ホームシックになったらどうする?対処法6個を紹介
留学に対する不安として、ホームシックがありますよね。
もしかしたら、すでにホームシックになって困っていて、この記事にたどり着いた人もいるのではないでしょうか。
ホームシックは多くの人が1回は経験することなので、対処法を知っていれば大丈夫です。今回はロサンゼルス留学中に、ホームシックになったときの対処法をご紹介します。
どうしてホームシックになるの?
ホームシックになってしまう一番の原因が「孤独」です。言葉が違う土地で暮らすことは、とても大変なことです。日本では簡単にできることも、言葉が違うだけで難易度が非常に高くなります。
たとえば、銀行でお金を両替したい時、日本では窓口やATMで問題なく手続きを済ませることができます。しかし、これが英語だったらどうでしょうか?
まず、銀行に行くことも怖いと思ってしまいますよね。
このように、とてもたくさんのことを考えます。語学学校ではないので、分からなくて当たり前ではありませんし、特段の手助けもありません。
実際に私も銀行で洗濯機に使う25セントのロールを両替しに行くのに、とても大変な思いをしました。
言葉が通じないことが続くと、だんだんと外に出る機会が減り、日本に帰りたいと思ってしまう心境に陥ってしまうのも良く分かります。
しかし、日本に帰るにも飛行機のチケットは高いので、現地に来て早々に一時帰国なんてことはできません。
ホームシックになってしまった時は、これから紹介する対処法を試してみてください。
ホームシック対処法①: 日本食レストランに行く
やはり食は、人間の生きる原点です。そして、日本人ならば古郷の日本食は恋しくなるものですし、食べることで元気をもらえます。
私が住んでいるロサンゼルスはラッキーなことに、日本人経営の日本食レストランがたくさんあります。
アメリカに限らず、ある程度メジャーな都市であれば、日本食レストランは何店舗もあるはずです。あまり田舎の地域に行くと、全く日本食レストランが無かったりするので、渡航先を決める時には頭の片隅に入れておきましょう。
ロサンゼルスの日本食のレストランが集まる場所は、ソーテル周辺やリトルトーキョーです。私の場合、ソーテルが一番近かったため、主にソーテルの日本食のレストランやスーパーに行っていました。
ソーテルには、ラーメンや焼き肉、寿司、居酒屋メニューが食べられるお店があります。
また、リトルトーキョーには、日本酒や日本のビールをメインに扱うバーや、本格的な手打ちうどんのお店がありました。値段は日本よりも高いですが、日本で食べる味が楽しめるので行ってみてください。
ホームシック対処法②: 日本食を作る
日本食のレストランに行くと、美味しい日本食が食べられますが、毎日行くのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、日本食を自分で作ることです。
ロサンゼルスには、「ニジヤ」や「ミツワ」、「マルカイ」といった日系スーパーがあります。日系スーパーに行くと、アメリカのスーパーでは売っていない食材を買うことができます。
例えば、唐揚げやコロッケ、メンチカツといった揚げ物類が大好きな人は多いと思います。日系スーパーに行けば、冷凍されていて揚げれば完成する食品がたくさん売っています。最初から自分で作る必要がないのは嬉しいですよね。
また、アメリカのスーパーでは、オレンジは普通に置いてありますが、ミカンが置いてあるところを見つけるのは大変でした。そんなときも、日系スーパーに行けば、ミカンを買うことができるので便利です。
しかし、1つだけ難点があります。いくら日系スーパーが便利とはいえ、アメリカで質の良い生魚を見つけるのは一番大変でした。生魚を食べる文化が無い欧米圏は、どこも一緒です。
また、アメリカで買う魚は、魚の血抜きの処理が上手くされておらず、生臭さが出ていることが多かったです。このことから、本当に美味しい生魚が食べたいのであれば、日本人経営のお寿司屋さんに行くしかないと思います。
ホームシック対処法③: 日本のアニメを観る・漫画を読む
アニメ好きであれば、日本のアニメを観るのも良いですね。「Netflix」などの動画配信サービスを契約していれば、いつでも好きなときにアニメを観ることができます。
私もホームシックになった時は、日本のアニメを見ていました。日本語を聞くと、やはりホッとすることが多かったです。私が見ていたアニメの種類としては、コメディ要素があってストーリーも面白いアニメが多かったです。
また、現在では多くの漫画アプリも出ているので、漫画を読むのも良いでしょう。
ホームシック対処法④: 友達に電話をする
仲の良い友達に電話をするのも有効です。語学学校に通っていると、英語しか話せないのでストレスがたまりますよね。
日本語であればあまり頭を使わずに話せるので、たまには日本語を話す時間も必要です。
話す友達は、日本にいる友達でも良いですし、現地で仲良くなった友達でも良いでしょう。
留学をしていると、「英語力を上げるために日本人とは関わらないようにしなきゃ。」と思うかもしれません。
しかし、困ったときや悩みがある時に、英語でそれを説明できるでしょうか?難しいですよね。そういった意味でも、特に海外生活に慣れるまでの期間は、気の合う日本人留学生との出会いは大切にした方が良いです。
友達と話すときは自分だけが話して終わりとなってしまうと、フェアではありません。友達も悩みを抱えていると思うので、しっかりと友達の話にも耳を傾けてあげましょう。
そうすることで、友達関係を長続きさせることができます。
ホームシック対処法⑤: ウォーキング
ロサンゼルスは毎日晴れる日が多いです。ホームシックになった時は、好きな場所を散歩してみましょう。ウォーキングをすることで、エンドルフィンやセロトニンが分泌されますよ。
エンドルフィンは20分以上運動をすることで分泌されます。
脳内麻薬とも呼ばれるエンドルフィンが分泌されることで、楽しい気持ちが戻ってきます。
また、セロトニンは30分以上太陽光を浴びることで、分泌されるものです。
セロトニンは、別名「ハッピーホルモン」とも言われ、やる気を回復させてくれる効果や、不安を解消する役割があります。
セロトニンの不足は、うつ病などの原因になります。ウォーキングなんて面倒だと思う気持ちは分かるのですが、少し頑張って散歩をしてみると、気分が変わりますよ。
私はビーチが好きなので、サンタモニカからベニスビーチまで散歩することが多かったです。自分の住む寮からサンタモニカまで歩いたこともありました。
さすがに2時間も3時間も歩く必要はないのですが、普段車で通るところを散歩してみると、新しいお店などの発見があり楽しいです。
ホームシック対処法⑥: 何もしない日を作る
今まですごく頑張ってきたけど、もうどうにもやる気が出ないという日もあるかもしれません。そんなときは、思い切って英語の勉強を一日休んでみるのはいかがでしょうか?
「せっかく留学をしているのだから、休むなんてできない!」と思うかもしれません。しかし、英語の勉強を一日くらい休んでも、英語力はそれほど変わらないです。それなら、一日しっかり休んでやる気を充電してから、次の日にまた頑張る方が良いと思いませんか?
何もしない日とは、ひたすら寝ることでも、お酒を飲みに行くことでもありません。また、仲間同士で学校や留学先についての悪口を言うことも避けましょう。
これは一時的には気分が良いかもしれませんが、やる気を回復させる解決方法にはなりません。
むしろ、「寝すぎた」「飲みすぎてしまった」「また悪口を言ってしまった」と、自分のことがますます嫌いになる原因になります。
自分のことが嫌いになると、もっとやる気が起きなくなってしまいます。
やる気を回復させるには、自分の好きなことをする方が効果的です。普段我慢してきたことがある場合は、それをやってみましょう。もし可能なら、お風呂の時間はゆっくり湯船につかるのも良いですね。
ホームシックは誰でもなる!上手く対処してやる気を持続させよう
以上、ホームシックへの対処法を6つ紹介しました。
実家生活で1人暮らしをしたことが無い人、元々寂しがり屋の人、今まさにホームシックで困っている人は、ぜひここで紹介した対処法を試してみてください。
きっと気持ちが楽になるはずです。
また、これから留学をする予定の人は、ホームシックは誰にでもあることで、対処法を知っていれば怖くありません。
孤独や不安と上手く付き合って克服するのも、自分の成長の1つです。
留学は英語力を上げるだけではなく、言葉が通じない不便な生活を克服していくことで、人間としての成長も期待できます。
そして、精神的に大人になるためには、乗り越えないといけないハードルです。是非、ハードルを乗り越えて、その先にある素敵な留学生活を楽しんでくさいね!