日本で英語を身につける方法はあるの?英語環境の作り方を紹介
こんにちは、オーストラリアワーホリ経験者のみさきです。
オーストラリアのワーホリから帰国して10年になる私ですが、日本にいながらも英語に触れる機会を作るように心がけてきました。
そこで、今回の記事のテーマは、「日本にいながらもどう英語に触れられる環境を作っていくのか?」という部分について解説します。
対面の場では私が住んでいた関西での例を出しながら、またオンラインでもアプリなどで英語に触れられる場を紹介します。
日本で英語に触れるとなると、仕事で英語を使うことも一つの方法です。しかし、本記事では英語を使う仕事ではなく、プライベートな時間を使って取り組めることを紹介しています。
※上記写真は、英会話カフェでイベントを主催した時の様子。
誰もが真っ先に思い浮かぶ「英会話スクール」
コスパ ★☆☆
シャイでもできる ★★☆
敷居の低さ ★☆☆
質の高さ ★★★
英語を話すとなると、真っ先に思い浮かべるのが英会話スクールに通うことではないでしょうか。私も、ワーホリをすると決めてからは約1年英会話スクールに通っていました。
英会話スクールのいいところは、以下のようなポイントです。
英会話スクールによっては、マンツーマンレッスンとグループレッスンを開催していて、自分のレベルに合わせた内容を学べます。
こんな方は英会話スクールで学ぶといいでしょう。
私の通っていた英会話スクール(The New Village: https://thenewvillage.co.jp/)は、アットホームでカフェに来たような感覚でレッスンを受けることができます。関西にお住まいの方は、参考にしてみてください。
英会話スクールに実際に通ってみて、想定外だったことは以下の2点です。
学校のように、通っていれば仲間が勝手にできて、楽しく学べると私は通う前に思っていました。しかし、週1回とか、多くても2〜3回通う程度では同じ人と出会う確率もそんなにありません。
また、1レッスン90分と一緒にいる時間も限られているので、海外の語学学校のように打ち解けるには時間が短すぎる部分もあります。
仮に毎回同じメンバーだったとしても、高校や大学のように「毎日顔を合わせて自然に仲良くなる。」までは辿り着きにくかったです。
英会話スクールで一緒に学ぶ友達が欲しいなら、自分から積極的に話しかけていくことが大切です。
これは、外国人の講師と仲良くなりたい場合も同じことが言えます。
また同時に、海外の語学学校でも全く同じことです。黙っていても相手からガンガン話し掛けてくるという状況にはなりにくいのです。
英語力アップには「会話してなんぼ」の部分があるので、英会話スクールは人並み以上の積極性がある人に向いていると思います。
もう一つ感じたことは、習い事とかジムに行く場合など何でもそうだと思うのですが、定期的に足を運ぶのは時にはエネルギーを使うこともあります。
行ってしまえばなんてことないけど、行くまでが「えいっ」と気合を入れる必要がある。こんな感覚、体験したことはないでしょうか?
対面の英会話スクールは金額も安くはないので、これを理由に「お金を払っているから行かなきゃ!」と義務意識を持ってしまうと、逆に継続するのは難しくなります。自分で英会話スクールが楽しくなる工夫ができれば、学ぶ質も高いので効率の良い使い方ができるでしょう。
気軽な英会話なら「英会話カフェ」と「ストアカ」
コスパ ★★☆
シャイでもできる ★★☆
敷居の低さ ★★☆
質の高さ ★★☆
英会話スクールに行かずとも、英語や海外が好きな人が集まる場所として英会話カフェやLanguage Exchange(ランゲージ・エクスチェンジ)という場があります。
英会話カフェには、英会話スクールに併設されているものもあったり、英会話が好きな個人や団体が街中のレンタルスペースなどで主宰していたりするものもあります。
住んでいる地域名、例えば大阪の場合「英会話カフェ 大阪」などと検索すれば探すことができます。英会話スクールに行くよりもリーズナブルな価格で英会話を楽しむことができます。以下のようなタイプに英会話カフェはオススメです。
私が大阪でよく行っていた英会話カフェ(語学とおけいこ フリースペース C flat: http://www.freespacecflat.com/)では、英語だけでなくイタリア語や中国語の交流会やレッスンも行われています。こちらは、レンタルスペースとしての機能もあります。
全国の単発の英会話講座や、英会話カフェを探したい場合は、ストアカ(https://www.street-academy.com/)を利用するのも良いでしょう。自分の地域を検索すると、個人で開催しているレッスンや英会話の場を探すことができます。
先生により個人差はありますが、大手スクールなどに比べて安価で学べる機会も多いです。オンラインでなく対面での開催にストアカはこだわっているので、実際に足を運べるレッスンや英会話カフェ会を探すことができます。
一方、英会話カフェ内にすでにあるイベントでは、以下のようなデメリットもあります。
そんな時は、思い切ってレンタルスペースなどを借り、自分で会を主宰をするのもオススメです。
自分が教えなくても「英語の勉強会」、「英会話朝活」、「外国人の友達を作る会」という名目なら、勉強したい人も多いので集まります。
ただ、最初からレンタルスペースで開催するのは、費用もあるのでハードルが高いかもしれません。そこで、次に紹介する「Meetup」や「こくちーず」なら自分での主催も気軽にすることができます。
個人開催を探したり主催もできたりする「Meetup」
コスパ ★★★
シャイでもできる ★☆☆
敷居の低さ ★★★
質の高さ ★☆☆
例えば、大阪では週末の朝や平日の夜などに駅の近くのビル内のカフェで、個人が主催する英会話の会が行われています。私も参加したことがありますが、参加費は500円や飲み物代だけなど安価でした。
Meetup(https://www.meetup.com/ja-JP/)を使うと、そんな個人主催の場を探すことができます。
Meetupは日本国内だけでなく世界中の方が使っているため、海外でもMeetup経由で積極的に交流している方は多いです。
海外でも使用率の高いMeetupでは、外国人で主宰をしている人(日本語を話せる人もいる)がいるのも特徴です。以下のような方にはオススメです。
会の形式は様々で、英語でフリートークをする場合もあれば、主題が決まっているものもあります。Language Exchangeと言って、外国人に日本語を教える代わりに日本人は英語を教えてもらう、交換で教え合いをする場もあります。
中にはアクティブに、日本人と外国人が集まるバーベキューや、体育館でスポーツをする場、レンタルキッチンで一緒にクッキングを楽しむなどの体験型のイベントもあります。
私も英語好きな仲間で人を集めて、英会話カフェを駅近くのカフェで主催したことがあります。まず来れそうな友達と日時を合わせて日を決めて、イベントページで告知をすると、意外に知らない人でも参加してくれるものです。
Meetup以外では、こくちーず(https://www.kokuchpro.com/)という媒体でも自分でイベントを登録して人を集めることができます。
こちらは色々なジャンルが登録されており、ビジネスの勉強会などが多いですが、英会話もジャンルもあります。
たくさんの人が見ている人気の媒体です。
オンラインで外国人の友達を作る「言語学習アプリ」
コスパ ★★★
シャイでもできる ★★★
敷居の低さ ★★☆
質の高さ ★☆☆
ここまでは、対面する英語を話す場を紹介してきましたが、「シャイだから人前で話すのは苦手だし、社交的ではないんです…。」という皆さんもご安心ください。
今から紹介するのは、オンライン完結で外国人とやりとりをするアプリです。以下のような方にオススメです。(希望であれば通話もできます)
Hello Talk
Hello Talk(https://www.hellotalk.com/)は、言語を学びたい人同士が繋がる、先ほど紹介したLanguage ExchangeのWeb版で、無料で使えます。
出会い系のアプリではないので、予めそういう目的の人でなく言語学習に興味のある人に絞られているのが特徴で、LineのIDなど他のIDを聞く行為が基本的にできないようになっています。安全性を重視する方にはオススメです。
Tandem(タンデム)
Tandem(https://www.tandem.net/ja/partner/japan)も言語学習の相手を探すためのアプリです。予め異性の拒否設定や年齢制限などもできるので、出会い目的で話しかけてくる人を阻止することができます。
私の知人はこのアプリで、インドネシア人の女性とやりとりを続けて、来日した時に会うまで仲良くなっていました。海外に住んでいて、日本にいつか来たいと思っている外国人もいるので、良いやりとりができるとリアルな出会いに繋がることもあります。
自宅でレッスンするなら「オンライン英会話」
コスパ ★★☆
シャイでもできる ★★★
敷居の低さ ★☆☆
質の高さ ★★★
英会話スクールに通うよりも手軽にできるのが、自宅でできるオンライン英会話です。
アメリカ・イギリス・オーストラリアなどネイティブの講師と話せる場もありますし、最近増えているのがフィリピンの講師と話せる会社です。オンライン英会話は、こんな方にオススメです。
パソコンはもちろん、スマートフォンでも好きな端末で、好きな場所で受けることができます。
私も、DMM英会話(https://eikaiwa.dmm.com/)に登録して、1ヶ月1レッスンを出来るだけ毎日受けたことがあります。
対面のスクールのレッスンと同じで、以下の部分は重要な要素です。
家を出てスクールに行く手間は省けるので、街中のスクールに通うよりはハードルが低かったです。しかし、オンライン英会話では「毎日受けるとお得!」など受け放題を謳っている会社も多いので、途中「受けることが目的になってしまっている。」感覚に少しなりました。
DMM英会話の良いところは、レッスンマテリアル(教材)が充実していることです。私が気に入っていたのは、「デイリーニュース」です。人見知りしてしまう人でも、日頃話題になりそうなことを題材にすることで先生と仲良くなるキッカケ作りができます。
毎日フリートークということもできますが、何かしら教材があった方が新しい単語も学べるし、会話のバリエーションも増やすことができます。
【まとめ】 英語学習は継続が命!
以上ご紹介した通り、日本国内にも英語を学べる場所があります。
英語学習は継続性が大事なので、日本国内にいると仕事をしている中で、空いた時間を利用して取り組まないといけません。
継続するためには、楽しさを見いだせないと続けるのは困難です。誰でも最初は全く聞けない・話せない状態からスタートするので、そこに楽しみを見いだすのは難しい部分もあります。
毎日英語を使わざるを得ない環境に身を置く留学(ワーホリ)の方が、英語に慣れるスピードは格段に早いのは間違いありません。また、留学経験することで、英語を使う楽しさを味わうことができます。
そういう意味では、留学やワーホリ後の英語力維持や、さらなる英語力アップの場として、今回ご紹介した英語環境を利用するとベストではないでしょうか。
オンラインや、個人での会の開催が発達してきた今、日本でも英語を話す場はたくさんあります。留学前と留学後に、上手にこれらのツールを活用したいものです。
この記事で、あなたが英語に触れる一歩のきっかけができれば嬉しいです。