ワーキングホリデーとは?留学との違い・特徴・メリット・デメリットをプロが徹底解説!
ワーキングホリデーの国比較【南欧州エリア】
さらに南ヨーロッパの国も見ていきましょう!
スペイン
・人口: 約4,700万人
・最大の都市: マドリード
・面積: 約50万 km2
・1人あたりのGDP: 約28,000 USD
・レストランの缶コーラ価格: 約210円(€1.73・120円計算)
スペインの特徴
・闘牛、フラメンコなどで有名な情熱の国。
・自由で自己主張が強く豊かな食文化。
・美しいヨーロッパ芸術や地中海リゾートなども有名。
「情熱の国、闘牛、フラメンコ、サグラダファミリア、パエリア、アヒージョなどなど」と有名な単語を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
同じラテン系として比較されるイタリア人は情熱的でのんびり平和ですが、スペイン人は情熱と狂気が同居していると言われます。命を落とす可能性もある闘牛士や身体全体でほとばしる情熱を表現するフラメンコ、300年掛かると言われたサグラダファミリアなどは、冷静で平和を重んじる人から見たらある意味で狂気の沙汰に見えるかもしれませんね。(笑)
感情の起伏が激しく、態度や表情にも表れやすい。そして自由奔放で個人を大切にするからこそ芸術的なセンスが磨かれ芸術家も多いと言われます。日本人とは真逆のようなスペイン人ですが、だからこそ魅力を感じる人にはぜひスペインのワーキングホリデーをチャレンジして欲しいと思います。
ポルトガル
・人口: 約1,000万人
・最大の都市: リスボン
・面積: 約9万 km2
・1人あたりのGDP: 1人あたりのGDP
・レストランの缶コーラ価格: 約160円(€1.31・120円計算)
ポルトガルの特徴
・ヨーロッパの中でも割安の生活費や物価。
・隣のスペインよりも真面目で穏やか、ゆったりとした国。
・サッカー大国で日本ともつながりが深い。
ポルトガル人は隣のスペイン人などからは暗いと思われる事も!?あるようで、真面目で穏やかな国です。愛情をしっかりと表現する国民性で家族を大事にし、自立心が高く自分としっかり向き合って生きていると言われます。
また、世界の言語でもっとも翻訳しにくい10語の一つである「サウダージ」という言葉があるのですが、それは「懐かしさ、未練、懐旧の情、愛惜、郷愁、ノスタルジー、孤愁のような感情を全部含むもの」と言われています。
ちなみに、日本で最初に上陸したヨーロッパ人はポルトガル人と言われています。ポルトガルの「カステラ、宣教師のザビエル、種子島の鉄砲伝来」などは有名ですね。最近では、魔女の宅急便のモデルとなったのがリスボンで、ミゲルの丘=オレンジの瓦屋根に白壁の風景(消~臭~力~と熱唱していたミゲル君や西川貴教さんの背景のような風景)なども有名です。(笑)
ワーキングホリデーの国比較【アジアエリア】
最後になりましたが我ら日本とも距離が近くなじみ深いアジアのワーキングホリデー国を見ていきましょう!
韓国
・人口: 約5,200万人
・最大の都市: ソウル
・面積: 約10万 km2
・1人あたりのGDP: 約31,000 USD
・レストランの缶コーラ価格: 約167円(1,676KRW・0.1円計算)
韓国の特徴
・インターネットやソフトウェアなどIT環境が抜群。
・歳上を敬い尊敬する文化が強い。
・好き嫌いをハッキリ表現し、感情的。
日本のお隣ということもあり、韓国人は我々日本人にとって外国の中でもとても身近な存在です。料理や芸能人、韓国の電化製品など知っている事も多く、ヨーロッパよりも断然イメージしやすいですよね?
しかし、身近な外国であっても外国であることには変わりないですので、日本とは違う特徴が数多くあります。例えば、韓国では日本よりも上下関係が厳しく、見知らぬ人にはまず年齢を聞きすぐに確認をします。
日本人からしたら「いきなり年齢を聞くなんて失礼じゃ…。」と思いますが、韓国では人付き合いの上で年齢がとても重要です。目上の人は敬い、目下の人はしっかりとお世話をするという風習がしっかりと根付いているんですね。
台湾
・人口: 約2,500万人
・最大の都市: 台北
・面積: 約3.6万 km2
・1人あたりのGDP: 約25,000 USD
・レストランの缶コーラ価格: 約98円(27.42TWD・3.6円計算)
台湾の特徴
・南国気質、フレンドリーで陽気で楽観的な人が多い。
・チャレンジ精神が強く、勝負事が好まれる。
・家族意識が強く、家族を大切にする。
台湾は国際的には正式な国として認められておらず正式名称は中華民国と言い、実は台湾というのは島の名前だったりします。(中国=中華人民共和国とは異なります。)
アジアの中でも特に親日家が多いと言われ、島の大きさは九州と同じくらいの面積なのですが、なんと人口は九州の約2倍もの人が住んでいます!(九州は約1,300万人、台湾は約2,500万人)
台湾では外食文化がものすごく発展し、朝早くから夜遅くまで屋台が開いているので、観光客だけではなく、現地の台湾人も3食は全て外食というのも珍しくなかったりします。日本のように共働きをしている家庭も増えており、「料理が苦手な人も増えているみたい!?」です。(笑)
香港
・人口: 約750万人
・最大の都市: 香港
・面積: 約1,100 km2
・1人あたりのGDP: 約48,000 USD
・レストランの缶コーラ価格: 約130円(9.42HKD・14円計算)
香港の特徴
・100万ドルの夜景として有名なアジアでも有数の都市。
・経済が発展し、あらゆる企業や労働者が集まる。
・西洋と東洋が入り交じった独特な雰囲気。
香港は中国(中華人民共和国)の特別行政区という分類のため、正確には国ではありません。イメージとしては、中国から「香港の人達は中国本土とは違う政府を置き、自分達独自の法律を作っても良いよ!」と特別な許可を貰っている地域という感じです。
敷地面積は東京23区の2倍ほどのサイズなのですが、アジアでも有数の経済都市ということで、たくさんのビルがギュッと詰まっています。
あらゆる世界中の企業が集まり、バングラデシュ、インド、フィリピンなどからの外国人労働者も多く、多文化、他民族を感じられます。
また、イギリスの植民地時代の影響もあり、西洋と東洋が入り交じった独特な雰囲気が感じられます。
場所で中国っぽい物はもちろん、日本、韓国、インド、欧米、東南アジアなどのあらゆるものが存在する独自性も魅力です。
広東語と英語の両方が公用語なので、この2つの言語が気になる人やアジアでのビジネスに興味がある人には魅力的なワーキングホリデー国になるはずです!
言語、時給、国の徹底比較で少し長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
几帳面と言われている日本人でも大雑把な日本人がいるように(笑)、国毎の特徴もあくまで傾向として見ていけると良いですね!ステレオタイプの決めつけは良くありません!
それでも、国や地域によって同じ人間でもこんなにたくさんの考え方や特徴があるんだなぁ~というのが分かると面白いですし、そうした事も意識して海外留学できるともっと楽しいと思います。
>次のページでは、ワーキングホリデー制度が合う人、合わない人。それに失敗しやすい人やどんな注意をしたら良いかを解説してきます!