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ワーホリ時代の友達を訪ねるヨーロッパ旅行(1) ~ベルギー・オランダ・フランス(リヨン)~

公開:2019/11/19 著者:池本 美咲 733 Views

こんにちは、オーストラリアワーホリ経験者のみさきです。

 

オーストラリアでワーホリをして良かったことの一つが、世界各国に友達ができたことです。

 

語学学校では、積極的に日本人以外の学生と一緒にいるようにし、スイス、ドイツ、フランス、ベルギーなどヨーロッパ出身の友達とよく遊ぶようになりました。

友達からヨーロッパの話を聞くうちに興味がわき、人生1度はヨーロッパに旅行してみたいと思っていたので、ワーホリから帰国後に日本で働いてお金を貯め、ヨーロッパ5カ国を旅行しました。

ヨーロッパに行ったことない方にこの話をすると、「ヨーロッパは一番どこが良かったですか?」という質問をよく受けます。

 

私もこの時は5カ国を旅しただけですが、旅行で一番良かったという部分は、「その人にとって何が好きか?」ということによると思っています。

 

そこで、これからヨーロッパ旅行を考えている方のために、本記事では私が旅した5カ国のいいところやおすすめポイントをご紹介します。

 

※上記写真は、ベルギーで友達との再開時に撮影したものです。

ヨーロッパ個人旅行の手配とかかった費用

ヨーロッパも初体験、かつオーストラリアのワーホリ後ぶりの海外一人旅でした。

一人旅だけなら何をするのも自由ですが、友達に会いに行くということがこの旅の主な目的なので、一人旅よりも頭を使って計画する必要がありました。

 

回るルートの計画の仕方について

私が計画をたてた手順は、以下のような手順で計画して行きました。

 

1. まず地図で国の位置や移動距離を把握する。
2. 会いたい友達と予定のリストアップをする。
3. 最初の都市と最後の都市を決めて航空券を取る。
4. 宿泊先を確保する。

 

当時勤めていた派遣の仕事で運良く17日間休みをもらうことができたので、ゴールデンウィークを絡めて日程を計画しました。

17日間で会えるだけ人に会って、色々な場所を回ろうとすると、初めはどこから手をつけていいか分かりませんでした。

 

調べはうちに分かったのが、ヨーロッパは国同士が密接しているので、飛行機を使わなくても電車で簡単に国境を超えて移動できることです。

 

次に会いたい友達をリストアップして、空いている日程を聞き、それに合わせて予定を立てていきました。ヨーロッパ内の移動は、ユーレイルパスを利用して電車で移動しました。

 

航空券購入と回るルート

航空券は色々調べましたが、ANAの航空券で行きはドイツのフランクフルト乗り換えでベルギーのブリュッセル着、帰りはドイツのミュンヘン出発で日本まで直行便で、12〜13万円の間だったと記憶しています。

回った順番は、ベルギーからオランダへ、オランダからフランスへ、フランスではリヨンとパリの2都市を周り、スイスのベルンへ、スイスからはドイツ南部のコンスタンツへ、そのあとはヴュルツブルグへ移動して、ミュンヘンから帰国するというルートでした。

ほとんどは友達の家に泊めてもらうことができたので、ホテルに泊まったのはオランダへの一人旅の時のみでした。

 

旅のスタイルと総額費用

荷物も最小限にして服も何着かを着回して洗濯しながら回っていたので、大きめのスーツケース1つで移動をしてお土産も最小限にしました。

航空券と食費を含めた費用の総額は30万円少しでした。ヨーロッパ2〜3都市を日本からのガイド付きツアーで回ると、日程が短くても20万円を超える場合もあることから、コストパフォーマンスよく回れたと思っています。

泊めてもらって宿泊代を浮かすことができたのと、服やお土産など荷物を最低限にしたこと、行きの日程が日本の休暇のシーズンでなかったことが、節約できたポイントです。

 

ベルギー旅について

ベルギーは、こんな人にオススメです。

 

・チョコレートやワッフルなど甘いものが好き。
・ゴージャスで洗練された雰囲気の建物が好き。
・多言語でフレンドリーな文化が好き。

 

経由便のフライトで、真っ先に到着したのがベルギーのブリュッセルでした。

2人の仲の良かった友達がいたので、長時間で疲れたフライトでしたが、空港に迎えに来てくれて再会した時にはとても安心して嬉しかったです。

写真の友達が家族で住んでいる家に泊まらせてもらい、朝から庭で景色を見ながら紅茶とベルギーのパンの朝食を食べるなど、日本ではあまりない体験もしました。

 

小便小僧やワッフルやグランプラスなど定番コースから、ちょっと離れた近くのローカルの街まで、案内にしてもらってベルギーを短期間で満喫できました。

ローカルの街は、名前を忘れてしまったのですが、ガイドブックにはない素敵なお城があり、街中にはアジア人はほとんどいなかったので街ゆく人にチラチラ見られることもありました。

 

ベルギーが他のヨーロッパと比べて違うと思ったのが、人の雰囲気がヨーロッパの中ではフレンドリーだったことです。

 

ベルギーは移民の国で、言語も複数話されています、フランス語で絶対突き通そうとするフランス人のような頑なな感じではありませんでした。(もちろん人にもよりますが。)

私はフランス語は全く話せませんが、数日過ごしているとベルギーとフランスで話されているアクセントが同じフランス語でも違うのが分かり、面白いと思いました。

 

→ ブリュッセルでボートに乗って観光している様子。

 

オランダ旅について

オランダはこんな人におすすめです。

 

・花など自然が好き。
・川沿いのバーや屋台など現地のグルメも楽しみたい。

 

ヨーロッパの旅の中で唯一の一人行動でした。アムステルダムで定番の観光をしました。私が行ったのは5月だったので、チューリップの季節になんとか間に合いました。

 

チューリップは3〜5月が見頃なので、お花がお目当ての人はこの時期に行くのがおすすめです。

 

1日でキューヘンホフ公園やアムステルダム中央駅、アムステルダム美術館など急いで観光して回ったので、アムステルダムの名所を見尽くしたとは言えませんが、コンパクトに回っても見応えはあると言えます。

印象的だったのが、飲食店のバリエーションが多いことです。ヘリングというニシンに味付けをした料理のような定番グルメから、ポテトフライや揚げ物まで、屋台のように手軽に食べられる飲食店も充実していました。

一人で飲食店に入る勇気がない時は、屋台のようなお店で買って川沿いで座って食べることもできます。5月は日本よりも日が落ちるのが遅かったこともあり、外での飲食を楽しむ人も多かったです。

 

オランダでびっくりした出来事は、電車のチケットを買う時に駅員さんの女性がとてもイライラしていたことです。明日のチケットを買いたくて列に並んでいたのですが、ほとんどの他の人は当日のチケットを求めて並んでいたようでした。

私の番が来て、ただ”ticket for…”と言いかけただけなのに当日券だと思われて”Sold out!”と怒った声で言われてしまいました。”Tomorrow.”と言うとそのあとは普通に対応してくれました。

色々な国に行って思うのは、これはオランダ人の対応が悪いと一概に決めつけるような出来事ではなく、このオランダ人がたまた当たりが悪かったのだと思います。

 

海外でこうした経験をすると、その人個人の問題だったとしても、オランダ人全体にマイナスイメージがついてしまう危険性があるので、逆の立場になった時は気を付けないといけないと思います。

 

海外では電車が遅れたりすることも日常茶飯事です。

日本は電車やバスもそんなに遅れません。また、何が起こってもお客様の前では笑顔で接客する対応は、世界の中でも珍しいことです。

長く海外経験があると、日本の良さを改めて感じさせられます。

 

→ アムステルダムの街中の屋台の様子。

 

フランス・リヨン旅について

フランスのリヨンは、こんな人におすすめです。

 

・パリ以外のフランスを見てみたい。
・適度に都会で大都市すぎない場所が好き。
・フランス人の地元愛に触れたい。

 

こちらにも友達が2人いたので、街を案内してもらい、家にも泊めてもらった旅でした。フランスは広くて見所が一杯なので、リヨンを訪れてパリとは違うフランスも見ることができて良かったです。

レンガ色の屋根の家が並ぶ川沿いの景色はパリにはなかったですし、お店の雰囲気や広さもパリと比べてゆったりとしていた印象です。

友達の家の近くには公園があり、散歩もかねて家に向かうと、忙しい旅の中ゆったりした気持ちになりました。

 

アムステルダムからリヨンに電車で着いた時、到着後の安心感からお土産の入ったトートバッグを電車に忘れてしまいました。幸い貴重品は入っていなかったのですが、友達に渡す予定の日本の雑貨などが入ったものでした。

海外で忘れ物すると2度と出てこない印象がありましたが、友達が諦めず忘れ物センターに連れて行ってくれて、無事取り戻すことができました。

自分一人ではフランス語ができず困ったと思うので、ありがたい出来事でした。

 

「フランスで食べたいものは何?」と友達に聞かれたので、フランス料理では蛙やエスカルゴを食べると言う単純なイメージがあったので蛙の料理をリクエストしました。すると、本当にバーベキューで食用蛙を用意してくれて、そのままの姿で食べました。普段はそんな風に食べないそうですが、ホスピタリティ溢れるおもてなしでした。

別の友達は、地元の名物のフルーツタルトを手作りで作って持ってきてくれました。バーベキューをした家で飲み会みたいになり、遅くなったので予定を変更して泊まらせて貰うことになりました。

その時も友達の友達がさっと自分の部屋をあけてベッドカバーなどを交換して、「この部屋使ってね。」と部屋を譲ってくれました。初対面なのに自分の親戚のように対応してくれて、びっくりしました。

 

私の周りにいるフランス人だけでの印象ですが、結構地元愛が強いフランス人は多いです。

 

フランス語でしか話さない人もいるなど、フレンドリーでない印象を受けやすいですが、自分の土地に来てくれたり、興味を持って尋ねたりすると喜んで案内してくれます。

上記で紹介したベルギー人とは、また違うフレンドリーさを感じることができました。

普段はツンとしているお洒落な印象のフランス人にはこういう一面もあるということをこの記事から味わっていただけたら嬉しいです。

 

【まとめ】 留学の人脈を生かして節約旅をしてみよう!

ヨーロッパ周遊というと多額のお金がかかるイメージですが、持ち物を最小限にして行動したり、留学を通じて出会った友達を頼ったり、航空券のピーク時期を外したりなど工夫することで、費用を大幅に節約することができます。

 

語学留学でできた友達との関係を生かすも殺すも自分次第だと思います。興味がある国があれば、友達と連絡し続けていることで、思わぬところから旅のきっかけができました。

 

最近は、言語学習のアプリで日本にいながら海外の友達も作ることができますし、日本での国際交流イベントもあります。

ガイドブックは載っていない場所を、地元に詳しい人が案内をしてくれる旅はとても面白くて印象的です。

次回の記事では旅の続きとして、フランス・パリ、スイス、ドイツでの出来事やおすすめポイントを紹介します。ヨーロッパ旅行を考えている人の参考になれば嬉しいです。

 

 

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