留学を成功させるために!失敗しない語学学校の選び方を解説
語学学校は、語学留学だけでなく、海外の大学に進学する際にも準備期間として通うことがあります。
しかし、ひとくちに語学学校と言っても非常に多くの語学学校があるので、迷ってしまいますよね。
今回は、「自分に合った語学学校を探すにはどうしたら良いのか?」について解説します。
語学学校の授業内容にあまり差はない?
実は、語学学校の授業内容にはそれほど差はありません。
授業の進め方はいろいろな方法があると思います。しかし、英語を勉強していることには変わりないので、文法に関してはどこも同じことを学びますよね。
また、スピーキングのテーマも、周りの人の話を聞いている感じでは、わりと似たようなテーマについて話すことが多いように感じます。
例えば、自分の国の文化や政治、意見が分かれやすいテーマなどですね。さらに、試験英語もTOEFLやIELTSはどこの語学学校も取り扱っていることがほとんどです。
このことから、授業の進め方に違いはあっても、語学学校で学べる内容には、それほど大きな差が出ることはないでしょう。
語学学校を選ぶ時には、授業内容ではなく、雰囲気や立地、授業料などほかのポイントから選ぶことが大切だと思います。
語学学校をリスト化しよう!
最初にやっておきたいのが、語学学校のリスト化です。
留学したい都市には、どんな語学学校があるのかをリサーチします。
インターネットで調べると分かりますが、多くの語学学校が存在しますので、ある程度留学したい都市が決まっていると良いですね。
留学に関するウェブサイトを見てみると、語学学校がたくさん出てくると思うので、それをリストにしてみると良いです。リストはExcelで作ると見やすいですよ。
自分が行きたい都市にある語学学校を一通りリスト化したら、自分が優先したい条件の語学学校を残して、それ以外は削除していきます。注目した方が良い条件については、後ほど紹介します。
リストには、学校のURLや費用、国籍の比率など、リスト上にあったら判断するのに役立つことを記載すると良いでしょう。
以下からは、学校を選ぶ際のポイントを紹介していきます。
語学学校の決め方①: 立地から選ぶ
語学学校の決め方として、立地から選ぶ方法があります。
ダウンタウンなどに位置していて、移動するのに便利な語学学校もあれば、比較的静かな場所に位置している語学学校もあります。
大抵の場合、民間の語学学校はダウンタウン(市内)といった中心地にあることが多いです。一方で、大学が運営していて大学の敷地内にある語学学校であれば、中心地から少し離れた郊外であることが多いです。
もちろん、民間の語学学校でも郊外にキャンパスを構えているケースもありますが、学生たちの通学の便を考えて郊外であっても、交通の便が良いところや、ダウンタウンの少し外れた程度のロケーションが大半です。
放課後に色々な場所に出かけたい人であれば、ダウンタウンにある語学学校を選ぶと良いでしょう。一方で、中心地に遊びに行くのは週末で十分という人は、大学の運営している語学学校も候補に入れても良いでしょう。
語学学校の決め方②: アクティビティから選ぶ
多くの語学学校では、放課後にアクティビティというものを実施しています。
アクティビティは語学学校によって異なり、内容も多岐に渡ります。
例えば、私が通っていた語学学校では、平日はベニスやサンタモニカビーチなどに遊びに行くといったアクティビティがありました。また、週末にはユニバーサルスタジオハリウッドやラスベガス、サンフランシスコなどに行けるアクティビティもありましたよ。
費用は無料なものもありますが、交通費やツアー料金がかかることがあります。語学学校のホームページを見れば、どういったアクティビティを開催しているのか分かるのでチェックしてみてください。
また、放課後に行われるアクティビティだけでなく、語学学校によっては午後をアクティビティの時間にしているところもあります。
カヤックやヨガ、ダンス、乗馬など語学学校によって内容は異なるので、英語以外に体験したいことがある場合、やりたいことができる語学学校を選んでも良いですね。
あと、アクティビティの意義に関しては、友達と打ち解ける場として大事だったりします。教室での授業の場だけでは、本当に気の合う決まった友達関係になってしまいがちです。また、自分のクラス以外の友達を作るという意味でも、アクティビティは重要なポイントだったりします。
自分の好きなアクティビティが開催されていれば、楽しみながら交流を深めることができるので、アクティビティの内容もチェックしておきましょう。
語学学校の決め方③: ブランドから選ぶ
学校のブランドから選ぶのも1つの方法です。
語学学校の中には、有名大学が運営している語学学校があります。民間の学校でも複数の国や都市にキャンパスを構える語学学校があります。
アメリカの大学付属校であれば、カリフォルニア州立大学(ロサンゼルス・リバーサイド・アーバイン・デイビス・サンディエゴ)や、ワシントン大学、ボストン大学などがあります。
大学付属の語学学校に入学するメリットとして、授業の質がとても良いことや、大学の施設を利用できることがあります。特に大学の施設を利用できるのは、大きなメリットではないでしょうか。
たとえば、UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)附属の語学学校であれば、大学内のジムや図書館、病院などが利用可能です。
大学内のジムが利用できれば、わざわざお金を払って、民間のジムに行く必要がありません。また、図書館が使えることで、洋書もいつでも読むことができます。
カリフォルニア州立大学のリバーサイド校では、大学の講義に参加できるプログラムもあります。有名大学での生活を少し体験してみたい人は、大学付属の語学学校を検討してみても良いですね。
ただし、充実した施設を利用できる分、授業料は割高になる傾向があります。自分にとって、必要な要素であるかどうか検討して決めるようにしましょう。
語学学校の決め方④: 授業料から選ぶ
語学学校を選ぶ際のポイントとして、授業料から選ぶことも挙げられます。
まずは予算を決めてみて、自分の予算内に収まるような語学学校を探すと良いでしょう。
費用が安くても評判の良い語学学校もありますよ。
同じ語学学校であっても、夜間コースやフルタイムではないプログラムだと、朝から始まるプログラムよりも値段が安くなる傾向があります。
夜間コースのある語学学校を選ぶと、ワーキングホリデーの方々は昼間アルバイトして、夜から学校に通うことができるので時間を有効に使うことができます。
語学学校の決め方⑤: 国籍の比率から選ぶ
国籍の比率も語学学校を選ぶ上でのポイントとなるでしょう。
留学エージェントの語学学校のページやパンフレットを見ると、国籍の比率が書いてあることが多いです。
国籍の比率をよく見てみると、アジア圏からの留学生が多い語学学校や中東・南米からの留学生が多い語学学校、国籍の比率のバランスが取れている語学学校があります。自分はどのような学校であれば楽しく過ごせそうか考えてみましょう。
また、日本人の割合もパンフレットやウェブサイトに書かれていることがあります。日本人の比率を重視するのであれば、そういったところにも注目してみましょう。
個人的な意見ですが、英語環境を重視するがあまり日本人が殆どいない語学学校を選ぶと、困った時に相談できる人が身近にいないなど、色々と不便な状況になるかもしれません。
大抵、日本人が殆どいない語学学校は、日本マーケットに力を入れていない学校が多くなるため、日本人スタッフも在籍していないケースが多くなります。
日本人が極端に少ない学校を希望する場合は、せめて日本人スタッフが在籍している学校を選んで、いざという時に日本語で助けてもらえるようにしておくと良いでしょう。
また、ある程度の大きさの都市では、日本人比率の少ない語学学校を探すのは難しくなります。大都市で日本人が少ない学校は、単純に人気の無い(評判が良くない)語学学校であ可能性が高くなるので、良くリサーチしましょう。
リストには必ず費用を入れよう!
大体の語学学校に目星がついたら、語学学校リストに必ず入れておきたいのが、以下の費用項目です。
・飛行機代
・保険料
・滞在費
・交通費
留学にかかる費用が分からないと、必要な金額やいくら貯めれば良いのかも分かりません。
大体の金額で計算するのも良くないです。大体で計算をすると、知らぬ間に予算オーバーになってしまうことも考えられます。このことから、留学をするために具体的にいくら必要なのか計算することはとても大切です。
具体的な値段を調べるために、外貨計算アプリをダウンロードしておくと良いですよ。ご両親にお金を出してもらう場合、具体的な値段を把握しておくことは、「自分は本当に留学をしたいから、徹底的にリサーチをした。」という留学に対する熱意のアピールにもなります。
重視するポイントを明確にして語学学校を選ぼう!
この記事では、語学学校を選ぶ際のポイントについて紹介しました。
語学学校は授業内容には、それほど大きな差はないのですが、その他の条件によって雰囲気などが大きく異なってきます。
自分に合った語学学校を見つけるために、「どのような条件を重視したいのか?」ということを考えて、優先順位を付けると良いでしょう。
絶対に譲れないポイントを妥協しないことが、留学を成功させるカギだと私は思っています。