「特技は貯金」な筆者が伝授!留学やワーキングホリデー費用を確実かつ着実に貯めるコツとは!?
こんにちは、カナダ在住のちひろです。
留学やワーキングホリデーを準備している方々が苦労する項目のひとつに「留学資金を貯めること」が挙げられます。
奨学金制度やご両親の援助を受けられる留学準備生のみなさん、心の底からうらやましいです。(笑)遠慮はせず&お金の心配はせずに、その他の留学準備に専念してください。
実は私、自分で言うのも変ですが貯金がものすごく得意です。お金が全てではありませんが、貯金があることで滞在先での精神的余裕が生まれますし、現地でできることの選択肢も広がります。
そこで今回は、これから自力で留学費用を貯めなければならない方々へ向けて、「お金を貯めるコツ」をお届けしたいと思います。
貯金を頑張りたいみなさんは本コラムに目を通していただき、来たる留学やワーホリに万全の体制で臨みましょう。
コツ①: 現状の収支バランスを把握する
まずは、現在の収入と支出のバランスを確認することから全てが始まります。
上記3つの質問にスラスラと回答することができた方、おめでとうございます!
この項目は読み飛ばしていただいて、次項へお進みください。逆に、給与明細やレシートを見ないと現状が分からない方はそのまま読み続けてください。
実は、この収支バランスの把握なしでは計画的に貯金をすることができません。
逆に、月々にいくら貯金できているのかが分かれば、そのままのペースを維持すれば留学するまでに十分な資金を貯めることができるのか否かを判断することができます。
万が一、月々の支出が収入を上回って全体でマイナスになっているならば、抜本的に生活を改めねばなりません。
家計簿を手書きでつけるもよし、パソコンや携帯の家計管理アプリを活用するもよし、ひとまず現状を把握することが重要です。
そうしてようやく、目標貯金額と自分の経済力とを照らし合わせることができます。留学までに貯めねばならない金額を残された年月で割ることで1ヶ月に2万円ずつ貯金すればいいのか、それとも5万円は貯めないといけないのかを把握することができるのです。
ただ闇雲にお金を貯めようとすることはおすすめできません。こまめに家計を管理し始めると分かることですが、飲み会や風邪をひいた場合の医療、冠婚葬祭などの変動費は月によってまちまちです。
出費がかさんでしまった月の翌月は、そのマイナス分をいつもより余計にカバーせねばなりません。
逆に家計簿をつけるメリットとして、単純ですが、前月よりも多く貯金できたことが分かると素直に嬉しいです。家計管理は継続力が大切ですので、いかにモチベーションの維持をするかもポイントです。
でも、とにかくまずはお金の動きを可視化することが鉄則です!
コツ②: お金を貯めるための心構え
お金を貯めなければならないシチュエーションになると、株や投資などで大きく儲けようとする人もいるかもしれません。でも、個人的には避けていただきたい方法です。
留学までに何年も猶予がある人は、それらの資産運用に挑戦してみるのも手です。しかし、株式や投資信託で継続的に利益を得ることはプロでも難しいです。
仮に損失が出てしまった時のリスクを考えると、とにかくコツコツ貯金する方が無難です。
株などのハイリスク・ハイリターンな資産運用の代わりに私がおすすめしたいのが、「断捨離」や「ミニマリスト」の考え方です。
「断捨離」は数年前に流行したので、ご存知の方も多いかもしれません。自分の持ち物で不要なアイテムや使っていない物は、どんどん捨てていく行為です。
続いて、「ミニマリスト」は物を多く持たずに必要最低限のアイテムだけで暮らしていく人のことを指します。つまり、断捨離で整えた生活環境をそのまま維持している人をミニマリストと表現することもできます。
ミニマリストな人々はカバンの中身や部屋の中が非常にシンプルです。彼ら彼女らは、ごちゃごちゃしている状態を非常に嫌います。
一度、身の回りのものを徹底的に整理すると「物をこれ以上増やしたくない。」という心境になるからです。
ひとたびミニマリストの精神を獲得すると買い物に出かけても、「これは本当に自分に必要なものか?」とワンクッション置いて考えることができるようになるのです。
そうすると、衝動買いでお金を浪費することがなくなります。
私が断捨離やミニマリストの考え方を勧める理由は、私自身が貯金に成功した最大の勝因は「物欲のなさ」にあると分析しているからです。
流行の服や何種類もの化粧品はいらないですし、バックやお財布は一度良いものを買ったらそれを何年も使いまわします。物持ちが良い点も、買い直しや買い足しをせずに済んでいる理由として挙げることができるでしょう。
衝動買いなんて、もっての外です。そんな物欲の無さから私は会社員時代、月々数万円ずつの貯金に加えて、年に2度支給されるボーナスは全て預金口座に入れていました。ボーナスに手をつけたことは一度もありません。
また、元々物欲がない私でも、ミニマリストを意識してみてさらに認識が変わった部分があります。
それは、物だけでなくお金の使い方自体に無駄がないかをより深く考えられるようになったことです。
普段から身の回りのアイテムを「これは必要か?不要か?」という目線で見ていると、例えば、固定費や交際費の支出に関してもシビアに判断ができるようになります。
固定費であれば、私はまず携帯電話の月額料金を見直しました。もう何年も前の契約内容をそのまま踏襲していたので、携帯ショップに行き利用状況を見てもらうと削れる有料サービスが多数あることが判明したのです。
そして最適なプランにアップデートしてもらった結果、毎月の支払いを数千円削減できるようになりました。
また、交際費についても少し立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。
これはお金だけでなく、時間の捻出にもつながるので特におすすめです。
みなさんは、お金に余裕がないのに、ストレス発散したいがために友達と取り付けた予定はないでしょうか?
本心ではそれほど行きたくないのに、「断りにくいから…。」という理由でただ流されて参加している飲み会はないでしょうか?
「留学準備中の自分に本当に必要なものは何か?」と立ち止まって考えることで、お金だけでなく留学に向けた勉強や準備に充てる時間までも確保することが可能です。
そのストレス発散、他に方法はないですか?乗り気でない飲み会に費やすお金や時間で、他にやりたいことはありませんか?
コツ③: 不要品は売る努力をしてみる
身の回りの不要品を断捨離していく過程では、まずは「どこかで売れないか?」ということを考えてみてほしいです。
リサイクルショップで買い取ってもらう方法も良いように思いますが、私の場合はフリマアプリの「メルカリ」の方を好んで利用していました。
念のためですが、メルカリの回し者ではないのでご安心ください。(笑)
実は私、フリマアプリを使用する前に200冊あまりの書籍を専門業者に買取り依頼したことがあります。これもいわゆるリサイクルショップのくくりです。
その際の受け取り金額は5,000円ほど、つまり1冊あたり25円程度の価格にしかなりませんでした。しかし、その後にメルカリの存在を知り、個人売買をしてみると定価の90%ほどの値段で販売することができたのです。
私がフリマアプリの存在を知ったのは、断捨離作業の終盤が近づいてきた頃でしたが、それでも書籍や着なくなった服、使用していないキッチン用具など計51点で70,000円の利益になりました。
いまや牛乳パックのゴミですら、工作用にお金を出してでも欲しがる人がいる時代です。自分では価値がないと思っている代物でも、それを必要としている人がいるかもしれません。
粗大ゴミに分類されるものなど、素材や形状によっては捨てるのに処分費用がかかる場合もあります。
お金をかけて捨てるくらいなら、まずは一度、不要品を売ることができる市場をリサーチしてみてはどうでしょうか?臨時収入になる可能性があります。
留学やワーキングホリデー開始の1年前くらいから、徐々に身の回りの不用品を整理していくことをお勧めします。
実家に住んでいて留学時も自室に荷物を置いたままにできる方は例外ですが、留学のタイミングで今住んでいる寮やマンションを引き払う場合は、引っ越し時に一気に荷物をまとめるのは大変です。
引っ越し作業って、想像以上に体力も気力も使います。いまから徐々に家を引き払う準備を進めていく意味も込めて、身の回りの不要物を少しずつ手放していくことをおすすめします。
【まとめ】 お金も時間も「自覚を持って」管理する姿勢が大切!
物は意識して整理をしないとどんどん溜まってしまいます。お金と時間は管理意欲が低いとただ漠然と消費されてしまいます。
「お金を貯める」と言うと、「1ヶ月○円生活!」といった極端な節約方法に目が行きがちです。
でも、そうではなく、「今の自分に本当に必要なことが何かを見極める感覚」を大切にしてほしいです。
無理に食費を切り詰めたり交際費をゼロにしたりするのはストレスがかかります。長続きもしにくいでしょう。
でも身の回りの不要なものを省く作業で、必然的に無駄な支出が減ります。収入を増やすことだけが貯金のノウハウでもありません。
また、目先の楽しみを先延ばしする努力ができるなら、それも貯金には有効です。
日本でランチに1,500円を費やすのであれば今はがんばって自炊をして、留学先で人気のレストランやカフェに行って1,500円を使う方が特別な経験ができる気がしませんか?
乗り気でない飲み会に参加するくらいなら、そのお金を勉強や現地でのアクティビティに費やす方が有意義だと思いませんか?
もし今がお金の使い時かどうか分からなくなった時は、そんな考え方をしてみても良いでしょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。