新型コロナウイルスの影響で留学・ワーホリ延期…長くなった準備期間でやってみて欲しい2つのこと!
こんにちは、ちひろです。
近頃、新型コロナウイルスの行動規制によるカレッジや語学学校の休校、オンライン授業への切り替えによって、留学やワーホリを延期することになった方からメッセージをいただく機会が増えてきました。
コロナだけでなく、勤めている会社や家庭の都合で計画変更を強いられている方もおられます。
自分の計画通りに留学やワーホリが決行できなくなるのって、めちゃめちゃ悔しいです。自分に落ち度はないのに、周りの環境に振り回される状況にイライラさえしてきます。
「これって、留学に行くなっていう神様からのメッセージなのかな…。」
「私にはやっぱり留学は向いてないのかな…。」
と、落ち込んでしまう方もいらっしゃいます。
「いままでの努力は意味なかったな…。」
「なんかもう、どうでもいいや…。」
と、やる気を失ってしまう方までおられるのが現状です。
気持ちは痛いほどよく分かります。でも、留学経験者の私としては、なんとか気持ちを切り替えて、来たる留学に万全の状態で臨んでいただきたいです。
人生の中で興味を持てることって、それほど多くはありません。「やりたいことが分からない。」、「好きなことが何もない。」と悩んでいる人もいるほどです。
でも、この記事を読んでくださっている方は違うと思います。今はコロナで大騒ぎしていますが、明けない夜はありません。
せっかく関心を持つことができたワーホリ、地道に準備を進めてきた留学、どうにか成功できるようにあと少しだけ頑張ってみませんか?
今回は、めげそうになった心を持ち直し、増えた準備期間を利用してやってみて欲しいことを提案したいと思います。
まずは気持ちの整理からスタートしよう!
とにかく今は、沈んだ心と下がってしまったモチベーションを回復することが先決です。みなさんは現在、どんな気持ちでしょうか?おそらく、悔しさ、怒り、不安、悲しさ、やる気の喪失といった様々な感情が渦巻いていることでしょう。
そんな時は一旦、とことん落ち込みましょう。泣きたい人は泣きましょう。ここまで休むことなく必死で準備を進めてきた人は、一度立ち止まって、たまにはベッドでゴロゴロしてみても良いでしょう。
バラエティ番組や好きなアーティストのミュージックビデオを見るのはどうですか?私だったら、甘いものを爆食いして、思いっきり寝てみます。
健康を害さず、周囲の人や自分の身体を傷つけないレベルで気分を発散してみましょう。
気が済むまで普段と違う行動を取ってみて、ほんの少しでいいから精神的余裕を持つことが目標です。もしも、わずかでも気が楽になったら、徐々に次の行動を起こしていくチャンスです。
「準備期間が増えたと思って、こんな時こそポジティブに!」なんて言われても、一度下がってしまったモチベーションは、スイッチのON/OFFみたいに簡単に切り替えられるものではありません。そんなことを言うつもりはありません。
その代わりに、一つだけお伝えしたいことがあります。
投げやりな気持ちを引きずったままで留学までの日々をダラダラ過ごす人と、気持ちを切り替えて少しずつでも前向きに行動できる人とでは、数週間後、数ヶ月後、ひいては留学後の人生に大きな差が出ます。
気が済むまで落ち込んで、「少しは何かやってみようかな!」という気持ちになっていただけた時には、留学へ向けて今できることを何か1つでいいのでやってみませんか?
ご参考までに以下で、著者自身が「もっと留学準備期間が長かったらやっておきたかったこと」を具体的に2つご紹介します。
1つ目: ブログやSNSを真剣に綴ってみる
ブログは人によるでしょうが、SNSに関してはFacebookやTwitter、Instagramなどすでに何かしらでアカウントをお持ちの方が多いはずです。嬉しいことがあった時よりも、悲しいことや辛いことがあった時にこそ、ついつい携帯に手を伸ばしてしまうものかもしれません。
特にSNSは同じ境遇にいる人と繋がりやすいです。今回のコロナのような不測の事態が起きた時って、「なんで自分だけがこんな目に遭わないといけないのだろう…。」とネガティブになりがちですが、他にも同じ状況で苦しんでいる人が多くいることが分かります。
また、すでに留学やワーホリを経験した人も、留学延期になってしまった人を励ますべく、様々な発信をしてくれています。時には、そういった人の言葉が刺激やモチベーション回復のきっかけになることもあるでしょう。
それと同時に、自分がネット上に今の心境や乗り越える過程を書き記しておくことは、未来で同じような状況で苦しむことになる誰かの手助けとなる可能性さえあります。
さらに、自分の投稿のひとつひとつは「自分史」の1ページになります。この「自分史」は実は、海外に出てからは非常に重要です。
現地では、「自分のことを語れるストーリーをどれだけ多く持っているか。」で人間性を判断される場面が多くあります。
「自分は今までどんな生き方をしてきただろう…。」と振り返る時、自身の発信を読み返すことが一助となる場合があります。
苦労話は、その渦中にいる時はただただ辛いだけですが、そういった逆境を乗り越えた人のストーリーはすごく味わい深い気がしませんか?
コロナによる苦悩も、将来的には自分史を語るひとつの材料となり得ます。
ちなみに、記録をつける際にはTwitterなどは古い情報がどんどん流れてしまうので、個人的にはブログをおすすめしたいです。
もちろん、「人には公開したくない」という方は非公開にして、ひっそりと日記をつける方法でも将来必ず役立ちます。留学生活が始まってからも、ぜひ継続していただきたいです。
また、SNSで他人の投稿を見る時には気をつけていただきたいことがあります。
それは、「マイナスな気分になる投稿に引きずり込まれない!」ということです。「悲しい、やる気が出ない、もうどうでもいいや。」という発信ではなく、「悲しい、でもちょっとずつ乗り越えよう!」といった投稿を優先するように心に留めるようにしてください。
大切なことなので、二度目ですが言わせていただきます。
投げやりな気持ちを引きずったままで留学までの日々を過ごす人と、気持ちを切り替えて少しずつでも前向きに行動できる人とでは、数週間後、数ヶ月後、ひいては留学後の人生に大きな差が出ます。
2つ目: 日本と渡航先の歴史や文化の教養を深める
1番目でご紹介した「自分史」とも少し関連しますが、海外に出ると「個人の意見を発言したり、アイデアを求められたりする機会」が圧倒的に増えます。とにかく、自分から話す時間が長くなります。
日本とは違って、海外では出生国や人種などのバックグラウンドが異なっていることが大前提です。そのため、「人それぞれ考え方は違って当然だから、まずは相手の国のことや人柄をよく知ろう!」という認識で話が進みます。
あまり大きな声では言えませんが、私は学生時代、日本史や現代社会が非常に苦手でした。テストで平均点以下は当たり前、時には赤点を取って先生や両親を悲しませたりしながら、学生時代を切り抜けてきました。(小声)
この過去の怠惰は、私の留学生活に大打撃を与えることになりました。
私レベルで非常識が度を超えてしまうと、日常会話でさえも支障をきたします。
日本に興味のあるネイティブの友人ができようものなら、以下のような不得意分野の質問攻めに合い、教養の無さを露呈することになります…。
日本の歴代首相の名前なんかを聞かれた日にも地獄をみます。(日本の恥)
そして、その舞台が大学やカレッジに移ると、再び過去の不勉強を後悔する時間がやってきます。
レポートやプレゼンテーションに限らず、授業中でさえも発言を求められる機会が圧倒的に増え、「まずはネットでリサーチさせてください…。」と言いたくなることが度々ありました。
一番恥ずかしいのは、「非日本人である相手の方が、自分よりも日本のことを詳しく知っている場合」です。
自国のことなのに、自分で説明できるほどの知識がないなんて、これはもう目も当てられません。穴があったら入りたいです。
日本に住んでいる限りは、みんな似通った環境で育ってきたため、「暗黙の了解」でそれとなく話が進んでいくことが大半です。
でも、特に北米などの海外では移民が多いこともあり「みんな違って当たり前」なので、ひとつひとつの事象に「日本はどうか?」、「カナダはどうか?」、「フランスではどうか?」という確認作業が入ります。
そんな時、日本人を代表したコメントができないとどうなるか?常識や教養がない人が魅力的でないのは、日本でも海外でも共通ですよね。
みなさんには、私のような恥ずかしい思いはしてほしくないので、自国の歴史や文化、現在抱えている時事問題など、自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込んでいただきたいです。
余力があれば、相手のことを理解するためにも渡航先の国についてもリサーチできると良いです。
感情を上手くコントロールして今できることを!
私は留学準備として、英語の事前学習と読書にとにかく力を入れていました。
自分自身が留学を終えて、その準備期間を振り返ってみた時、「あの時は辛いこともあったけど、ひたむきに突っ走ってきて何だか楽しかったな。」と懐かしい気持ちになります。計画通りに進まないことももちろんありましたし、「本当にきちんと出発できるのかな?」と不安の連続でした。
でも、時々ネガティブな気分と付き合いながらも、「あの時にしっかり留学準備を継続してよかった!」と心の底から思えます。
よく聞く言葉ですが、「チャンスが目の前に来た時に、それを掴むことができるのは、日頃から努力している人」です。計画が乱れてしまうのは本当に残念で悔しいですが、みなさんにも次のチャンスが来た時に必ず乗っかれるよう準備を続けていただきたいです。
今回ご紹介したのは「自分史」を積み重ねていくことだったり、教養を身につけることだったりしましたが、そんなことには興味がない方もいらっしゃると思います。
こう言うと、今回の記事の元も子もなくなるのですが、「自分史」や教養は単なる一例に過ぎません。手段は何でもいいです。
英語の問題をひたすら解く、NetflixやYouTubeでリスニング力を鍛えてみる、オンライン英会話を始めてみる、歴史のマンガを読んでみるなど、海外や日本、留学に関することであれば、本当に何でも。
こうしている間にも、準備期間は1日ずつ消費されていきます。まずは気持ちを少しずつ回復させて、自分なりに「今からできる何か」を見つけてみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。