ワーキングホリデーとは?留学との違い・特徴・メリット・デメリットをプロが徹底解説! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは?留学との違い・特徴・メリット・デメリットをプロが徹底解説!

公開:2020/07/07 著者:中山 大輔 1652 Views

ワーキングホリデーの比較【学生ビザ】

自由で魅力的なワーキングホリデー制度ですが、実は誰にでもオススメのビザではないことを知っておきましょう!

まずは、ワーキングホリデービザと比較されやすい学生ビザと比較してみます。

 

やりやすいやりにくい
ワーキングホリデー・観光やホリデー
・就労
・ちょこっと就学
・ガッツリ就学
学生・ガッツリ就学・ガッツリ観光やホリデー
・就労
・ガッツリホリデー

 

国によって細かなローカルルールで差がありますが、基本的にはワーキングホリデーは「観光やホリデーがメイン」+「オマケとして就労と就学もできる」という制度です。

もちろん、カナダ、ニュージーランド、イギリスのように就労制限がない国もあります。それにしても、ワーキングホリデービザの滞在期間にも制限があることなので、原則めちゃくちゃ長い本格的な就労をしたり、滞在期間中ずっと就学したりといったことはできません。

そのため、ワーキングホリデーはどんな人が利用しているかと言うと、以下の条件に当てはまる人たちになります。

 

・お金を現地でたくさん稼いで予算を押さえたい方
・一つの場所や都市に縛られず、好きな所に滞在、移動したい方
・現地で滞在しながら次の行動を考えたい人

 

一方で、学生ビザはどんな人が使っているかというと、以下のような方々になります。

 

・渡航目的が勉強第一の方
・観光よりも勉強を重視する方
・帰国後の就職活動を重視する方

 

「結局、自分はどっちビザが良いのかなぁ~。」、「でもお金はできるだけ節約したいし…。」とそれぞれの違いを知れば知るほど悩んでしまう人もきっと多いのではないでしょうか?

そこで、次はプロのカウンセラーから見たビザ選びのアドバイスをご紹介します!

「こうするともったいないよ!」や「こうしたビザ選びは絶対にNG!」という注意点を解説していきます。

 

ビザを最初に決めてしまうのは勿体ない!

私もこれまでにもたくさんのワーキングホリデーの方をお世話させて頂いています。

実はプロの立場から見て「うーん…。この人ビザ選びでちょっと勿体ないことをしてるなぁ~。」と感じるケースが結構あったりします。

 

それは…最初に「私はワーキングホリデービザにする!」とビザを決めてから、「じゃあ、ワーキングホリデー中に自分は何しようかな~。」と中身を考えてしまうケースです。

 

本来は、「自分のやりたい事→ビザ」という順番で選ぶのがベストですよね?

でも、相談に来だれる方の中には、「ビザ→そのビザの中でできる事を考える」という順番で決めているんです。

 

[ まずはビザを先に選ぶ → そのビザの中でできる事を考える ]
→ 先にビザを選んでしまうと、「ワーホリだとこれはできないかなぁ~。」と無意識のうちに選択肢を狭めたり、自分がやりたかったことを見逃してしまったりすることにもなりかねません。

 

[ 自分のやりたい事をまず考える → そのやりたい事が実現できるビザを選ぶ ]
→ この順番であれば、間違いなく必ず自分のやりたい事にチャレンジできますよね!?

 

あなたはどっちのタイプでしたか?

「うーん。まぁ理屈はわかるけど…でもビザ選びは結局よくわかんない!」という人もきっと多いと思います。

そこで、次はプロが教えるビザ選びの3つのコツも紹介していきます!

 

コツ1) 一度立ち止まって視野と選択肢を広く持とう!

私たち日本人が長期留学をしようと思った時に選べるビザは実質2タイプだけです。「学生ビザ」と「ワーキングホリデービザ」ですね。

そして、どの国においてもワーキングホリデービザの方が自由度は高くなっています。

ワーキングホリデーであれば、アルバイトができて費用も押さえやすいので…

 

・「自由なワーキングホリデービザの方がなんだかやりたい事できそう~。」
・「学生ビザはお金が掛かるからワーキングホリデービザにしようかな?」

 

と消去法だったり、「まぁ~とりあえずワーキングホリデーかな?」といった感覚でビザを選ぶ方がすごく多かったりします。でも…そうしたビザ選びをする前に、ちょっとだけ立ち止まってみてください!

あなたの貴重なお金と時間を使ってチャレンジする留学、ワーキングホリデーですから…「あなた自身のやりたいこと」が何よりも重要です!

そして、忘れちゃいけないのは…前述で紹介したように「ビザ → やりたいこと」ではなく、「やりたいこと → ビザ」という順番です!なので…

 

「本当にそのビザで自分のやりたい事が実現できるのか?」
「自分はやりたい事ではなく、ビザを先に選んでいないか。」

 

この2つの質問は、ぜひビザを決める前にじっくりと自分自身に投げかけてみてください。そして、プロのカウンセラーなどにも相談をして、客観的な情報を利用して視野と選択肢をできるだけ広く持っておきましょう!

 

コツ2)白黒ハッキリさせなくてもOK!

次は「学生ビザ」と「ワーキングホリデービザ」を白黒ハッキリ分けて選ぶのではなく、「自分はどっち寄りか」を考えることが重要といったお話です。

留学生1人1人、やりたいことは千差万別です。でも選べるのは「学生ビザ」と「ワーキングホリデービザ」の実質2つだけ。

例えば、ワーキングホリデービザを白、学生ビザを黒として、全ての人を「白黒の2つだけで綺麗さっぱり分けてしまう」というのは不可能ですし、そんな分類方法はナンセンスですよね!?

 

つまり、白黒2択でハッキリ分けるのではなく、「自分はどちらかというとこっちよりかなぁ~。」というグレーゾーン(灰色=白と黒の中間)で選んでいくのも全然アリということです。

なので、皆さんにぜひ考えて欲しいのは、自分が「どちらかというと白っぽいグレーなのか」、「黒っぽいグレーなのか」という部分です。

結局、選べるのは2種類だけですので、絶対にどちらかは選ばないといけません。(ビザを選ばないと海外に入国できないので…。)

 

でも、その選ぶ時に「自分はどちらかというと白っぽいグレーだな。」とか「自分は黒っぽいグレーだな。」と選べれば、自分のやりたいこととビザ選びでのミスマッチは確実に減っていくんですね。

もちろん「私は断然ワーホリ!(学生ビザ!)」という白黒ハッキリした人はビザ選びも簡単ですが、そうした人はどちらかというと少数派です。

「うーん…私はどっちが良いんだろう…。」とビザ選びを迷う人の方がきっと多いと思います。迷う場合には、「自分は果たしてどっち寄りなのかなぁ~。」という事を考えていきましょう。

 

コツ3)自分の性格はどっちのタイプ?

1番の「視野を広げてやりたいことからビザを選ぶ」、2番の「白黒だけじゃなくてグレーも踏まえてビザを選ぶ」という2つのステップを踏むだけでも、ビザ選びは確実に良くなります!

でも、さらに一歩踏み込んでビザを慎重に選びたい方は、自分自身の性格も考慮するとベストです!人が何か物事を決める時、大きく2タイプあると言われています。

一つは「山登りタイプ」、もう一つが「波乗りタイプ(川下りタイプ)」です。

 

・山登りタイプ
「登山ルートや毎日進む距離、歩く時間、必要な持ち物などをしっかり計画して、目標となる山頂を一歩一歩進もう!」という目標タイプです。

 

・波乗りタイプ(川下りタイプ)
「今立っている自分の場所と周りをよく見ながら、今はこっちの波が良さそうだからこっちに乗ろう!今、下っている川の流れはこっちの方が良さそうだから、こっちのルートで行こう!」と臨機応変に対応する直感タイプです。

 

ちなみに、この山登りタイプ、波乗り(川下りタイプ)タイプもどっちが良いとか悪いという事ではありません!どちらにも長所があり、同時に短所もあるからです。

また、自分のやりたい事をたった2つのビザで白黒ハッキリさせるのが難しいように、このタイプも人間の性格をたった2種類だけで白黒ハッキリさせる事も当然難しいです!

なので、ビザ選びのコツ2番の「白&黒&グレーゾーン」のように…

 

「私はどちらかというと山登りタイプに近いかなぁ…」
「私はどちらかというと波乗り(川下り)タイプかな~?」

 

このように、自分の傾向がどっちに近いのかを何となく掴んでいけるとベストです。

自分ではよく分からない人は、家族や友達に「私ってどっちかなぁ~?」と聞いてみるのも良いかもしれません。(笑)

そして、この2つを一覧表にするとこんな感じになっています。

 

タイプ別の特徴

山登りタイプ(目標タイプ)波乗り(川下り)タイプ(直感タイプ)
特徴しっかり計画を立てる

「自分が目指したい目標(山頂)はこっちで、ルートはこれが良さそうだな!」

「山頂に登るために必要なものはAとBだから、事前に準備しておこう!」

臨機応変で柔軟

周りをよく見ながら「良い波が来た!すぐこっちに移動しよう!」

全体の流れを見ながら「今日はこっちの波(川下りルート)の方が良さそうだから、こっちで頑張ろう!」

強み・目標に向かって着実に一歩一歩進んでいける

細かなプランを立てて行動できる

・過程よりも目標(山頂)に行くんだ!という結果をより大事にできる

・その瞬間の状況を良く見ながら柔軟に判断できる

・計画に縛られず、出来事の大きな流れを見ながら身軽に対応できる

・その瞬間や今の過程を楽しみながら前に進める

弱み・状況が変わり計画通りにいかない時は弱い(柔軟性に欠ける

・目の前の小さな目標を大事にするため、出来事の大きな流れを見逃しがち

・目標や結果を大事にするため、その瞬間、瞬間を楽しむのが苦手。苦しい毎日が続くことも

・計画より直感を大事にするため、目標に対して道草や遠回りが起こる(フラフラした寄り道が起こる)

・細かなプランを立ててコツコツと一歩ずつ前に進むのは苦手

・結果よりも今の瞬間を大事にするため、目標や結果までの道のりが結果として遠回りや離れてしまう事も

 

どうでしょうか!?あなたはどちらのタイプ、またどちらのタイプに近いですか?

もしかしたら、自分と違うタイプがうらやましく見えてしまうこともあると思いますが…残念ながら自分の性格をパパッと入れ替えることはできません。

一番重要なことは、自分のタイプを考えながら「こうしたスタンスだと自分は上手くいくぞ!」という「自分にとって上手く行く方法」を見つけることだと私は思います。

 

ワーキングホリデービザが合う人、学生ビザが合う人

ビザ選びのコツ1、2、3を踏まえて、「じゃあどんな人がワーキングホリデービザに合うのか。」、逆に「どんな人が学生ビザに合うのか。」というのをさらに詳しく見ていきましょう!

 

やりたい事とオススメビザの一覧

やりたい事
(断然オススメ!)
ワーキングホリデー
・海外生活(就学、就労、観光)を浅く広くやりたい

・海外での長期の就労経験をしたい

・好きな場所で好きな事をして自由に過ごしたい

(どちらかというと…)
ワーキングホリデー
・英語力よりも、いろいろな事へのチャレンジを重視

・就学よりも、就労や観光を重視

・成果よりも、より費用の節約を重視

(どちらかというと…)
学生
・いろいろなチャレンジよりも、習得する英語力を重視

・就労や観光よりも、就学を重視

・費用の節約よりも、より成果を重視

(断然オススメ!)
学生
・一つの分野をより深くやりたい

学びたい学問や専門知識、身につけたいスキルがある

・卒業という目に見える成果が確実に欲しい

 

まず、やりたい事とオススメビザの一覧は上記のようになります。

基本的にワーキングホリデーについては自由なビザなので、「いろいろな事をたくさんチャレンジしたい。」、「長期で働いてみたい。」という人に合うビザになります。

一方で、学生ビザについては学校に通うことが前提なので、「何より学校で深く、しっかり学びたいものがある。」、「留学を終えたら、〇〇を頑張ったんだという分かりやすい成果が欲しい。」という人に合うビザとなります。

 

その上で、ビザは2種類しかありませんので、それぞれワーホリと学生の欄にグレーゾーンがくっついています。

実際、「私はワーホリが良い!」、「私は学生ビザ!」という分かりやすい人の方が少ないですので、実際はこのグレーゾーンからビザ選ぶ人が大半です。

しかし、このグレーゾーンでは「自分のやりたいこととビザ選択がマッチしていない部分」がどうしても出てきます。なので、こうしたグレーゾーンを選ぶ人は、より慎重にビザを選ばないと留学が第一歩から失敗してしまうので要注意です!

 

留学ドットコムへのお問合せ方法
※資料請求は以下のバナーをクリック!

100 %の人が「役に立つ」と評価! 「参考になった」投票数(5件)/全投票数(5件)
この記事は参考になりましたか?
こちらの記事も人気です
戻る
国名から記事を探す
戻る
カテゴリーから記事を探す
戻る
開始日を指定
戻る
終了日を指定
戻る
タグから記事を探す
個人カウンセリング予約
資料(パンフ)請求