親子で英語を勉強しに行こう!親子留学ができる国や費用などについて解説!
留学というと、「大学生が行くもの」、「社会人が行くもの」といったイメージが強いですよね。一方、「子供と留学をしたいけれど難しいのかな?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
最近では子どものうちから、英語を勉強させるのが大切だという考え方が増えてきました。そのため、親子留学の人気が高まっているのです。
この記事では、親子留学ができる国や費用を中心に、親子留学の基本情報などについても解説していきます。
親子留学ってどんな留学?
親子留学とは、お父さんやお母さんと一緒に留学するプログラムです。一般的に、お母さんと子どもで留学をすることが多いようです。
親子留学は語学力の向上だけでなく、外国に対する理解を深める目的もあります。
保護者と一緒に留学ができることから、子どもを一人で留学に行かせるのは不安という場合でも安心です。また、「海外旅行だけでは物足りないけれど、子どもが小さいから留学は難しい?」と思っている場合も、親子留学で解決できます。
以前の親子留学は、保護者だけが語学学校に通い、子どもを託児所や保育園に預けるというスタイルが主流でした。
しかし、近年子どもたちも英語に触れる重要性が増したことから、保護者も子供も英語の勉強をするスタイルが人気になっています。
・親子留学の種類
親子留学のパターンは、主に5種類が考えられます。それぞれのスタイルを見てみましょう。
1. 保護者だけ語学学校で学ぶ
子どもを託児所に預けて、保護者は語学学校に通うスタイル。この「保護者だけ語学学校に通う」プランは、語学学校で英語の勉強に集中できるので、主に英語の資格を取りたい人におすすめです。
2. 親子一緒に語学学校で学ぶ
保護者は大人向けの英語クラスを受け、子どもは子ども向けの英語クラスを受けるスタイルで、親子で英語力を上げたい人におすすめです。親子一緒に勉強する場合は、フィリピン留学が最も人気があります。
3. 親子でホームステイ
親子で英語教師の資格を持ったホストファミリーの家に滞在しながら、英語のレッスンを受けるスタイル。「親子でホームステイ」のプランであれば、通学時間を英語の勉強にあてることができます。通学に時間をかけたくない人や、子どもと過ごす時間を長く取りたい方におすすめです。
4. 保護者同伴で子どもだけが語学学校で学ぶ
子どもは学校に通い、親は現地までついて行くスタイル。保護者は付き添いなので、自由な時間を過ごしたい人におすすめです。
5. 英語レッスン+習い事
英語レッスンをしながら、親子で習い事に参加するスタイル。より現地の人とコミュニケーションをする機会を増やすことが可能です。
子どもと一緒に楽しめる習い事やアクティビティの例として、イギリスであれば乗馬やハリーポッタースタジオツアー、サッカースタジアム見学などがあります。
このように、親子留学といってもさまざまなスタイルがあるため、どれが合っているのかを検討して決めていきたいですね。
・親子留学の滞在方法
親子留学は基本的に、ホームステイを選ぶ人が多いです。ホームステイは、現地の生活スタイルを体験できます。
しかし、現地の生活スタイルに合わせるのが大変だと思う方は、異なる滞在方法を選ぶと良いですよ。子どもがまだ小さいと、相手家族に迷惑を掛けてしまう…と言う心配からホームステイを避ける人もいます
子どもが小さい、わんぱくなタイプの場合は、親子で学生寮滞在できるフィリピン留学を選択する人が多いです。
その他、ホームステイ以外の滞在方法としては、ホテルやコンドミニアム、アパートメントがあります。
コンドミニアムとは、マンションのような集合住宅のことです。部屋には家具や家電、調理器具などがそろっています。
子どもにアレルギーがあり自炊したい場合は、コンドミニアムを用意している語学学校を選ぶと良いでしょう。
親子留学ができる国とそれぞれの国の特徴
親子留学ができる国には、以下のような国があります。
近年の動向では圧倒的に人気があるのがフィリピンで、欧米圏ではオーストラリアとニュージーランドです。
フィリピン留学は、学生寮で1室を親子で借りられるため、プライベートをしっかり確保できます。物価も安いので、少しでも長期滞在したい方には最適です。
また、食事も3食提供され、洗濯も学校側がやってくれるため、保護者の負担が少ないのも大きなメリットです。また、子どもが小さい場合は、ベビーシッターを格安で付けることも魅力的です。
レッスンも親子それぞれマンツーマン授業で受けられ、子どものレベルに合わせて行ってくれるため、近年最も人気の高い国となっています。
また、欧米圏に目を向けると、オーストラリアとニュージーランドは親子留学の実績も多いため、学校や託児所の受け入れ体制も万全です。
ニュージーランドは移民が多いため、外国人の英語に優しい人が多いです。初めての親子留学であれば、オーストラリアかニュージーランドを選ぶと良いでしょう。
また、アメリカの親子留学はハワイが人気です。ハワイであれば、日本語が通じる場所が他の国と比べると多いです。そのため、英語力に自信がなくても、安心して留学ができます。
親子留学にかかる費用
1ヶ月の親子留学にかかる費用の目安は、以下のとおりです。
ただし、費用は滞在場所や通う学校などによって異なります。例えば、アメリカやイギリスで大きな都市に住むとなると、全体的に費用は高くなります。
一方で、オーストラリアやニュージーランドだと、大きな都市であっても比較的リーズナブルな価格で留学をすることができるのです。
費用重視であれば、最も安くなるのはフィリピン留学で間違いありません。
親子留学に制限はある?
親子留学にも一定の制限があります。各語学学校によって受け入れ条件が異なるので、渡航先の国や語学学校先の候補を絞りこんだら、各学校の受け入れ条件を確認しましょう。
・年齢制限
一般的な条件としては、大人は20歳以上で、子どもは1歳~高校生までであれば、いつでも行くことができます。子どもは年齢によって、学校に通うか託児所に通うかが決まります。
子どもが授業を受けたい場合は、フィリピン留学の場合は3歳以上、欧米圏の場合は小学生以上となっているケースが多いです。
・留学期間の制限
留学期間は7日間~1年間です。一番短い留学期間だと、7日間から参加できます。あまり時間が取れない方でも、海外旅行をする感覚で留学をすることができます。
どうしても1週間未満しか留学出来ない場合は、各学校への交渉次第となります。フィリピン留学の場合は、マンツーマン授業主体なので融通が利く傾向があります。
親子留学に必要な手続き
親子留学の手続きは留学エージェントがナビゲートしてくれるので、その指示に従って手続きを進めれば安心です。
以下、忘れてはいけない手続きについて補足したいと思います。
・ビザ手続き
親子留学に必要なビザは、「学生ビザ」か「観光ビザ」、「保護者ビザ」です。保護者の付き添い用のビザがある国は、オーストラリアやニュージーランドです。保護者向けのビザのことを、ガーディアンビザと呼びます。
保護者が語学学校に通う場合でも、オーストラリアやニュージーランドは3ヶ月未満の留学であればビザの取得は不要です。カナダでは6ヶ月未満の留学であれば、観光ビザのみで語学学校に通うことができます。フィリピンは元々ビザの手続きは必要ありません。
アメリカでは、週18時間以上の授業を受ける場合は、滞在期間に関係なくビザの取得が必要です。イギリスでは6ヶ月未満の留学の場合、未成年ビジタービザや学生ビジターを取得することになります。
・保険の手続き
留学する際は、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。
特に子どもは渡航先で体調を崩すことが多々あります。万が一、入院と言うことになれば、医療費は高額になります。
また、持ち物を盗まれた時などに補償してもらえます。特に、持ち物を盗まれることは、海外では時々起こります。「自分は大丈夫」と思わずに、保険には加入をしてくださいね。
親子で留学をして日本ではできない体験をしよう!
この記事では、親子留学ができる国や費用の目安、基本情報などについて解説しました。短期間でも海外に行き、日本ではできない体験をすることで、語学力の向上だけでなく、数多くの学びを得ることができます。
特に海外の子育ては、日本の子育てと異なる部分が多いです。現地の生活から海外の子育て事情について知ることで、日本に帰ってからも活かすことができるのではないでしょうか。
親子留学を考えた時に、「どの留学スタイルが適しているのか?」、「どの国に行くと良いのか?」など色々と悩むことがあるでしょう。その時は、海外経験が豊富な留学エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。