私が2か所のリゾートバイトを経験してみて分かったこと ~留学編~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

私が2か所のリゾートバイトを経験してみて分かったこと ~留学編~

公開:2020/02/03 著者:熊本 千夏 1000 Views

留学資金を貯めるために、リゾートバイト(住み込みバイト)をしようと考えている人は多いと思います。

そこで、この記事ではどのくらい稼げるのか、自由時間に勉強はできるのか、という点を紹介したいと思います。

また、今回は留学編ということで主に留学する人向けに書いていますが、以前に書いたリゾートバイトの記事も併せて読んでいただけると嬉しいです。

 

私がリゾートバイトしたところ

まずは私が派遣されたバイト先2カ所を紹介します。

 

長野の保養所

・契約期間:3か月

・就業場所:宿泊施設内のフレンチレストラン(朝バイキング、夜コース料理)

・仕事内容:営業中はレストランのホールスタッフ、営業時間外はホール内の清掃等

・従業員:レストランスタッフ20名弱ほど(内派遣社員は5~6人くらい)、平均年齢28歳くらい

・契約内容:時給1,100円、1日8時間(残業ほぼなし)、シフト制(中抜けシフトあり)、1か月で10日前後の休日、交通費支給(期間満了、上限1万5,000円)、1日2食のまかないあり(勤務日のみ)

・寮:職場から車で10分(通勤は会社のバスで送り迎え)、個室でTV、冷蔵庫、暖房、ユニットバス付、共用リビング・キッチンスペースあり、洗濯機・乾燥機あり、お買い物バスあり

 

京都の旅館

・契約期間:2.5か月

・就業場所:旅館内の和食のお食事処(朝バイキング、夜コース料理)

・仕事内容:食事処内のホールスタッフ

・従業員数:レストランスタッフ25名ほど(内派遣社員は10人)、平均年齢21歳くらい

・契約内容:時給1,100円、1日10時間以上が多い、シフト制(ほぼ中抜けシフト)、休日は1か月10日ほど、交通費支給(期間満了、上限2万円)、1食200円の弁当支給

・寮:職場から1駅(定期代は支給)、個室でTV、冷蔵庫、暖房付き、共用キッチン・トイレ・シャワールーム・洗濯機・乾燥機あり、旅館の温泉入浴可

 

リゾートバイトは稼げるのか?

長野でリゾートバイトしていた時は月に約15~18万円ほど稼いでいました。一方、京都では月に18~23万円ほどでした。

給料が高かったのは京都でしたが、賄いの支給はありませんでした。1食200円の弁当がありましたが、そちらは食べずにコンビニ弁当を買っていたので月2万円ほど食費がかかっていました。

また、どちらの職場でも仕事仲間と飲みに行くことが多く、出費は多かったです。これは付き合いではなく、派遣同士は特に仲良くなりやすいため、休みが合えば飲みに行く話になっていました。

 

普通にバイトする場合とどっちが稼げるかですが、私はそこまで変わらないと思います。

 

宿泊施設のバイト(ほとんどのリゾートバイトが宿泊施設勤務)は客数によって急遽休みになったりするので、思ったよりも稼げないこともあります。

ただし、リゾートバイトの場合は、宿泊費が掛かりません。食事も無料で賄い支給される職場を選べば、その生活費分を貯金に回せるので、一人暮らしをしながら仕事をするよりはお金は貯めやすいです。

そのため、100万円稼ぎたい人は、半年間リゾートバイトすることをお勧めします。

 

 

仕事しながら勉強できるのか?

「休みの日に勉強はできるのか?」という部分ですが、勉強はできます。

私は、休日は仕事仲間や地元の友達と遊びに行っていたので勉強はしていなかったのですが、派遣仲間は休日に勉強している人が多かったです。

 

派遣仲間の話によると、部屋ではダラダラしてしまうという理由から、カフェに行って勉強をする人が多かったです。

 

派遣仲間は客が少ない、お気に入りのカフェを見つけていました。私も教えてもらったカフェに行って、この留学コラムを執筆していました。

 

→ 長野の保養所の近くで夕暮れ時を撮影した写真。

 

リゾートバイトと留学生活どっちが大変か?

リゾートバイトを途中で辞めてしまう人は多いです。契約期間を短縮したり、誰にも何も言わずに消えてしまったりという人もいます。

留学する方が大変そうだから、「リゾートバイトでやっていけなかったら、留学も無理なのかも…。」と考える人も多いはず。

実際のところはどうなのか、私の経験をもとに考えてみます。

 

職場の人間関係

まず、途中で辞めてしまう人のほとんどは、人間関係が上手く行かなくて辞めてしまう人が多いです。

典型的な例としては、以下のようなものです。

 

・社員や他の派遣社員と性格上合わずに孤立してしまう人
・上の人の方針について行けず衝突してしまう人
・遅刻が続き他の人からいろいろ言われてしまう人

 

人間関係は、どこに行っても突き当たる問題です。自分と苦手な人と出会った時にどう対応するか、自分が人から嫌われた時にその人とどう付き合っていくかを知る必要があります。

そうは言っても、中には「自分は人付き合いが苦手…。」という人もいるでしょう。そういう人も特段心配しなくていいと思います。

派遣で来る人は、これから留学する予備軍ばかりではありません。既にいろいろなところでバイトしていたり、過去にワーホリしていたり、バックパッカーだったという人が多いので、みなさん本当にコミュ力が高いです。

 

要するに、コミュ力が高い人は、向こうからガンガン話しかけてきてくれます。

 

私の経験上、留学している人や過去に経験している人は最低限のコミュ力があり、人付き合いが上手いです。外国人に囲まれて生活していた経験もあると、外国人が持つ積極性を体で学んでいる人が多いんです。

また、留学を考える人って、そもそも性格が明るくて陽気な人が多いのかもしれません。(笑)

そういう人たちと仲良くしていると、周りの人たちも次第に話しかけてくれるようになります。その時に逃げずに、笑顔で対応していきましょう。少しずつ人付き合いができるようになってきます。

 

一人暮らしの環境に違いはあるか?

私はずっと実家暮らしでいたため、リゾートバイトで初めて家を出て寮暮らしをしました。その後、留学先で初めて一人暮らしも経験しましたが、留学先のひとり暮らしもシェアハウスなので寮とあまり変わりません。

私は、ずっと実家暮らしでしたが、料理もできるし、そこそこきれい好きなので定期的に掃除もしますし、整理整頓も苦にならないので、特段困ったことはありませんでした。

留学中に節約したいなら、絶対に自炊をするべきです。料理ができない人は、実家にいる間に何品か作れるように練習することをお勧めします。

 

リゾートバイトの大変なところ

リゾートバイトの大変なところは、中抜けシフトです。朝早く出勤して、お昼に一回帰って、夜もう一度出勤するというのは想像以上に辛いです。

私は睡眠が大事なタイプなので、中抜けで帰ると即寝ていました。睡眠時間が少なくても問題ない人は、勉強したりできるかもしれませんが。

また、レストランホールスタッフは肉体労働です。勤務中は1回も座ることはありません。何時間も立ちっぱなしで、歩き回るのは本当に辛いです。毎日、家に帰ると足が痛くてマッサージが欠かせません。

 

→ レストランのホールスタッフは肉体労働。

 

一方、留学の大変なところは、やはり言語の壁です。どんなに英語ができる実感があったとしても、実際に留学してみると相手が何を言っているのか分からないことが多々あります。自分の言っていることが通じない…なんてことはよくあります。

また、文化の違いに驚くことも多いです。特に日本は便利で不自由なことも少ない国ということもあって、他国と違うところが多いです。

正規留学すると、現地の人の中にアジア人自分だけということも少なくありません。その時にいかにコミュニケーションが取れるか、孤立してもやっていけるか、という問題はあります。

 

どちらも大変は大変なのですが、大変さの種類が違います。リゾートバイトは肉体的に大変ですし、留学は精神的に大変なことが多いと表現した方が適切です。

 

【まとめ】 積極性と行動力は重要!

リゾートバイトと留学を経験した私の意見ですが、思ったことを書いてみました。

 

リゾートバイトは、お金を稼ぐという目的もありますが、留学経験者も多くリゾートバイトをしているので、彼らから体験談を聞いたり、情報収集したりできるメリットもあります。

 

繰り返しますが、リゾートバイトと留学は、両方大変なところがありますが、大変さの種類が違うことを強調しておきます。

そのため、万が一リゾートバイトをやってみたものの、人間関係や肉体的に厳しいという理由から途中で辞めることになったとしても、留学中の精神的な大変さとはまた異なるものです。

ですので、仮にリゾートバイトが上手く行かなかったとしても、「留学でやっていけない…。」と落ち込む必要性はありませんし、「たまたま職場が自分に合わなかっただけ!」と気持ちを切り替えて留学に目を向けるようにしましょう!

 

リゾートバイトも今の生活に区切りをつけて、新しい環境で挑戦することになります。リゾートバイトに挑戦する人は、留学する人たちが持っている積極性と行動力を持ち合わせていることに違いはありません!

あくまで私自身、周りの人を見て書いたので、必ずしも全員に当てはまるとは思いませんが、参考にしていただければ幸いです。

次回は、「リゾートバイトの選び方」について紹介していきますので見ていただければ幸いです。

 

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この記事を書いた人
留学・ワーホリ経験者
熊本 千夏(CHINATSU KUMAMOTO)

鳥取県出身。化学の実験が好きで、高専物質工学科に進学。化学の専門性だけでなく、英語力があれば将来有利になることから、高専卒業後に留学を決意。オーストラリアのサンシャインコースト大学に正規留学。留学先をオーストラリアに選んだ理由は、日本で通っていた英会話スクールの先生がオーストラリアが好きだったことから影響を受けました。(笑)元々4歳の頃から英会話スクールに通っていて、英語は得意科目だったこともあり、高専5年生になってからの約1年間、IELTSを独学で勉強してOverall5.0を取得。

オーストラリアの語学学校で大学進学英語コースを経て、大学本科へ進学。オーストラリアの大学では、化学、特に生物化学を専攻。将来的には、化学者または研究者になるが夢。趣味はハンドボール、バレーボール、音楽を聴くこと、アニメを観ること、百人一首と多趣味。The日本人ですが、洋画を観るのも好きです。これからオーストラリアに留学を考えている人や悩んでいる人のために少しでも役立つように、私の留学生活や現地の最新情報を発信していきます。

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