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航空券比較サイトは最安じゃない!? - 旅行代理店で航空券を買うメリット

公開:2019/08/02 著者:神谷 歩実 8875 Views

航空券比較サイトが一番安いでしょ!

旅行代理店は手数料とられて高いよね~。

…と思っているあなた!実はそうとも限りませんよ!

 

航空券比較サイトが最安でベストな選択肢のであれば、旅行代理店は存在価値が無くなりますよね!

 

このコラムでは、留学ドットコムが旅行業界の専門家から聞いた、プロならではの情報も踏まえて、旅行代理店から航空券を買う理由を解説します。

お得に航空券を買うためには、まず航空券の基本知識を覚えて、旅行代理店で予約をするメリットを知ることが大切です!

航空券の分類は3つ

「航空券の分類」と聞いて、みなさんはどんな分け方を思い浮かべますか?
ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスという座席の違いによって航空券の値段が大きく違うことは知っていると思います。

しかし、航空券の値段等を決めるものは座席クラスだけではないんです!

「座席クラス」に加えて、「運賃種別」と「復路(帰りの便)の日程変更可否」があります。以下では、この3種類の分類方法を解説します。

 

1. 座席クラス

座席クラスは皆さん知っているかと思います。

ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスと、座席の広さや機内食などサービスの違いで値段が異なりますよね。

最近はプレミアムエコノミークラスを取り入れている航空会社が増えてきているので、全部で4種類の座席クラスがあります。

 

2. 運賃種別

運賃種別というのは、例えば同じエコノミークラスでも、予約変更や取り消しの自由度、買うタイミングによって値段が変わってくる分類の事です。

この分け方では、航空券を大きく3つに分類することができます。

 

・正規航空券(ノーマルチケット)

普通の旅行で正規航空券を買うことはあまりないかもしれませんが、これは予約の変更や払い戻しが全て手数料なしでできる航空券のことです。

発券後の自由度が高いことがメリットですが、その代わりに運賃がすごく高いのが特徴です。

海外滞在時に急用で「今すぐに帰国しないといけない!」というような状況や、急な出張が入ったときなどに使うことが多いです。

 

・正規割引運賃(PEX)

主に航空会社が自身で設定している割引チケットの事です。予約変更や払い戻しの条件によって、正規航空券(ノーマルチケット)よりも割安な料金になっています。

 

・予約変更も払い戻しも自由(正規航空券) → 30万円
・予約変更は出来ないが、払い戻しは手数料を払えばできる(PEX) → 9万円
・予約変更も払い戻しもできない(PEX) → 8万円

 

このように、条件によって運賃が変わってきます。

 

また、航空券は早く購入した方が安いイメージがありませんか?

 

これも購入のタイミングという条件によって、航空会社が割引を設定しているため、PEXの一種なんですね。

例えば、75日割(出発75日前までに購入すると10%OFF)や60日割(出発60日前までに購入すると5%OFF)など、出発日が近くなるにつれて割引が少なくなっていきます。

正規航空券と正規割引運賃(PEX)で販売されている航空券は、「航空会社から直接購入」、「オンラインの航空券比較サイトで購入」、「旅行代理店で購入」しても値段は基本的に全部同じです。

 

・格安航空券

格安航空券とは、旅行代理店が航空会社から「団体割引運賃」で購入した航空券の事を指します。そのため、一般の個人が航空会社から直接格安航空券を買うことはできません。

従来は、パッケージツアーなどの団体旅行に使われていましたが、最近は旅行会社を通して航空券を手配する個人のお客さんにバラ売りもしているようです。

 

格安航空券は安いですが、日程の変更や取り消しは一切できませんので、留学に行く方は必ずビザが下りてから予約するようにしてくださいね!

 

格安航空券は、旅行代理店が独自に手数料を加算するため、旅行代理店によって値段が変わってきます。

しかし、旅行代理店の方で手数料が加算されたとしても、PEXの運賃でオンライン予約するよりも安いことが多いです。

 

・留学生用の特別航空券

格安航空券のように「団体割引」として販売される航空券とはまた別で、旅行代理店が直接航空会社へ交渉して、特別に安く航空券を仕入れる場合があります。

 

留学ドットコムが提携する旅行代理店では、購入時にビザや入学許可証などの提示をすることで、留学生用の特別価格で航空券の予約ができます。

 

通常格安航空券は、日付の変更などの自由度がかなり低いですが、この特別航空券の場合、ビザが下りる前に航空券を予約しておいて、ビザが下りてから発券・支払いという流れもできます。

実際の予約クラスはきれいにアルファベット順になっているわけではないのと、正規割引運賃チケット(PEX)に分類される航空券の種類がもっと多いため、正確にはもう少し複雑な図となりますが、大まかには以下のような航空券の分類ができます。

 

座席クラス運賃種別予約クラス
ファーストクラス正規航空券A
PEX1B
PEX2C
格安航空券D(ほぼない)
ビジネスクラス正規航空券E
PEX1F
PEX2G
格安航空券H
エコノミークラス正規航空券I
PEX1J
PEX2K
格安航空券L

 

また、金額と航空券の自由度を比較して図に表すとこんな感じになります。

 

 

3. 復路の日程変更可否

特に長期留学をする方や、学校の卒業後に旅行してから帰国する予定の方は、「航空券を買うタイミングではまだ帰国日が分からない。」という状況がよくあります。

私は1年間の留学に行く時、片道の航空券で渡航しました。しかし、最初に往復航空券を購入し、復路(帰りの航空券)の日程を後日変更出来る航空券もあるんです。

このように復路の日程変更可否によって分類すると、「FIX」と「FIX/OPEN」の2つに分けられます。

 

・FIX

出発後に復路の日程を変更することが一切できない航空券です。普段、数日間の旅行に行くような場合は問題ありませんが、長期で海外渡航をする場合には帰国日が決めづらいため不便です。

 

・FIX/OPEN

航空券予約時にいったん復路の日程も決めますが、現地に渡航後でも復路の日程を変更することができる航空券です。

日程を変更する場合、航空会社が設定する手数料を払う必要がありますが、FIXの航空券を買っていて帰りの便をイチから買いなおすよりもお得です。

 

予約と発券の違い

みなさん、旅行に行く時などに航空券を「予約」すると思いますが、似た言葉で「発券」というものがあるのをご存知ですか?

予約と発券を一言で説明すると、以下のようになります。

 

予約: 座席の一時確保
発券: 座席を実際に取得

 

普段買うPEX(正規割引運賃の航空券)に分類される安い航空券は、多くの場合「予約」のタイミングと「発券」のタイミングがとても近く、オンライン予約の場合には予約完了時点=発券も完了(即座にクレジットカードで決済)というケースが多いです。

そのため、普段オンラインで航空券を買う方にとっては、予約と発券はタイミングが同じなので、この2つの違いについて考えることはあまりないと思います。

実は、「予約」というのは、自分が乗る飛行機の座席を一時的に確保している状態です。予約だけしている状態の時は、まだキャンセル料はかかりませんし、お金を払うタイミングでもありません。

 

それに対し「発券」は、料金を払って航空券を実際に手に入れることを言います。発券が完了していると、PEX(正規割引運賃の航空券)などだとキャンセルにお金がかかってしまいます。

つまり、航空券を「予約」した状態ではお金もまだ払わなくていい上にキャンセル料もかかりませんが、「発券」すると変更やキャンセルなどの費用が、航空券の種類によってかかってくるのです。

予約してから発券するまでの期限は航空会社やチケットの分類にもよりますが、安いものだと2日~1週間程度のことが多いです。しかし、ノーマルチケットだと発券期限が出発の前日だったりします。

 

この「予約」と「発券」の違いは、普段自分で航空券をオンライン予約している人にとっては、そんなに重要じゃないかもしれません。

ただ、これからお話しする「旅行旅行代理店での予約」の時に関わってくるので、覚えておいてくださいね!

 

旅行代理店で航空券予約をするメリット3つ

ここまで航空券の豆知識を説明してきました。それでは、今までの説明を踏まえて、旅行代理店で航空券を予約するメリットを3つご紹介していきます。

この3つを押さえて賢く、お得に航空券を手配しちゃいましょう!

 

① トラブル時のサポートが手厚い

2018年9月に、台風の影響で関西国際空港閉鎖したのを覚えていますでしょうか?

実はたった一つの空港が機能しなくなっただけで、1日に10万人もの人に影響が出たんです!空港が閉鎖し、フライトの欠航が起きたのは1日だけではなかったので、影響を受けた人の合計人数はこの何倍にもなると思います。

もしあなたが留学する時に、このようなアクシデントが起きるとどうなるでしょうか?

 

たった1日の間に10万人が飛行機に乗れないということは、各航空会社が数万人単位の顧客対応に追われることになります。

 

そうすると、空港で待機しているパニック状態のお客さんに対して、航空会社は1人1人ゆっくりと対応するのはどうしても難しくなります。

そんな時に旅行代理店を経由して航空券を買っていた人は、航空会社に直接交渉するのではなく、旅行代理店の方が代わりにやってくれるため、旅行客側が面倒な交渉をしなくてよくなります。

留学ドットコムの提携する旅行代理店では、緊急時(トラブルが起きた時)に、お客さんへの代わりの航空券の案内や提案を自発的に行ってくれるので、「航空会社に電話してもつながらない!」などというトラブルもなくすごく安心です!

 

「でも、そんなアクシデント頻繁に起こらないでしょ…!」と思っていませんか?

 

実は、飛行機は意外と頻繁に遅延や欠航が起きます。

国土交通省のデータを見ると、飛行機が定時に飛ぶ確率はJALやANAの大手航空会社で90%ほどです。逆に言えば、10%の確率で遅延や欠航が起きているんです。

ちなみに日本の航空会社は定時運航率が世界トップクラスなので、もし予算の都合などで海外の航空会社を利用すると、遅延する確率はもっと上がります。

 

私自身も3時間以上の遅延を2回経験したことがありますし、欠航して急きょホテルに泊まったこともあります。

 

ちなみに欠航したのは、カナダ留学後1年ぶりに日本に帰国するときでした。バンクーバーから成田空港まで直行便、そこから国内線に乗り換えて名古屋・セントレア空港まで戻ってくる予定でしたが、大雪で成田空港からの国内線が欠航、次の日の便も欠航となりました。

このように移動の予定が大幅に狂う遅延・欠航は思ったよりも良く起こります。

直行便が数時間遅れるくらいだったら特に大きな問題ではありません。

 

しかし、乗継便を利用する場合、1時間の遅延で次の飛行機に乗れなくなる可能性が十分あります。

 

そんな時に、海外の空港で航空会社のスタッフに英語で事情を説明し、代替案を出してもらう、そんな高度な交渉をする必要が出てくるのです。

そんな時に旅行代理店を利用していれば、日本語ですべて代わりに対応してもらえるので、遅延や欠航への不安もなくなります!

ちなみにコロナ明けの反動で需要が急激に回復した為、ANAですら日程変更の電話をしているのに1週間全くつながらない…..なんてケースも起きてます。1週間電話をかけ続ける時間、労力、ストレスを考えれば、旅行代理店にそれらを丸投げできるのは大きなメリットです。

 

② 不慣れな旅行者にありがちなミスも防げる

特に国際線でのお話になりますが、国際犯罪の防止などの目的で、航空券の手続きは意外と細かく、ルールも厳しいです。

海外渡航になれていない方が一番やりがちなのが、予約時に登録するパスポート名(ローマ字の名前)のつづりを間違えてしまう事です。

例えば、「リサ」という名前の方のつづりをLISAにするかRISAにするかというミスだけで、飛行機に乗れなくなってしまうくらい、厳しく書類をチェックされます。

 

旅行代理店を通して航空券を予約すると、パスポートのコピーを提出して、予約の書類をダブルチェックしてくれます。

また、国際線のチェックインは2時間前が一般的ですが、航空会社や利用する空港などで時間が変わる事も良くあります。もし自分で手配をしていて航空会社からの連絡や書類を見落としていたら、最悪飛行機に乗れないという事も考えられます。

さらに、乗継便で渡航する時には別のミスも起こりがちです。普段駅で電車を乗り換えるときは、5分10分で十分ですが、その感覚で飛行機の乗り換えを想定していると大変なことになります。(笑)

 

飛行機の乗り継ぎには、空港のサイズ感(移動距離)も踏まえて時間を計算する必要があります。

旅行代理店にお願いしてしまえば、空港ごとの乗り換え時間もすべて把握しているので、乗り継ぎの失敗も減らすことができます。

このように、旅行代理店を利用することで、「些細なミスで飛行機に乗れない!」というトラブルを防ぐことができるんです!

 

③ 旅行代理店でないと買えない格安航空券が利用できる

メリット①と②は比較的想像しやすいものだったかと思いますが、旅行代理店で予約すると「手数料で高くなる。」というイメージがあるかと思います。

でも、実は全然そんなことないんですよ!!

さっき「航空券の分類」のところで説明した「格安航空券」と「留学生用の特別航空券」は、旅行代理店でしか買えないお得な航空券でしたよね。

 

旅行代理店はその料金に手数料を上乗せしますが、手数料を加味しても旅行代理店で出した見積りの方が、オンライン予約できる航空券より安いことがよくあります。

 

実際にどれくらい安くなるのか、留学ドットコムの提携先が出す見積りを元に比較してみましょう!

今から約3か月後の2019年10月19日(土)から1年間、バンクーバーに留学する人の例を見てみましょう。

成田空港からバンクーバーまで、エアカナダという航空会社の直行便で行くとします。

 

個人手配旅行代理店
往路125,110円91,000円
復路120,000円
復路の日程変更料金16,200円
合計245,110円117,200円

 

なんと、2倍以上、約13万円もの差が出てしまいました!

 

実は航空券は、多くの場合搭乗の1年前から予約できるようになっています。

 

しかし、あなたがもし1年の留学へ行く場合、帰りの航空券はまだ1年以上先の日程になるため事前に買えません。

そうなると、個人でチケットを手配する場合は、片道の航空券を買うしかないんですね。

そのため、帰りにも同じように約12万円の航空券を買うとすると、合計24万以上になってしまうのです!

 

一方、留学ドットコム提携先の旅行代理店で買う場合は、留学生用の特別航空券を買うことができます。

 

この航空券はさっき説明したFIX/OPEN、つまり、一旦帰国日を設定して、本当に帰国日が決まったときに追加料金で変更することができる航空券です。

さらに、航空会社に直接交渉しているので往復で買うことができます。そのため往復料金でお得に買うことができるんです!

もちろんこれは一例ですが、このように旅行代理店を通すとだいぶ安くなる可能性があるので、とりあえず見積りは取ってみましょう!

 

まとめ

今回のコラムでは、航空券の基礎知識と、旅行代理店で航空券を買うメリットをご紹介しました。

留学ドットコムとしては、提携している旅行代理店での購入は強制していませんので、もちろんどこで購入して頂いてもOKです!

 

しかし、予約の手続きやトラブル時にしっかりサポートしてもらえることを考えると、旅行代理店で予約する方が絶対にお得です!

 

提携している旅行代理店に航空券の見積もりを出してもらうことは無料で出来るので、一度見積りをして、ぜひしっかり比較してみて下さいね!

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【取扱い航空会社】
カンタス航空、エアカナダ、ジェットスター、大韓航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空、デルタ航空、ブリティッシュエアウェイズ等々、他にも多数。
片道/往復、直行便/経由便など、ご希望に合わせて様々な種類の航空券をご用意しております。

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