【TOEFL iBT対策】本番での点の取り方! ~Reading・Listening編~
みなさん、こんにちは!留学ライターの藤井凜太郎です。
今回は、高校卒業まで留学経験がなかった私が、高校3年の1年間で80点を獲得した対策方法を紹介していこうと思います!
今回はReading・Listening編です
今回の記事では、長期的な目線での英語の勉強法というよりは、実際のテスト本番に向けた追い込みレベルを意識した内容になっています。
ある程度英語力がついてきて、そろそろTOEFL iBTの受験を考えているといった人はぜひ参考にしてみてください。
TOEFL iBTは2019年の8月にテストの構成に変更が加えられたため、それに沿った内容で紹介していこうと思います。
パート毎に、問題構成から対策方法まで説明していきます。
Readingパートの構成と問題パターン
Readingの構成は、4つの文章題に10問ずつ問題が振り分けられています。
生物学や歴史などに関する内容で、普段学校で習うような内容ではなく、かなりアカデミックなものです。
Readingパート全体で、54から72分間与えられています。
問題パターン
・内容理解問題
・単語理解問題
・虫食い文章問題
・文意把握問題
・要約順序並び替え問題
最初の内容理解問題では、パラグラフ(段落)内容に基づいた問題が出され、対応するものに答えるベーシックな問題です。この形式の問題がReadingパートの大半を占めています。
次に、単語理解問題ですが、こちらも出題頻度の高い問題です。対応する単語に近い、または同じ意味の単語を選択肢から選ぶ問題です。
虫食い文章問題は、各文章題に一つずつ出題されています。指定された文章が抜けている所に当てはめる選択問題です。
文意把握問題も、虫食い問題と同様各文章に1つ出題されています。内容としては、段落内の指定された文の真意を読み取り、それを端的に表した別の文章を選択しから選ぶという内容です。
要約順序の並び替え問題は、各文章の最後に必ず出題されます。6つの選択肢があり、それぞれが文章の内容に沿ったものになっています。
それらの中から重要なもの、かつ順番通りに3つを抜き取ります。
問題の解き方
ここからは、Readingパートを解く時に注意してほしいことを説明します。
まず1つ目に注意して欲しいことは、最初に文章全体に目を通さないことです。
TOEFL iBTのReadingパートは、問題で複数のパラグラフについて問われることはなく、ひとつひとつ対応したパラグラフが問題と一緒に表示されます。なので、最初に文章全体に目を通さずに解くことが可能です。
またReadingパートの72分という時間設定は、英語初心者にとっては非常に厳しく、ゆっくり文章を理解している時間はありません。
最初は各文章題につき18分の時間設定で、全て解き切れるように特訓していきましょう。
次に問題を解く際に注意して欲しいことは、問題文を先に読むことです。
TOEFL iBTの文章は単語のレベルや内容のレベルも高いため、問題文を先に読んで、どの情報をピックアップすればいいのかをはっきりさせておくといいでしょう。
また、中にはどうしても解けないような問題が出てくると思います。そんな時には、ぜひ考え込まずにどれかにマークをして、次の問題へ進みましょう。
わからなくとも4分の1の確率で正解するワケですから、マークをせずに点数を逃すのは非常にもったいないです。これはこの先のどのパートにおいても同じです。
Reading用おすすめ教材
・ETS公式教材
最初におすすめする教材は、ETS公式が販売している過去問です。
こちらは、TOEFLアカウントを作る際に訪れる公式サイトで書籍版も電子書籍版も購入することができます。
こちらの教材は、実際に出題された問題が、全く同じフォーマットで掲載されているため、テスト本番での形式の違いなどへの動揺もなく、勉強することができます。時間を測って、実践的な勉強ができるのが特徴です。
英語力を伸ばす目的と言うよりは、自分の英語力を試す意味で挑戦するのをお勧めします。
しかし、この教材には解説が載っていないため、間違えた問題に対しては学校の先生などに解説を求める必要があります。
個人的な感覚として、読解力というもの自体は他の教材でも鍛えることができますが、TOEFLで点をとるためには、問題形式に慣れ、何より時間設定に慣れることが大切だと感じました。
ある程度読解力があるのなら、この教材を徹底的に練習することをお勧めします。
・TOEFL TEST対策iBT英単語 – 100点獲得のためのRole Playing
Reading攻略のためには、単語力は絶対的に必要なスキルのひとつです。
単語帳のおすすめはテイエス企画さんから出版されている、「TOEFL TEST対策 iBT英単語 – 100点獲得のためのRole Playing」という本をお勧めします。
こちらの良い点としては各単語に同意語が載っているため、自分の知っている単語にリンクさせて覚えやすいというところです。また、テスト内での単語問題に対しても実践的です。
もうこの本で気に入っている点として、単語が語源ごとに区分けされているとことです。
例えば、ex-から始まる単語はどのような語源なのか、そこからex-から始まる単語の意味を連想させやすいように作られています。
収録されている単語量も多いため、これ1つで長い間勉強することができます。
Listeningパートの構成と問題パターン
Listeningの構成は、5から6個ほどのシチュエーションがあり、41から57分ほど与えられています。
Listeningパートもアカデミックな内容を多く含みます。それ以外には学校内で問題を抱えた生徒と教職員との会話といったシチュエーションが多いです。
問題パターン
・一対一の対話問題 × 2~3個(質問5個)
・授業形態の問題 × 3~4個(質問6個)
一対一の対話では、生徒が学校の教職員と話すというパターンが多いです。
授業形態の問題では、先生のレクチャーに対して何人かの生徒が質問をするパターンと、(質問などはなく)ずっとレクチャーを聴き続ける2パターンがあります。
問題の解き方
ここで私が紹介したいのがTチャートです。TOEFL iBT内ではListeningパートに限らず、2人の会話、もしくは意見を対比するというシチュエーションが多く見られます。その時にTチャートの使い方を覚えておくと、内容を簡潔にまとめられるのでぜひここで覚えて活用してください。
使い方は至って内容はシンプルで、対話形式の問題が出たら、テスト時に配られる紙に大きなT字をかき、そこにラインのチャットのように会話で出てきた内容をメモをしていくだけです。
リスニングのメモを取る際に、毎回毎回主語(HeやShe)などを書くのは大きな時間ロスにつながります。Tチャートを使うことによって、話し手が誰なのかをひと目ではっきりさせることが可能になります。
メモの取り方
メモの内容ですが、あまりにも事細かにメモを取りすぎて、対話への理解が疎かになってしまうと点数に繋がりません。
問題の中には、話者が話の中でほのめかしていることは何なのかなど、会話内容への深い理解が必要な問題もあります。
対話の中で、サッと記憶できないような具体的な内容などをメモするといいでしょう。
Listening用おすすめ教材
・ETS公式教材
Listeningパートでも同じように、ETS公式の出版している教材をまずお勧めします。本番と同じ問題を時間制限内に解くことによって、自分の英語力を測るにはもってこいの教材です。
現時点では、まだ形態変更後の最新版が載っているバージョンが出版されていない可能性があります。
変更前と変更後の両方を実際に受けてみましたが、そこまで大きな差は感じなかったため、最新版が出るまで待つ必要はないと感じました。
・TED Ed
よくListeningの教材として、TED Talkをお勧めされることが多いですが、個人的にはお勧めできません。なぜなら、トーク自体があまりにも長すぎるのと、話すスピードが早過ぎて練習にならないパターンが多いからです。
そこで私が高校生時代選んだのが「TED Ed」という教材です。インターネットで検索バーにそのままTED Edと調べれば簡単にアクセスできます。
内容としては、TED Talkの学生版で、よりTOEFLなどに出題される内容に近く、わかりやすい映像と共に話が進んでいきます。話すスピードもTED Talkよりゆっくりで、わかりやすい内容になっています。
さらにTED Edの良い点として、トークと共にInquiry Quizと言って、内容の理解度を測るクイズが付属しています。
これにより、ただ聞くだけではなく脳に入れた情報をアウトプットする練習も可能です。
コチラのTED Edは公式教材とは違って、無料でアクセスが可能で英語力を上げるのに適しているため、ぜひ日頃から挑戦してみることをお勧めします。
TED Edを使った具体的な勉強方法
一回目は、動画は見ずに音声だけでメモを取りながら聞きます。
その後にクイズを解きます。クイズで間違えたとことがあろうとなかろうと、次に二回目は、動画を見ながら一緒に聞いてみてください。
それにより、クイズに出題されていなかったところで、誤解していたところがあるのかも確認することができます。