これからの働き方「リモートワーク」で必要なものとは?~英語力を身に付ければ差をつけられる!~
今回の新型コロナウイルスによって、海外諸国のロックダウンや日本の緊急事態宣言など、これまでにない動きが出てきました。
21世紀の中でも今回のコロナショックは、きっと教科書にも載るくらいの大きな大事件でしょう…。
この大事件を通して、全世界で一番大きく変わったものがあります。
リモートワーク(テレワーク)への考え方、採用や推進です。
日本ではこれまで普及しなかったテレワークですが、今回半ば強制的にテレワークが導入されたことにより、「以外にテレワークでも業務に支障はないな!」と感じている企業も多いそうです。
今後、一層テレワークが一般化されていくことが予想されていますが、私たちも新しい働き方に対応していかなければいけません。
このコラムでは、一見あまり関係なさそうな「リモートワーク(テレワーク)」と「英語」の関係性について、少し踏み込んで解説をしていきたいと思います!
そもそも「テレワーク」や「リモートワーク」って?
「テレワーク」や「リモートワーク」とは、どんな働き方として定義されているのか、調べてみました。
情報通信技術(ICT、英: Information and Communication Technology)を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態をいう。「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語。在宅勤務、モバイルワーク、リモートワーク、フレキシブルワークプレイスとも呼ばれる。
リモートワーク(テレワーク)とは、簡単に言うと「場所や時間に縛られずに柔軟に仕事をする事」です。ちなみに、ヨーロッパでは「e-work」とも呼ばれています。
アメリカなど海外ではこの働き方が進んでおり、今回のコロナウイルスが初めに発見された中国でもすぐにリモートワークは取り入れられていました。
元々日本はテレワークが浸透しておらず、今回のコロナウイルスによる緊急事態宣言で止むを得ずテレワークを実施した企業が大半でした。そして、テレワークに対応に苦慮する企業も多かったことがニュースでも報道されました。
海外でのリモートワーク
皆さんも日本でのリモートワーク状況はなんとなくわかると思いますが、果たして世界ではどうなのでしょうか?
実は、2011年の時点で24か国11,383名に実施したオンラインアンケート調査では、なんと世界ではおよそ5人に1人(17%)がリモートワークを活用しているというデータとなっています。
9年前であっても、既に「5人に1人」という状態はすごいですよね…。日本の働き方と比べてしまうと、相当日本が遅れを取っていることが分かります。
また、リモートワークの導入目的については、以下の3点を目的としています。
ちなみに、そのアンケート結果ではアメリカ・カナダ・イギリス・フィンランドなど北米や北欧諸国の30~60%の企業がリモートワークを導入していました。
一方で、日本の企業でテレワークを導入している、または導入予定があるのは、26.3%となっており、欧米よりも断然低い数字となっています。
日本の就業規則や企業体質は海外企業とは異なることもあり、これまでではリモートワークの普及はなかなか難しいところがありました。
今回の新型コロナウイルスの影響で、この数字と状況は日本を含めた全世界で大きく変わらざるを得ない状況に立たされました。
現在では企業に勤めながらリモートワークをする人はもちろん、「リモートワーク+フリーランス」というスタイルも最近ではかなり増えて来ています。
また、リモートワーク発祥の地、そしてフリーランス先進国のアメリカでは、2018年にはフリーランス人口が約5,600万人に達したというデータも出ています。
そして、何よりリモートワークであれば、通勤時の満員電車のストレスが軽減されますので、通勤時間の短縮は本当に魅力的ですよね!(私も実際にリモートワークを行ってみて、その事は強く感じました…。笑)
英語力があればリモートワーク(テレワーク)社会は明るい!
リモートワークで何より有難いのは、場所や時間に縛られることも少なく、通勤時間も節約でき、また家庭や育児との両立もしやすいという所ですよね?
それに、副業なんかもやりやすくなると思います。
でも、留学や海外と関係がある私達留学エージェントから見ると…実はこうしたメリットよりも、もっともっと大きな変化や可能性を感じています。
それは、このリモートワークがより社会に浸透すれば、「日本にいながら、海外の企業へ勤務する。」ことが可能になっていく世の中になっていくはず…。
例えば、アメリカの会社に勤めているけれども、住んでいるのは日本。つまり、「日本にいながら、アメリカ企業へリモートワークで勤務する。」というスタイルもおそらくこれからはドンドン増えて行くはずです。
これまで「海外で就職する」という時、私達日本人にとって一番のネックとなるのがビザ(働けるビザ)でした。
もしあるアメリカ企業が「この日本人は優秀だからぜひウチで働いて欲しい!」という人がいても、その人が「アメリカで働けるビザを持っていない」場合には、残念ながら採用は難しいというのが今の現実です。
しかし、もし今後リモートワークが一般化し、日本に住んでいる人でもアメリカ企業に採用されるようになればどうでしょうか。
アメリカ企業としては「アメリカ人よりも真面目な日本人を雇える。しかもアメリカよりも安い人件費で雇える!」となれば大きなメリットになりますよね?
一方で、採用される日本人としては、「日本の国内企業よりも高い給与水準でアメリカ企業に雇って貰える!」というのも大きなメリットになるのです。
こうしたリモートワークが社会に定着し、国の境目もなく仕事が出来るようになった時にこそ必要になるのが、「英語でのコミュニケーション」なのです!
あなたはどっちの道を選びますか!?
ちなみに、ビジネスに必要な英語力がどれくらいで、習得するにはどれくらいの時間が掛かるか知りたい方は、コラム末に紹介コラムを置いてありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
リモートワーク(テレワーク)に強い職種や業種とは?
皆さんは、リモートワークやフリーランスの中には、どんなお仕事があるかイメージはつきますか?
おそらくパソコンの前に座ってするIT系の仕事などが一番イメージしやすいと思いますが、実はその他にもたくさんお仕事はあったりします。
例えば、以下のようなお仕事もリモートワーク(テレワーク)で可能です。
副業や空き時間の活用にリモートワークをしている人もいますし、最近ではSNSでの市場調査や分析、YouTubeなどの動画編集などの仕事が多くなってきているようです。
ちなみに上記の内容は、日本国内で探せる仕事内容ですが、当然海外でも同じような仕事の求人が出ています。
国や仕事内容によって異なりますが、日本よりも時給や物価が高い国であれば、同じ仕事内容であっても海外企業の報酬が高くなる事も十分あり得ます。
つまり、英語ができるとういう1つの事が増えるだけで、海外企業で働く選択肢が加わり、働き方の幅がぐっと広がるのです!
既にリモートワークやフリーランスのシステムは世の中でかなり充実していますので、あとは『あなたが世界規模で仕事ができる能力を身につけるだけ。』であなたの未来は明るくなるでしょう。
日本だけではなく世界規模で仕事ができる人物を目指しつつ、また留学を通じて英語力もアップできればめちゃくちゃお得ですよね!
リモートワーク(テレワーク)で一番大事なスキルとは?
ずばりリモートワーク(テレワーク)で、一番必要なスキルは「コミュニケーション能力」です!
離れた場所からきちんと業務内容をこなすという能力はもちろんですし、時間管理能力なども重要です。でも一番重要なのは、「離れている相手としっかり意思疎通ができるコミュニケーション能力」なんです。
仕事はやはり自分1人だけで完結するものではないですので、たとえ離れていたとしても、お客さんや同僚・上司・部下など他の人ときちんと一つ一つやりとりしながら進めていく必要があります。
対面で話しができる状況であればジェスチャーや雰囲気などでなんとなく伝えられる事もありますが、遠隔からだと視覚からの情報伝達があまり使えず、どうしても文字と声が主な手段となります。
文字と声だけで自分の意志をしっかり伝えて、そして相手の言っている事をきちんと理解する。
実は、リモートワーク(テレワーク)では、会って仕事をするよりも、より丁寧な対応や分かりやすい説明が必要とされます。
また、海外ではZOOM(オンライン会議のツール)を使って、会議をしたりします。(最近、オンライン会議で上半身はスーツで、下半身は下着姿というオモシロ動画をよく見ますね。笑)
その時も、対面とは違い空気やタイミングを見て発言をしてミーティングを進めていきますが、英語&コミュニケーション能力を駆使しないといけないので、ハードルは高めと言えます。
いつも会っている友達や家族であっても電話やビデオ通話だと「何だか思うように伝わらないなぁ…。」、「しゃべるタイミングが難しいなぁ…。」と感じた経験は誰にでもあるんじゃないでしょうか?
そして、そのコミュニケーション言語が日本語ではなく、英語となれば当然ハードルが上がります。
私が留学中にアルバイトをしていたお店で社員として働いていた日本人の方が、「電話は声でしか伝えられないから一番難しい。」と言っていたことが印象的で、永住して社員として働いている人でも難しいの?!と思ったことを今でも覚えています。(笑)
また、海外では自己主張をするという事が基本です。その場で意見が言えない人は、自己主張がない→意見が無い→「会社にとって必要ない」と認識されてしまうのです。
これは日本とは大きく違う部分で、海外では日本の「察する」という文化は皆無に等しいです。
仕事だけではなくお友達同士でも口数が少ないと、損する場面が多々あります。
話す機会が少ないと現地の方は「しゃべりかけたら迷惑かな。」と思われ、相手から距離を置かれるためネイティブスピーカーとお友達になれないという事も多くあります。
日本人は話し掛けられるのを待っているタイプの人が多いですが、海外では積極性が非常に重要です。そうしたことを、海外留学を通じて身に着けるようにしましょう!
留学を通じで英語のコミュニケーション能力を鍛える!
日本語であっても、電話やビデオ通話では対面よりも少し難しいですし、普通の会話とはちょっと勝手が違いますよね?
それが、もし言語が英語で、さらに自分と全く違う考え方や文化の人物であれば当然難易度はアップします。
でも、安心してください!人間は訓練や場数を踏んで経験値を積むことで、だんだんその状況に適用できるようになっていきます。
異文化間のコミュニケーション力を鍛えて、そうした経験値を手早く確実に積める方法が…実は「留学」という体験なんです。経験値があるとないとでは、対応能力やコミュニケーションは断然変わります。
英語や海外の文化に慣れていないと、いきなりの電話やビデオ通話では正直おろおろするばかりでなかなか発言は難しいでしょう。でも、留学をしてまずは対面でのコミュニケーションを通じて慣れていくことで、こうしたコミュニケーション能力や適応力が上がっていきます。
遠隔コミュニケーションである、リモートワーク(テレワーク)は、ある意味で「独特+特殊なコミュニケーションの方法」と言えます。
「英語の勉強は日本国内でもできる!」と言われる方もいますが、英語を使って積極的にネイティブにコミュニケーションできる技術は日本国内で身に着けることは困難なのです。
要するに、英語ができればOKではないのです。英語を使って外国人と対等にコミュニケーションを取っていく経験値も同じくらい重要なのです。
これは、海外経験がある人であれば良く理解している部分ですが、海外経験が殆ど無い方には分からない部分かも知れません。
遠隔コミュニケーションという特殊なやり取りの中でも、外国人に対して正確な情報をつかみ発信できる力は、留学を通じてこそ養ったり身につけたりできるスキルなのです!
リモートワーク(テレワーク)のコミュニケーションはなかなか難しく、一筋縄ではいきません。国内外限らず、「社内でのコミュニケーションが円滑に取れないからリモートワークやめようか~。」という企業も一定数あるくらいです。
しかし、これからの時代は着実にリモートワークがさらに浸透していくことは、避けようのない事実でもあります。「こうした難しい事をきちっとできる人」がこれからは全世界で求められていくのです。
つまり、「海外にいる遠く離れた外国人であっても、コミュニケーションが円滑に取れる人材」というのが、リモートワークが一般的になるこれからの社会でめちゃくちゃ有難い人材となるのです。
仕事に活かせるプログラムをご紹介!
単純に「コミュニケーション能力や英語力を伸ばすために留学する。」というのも全然アリです!でも、「せっかく行くなら、将来のためにもっと何かスキルや経験も積みたい!」という思いがあるのであれば、仕事に活かせる留学プログラムにもチャレンジしていきませんか?
まず、一般的にリモートワークで多い職種は「WEBデザイン」や「エンジニア」などがあり、皆さんも想像しやすくなじみがあるのではないでしょうか?
実際、留学カウンセラーとして仕事をしている中で、「IT系の学校に留学したい!」や「英語とプログラミングを同時に学びたい!」というニーズがものすごく強くなっているなぁ…と実感しています。
1つ目のオススメとしては、「WEBデザイン」や「エンジニア」といったプログラムになりますね。
2つ目のオススメとしては、英語力をとにかくアップさせる、コミュニケーションにおいて自信を付けるという意味で「ケンブリッジ英語検定」や「ビジネス英語」プログラムがオススメです。
充分な英語力を身に着ければ、就職活動にも活かせることができ、今後いろんなことに繋げることができます!
3つ目のオススメとしては、費用も抑えつつ長く滞在できて、インターンシップで就労経験も積める「Co-opプログラム」になります。
これは専門学校で行われるプログラムで、授業でディベートやプレゼンテーションの内容も含まれています。語学学校で習う英語だけでなく、働く上でコミュニケーションに必要な英語と海外で働く経験という大きな2つの事を一気に身に着けることができます。
ちなみに、こうした専門学校へ入学するには、基準の英語力(TOEIC700~800くらいが一つの目安)が必要になります。
ネイティブスピーカーと同等に話せる英語力も同じくTOEIC700~800となりますので、まずはここまでを目指すことをお勧めします!
例えば、現在TOEIC450の方が、TOEIC850到達に必要な勉強時間(400点アップ)は「975時間」という統計が出ており、1日10時間勉強して約4ヶ月となります。
目標までの必要な勉強時間については、以下の記事で解説していますので参考にしてください!
以下、お勧めの留学プラン例を紹介します。
<留学プラン1-1> 英語力重視(専門学校進学レベル)
・フィリピン留学: 約6ヶ月
・フィリピン留学 OR 欧米留学(IELTS、ケンブリッジ): 約3ヶ月~
フィリピン留学で基礎的な英語力を身に着けた後、IELTSやケンブリッジ検定の英語資格を目指すプランです。IELTSやケンブリッジ検定を勉強する際は、フィリピンで引き続き学んでも良いですし、環境を変えて欧米圏の語学学校で学ぶプランでも良いでしょう。
このプランでは、TOEIC800点越えに加え、IELTS6.0またはケンブリッジ検定でFCEレベルを取得する留学プランになります。
<留学プラン1-2> 英語力重視
・フィリピン留学(TOEIC800を目指す): 約6ヶ月
留学期間が半年間程度しかない方は、フィリピン留学の半年間でTOEIC800点越えを目指していきます。帰国後の就職活動で、日系企業が候補であればTOEIC800点越えで十分なアピールになるはずです。
一方、外資系企業も視野に入れている場合は、上記で紹介したプラン1-1のように世界レベルでメジャーな英語資格であるIELTSやケンブリッジ検定資格を持っていた方が、さらに武器になります。
試験の難易度としてはTOEICの方が簡単なので、留学期間が半年未満の方はTOEICを優先して勉強することをお勧めします。
<留学プラン2> 英語力+プログラミング基礎知識
・フィリピン留学(語学): 約4~6ヶ月
・フィリピン留学(プログラミング): 約3ヶ月
フィリピンで基礎的な英語力を身につけた後、プログラミング知識を学ぶ留学プランです。例えば、セブの語学学校「Kredo」では、「語学+プログラミング」や「プログラミング」のみのコースがあります。
<留学プラン3> 英語力+プログラミング+英語圏で職務経験
・フィリピン留学: 約4~6ヶ月
・カナダ専門学校: 約1年~
フィリピンで基礎的な英語力を身につけた後、より本格的にプログラミング知識を学び、現地企業でインターンシップをするプログラムです。インターンシップは有給なので、留学費用もカバーできるため魅力的です。
例えば、カナダの専門学校CICCCのCo-opプログラムは、2種類のプログラムが用意されています。前半6ヶ月の授業期間と、後半6ヶ月の有給インターンで合計1年間。または、前半12ヶ月の授業期間と、後半12ヶ月の有給インターンで合計2年間。
単に学校でプログラミングを勉強しただけでなく、帰国後の就職活動の職務経験としてのアピールにもなるので、大変魅力的なプログラムです。
<留学プラン4> 英語力+Co-opプログラム+英語圏で職務経験
・フィリピン留学: 4~6ヶ月
・カナダ専門学校(ビジネス系コース): 約6ヶ月
・Co-opプログラムでインターンシップ: 約6ヶ月
フィリピンで基礎的な英語力を身につけた後、カナダの専門学校で専門教科を勉強します。一般的なコースとしては、ビジネス、マーケティング、国際貿易、ホスピタリティ、カスタマーサービス、ITなどです。特にITは大変人気があるため、上記の留学プラン3で紹介しました。
IT以外の分野でも専門教科を学び、その後に現地企業で有給インターンシップを行うプログラムです。実務経験を積むことができるので、帰国後の就職活動のアピールにも最適です。
最近では、現地に行かなくても現地の学校の授業を受けることができる「オンライン留学」も出てきました。
やはり今の段階ですぐ海外に行くのはちょっと心配という方には、日本にいながら留学ができる新しい留学の形である「オンライン留学」も検討してみては如何でしょうか?
プラン設定は、人それぞれに合わせたプランをご提案させていただきます!
留学ドットコムはカウンセリングが無料です!相談だけでもOKですので、お気軽にお問合せください。
まずは、将来の選択肢の範囲を広げるためにしっかりとした英語力を身に着けることによって、これからの可能性を広げることができるのは確実です。
留学をすることによって、自分の経験値が上がりプラスアルファ以上の価値が身に着けられる事は間違いありません。コミュニケーションスキルと英語力を身に着けて、1歩進んだ人材を目指しましょう!
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