私が大学卒業後に就職せずに海外に行くと伝えた時の周囲の反応とは?
留学に行くのはとても勇気のいることですよね。
特に、「仕事をやめて留学に行く。」や「大学を休学して留学に行く。」など、現状を変えるという決断は大変勇気を要するものだと思います。
私も今の環境を変えて留学することに対し、本当にたくさんのことに悩み相談し、自分の中で噛み砕いていきました。
「もし上手くいかなかったらどうしよう…。周りに反対されるかも。」
このような不安は誰しもが持っています。
そこで今回は、私が実際に「留学に行く」と伝えた際の周囲の反応がどうであったか、赤裸々に話していきたいと思います
「留学に行く勇気が出ない…。」という人の背中を少しでも押すことができたら幸いです。
新卒ブランドを捨てて留学を決意!
私は今回、大学卒業後に就職することをやめて海外に行くという決断をしました。
しかし、日本には「新卒ブランド」というものがあります。
ダイレクトリクルーティングや、通年採用を行っている企業の増加など、徐々に日本の就活は変化しつつありますが、実施している企業は未だ少数です。
新卒一括採用の流れのある日本で、「新卒ブランド」を手放しても良いのか!?
もちろん就職活動もして、就職先も決まっていたので、周囲の人に否定的な反応をされるのではないかなどの不安がありました。
実際否定的な反応をされたのかどうか。結果はNOです。
私は幸運にも周囲に恵まれていたので、「海外に行く」と言った時、ポジティブな反応をしてくれる人がとても多かったです。
ここで留学を断念し就職したとしても、2~3年後に会社を辞めて留学することを想定した場合、「どちらが良いのか?」という判断になります。
色々な意見がありますが、留学するなら早い方が良いと思います。会社に所属して2~3年でようやく使えるようになった段階で辞めることは、会社に対しても失礼にあたる行為だと言えなくはありません。
大学卒業してから留学し、語学力と幅広い視野を身に着けた段階で就職した方が、会社にとっても戦力になれる可能性が高まります。
「新卒ブランド」は強いのは分かりますが、海外できちんとやるべきことをやって帰国できたならば、新卒よりもキャリア面で箔が付くのは間違いありません。
家族の反応はどうだったか?
留学する際は、最初に家族に相談をしました。「海外に行こうと思っているんだけど…。」と、おずおずとそう言う私。
母は少し驚いたように、でも嬉しそうに、「良いと思う!」そう言い切りました。
元々、母は外国育ちで、現在も世界を飛び回る仕事をしています。そのため、留学に対する理解が深かったのだと思います。
当たり前なことですが、家族に反対されるよりも、応援してもらって行く方が何倍も何百倍も良いです。
なので、この母の一言はとても心強く感じました。
もちろん、就職の心配もしてくれました。
私が働くことを楽しみにしていたのも知っていたので、「働けなくなっちゃうの良いの?」と何度も言われました。
就職のことは沢山考えましたが、それよりもずっと夢だった“長期留学を実現すること”の方が自分にとって大切なことだと思いました。
この機会を逃したら、何故だか行けなくなるように感じたのです。
そのことを正直に伝え、留学資金は今年の3月で辞めるつもりだったアパレルのアルバイトをもう少し続け、そこで貯めたお金で行くつもりだから安心してほしいと言いました。
母も父も、「自分で貯めたお金で、可能性を広げる留学に行くなんて素晴らしいこと。」だと背中を押してくれました。本当に有り難いです。
また、私には4つ上の姉がいます。
姉に相談すると、「行くしかないよね!私も行こうかな!行きたくなってきた!」と、とにかくポジティブな反応を返してくれました。(笑)
そんなこんなで、私の家族はみんな留学に行くことに対して応援をしてくれました。
大学の教授の反応
私には、就職活動中もずっと相談に乗ってくれていた、尊敬する大学のゼミの教授がいます。
就職先を辞退するにしても、大学に報告しなければいけなかったので、大学に相談しに行きました。
私としては、この時期になって就職を辞退することに対し、非常識だと叱られるのではないか…と思いながら相談をしに行きました。すると、大学の担当教授からは意外な一言が。
「あなたは、就職ではなく海外に出て学ぶべきだと思ってたわ。」
そう言われ拍子抜けしたのを覚えています。え?いいの?って。(笑)
実はこの日は、留学に行くとしても、“今”行くべきなのか、1年働いて金銭的に余裕ができてから行くべきなのか、どの決断が最適なのかという相談をしに行きました。
教授の意見は、「“今”行くか、はたまた“3年後以降”に行くかのどっちか。1年後という選択肢はないよ。」とのことでした。
私は子ども関係の仕事に就くつもりでした。と言うのも、“今”行けば、直接子どもと関わっていないから、子どもに対する責任はありません。しかし、就職して子どもと関わった1年後だと、子どもたちに対する責任が出てきます。
担当教授曰く、「1年でその責任を放棄するのは無責任。就職するなら3年は続けるべき。」とのことでした。
これは、一般就職した方にも言えることだと思います。
そんなこんなで、私が“今”留学に行くというのは本当にベストタイミングだったと言えます。
「自分の目で見て、体験して、たくさんたくさん勉強しなさい。」教授は、そう言い背中を押してくれました。
友人はどんな反応をしたか?
友人の反応は様々でしたが、そのほとんどが私を応援してくれるものでした。
大学在学中、口癖のように「留学に行きたい。」と言っていた私を知っているので、思いつきで言っているわけではないのだと理解してくれたのだと思います。
「私も行きたいけど勇気が出ないから、その決断ができたのはすごいと思う!」や「遊びに行くね!」などと言う反応を返してくれました。
何故だか私の周りには、旅行好き・海外好きの友達が多かったので、このような反応をしてくれたのだと思います。
中でも心強かったのは、私が「留学から戻ってきたあとの将来が心配。ビジョンが見えない…。」と弱気になった時に友人からの一言。
「今の時代、転職なんて当たり前なんだし、留学に行くことでやりたいことも変わって、もっと良い環境で働けるかもしれないよ。がんばれ!」
本当に良い友人を持ったと思いました。
型にはまる必要なんてないし、「今やりたい夢を追って良いんだ!」と思わせてくれました。
アルバイト先の反応は?
私のアルバイト先はアパレル系のお店なのですが、ここでは唯一、少しだけネガティブな反応をもらいました。
ネガティブな反応と言うよりは、「せっかく就職決まっていたのに勿体ない!」といった留学に対してより、就職を辞めることに対する反応でした。
もちろん、こういう反応は誰かからは来るだろうとは思っていたので、「そういう考えもあるよなぁ。」と言った風に、特に気にはしませんでした。
【まとめ】 周囲に応援されて留学できるのは心強い!
いかがだったでしょうか。
「就職を辞めて留学に行く」と言った時の実際の周りの反応を書いてみました。少しでも、同じ様な状況で悩んでいる人の参考になれば幸いです。
留学に行く決断をしても、行かない決断をしても、その過程が大切です。
個人的には、一人で悩んでいた時より、身近な家族や友人からポジティブな反応をもらい応援してもらったことで、とても心が楽になりました。
そして、「この決断は間違っていないんだ!」と思わせてもらいました。
人と違う事をする時には、とても勇気が要ります。
ただ、あなたが正しいと思った事なら、あなたの家族・友人は応援してくれると思います。
私もたくさん悩み、考えました。
悩んでいる期間がどれだけ苦しいかわかります。不安は尽きません。
でも、もし周りの目を気にしているのであれば、それは勿体ないことだと思います。
あなたの人生です。老いたときに“良い人生だった”と思えれば良いと思います。
応援しています!
では、また次の記事でお会いしましょう!