨーロッパで日本円支払いができる場所はまずありませんが、アメリカドルやユーロが使える場所が海外には結構あったりします(それくらい強くメジャーな通貨と言えます)

そのため、「アメリカドルやユーロはメジャー=日本円よりも価値が高い=日本円よりも有利な貨幣である=レートも良い」という図式になるのです。

 

一方、東南アジアなど欧米以外の国だと、日本円の価値は現地の通貨よりも高くなる事が多いです。

このため「東南アジアなどの通貨はマイナー=日本円の方が価値が高い=現地通貨よりも有利な貨幣である=レートも良い」という図式になります。

 

以上をまとめると、、、

・日本円からドルやユーロへの両替は「日本国内」

・その他の通貨への両替は「現地」

とまずは1つ目のポイントを覚えておきましょう!

 

オススメの方法(日本国内)

次は、日本国内と現地でのオススメ両替方法、コツをお伝えします!

日本国内で両替ができるのは、銀行、金券ショップ、外貨両替専門店、外貨宅配サービス、空港の両替所等です。

 

それぞれの特徴を見ていきましょう!

1. 銀行の各支店で両替

基本的に銀行の為替レートは高めですが、お金のプロである銀行ですので、偽札などの心配がなく信頼できるという部分はメリットです。

 

ただ、最近ではキャッシュレス決済の普及の影響で、銀行で外貨両替サービスを終了している所も多かったりします。

・みずほ銀行:2024年3月で取り扱い終了

・三井住友銀行:2022年3月で取り扱い終了

・UFJ銀行:2020年6月で取り扱い終了

・ゆうちょ銀行:2021年12月で取り扱い終了

 

ちなみに、UFJ銀行(MUFG)グループでは、外貨専門専門店の「ワールドカレンシーショップ」を運営していたり、三井住友銀行やりそな銀行は「トラベレックス」と提携をして外部業者という形でサービスを提供しています。

 

こうした銀行の提携業者は「ある意味で銀行のお墨付き」と言えるので安心して両替が可能です。

 

2. 外貨両替専門店

次は外貨両替を専門に取り扱っている業者で、上記で名前が出ていた「ワールドカレンシーショップ」、「トラベレックス」、GPAなどが有名です。

 

こうした業者は専門店だけあって、取り扱い通貨が30種以上ととても豊富です。

 

以下は、大手両替専門店のレート比較です。(2024年11月1日レート)

 

・トラベレックス(※オンラインレート)

アメリカドル 156.08円
ユーロ 170.67円
ポンド 210.44円
カナダドル 120.66円
オーストラリアドル 112.26円
※店舗窓口とのレートとは異なる

 

・ワールドカレンシーショップ

アメリカドル 154.85円
ユーロ 169.51円
ポンド 208.08円
カナダドル 117.73円
オーストラリアドル 109.61円

 

・GPA(成田空港グループ直営の専門店)

アメリカドル 154.74円
ユーロ 169.51円
ポンド 207.12円
カナダドル 117.71円
オーストラリアドル 109.41円

 

アメリカドル0.11円とわずかな差ですが、通貨全般的にGPAの方がお得ですね。

 

3. 金券ショップ

金券ショップは、両替手数料の安さを謳っているところが多いです。

ただ、チェーン展開をしているショップでも店舗によってレートが異なる場合がありますので、全ての店舗でレートが同じでない場合があります。

 

金券ショップでの両替をお考えの場合は、事前に店舗ごとのレートを確認しておきましょう。

また、金券ショップで両替する人は、数的に多くないこともあり、取り扱い通貨も店舗ごとに異なります。

来店前に電話で両替したい通貨と金額を伝えてレートと見積もりを教えてもらうことをオススメします。

 

また、金券ショップでの外貨両替で注意をしなければならないのが、偽札が出回っている可能性があるということです。

 

もちろんショップ側でもチェックは行っていますが、以前東京都内の金券ショップで偽の100ドル札が100枚以上相次いで発見されるという事件がありました。

治安の良い日本と言えども、偽札が出回っている危険性は完全には否めません。

心配であれば、偽札鑑定機を使っている大手の金券ショップの利用をオススメします!

 

以下、大手金券ショップのレート比較です。(※2024年11月1日レート)

 

・チケットレンジャー 新宿西口店

アメリカドル 151.84円
ユーロ 165.29円
ポンド 196.95円
カナダドル 109.34円
オーストラリアドル 99.98円

 

・チケットレンジャー 銀座3丁目店

アメリカドル 151.55円
ユーロ 165.49円
ポンド 197.03円
カナダドル 109.60円
オーストラリアドル  99.48円

 

・大黒屋

アメリカドル 154.85円
ユーロ 169.70円
ポンド 205.98円
カナダドル 117.72円
オーストラリアドル 109.49円

 

・Jマーケット

アメリカドル 154.74円
ユーロ 169.31円
ポンド 207.12円
カナダドル 117.73円
オーストラリアドル 109.61円

 

・iGift(大阪の金券ショップ)

アメリカドル 152.10円
ユーロ 165.80円
ポンド 200.12円
カナダドル 111.21円
オーストラリアドル 102.41円

 

・IGAMI(名古屋の金券ショップ)

アメリカドル 154.54円
ユーロ 169.01円
ポンド 206.62円
カナダドル 118.71円
オーストラリアドル 108.91円

 

やはり外国人観光客や訪問者が多い東京の金券ショップはレート面でも有利そうですね。

 

4. 外貨宅配サービス

こちらは自宅や会社で気軽に外貨両替ができるサービスです。

業者や条件によっては配送料が無料なところが嬉しいポイントです。

外貨宅配専門の業者に加え、GPAやトラベレックスなどの外貨専門店も外貨宅配サービスを行っています。

 

最短翌日に届きますが、基本的には2~3日見ておく必要があります。

どんな郵送トラブルがあるか分かりませんし、場合によっては1週間程度かかることもあるので、出発が迫っている時は避けるようにしましょう。

 

以下、大手外貨宅配サービスのレート比較です。(2024年11月1日レート)

 

・外貨両替ドルユーロ(50万円までのレート)

アメリカドル 156.31円
ユーロ 169.86円
ポンド 206.92円
カナダドル 115.29円
オーストラリアドル 105.31円

※郵送料400円。10万円以上から送料無料

 

・トラベレックス(※オンラインレート)

アメリカドル 156.08円
ユーロ 170.67円
ポンド 210.44円
カナダドル 120.66円
オーストラリアドル 112.26円

※送料990円。10万円以上から送料無料

 

外貨配送は手間なく両替できるのがメリットですが、送料を考えると少額の両替だと逆に高く付いてしまいます。

 

5. 空港内の両替所で両替

空港内には、銀行や両替専門店の窓口がありますので、そこで両替が可能です。

しかし、空港での両替手数料は基本的に高いので、最後の手段として考えるのが一般的です。

渡航までの日数に余裕がある場合は、1~4の手段を使った方が良いでしょう。

 

・成田空港(GPA)

アメリカドル 154.74円
ユーロ 169.51円
ポンド 207.12円
カナダドル 117.71円
オーストラリアドル 109.41円

 

・羽田空港(日本空港ビルデング外貨両替所)

アメリカドル 155.55円
ユーロ 172.02円
ポンド 211.13円
カナダドル 117.71円
オーストラリアドル 109.43円

 

・関西国際空港(KIX Currency Exchange)

アメリカドル 156.63円
ユーロ 171.31円
ポンド 208.32円
カナダドル 117.71円
オーストラリアドル 109.31円

 

・中部国際空港(セントレア直営店)

アメリカドル 154.84円
ユーロ 169.50円

 

・福岡空港(福岡銀行)

アメリカドル 155.05円
ユーロ 169.51円
ポンド 208.08円
カナダドル 117.73円
オーストラリアドル 109.61円

 

【結論】どこで両替するのがオススメなの?

日本国内で両替する際は、金券ショップ、両替専門店、外貨宅配サービスでの両替がお得と言えます!

また、アメリカドルやユーロのメジャー通貨は、日本国内で両替する方が良いでしょう。

 

ご紹介した業者のレート一覧表もあわせてチェックしてみて下さい。

外貨両替為替レートの一覧

 

次に現地で両替する場合ですが、幾つかの方法がありますので、まとめておきます。

 

1. 空港内の両替所

国によって差はありますが、海外の空港は日本と同様に為替レートが悪いことがほとんどです。

 

2. 現地の銀行

日本国内と同様、海外でも銀行での両替手数料は少々高くなりますが、やはり安心安全な手段です。

 

3. 外貨両替専門店

両替所は街の中心部に多く設けられています。

時間に余裕があれば、散歩ついでにいくつか廻ってレートを確認するのも良いですね。

為替レートは観光地に近ければ悪く、観光地から離れると良くなる傾向にあります。

 

4. ホテル

ホテルは安心できますが、レートが空港並みかそれ以上に悪いです。

緊急時等やむをえない状況でない限り利用しない方が良いでしょう。

 

5. クレジットカードの海外キャッシング

「キャッシング=借金」というイメージで抵抗感を示す人が多いと思いますが、海外で現金を手にする際、海外キャッシングはかなりお得な手段です。

両替手数料が無料で上乗せレートもないので、帰国後すぐに空港のATMなどで早期返済・繰り上げ返済をすれば金利を含めてもかなり安く済ませることができます。

ただし、早期返済を前提とするため、これは短期留学の方向けの方法です。

 

6. デビットカードで外貨引き出し

デビットカードを使って現地のATMから外貨を引き出す方法です。

デビットカードでの両替は手数料が低いため、近年国際キャッシュカード等に代わって利用者が増えているオススメの方法です。

 

→Wiseはオススメの国際デビットカードサービスです。

 

まとめ

円から外貨へ両替のポイントをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

見て頂くとわかるように金額の差は小数点以下という事もほとんどですので、両替する金額が少額であれば、多少の手数料の損は気にしない方もいるかも知れませんね。

 

ただ、長期留学となると両替に必要な金額も大きくなります。

金額が大きくなれば、当然手数料も大きな金額となりますので、慎重に両替もしていきましょう!

 

また、現地到着後にどこで両替すれば為替レートがお得なのかは、語学学校の友達同士での情報交換はもちろん、現地の情報を多く知っている学校スタッフにも聞いていただくのがオススメです。

 

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