語学は楽しみながら学ぶのがベスト!簡単で難しい言葉の話 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:勉強方法のコツ

語学は楽しみながら学ぶのがベスト!簡単で難しい言葉の話

公開:2019/10/16 著者:西山 僚汰 846 Views

自分は言葉を使うことが、どうも得意ではないと思っていた。話す事自体は好きだったが、自分はどちらかというとテンションで持ってくタイプの人間だと思っていた。

心の中ではこんなに鮮明に力強いイメージがあるのに、それを100%相手に伝えられている自信があまりない。この間観たアイアンマンの興奮を、もっと上手く伝えられたらこの人との会話はもっと盛り上がっていただろう、とか、どこかもどかしく思っていた。

そんなことを思っている中、「英語」なんていう全く新しい言葉を使わざるを得なくなった時は、自信なんて微塵もなかった。

 

でも使わないといけなくなる時はやってくる訳で。高校留学を決めて、留学会社に話を聞きに行っているうちに、どうやら受験というものはしなくて良いらしいが、TOEICのジュニア版のような英語のテスト(正確な名前は失念してしまったが、今は新しいフォーマットに切り替わっていで、今使われているテストとは違うはず。)を受けて、そのスコアで留学先の学校を決めるという事が分かった。

自信はなかったが、取り敢えずテストの点数は、自分も留学会社も親も満足できる点数ではなかった。それを受けたのが6月で、ラストチャンスとして受けれるのが12月。それまでに点数を跳ね上げなくてはならなかった。

その日、父と一緒に浮かない顔をしながら、新宿の紀伊国屋書店に行って、単語帳を買って帰路に着いた。

 

結果から言うと、12月のテストの点数は無事跳ね上がり、無事に高校も決まり安心して留学できた。

 

今からお伝えするのは、6月から12月に追い込まれて実践した勉強法だ。今でもその時に勉強したことは役立っているし、本当にやってよかったと思っている。

初めての留学、必ずよぎる不安は英語だろう。でも日本でどれだけ準備しておくかで、渡航してからの上達スピードは変わってくる。

そして、いかに自分の興味のあることと結び付けられるかがキーになってくる。

文法学習のポイント

正直英語が話せるようになった今でも、正確な文法を使っているのかは自信がない。だけど、なんとか伝わるものである。難しく考えてしまって、苦手意識を持たれがちな文法だが、中学英語の文法を完璧にするだけでほとんどのことを理解できるようになる。

だから中学時代に使っていた参考書を押入れから出して来ても良いし、本屋さんで中学生向けのものを買って来て勉強するのをお勧めする。自分はとにかく不安だったので、高校英語の参考書も買って勉強した。しかし、それも中学英語の応用であって、全くの新しい内容のものは殆ど含まれていなかったように記憶している。

特に日本人が苦手なのは、On、In、と言った前置詞、a、~~~sと言った複数形だ。それらは日本語にはあまり馴染みのない考え方だけど、現地の人はもちろん気になるところでもある。

 

これらは参考書を開いて机の上で理解するのが苦手であれば、絵や図を自分で書いてみるのも理解に繋がる。

 

あくまで考え方を掴めば良いのであって、テストの正答率を上げるためにやっている訳ではないのだ。だから参考書等は、あくまで最初の「ルールブック」と捉えること。

実際の会話や生活で、参考書に載っているような長い英文は使われない。理由は簡単で、だるいからである。誰もそんな長い言い回しをする人はいない。

だから、正答率よりもルールをいかにシンプルに落とし込んで理解をするかが文法の勉強のキーになってくる。なので、机に向かうだけが文法の勉強じゃない。以下に他のものを使った勉強方法を紹介したい。

 

映画やドラマを観て学習

これはリスニングの勉強にもなるから一石二鳥である。いきなり文法を考えながら聞いて理解することは難しいと思うので、字幕をつけて観ること。

そして、その日勉強した文法は何回使われたかをカウントして見ると良いだろう。ただ「楽しむ」スイッチだけではなく、「学び」のスイッチもオンになるからおすすめだ。

 

洋楽を聞く

これも好きな曲であれば自然と「理解したい!」という姿勢も強くなるはずだ。聞き取りから入る前に、まずは歌詞を調べて読んで理解できるかトライしてみると良いだろう。

ここでは音楽のジャンルも重要で、いくらKanye WestやKendrick Lamarが好きだからと言っていきなりラップから入ることはおすすめしない。

 

ジャンルによってはスラングだらけで、文法的観点からは間違った歌詞もあるからだ。

 

特に最近では”She cute.”と言ったようにBe動詞をスキップする言い回しも多く見られる。”I don’t know nothing.”みたいな否定が重複した言い方もあり、もう文法的に見るとただのカオスである。

洋楽のジャンルを間違うと、学校の先生が採点したら赤ペンだらけになるようなものが多いということも覚えておこう。

なので、以下ではいくつかの曲を入門編として紹介したい。

 

・Last Friday Night by Katy Perry

→ アメリカでは誰もが歌える不朽のポップクラシックになったこの曲。毎週金曜日になると、どこかのラジオステーションは必ずと言って良いほどかけていた覚えがある。

 

・Just The Way You Are by Bruno Mars

→ これもみんな大好きお馴染みの一曲。比較的ゆっくりで歌詞も追いやすいし、未だに色んな所でかかっているから歌えるようになっていると楽しいかも。

 

・Who Says by Selena Gomez

→ これは前の2曲と比べたら街で耳にする機会は少ないかもしれないけど、歌詞も分かりやすく、何より勉強で疲れてきた心に元気をくれる。結局そこが大事である。

 

リスニング力の強化

これに関しては、正直慣れでしかない。とにかく、いかに長い時間集中して英語を聞く状況を作れるかが大切になってくる。

「じゃあ、参考書に付いてきたリスニングCDを通勤・通学の時に聞こう!偉いな自分!」となるのも、または違う。

なぜなら実際にあんなにはっきりゆっくり話す人はいないから。ここでもどんなものに触れるかがやっぱり大切だ。いくつかおすすめを紹介したいと思う。

 

王道のリスニング教材である「映画」

基本的に、観たことのある映画を何回も方法を変えながら観ていくことをおすすめする。どういう事かと言うと、まずは自分のお気に入りの洋画を英語音声だけで観てみる。

内容はわかっているけど、「あれ、こんなに何言っているかわからないものなのか?」とか、この衣装こんなに綺麗だったんだなとか、字幕がないだけでたくさんの事に気がつくはず。

そして忘れずにやってほしいのが、聞き取れた単語をスペルが間違っていてもいいので、とにかく書き出して欲しい。

 

そして、2日日に英語字幕をつけてまた観て欲しい。昨日のリスニングの答え合わせにもなるし、「ここでこんな事を言っていたのか…。」とまたさらに気が付く事もあるはず。

3日目の最終日、また英語音声で見ながら聞き取れた単語を書き出して欲しい。1日目より書き出せた単語が1つでも増えていたらそれで良い。このやり方だと最低3回は同じ映画を観ることになるから、相当なお気に入りを観ることをおすすめする。

ちなみに、ディズニー映画は子供向けに作られているため、入門には最適。そして何より何回観てもモンスターズインクはやっぱり良い。

 

忙しい人には「TED TALK」

「映画なんて毎日観てるほど暇じゃないよ!」という方、怒らないで下さい。Ted Talkというのは別に喋るクマの映画ではなく、世界中の食、アート、コメディ、スポーツ、経済、更にヴォイスパーカッションといった様々なプロフェッショナルの人達がスピーチを行っているもの。

どの動画も10分前後のものがほとんどだから、スキマ時間にもサクッと観れる。日本語字幕も付けられるから、置いてきぼりになる事もなく楽しめる。慣れてきたら字幕なしも挑戦してみよう。

 

NHKラジオ英会話

ここまで本場の英語に体当たりしてきたけど、やっぱり丁寧に解説が付いて教えてくれるのも良いものである。ここではネイティブスピーカーが言った事も後から解説してくれるし、繰り返してくれるから学校の授業を受けているみたい。

さらにスラングやことわざ、イディオムなど教科書に載っていない事も教えてくれて、実用性も高い。本屋さんに行くと、毎月この放送と連動して使えるテキストがお手頃な値段で売っているから、それを使って後で復習できるようにするのもおすすめ。

そして気なる放送時間は朝と夜の1日2回あるから、朝型の人も夜型の自分みたいな人も聴けるっていうんだから、とりあえず聴いてみるしかないね!

 

日本人に最も難関なスピーキング対策

スピーキング対策だが、コンプレックスや苦手意識を持っている人が一番多いんじゃないだろうか。理由は人それぞれあるだろうが、やっぱり日本人は海外の人達に比べてシャイで大人しい人が多い。フレンズとかフルハウスで観るような、あんなベタに自分を表現していくのはやっぱり恥ずかしいと思う人が多いと思う。

なので、スピーキング上達のポイントは、とにかくオープンになること。これは日本語でも言えることだと思うが、自信なさげに言った言葉は絶対に伝わらない。自分もアメリカで過ごしていて、何度も表現に自信がないことがあり、何となく伝えたら100%聞き返された。

 

そこで、「もう思いっきり間違えてやろう!」という気持ちで言ってみたら、これが不思議なもので大体伝わる。

 

気持ち一つでこれだけ変わるのか、というぐらいに相手の取り方も変わってくる。この事を心に留めて、スピーキングと向き合ってみてほしい。

以下、スピーキング対策のポイントを紹介する。

 

ネイティブスピーカーと英語で話す

そう、ネイティブスピーカーだ。もちろん最初はかなりビビる。いきなり初めて会った外国の人達に、つたない英語で体当たりしろということではない。ベストな相手は、英語と日本語のバイリンガルの人だ。

向こうが日本語を話せると分かっているだけで、いくらか気持ちも安心できるし、自分をオープンにできるからおすすめだ。そして大切なのはどう話すか。好きな事をダラダラと話すのなんて難しいし、英語が身につくのも時間がかかる。そこで、まず必要な物は辞書と筆記用具。

時間を決めて、日本語を全く使わずに英語で話してみる。ここで分からない言葉を自分でわかるようにメモをしておく。自分で言い方が分からない言葉は、辞書を使って調べて使ってみよう。決めた時間が終わったら、後から分からなかった言葉を答え合わせしていく。

 

自分にはラッキーなことに、バイリンガルの優しい友達がいて、毎週土曜日の21時から1時間、このレッスンをスカイプでやってくれた。このレッスンのおかげで、アメリカ人と話すのも怖くなかった。

「自分はそんな友達いない!」という人、心配しないでほしい。今ではスカイプで英会話レッスンをしてくれる会社もあるので、まずは検索してみるといいと思う。「いや、自分はもっと社交的だ!なめないでほしい!」という方、東京や京都など観光地に沢山の外国人の方が来ているから、気軽に話しかけてみよう。

渡米したら、日本でどれだけ準備しても苦労する。だから、出発前のステージでは沢山失敗して、勇気を貯金しておこう。

 

頭の使い方を切り替える

英語や他の言語を話す時、ほとんどの人が最初にすること。それは、「日本語でまず考える→英語に順番に翻訳する→単語の順番を並び替える」という手順を無意識に踏んで英文を作ると思う。

ただこれは大きな間違いだ。このやり方だと、分からない単語があると引っかかってしまって、会話が先に進まないのである。ならばどうすればいいのか。

 

おすすめのやり方は、知っている英語で文を組み立てる方法だ。

 

例えば、「延期」という言葉が分からなかったとしよう。だけど「あとで」という言葉が分かるはずだ。だったらいかに文を「あとで」という言葉が上手くはまるような文にあわせていくか、ということになってくる。

文章で書くと、「こんなの当たり前じゃないか!」と思う人が多いと思うが、最初のうちは焦ってしまってそれも忘れてしまうものだ。文法がめちゃくちゃでも、まずは知ってる単語を並べて伝えることの方が、コミュニケーションでは先決であることを頭に入れて練習しよう。

 

一番大切な勉強は「単語」の暗記

個人的に一番大切だと思うのが、単語の勉強だ。どんなに文法がめちゃくちゃでも、とりあえず単語が並んでいれば相手なんとか汲み取れるし、その逆もしかりでこちらも単語を知っていれば、相手の伝えたい事を汲み取ることができる。

どれだけ沢山の単語を知っているかで、理解力も表現力も変わってくる。

単語の学習方法だが、沢山の勉強のやり方があるので、ここでもいくつか紹介していきたいと思う。

 

単語帳を使った学習

一番オーソドックスな勉強方法だと思うが、ここでもその使い方が大切になってくる。まずは、1日で覚える数を決める。そして、まずはそれらを声に出して読んでみる。

声に出すことで自分の耳にも入り、音も覚えられる。なので付録のCDやデータなどが付いていれば、ネイティブが発音する単語に合わせて練習出来るのでおすすめ。

そして、例文を書く。自分の周りの人やもの、好きなことと絡めて書くと、単語の意味も覚えやすい。そして1日の最後に、読み方と意味が分かっているかテストしてみよう。脳科学的に「寝る前にやると覚えやすい!?」と言うのが本当かは分からないが、自分は未だにやっている。

 

英語の本から分からない単語をピックアップ

これはひたすらシンプルで、洋書などの英文を読んでいって、分からない単語をノートに書いて、意味を調べていくというもの。これを続けていけば、自分だけの単語帳もできる。

いきなりハリーポッターなどからスタートすると、「分からない単語だらけで、心が折れてしまう…。」という人もいるはず。

そのため、スヌーピーなどの文字が少ない、子供向けの本からスタートしてみると丁度いいと思う。

 

他の勉強と一緒に単語も学ぶ

例えば、上記でも紹介したリスニングの勉強のために映画を観る時、分からない単語があったらその都度ノートに書き留めていく。

ただそれだけなので、習慣にしてしまえばあまり大変なことではない。一つのノートに書き留めていくと、自分だけの単語帳になるので、後から自分でテストしてみるとまた身につくとはずだ。

 

楽しんで学べることが大事!

ここまで長々といつも通り書いてきたが、要は楽しんで学べる方法を見つけられるかが大切になってくる。

言葉なんてすぐに結果が出るものではないし、気長に忍耐強く学んでいかなければいけない。

 

だったら、楽しんで学ぶ他ないだろう。

 

冒頭で書いた通り、自分はテンションで話を持っていくタイプの人間だったから、日本語だと上手く言葉が伝わらないと思っていた。

だが英語は、テンションで持っていける言語だと思っている。こちらが心を開いて、身振り手振りと本気で伝えれば伝わるし、こちらも楽しい。

だから自分は英語で外国人を接客している時の方が、日本人を接客している時より輝いていると日本でバイト先の店長に言われたのを覚えている。だから楽しんで学べれば、それでいいと思っている。

 

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