海外の刑事犯罪ドラマで良く出てくる英語表現とおすすめのドラマ4選
みなさんこんにちは!英会話講師のいとうです。海外ドラマフリークな方、年末年始はBinge-Watching(ビンジウォッチング=一気見)できましたか?
わたしは最近、海外ドラマのなかでも「刑事モノ」にハマっています。
吹替えで観るのも好きですが、英語音声で観ていると「この表現よく出てくるな~。」という言葉に出会うことが多く、やっぱり海外ドラマは英語学習にもいいんだなと実感します。
そんなわけで今回は「海外刑事ドラマでよくでる英語表現」をご紹介。一話で何回聞き取れるかチャレンジしてみてくださいね!
さらにわたしが内容的にも面白く、英語学習としてもおすすめできる海外の刑事/犯罪ドラマを4選ピックアップしました。
お正月は終わっちゃったけど、まだまだ寒さは続くし、おやすみの日は海外ドラマで引きこもっちゃいましょう!
海外の刑事 / 犯罪ドラマで良く出る英語表現
まずは、海外刑事・犯罪ドラマで良く出てくる英語表現について学んで行きましょう。
ある意味、日常会話の中ではあまり使わない専門用語だと思いますが、でも刑事ドラマを観る際には必須の表現になります。
この単語や表現を知らないと、ドラマを観ていても「ん?何言ってるの?」となってしまうので、抑えておきましょう。
You’re under arrest!!!(逮捕する!)
この表現は刑事がまさに犯人を逮捕する瞬間などによく使われています。日本語では、「お前を逮捕する!」といったところ。「be under arrest」で「逮捕される」という意味になるので、犯人が自分のことを説明する時には「I’m under arrest.(逮捕された。)」と言います。
Arrest for what?(何の容疑だよ?)
頻出というわけではありませんが、逮捕された人が使うセリフです。「ちょっと待ってくれ、いったいなんの容疑なんだ?」という意味合いで使われます。「Arrest for~」で「~の容疑で逮捕(拘束)する」という意味です。
Detective(刑事)
これもよく出てきます。「刑事さん」と呼びかけるときや、刑事仲間同士でも使われていますね。「Police」の方が馴染み深いですが、「Police」は家宅捜査や突撃するシーンで使われることが多く、文法的にも複数形のため、集団としての意味が強いのでしょう。ちなみに「警部」は「Captain」や「Inspector」などを使います。
Hate-Crime(憎悪犯罪)
日本の刑事ドラマではあまり耳にしない「憎悪犯罪」とは、人種やセクシャリティー、宗教などに対する偏見が原因で起こる犯罪のことを指します。
アメリカの刑事ドラマでは、白人が加害者・黒人が被害者というシチュエーションで「それはヘイトクライムでは?」などと検察側が追究しているシーンも多いですね。
ドラマで多く扱われるということは、まだまだ現実に人種差別があるということなのでしょう。そういった日本とは違う社会背景が垣間見られるのも海外ドラマの醍醐味!
Meth(覚せい剤)
海外の犯罪ドラマを見始めてから「へぇ~。」と思った単語です。発音は「メス」。「methamphetamine(メタンフェタミン)」の略のようです。
マリファナはいろいろ呼び方があり、「marihuana」や「weed」などと表現されています。地域や人種によって呼び方が違うので、その辺りをチェックするのも面白いかも!
ちなみにこれら薬物関係と必ずセットで出てくるのは「DEA(麻薬取締局)」です。FBIもかっこいいけど、DEAもかっこいいんですよ!
Victim(被害者) / Suspect(容疑者) / Unsub(犯人)
刑事ドラマ、犯罪ドラマでは欠かせない単語ですよね。ただ個人的な感覚では、容疑者の名前が分かった時点で名前呼びになっていることが多い気がします。
おすすめの海外刑事 / 犯罪ドラマ4選
それでは、見始めたら止まらないビンジウォッチング必至のおすすめ海外刑事/犯罪ドラマをご紹介します。
Law & order 性犯罪特捜部(ロウ&オーダー)
刑事モノと法廷モノがセットになったような内容です。ニューヨークに蔓延しているあらゆる性犯罪を取り上げています。本家本元は1990年にスタートした「Law & order」でしたので、かなりの長寿ドラマ。「Law & order 性犯罪特捜部」自体も、アメリカで最長記録となったシーズン20に突入した人気っぷり。
基本的には一話完結で進んでいくため、気になる部分だけをつまみ食いするのもおすすめです。性犯罪に対して、「被害者は1ミリも悪くない。」という姿勢をつらぬいているのが素敵!犯行シーンが直接的に描写されていることはないため、苦手な方でも安心して観られます。
Breaking Bad(ブレイキング・バッド)
高校の科学教師ウォルターが余命宣告され、残される家族のために「meth」の製造でお金を稼ぐというストーリー。海外ドラマにしては登場人物が少なく、非常に分かりやすくなっています。舞台となるニューメキシコのドラッグ事情や麻薬カルテルとのかけひき、スリリングに楽しめるドラマです!
シーズン5で完結となりましたが、科学教師から麻薬王へと変貌するウォルターの姿は見ごたえたっぷり。ついついビンジウォッチングしちゃうので、平日にはおすすめしません。(笑)
Criminal Minds(クリミナル・マインド) FBI vs 異常犯罪
ご存知、超人気大作「クリミナル・マインド」は、FBIのエリートたちが連続殺人など異常犯罪者と戦うストーリーです。一話完結で見やすいものの、犯行シーンはわりとしっかり描かれているため苦手な方は注意しましょう。
とにかくFBIがかっこいいので、それだけでビンジウォッチングできちゃいます!FBIモノが好きな方はぜひチェックしてくださいね。
SCORPION(スコーピオン)
IQ197の天才を筆頭に、トータルIQ700のチームで事件を解決していく内容です。4人のメンバーはそれぞれ異なる特技を持ち、凄まじいチームプレーが発揮されます。
また、IQが高すぎるゆえの苦悩なども描かれ、刑事/犯罪ドラマ以外の部分でも見ごたえがあるのが特徴です。残念ながらシーズン途中で打ち切りとなってしまったのが難点ですが、こちらも一話完結のため比較的観やすい作品でしょう。
「Law&order 性犯罪特捜部(ロウ&オーダー)」と「Breaking Bad(ブレイキング・バッド)」は、それぞれ性犯罪とメスというひとつのテーマを扱っているため、シリーズを通して何度も同じ英単語や英語表現が使われています。
「単語を覚えたい。」という方は、テーマが絞られているドラマを選ぶのがおすすめですよ!
超簡単!海外ドラマで英語学習をする5STEP
「海外ドラマは好きだけど、いい英語学習方法がイマイチつかめない…。」という方のために、わたしがおすすめする超簡単な方法をご紹介します。
1. 覚えたいセリフがあるシーンを決める
一通り日本語字幕or日本語吹替えで観て、その中で1分~長くても5分程度の「覚えたいセリフがあるシーン」を決めます。
2. 英語音声で観る
まずはリラックスして、そのシーンのみ英語音声で観てみましょう。この段階では特に何もしなくてOKです!
3. 聞き取りチャレンジ(ディクテーション)
もう一度、英語音声のみで観ながら聞こえた単語やフレーズを書き出します。スペルが分からない時はカタカナでもOKです。
4. 英語音声 + 英語字幕で聞き取りチェック
今度は英語字幕をつけて観て、どれくらい聞き取りができていたかをチェックしましょう。この際、余裕がある時には新出単語や表現の意味・スペルまでチェックできると最高です!
5. 英語音声 + 英語字幕でシャドーイング
意味が把握できたら、数回シャドーイングを行います。慣れなどに合わせ字幕は消してもOKですが、完全に暗記できるまでくりかえすのがコツ。また、音のつながりや抑揚などを意識して、セリフ完コピを目指してください。
【まとめ】 何度も出てくる単語は覚えやすい!
「海外ドラマだけで英語ペラペラ」は、ちょっと難しいでしょう。しかし、何度も繰り返し出てくる英単語や表現は、ドラマであっても意外と記憶にしっかり定着してくれます!
そのため、犯罪ドラマのように「よく出る単語」が決まっているドラマはとても覚えやすいんです。
これが恋愛モノだと、決まった単語・表現というよりもシチュエーションごとの「前置き」や「言いまわし」などが勉強になるでしょう。
いろいろなドラマでさまざまな学び方があるので、次回は恋愛ドラマや映画で学びやすい表現をご紹介しますね。
役者さんの表情や声色まで似せるように真似すると、覚えるのも早いですよ!
ぜひ、楽しみながら英語に触れていってください。