いよいよ留学先へ渡航!海外への入国では何に気を付ければ良い!?
留学への大変な事前準備が終わると、あとはもう留学先へ出発するのみです!
渡航日当日、「キャリーケースの中身もオッケー、パスポートも持って…あとはチェックイン!」というところまできたら、これから始まる海外ライフを思い描いてワクワクと不安でいっぱいだと思います。
留学が初めての方は、家族や友達と離れることを実感する瞬間かと思います。留学の始まりは、空港、そして飛行機です。
空港に着いた瞬間から、あなたの新しい留学体験のスタートです!
今回は、初めて海外に出る瞬間と留学するタイミングが一緒だった私が、留学先への渡航でのポイントや必須の英会話フレーズをお伝えしていきます。
出国から入国の流れ
まず、国際線に乗った際のチェックインから到着までのおおまかな流れを説明します。
主に7つのステップになりますので、順を追って解説していきます。
1. チェックインと荷物預け
空港に着いたら、自分の乗る便にまずはチェックインします。国内線と違って、予約チケットと合わせて必ずパスポートが必要です。
国や持っているビザによっては、帰りの便の予約が必須な場合もあるので、今一度確認しておきましょう。
荷物は各航空会社が定めている規定に従って、事前に荷物の重量を図っておくことをお勧めします。
重量オーバーだと追加料金がかかったり、その場で荷物を手荷物に移し替えたりしなければならず大変だからです。
私は友人と5人で渡航したのですが、重量オーバーの人もいれば、預け荷物に入れられないもの(ライターなど)をうっかり入れている人もいてバタバタしました。
ちなみに私は、何故か閉めたキャリーケースの鍵を母に一瞬預け、そのことをギリギリまで忘れていた…という恐ろしいことをしていました。
もしも鍵を忘れて出発していたら…想像するだけで泣きそうになります。
2. 保安検査場通過
チェックインを済ませて荷物を預けたら、早めに保安検査場を通過しましょう。
国際線の場合、保安検査の内容が国内線よりも厳しくなるので、時間がかかることを加味して余裕をもって行動することをお勧めします。
特に液体物は容量が決まっているので、私は到着までの間で必要になりそうな最低限のものだけ持ち込みました。
3. 出国検査
ここではチェックイン時と同様にチケットとパスポートが必要になります。
出国検査はパスポート写真と顔を照合するだけなのですぐに終わると思います。最近では機械での認証が進み、出国スタンプも押されなくなっています。
4. 搭乗~機内~降機
国際線では国によって出入国書類が必要になります。機内で客室乗務員から書類が配られるので、上空で記入を終わらせておきましょう。
その書類は英語版だけでなく、日本語版の用意がある国もあります。もし客室乗務員から英語版の書類を渡されたら、日本語版は無いか確認してみましょう。
ペンを用意しておくと客室乗務員から借りずに済むので、私は機内持ち込み手荷物にひとつ忍ばせておきました。
・入国審査
到着したら入国審査があります。
国や審査官によって厳しさの度合いが違う気がしますが、基本的に聞かれることは決まっているので落ち着いて堂々と答えましょう。
・荷物の受け取り
入国審査を終えたら預けていた荷物を取ります。国際線は便が多く、返却ロビーが広いことが多いので、自分のチケットで便名と出発地の確認をして指定のターンテーブルに向かいましょう。
海外の空港では、荷物を雑に扱われることもあるので、預けていた荷物が壊れていないか、全て手元にあるか確認することをお勧めします。
・税関手続き
出発前に税関で申告が必要なものはないか必ず確認しておきましょう。
国によって、食べ物や植物・医薬品など申告が必要な場合もあります。
私は鼻炎アレルギーの常備薬を持っていたので申請しました。
以上が大まかな流れです。
一番の不安は、到着してからの入国審査と税関だと思います。
基本的な例文の理解と、ちょっとしたポイントを知っていれば怖くないので後ほど説明しますね。
乗り換え時のポイント
目的地までの便を予約する時に、直行便か乗り継ぎ便か選ぶと思います。
私は少しでも費用を抑えるために、日本からインチョン(韓国)を経由してニュージーランドに行きました。
どこかの空港を経由して目的地まで行く時には、直行便よりも気を付けておくべきことが少し増えるのでお話します。
・出発時に乗り継ぎ空港での手続きの有無を確認しておく
日本でチェックインする際に、乗り継ぎ先の便までチェックインしてもらえるのか確認しましょう。
搭乗券は便ごとに必要なので日本でチェックインできない場合は、乗り継ぎ空港にて改めてチェックインする必要があります。
搭乗券と合わせて、預け荷物がどこまで運ばれるのかも確認しておきましょう。私の場合は日本出発時に預けて、韓国では特段手続きはなく、ニュージーランドにて受け取りました。
・時間を管理しておく
乗り継ぎ時間は余裕をもって、次の飛行機の予約をすることをお勧めします。1便目と2便目が同じ航空会社であれば、乗り継ぎ時間には十分な余裕をもってチケット販売しているので安心です。
ギリギリの時間で予約すると万が一遅れた場合、再手続きやその後の予定が変わってくるので注意です。
そして、時差のある空港だと表示されている時間と自分の時計の時間が異なり、時間を勘違いして乗り過ごすリスクもあります。到着したらすぐに現地時間に合わせましょう。
国際空港は広いので、はじめての場合は自分がどのエリアにいるのか迷ってしまう場合があります。そのため、移管に余裕を持って移動できるようにしておくと良いです。
余談ですが、仁川空港ではウォンはもちろん、円やUSドルも使えました!乗り継ぎ先でちょっと買い物やカフェするためだけに、日本円を換金する必要がないのは便利でした。
他の空港では多通貨に対応していないケースも多いため、万が一に備えて世界中どこでも使えるカードを用意しておきましょう。
最難関の入国審査と税関
最初に一連の流れを説明しましたが、私が一番ネックだったのが到着後の入国審査と税関でした。ニュージーランドは厳しいという噂を聞いていて、勝手に怯えていました。(笑)
そして、全く英語が話せない状態だったので、最低限の英会話フレーズだけひたすらリピートして覚えて挑みました。
入国審査では、以下の3つの質問を絶対といってもいいほど聞かれるのでマスターしておきましょう。
→ To study English. (英語の勉強のためです。)
→ 1 year. (1年間です。)
→ My host family’s house.(ホストファミリーのお家です。)
他に聞かれそうな質問は以下のようなものがあります。
税関では先程説明したように、事前に申請すべきものは把握して漏れの内容に申告しましょう。
私は鼻炎アレルギーの常備薬を多めに持ち込みたかったため、掛かりつけの病院の先生に英文で説明書を書いてもらいました。
また、市販で売っている薬(風邪薬や胃腸薬など)を未開封のまま持っていきました。
また、ホストファミリーへのお土産でお酒や食べ物を用意している場合は、申告が必要な場合があるので注意が必要です。
私は申請するものが増えれば増えるほど、会話が通じるかという心配が増えたのでお土産は食べ物、飲み物は避けました。(笑)
以下が税関でよく聞かれるフレーズです。
荷物の中身を見せてなどの要求があったら、動揺せず従えば大丈夫です。
このように入国審査や税関は、基本的なことをベースに質問が進んでいきます。
自分の英語力に自信がない人もある人も、ホームステイ先の住所や通う学校の入学証明書、帰りのチケット、常備薬の説明書など提示することで理解してもらいやすいように準備しておくことがポイントです。
長期滞在の場合は、英文の銀行残高証明書が求められる場合もあります。
国によっては日本のパスポートを持っているだけで何も聞かれず、入国スタンプを押されることもありますが、念には念を入れて準備はしておきましょう。
入国審査や税関の空港職員は人によっては怖い表情や冷たい言い方の場合もありますので、怖気づいてしまうことなく笑顔でハキハキと答えると問題なく通過できると思います!
【まとめ】 事前準備と最低限の英語で大丈夫!
留学の第一歩となる留学先への移動ですが、これも留学の事前準備のうちの一つだと思います。
当日はいつもよりもテンションが上がっていたり、余裕がなかったり、トラブルが発生しやすい状況になるので、必要なものと情報は確保してから当日を迎えましょう!
入国審査や税関は難しいと思いがちですが、意外とあっという間に終わってしまいます。
私も不安に思っていた割にはすんなり終わって「こんなもんか…。」と思った記憶があります。
実際、英語ができない人が沢山海外旅行や留学、ワーキングホリデーに行っていることを考えれば、英語が多少できないくらい大した問題ではありません。
その場では相手の英語が理解できないと、動揺して冷や汗が流れてきますが、英語ができないことで入国拒否されることはありません。もし、英語が理解できないで困った経験をしたならば、その悔しさを糧に英語の勉強を頑張ってください!
出発前の事前準備として、最低限の英会話フレーズだけインプットしておけば、ひとまず大丈夫でしょう!では、気をつけていってらっしゃいませ♪