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色々な国を移動しながら語学を学ぶ!ノマド式留学生活と僕が留学しようと思ったキッカケ

公開:2020/04/28 著者:木下 太郎 711 Views

こんにちは。初めまして、Taroです!

現在、僕は社会経験を経て、フリーランサーとして活動しています!

そして、約一年前に日本を飛び出して、留学生活をスタートさせました。現在に至るまでの経緯を簡単に説明すると下のような流れになります!

 

・フィリピン・セブ島(6カ月) ※語学学校へ
・ドイツ・ベルリン(3カ月)
・イギリス・ロンドン(6カ月) ※再び語学学校へ
・アイルランド・ダブリン ※夏から語学学校に8カ月通学予定

 

最初にこれを見て、「なぜこんなに複数の国を細々と移動しているのか?」と疑問に思う人がいると思います。その答えはズバリ!

 

せっかく世界へ飛び出すなら、一気に複数の国を体験して、またそれを比較してみたかったからです。

 

もちろん、当初は一般的な留学プラン、またはワーキングホリデーのようにどこかの国に1年間定住して勉強をするという計画も立てていました。

しかし、元々僕は飽き性な性格のせいか、留学しに来たは良いものの、途中でモチベーションが下がるのではないか…という心配がありました。

そこで、僕が考えたプランが「ノマドワーカー」と呼ばれている人達のように、拠点を決めずに様々な場所に移動しながら生活を送るまさに冒険のような留学生活を送ってみようと決心しました。

 

当然、コストのかかり方は他の留学プランに比べて断然負担が大きいです。

 

例えば、滞在先の家も国と国をまたぐごとに毎回探さなければいけません。また、重い荷物を頻繁に運ばなければいけないので結構疲れます。

加えて、せっかく現地で出てきた友達や仲良くなった講師たちともすぐにお別れを告げなければいけません。しかし、逆にメリットもたくさん発見することができました。

今回は、ノマド式留学生活での発見について紹介します。

移動の金額的負担が意外にも少ない!

「そんなにたくさんの国を移動したら、もの凄い大金が必要になるんじゃない?」と思う方もたくさんいると思います。

ですが、実は一度日本に帰って、また再度海外に出るという航空経路を辿る方が断然お金がかかるのです。日本は英語圏の国(特にヨーロッパやアメリカ、カナダ)にアクセスするには、長距離移動になります。

加えて、日本の航空会社は世界水準で見ても2~3倍の料金はかかると言われています。ですので、過去にヨーロッパへ小旅行をした際には、航空費だけでとてもお財布に痛い思い出がありました。

 

そこで僕は、「日本から近い国から少しずつ移動していけば航空費を節約できるのではないのか?」ということに気が付きました。

 

→ 留学前の年の小旅行で訪れたフランス・パリのルーブル美術館。日本からヨーロッパへの渡航費は高くつきます…。

 

実際に僕が国を移動してきた渡航費は以下の通りです。

 

・日本~フィリピン 片道約5万円
・フィリピン~ドイツ 片道約4万円
・ドイツ~イギリス 片道約1万円
・イギリス~アイルランド 片道約5千円

 

このように、近距離移動であれば、航空費が安いことが分かります。これが毎回日本に帰国していたら、とんでもない金額になってしまいますね。

 

色々な国を比較することで発見がある!

すごくシンプルな話ですが、比較対象というものがなければ「良いところ」と「悪いところ」が発見しづらいと僕はいつも思っています。

もちろん「日本と比べて」という比較は可能ですが、そういった視点はすでに他の留学生の方々を通してインターネット上にたくさん情報が集められているかと思います。

また、他の留学生が体験していないような「少し変わった留学プランを自分で考えて組みたい!」という気持ちも留学以前から強くありました。

 

→ ドイツ・ベルリンを訪れた時に撮影。同じヨーロッパ同士の隣国でも街の景観や環境がフランス・パリと比べてガラリと変わった事に非常に驚かされました。

 

つまりそういった意味でも、どこか一つの国だけを経験するよりも世界のあらゆる場所を見ることで広い視野を持ちたかったというのが僕の中での主な要因です。

もちろん、最初に述べたように家探しや移動などのコストが大変であるのは事実ですが、それでも別の国に一歩移動するだけで、まったく異なるルールで動いている社会があるというのを実感することができて嬉しかったです。

もちろん、長期滞在しなければその国の細かな感覚などを拾い上げることはできないでしょう。それでも数か月単位の滞在なので、ある程度その国のエッセンスを感じ取ることはできます。その国の歴史や政治、そして生活などを知ろうと思うきっかけをたくさん作ることができました。

 

そして、いざ留学へ…でも指標は必要!

最初は、色々な国を見てみたという動機がありましたが、留学生にとって一番大切なことはもちろん「語学勉強」です。海外に出ていくと言っても、ただそこで遊んで生活するだけなら普通の旅行と何ら変わりはありません。

留学出発前には、留学生ブログなどを出国前のリサーチでたくさん読み漁っていました。多くの留学経験者が口を揃えて言っているのが、「ある程度、英語が喋れて現地の生活に慣れてしまった時点から勉強するのをやめてしまった…。」という声でした。

今回の留学で必死に貯めたお金を、途中で気持ちが流されてしまい遊びに走って時間を無駄にしてしまうのではないか…と心配がありました。そのため、僕は帰国するまでに達成するべき目標を一つ立てることにしました。

 

それがIELTS(International English Language Testing System)という英語試験を受験して、一定のスコアを取得することでした。

 

日本国内では、TOEICなどが主流な日本でIELTSはマイナーな試験として扱われがちです。しかし、実はこの試験はイギリスを中心としたヨーロッパでは最も中心的な語学認定試験として扱われています。

むしろ、TOEICは日本人と韓国人しか受験していないと言われる試験で、IELTSの方が海外では圧倒的にメジャーな位置付けです。

近年ではTOEICの扱いもそこまで優位になる資格ではなくなってきていると感じています。例えば、アメリカの大学ではTOEICでは入学資格にすら扱いません。また、日本でも決定的だったのは「TOEICが大学入試共通テストから外れる」(2019年7月)といったニュースもありました。

 

 

理由の一つとして挙げられるのは、TOEICにはリスニングとリーディングのセクションしか存在しません。TOEICでも別途ライティングとスピーキングを追加で受けることはできますが、マイナーな存在で受験者は少ない状況です。

一方、IELTSを含む世界的にメジャーな試験では、ライティングやスピーキングも含めて4技能の実力を測ります。また、TOEFLやケンブリッジ英語検定なども4技能をしっかりテストを行うため、信頼性が高い試験とされています。

つまり、TOEICで正確な語学力を測るためには、不十分なデータだと言えます。TOEICでの2技能の試験は、英語の扱う知識量を測る意味では価値があります。しかし、本当に実践で使える英語力があるかどうかという意味では、疑問符が付く状況です。

 

→ ロンドンの語学学校で使用したIELTS対策のテキスト。これからIELTSを受けることを考えている方は、このテキストはオススメです!

 

IELTSは、以下のように4つのセクションに分かれています。

 

・Reading
・Listening
・Writing
・Speaking

 

IELTSはイギリス発祥の英語試験なので、完全にイギリス英語を学ぶこととなります。あくまで個人の体感ですが、リーディングは基本的に他の英語試験と比べて、あまり大差はありませんでした!

次にリスニングはゴリゴリのイギリス訛りを聞かされるので、アメリカ英語に慣れ親しんでいる日本人には最初は難しく感じることでしょう。

加えて、スピーキングは日本人が最も苦手とする科目として有名で、面接のようなスタイルです。受験者は面接官に自己紹介を踏まえながら質疑応答に答えていく形式で、時間は15分しかありません。

 

ただ、制約された時間の中で必要とされる情報を的確に説明するといった試験内容は、ネイティブと英語で対等に話したい人などにとっては、とても良い訓練になります!

 

そして、最後の難関と言われているのがライティングです。これは、小論文を英語で書く試験なのですが、毎回質問してくる範囲がとても幅広く、経済や教育、環境問題、労働環境、はたまたLGBTというトレンディーなトピックまであります。

自分の意見を英語でまとめて書くことになりますが、与えられた時間はたったの60分なので、かなり事前の訓練が必要になってきます。正直、僕が初めてこの試験の勉強を始めた時は「こんなの専門家じゃないと分からないよ…。」と挫折しそうになりました。

実はそこまで専門的な知識を求められるような試験ではありません。あくまで「自分の意見を述べなさい。」という試験なので、自分が思っていることを好きなように述べて問題ありません。

 

むしろ求められているのは文法やスペリングでの正確さや、ボキャブラリーやイディオムなどの豊富さです。

 

問われる質問は全て私たちの生活に直結しているようなものばかりなので、内容としては一般教養として当たり前の範疇であるなと感じました。ライティングの練習をしていく中で、むしろ僕が先ほど述べたようなトピックに無関心過ぎるだけだったのかもしれないな…とも思いました。

つまり、IELTSは英語の能力を総合的に伸ばしてくれるだけではなく、色々なテーマについて考えさせられる良い機会でもあったので、この試験を勉強することを選んで非常に満足しています!

ちなみに、IELTSは「ジェネラルモジュール」と「アカデミックモジュール」という二種類を選択します。前者は主にカナダやオーストラリアでのワーキングビザや永住権の申請に使うことができ、後者は主に英語圏での大学・大学院での入学資格といったことに利用されています。

 

※一部では、英語圏ではないヨーロッパの大学もIELTSを入試として採用しているところもあります。

 

例えば、イギリスで有名なオックスフォード大学のIELTSの入学基準は、4技能の平均(Overall)で 9点満点中7.5以上となっています。そして、各セクションで9点満点中7.0以上が必要です。

この点数を叩き出すには、非ネイティブでは相当な努力と時間が必要になり、さすが難関大学の入学条件です。一般的な大学では、Overall 6.5以上という数値が平均となっています!

最後にIELTSの受講費用ですが、1試験につき2~3万円かかります。受験する国毎によって料金は少し変わります。これは貯金の少ない留学生にとっては、うかつに何度も受けられる金額ではありませんよね…。そういった意味でも、受験するタイミングはしっかりと自分で見極めた方がよさそうです!

 

僕のノマド式留学の最終目標

 

そういうわけで、現在僕は日本に帰国するまでの目標として、アカデミックモジュールでOverall 7.0を獲得するという目標を掲げました!理由は平均よりも少し高い数値にチャレンジすることで、最終的に良いスコアが出せるのではないかなと思ったからです。

試験後に海外の大学・大学院に行く予定などは特にありませんが、良いスコアを出せたら海外の大学に進学することも考えてみようかなと思っています!

まとめるとIELTSの学習は、「単なる就職に役立つ資格」という範囲で終わることはありません。

 

あらゆる側面から語学力を総合的に伸ばし、英語で思考できるようになるための強化訓練のようなものです。

 

なので、今後の海外に飛び出していきたい人ととっては確実に役に立つはずです!TOEICを目標に掲げても良いですが、せっかく海外留学するならTOEICよりも1レベル敷居が高いIELTSに挑戦してみては如何でしょうか?

以上、僕が留学をスタートさせる前に立てたコンセプト、そして帰国するまでに達成しなければいけないと掲げた目標でした!

次回以降からは、僕の留学前のズタボロな英語のレベルの話から、最初に訪れた国であるフィリピンの話までをしたいと思います。それでは!

 

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