留学前なら必見!おすすめの英語勉強法と無料アプリをご紹介
こんにちは!英会話講師で英語学習マニアのいとうです。
留学前の英語勉強法に悩んでいませんか?
「何をどう勉強すべきなんだろう?」、「渡航前はなるべく節約したい…。」など、気持ちの盛り上がりとはウラハラに、具体的な行動に移せない状態かもしれませんね。
そこで今回は、初めての海外が16才での長期留学となった私が、留学前の準備としておすすめの英語勉強法をお伝えしていきます。
さらに、英語学習ライターという職業柄、実際に使ったたくさんのアプリの中から、特に優秀だった無料教材(アプリ)もしっかりご紹介。
記事を通して、あなたの留学前の英語学習をサポートさせてくださいね。読み終わったら「どの勉強をどれくらいやればいいのか?」が見えてくるはず!
留学前の英語勉強でどれくらい差がつくの?
「まったく英語が話せないから、留学しても分かるようになるか不安…。」、「どうせ留学すれば英語漬けだし勉強しなくてもいいかな!」
あなたがどちらのタイプかは分かりませんが、留学前にどれくらい勉強をしたか?で、留学後の英語力アップに大きな差がつくのは事実です。
まず大前提として、「何のために留学するか?留学先でどのような勉強をするのか?」そして、「留学が終わる頃にどれくらいの英語力にしていきたいのか?」を整理しておきましょう!
① 何のための留学か?
「語学留学」と言っても、初級から英語力を伸ばすための留学と、医療英語など専門的な英語を学ぶための留学では内容が異なります。
初級から英語を学ぶ場合、おそらくほとんどの人がESLクラス(一般英語コース)に入ることでしょう。ESLとは第二言語としての英語を学ぶためのクラスですが、初級であっても授業はオールイングリッシュ。
つまり、最低限の英語も理解できない状態では、テキストの内容も先生の話も理解できないということ!
いくら英語を学ぶために留学するとは言え、日本でも学べるような基礎的な文法や語彙のために時間を費やすのはちょっと勿体ないですよね。
「英語を学ぶための留学」よりも、「英語を使いこなせるようになるための留学」の方が充実しているように感じませんか?
留学という限られた時間を有効的に活用し、充実した留学ライフを送るためには、どれだけ下準備を整えていけるか?がカギなんです!
② 留学先でどのような勉強をするのか?
先ほど例に挙げましたが、単純な語学留学と専門的な語学留学では学習する内容も異なります。さて、あなたはご自身の留学でどのような勉強をするのか…しっかりと把握しているでしょうか?
私は16才のときに一年間の高校留学をしましたが、学習内容などまったく知らないまま渡航。ESLクラスに入ったものの、1クラスしかなくレベルはバラバラ。初級に合わせてもらう…なんてことも出来ません。
現地高校に通いながらの留学だったため必死に勉強し、何とかついていけるようにはなりましたが、最初の3ヶ月は本当にちんぷんかんぷんでした…。(笑)
今は、ネットでさまざまな情報を知ることができます。
ESLだったとしても、自分が入るレベルの目星をある程度つけ、ESLの学習内容をネット上で探すことも可能です。
まったく同じ内容とはいかなくても、ある程度の目安にはなるでしょう。私自身が過去の留学経験を振り返り、「もっと勉強してから行けば良かったなぁ…。」と後悔しています。
専門留学であれば、必要になる語彙はだいぶ狭まってくるはずですよね。英語は語彙が分かるだけでも理解度に大きく差がつきますので、できる限りのリサーチや学習はしておくのがベストですよー!
③ 留学終了時に目標とする英語力は?
留学ってワクワクどきどき、とっても楽しみですよね。でも、はやる気持ちで一杯になり、「留学終了時の自分をイメージできない…。」という人も多いのではないでしょうか?
留学先で滞在を延長するにしろ、帰国するにしろ、「語学留学」はいずれ終わります。現時点でのご自分の英語力や留学期間などから、より具体的なゴールを考えてみてください。
ゴールは決して、TOEIC高得点や英検1級である必要はありません。英語学習そのものにゴールはなく、語学留学は通過点でしかないからです。
もし、どれくらいの目標を立てればいいか分からないのなら、「英語を使ってどんなことをしたいか?」という点をイメージしてみましょう!
海外の大学進学を前提としているなら、TOEFLやIELTSなど目指す学校で必要となるテストのスコアを参考にしてみてください。
ワーキングホリデーに切り替えて働くなら、テストよりも日常会話のレベルを上げることが優先。TOEICでいえば650点もあれば十分働けるレベルですが、よりスムーズで実践的なコミュニケーションにつながる英語力を鍛えるのが得策です。
このように語学留学終了後のご自身をイメージしつつ、逆算方式で目標を考えてみてくださいね!
留学前におすすめの英語勉強法はこの2つ!
ここからは、留学を控えているあなたにおすすめの英語勉強法を具体的にお伝えしていきます。
英語をマスターするためには4技能(聞く・話す・読む・書く)が必要となりますが、留学前に力を入れておきたいのは「聞く」と「話す」の2点です。
しかし、ただ闇雲にリスニング量を増やしたり、シャドーイングだけに絞るような勉強法はおすすめできません。
大事なのは「英語の理屈」を先におさえておくこと!
英語を勉強していると、慣れなどの感覚に頼りがちになってしまうことがあります。しかし、なぜリスニング力が必要なのか?英語を正しく聞き取るためのコツは?といった理屈を理解すると、本当に必要な勉強だけをピンポイントで絞れるため効率的になります。
また、留学先においても、「なぜ聞き取れなかったのか?」、「この文法を使うシチュエーションは?」など日常生活と英語学習を上手にリンクさせられるようになるんです。
そのため、私は留学前の英語勉強法として、以下の2つをおすすめします。
① ディクテーション
数えきれないほど存在するさまざまな英語学習法ですが、長年英語を学習してきた私は「ディクテーション」が最もバランス良く英語力を底上げできる方法だと感じています。
ディクテーションとは簡単に言うと、「聞こえてくる英文を一語一句正確に聞き取る」という練習です。用意するものはスクリプト付きの音声教材だけ。
洋画や海外ドラマでもディクテーションは可能ですが、慣れないうちや初心者さんは専用の学習教材の方が使いやすいでしょう。
一度に聞くのは、1文もしくは1パラグラフ程度の英文です。
短すぎるように感じるかもしれませんが、丁寧に行うと1文でも10~15分はかかります。
順番は、以下のとおり。
ディクテーションを続けていると、英語の音に集中する癖がつきます。
「英語はたくさん聞いているだけでいつのまにか聞き取れる!」なんてよく言いますが、そんな簡単に行く言語じゃありません…。日本語を母国語とする私たちにとって英語は、未知なる音の領域です。
日本語と英語では音の性質もルールも、ひとつとして同じことはありませんので、「慣れる」ではなく「学ぶ」ことがどうしたって必要になります。
ではどのように「学ぶ」のか?
これは、集中して耳を傾けるほか無いのです。
洋楽や海外ドラマは耳心地がよく続けやすい勉強法のひとつですが、聞き流しになってしまいがち。ディクテーションなら、一語一句を拾うために集中して、英語に耳を傾けることになります。
たとえば「can’t」のTの音や「good job」のDの音が消える(リダクション)英語独特の音声変化が分かるようになったり、意味と音をきちんとつなげられるようになることから、ディクテーションを続けるだけで自然とリスニング力はアップします。
さらに、ディクテーションによって鍛えられるのはリスニング力だけではありません。推測する力(日常会話ではとても重要です!)や文法力、語彙力など、英語に必要な要素をすべてバランス良く伸ばしていける勉強法なんです。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、1ヶ月間だけでも集中して毎日取り組んでみましょう。面白いくらいに英語の理解度が上がっていきますよ!
② ニュース教材でリーディング
ディクテーションと併せておすすめしたい英語の勉強法が、「ニュース教材でリーディング」です。
この勉強で意識してもらいたいのは、語彙と表現力。
まずニュース教材を活用することにより、時事ネタに強くなります。この点が留学前に抑えておきたいポイント。日本で過ごしていても、やっぱり話題の中心はニュースや流行りのトピックですよね。
文学作品でも勉強はできますが、渡航先で流行っているドラマや話題、最新のニュースを知っておく方が日常的なコミュニケーションに役立ちますよ!
さらに、ニュースに対して自分の考えを持つことで、表現力の幅を広げていけるでしょう。
そのため、ニュース教材を選ぶ時には、以下のポイントをチェックしておきましょう。
「まずは自分のレベルに合っていること!」
これはどの勉強法においても重要なポイントです。
英語は理解できる内容で新しい知識を入れていくことでスムーズに定着するようになります。
そのため、難しすぎると感じたら少しレベルを下げるのがベターです。
具体的には、「単語のほとんどが分からない。」という内容はNG。「多少分からない部分もあるけど、全体的な内容は何となく分かる。」くらいのレベルがおすすめです。
そしてもう一点。上記のポイントを抑えた教材を見つけたら、「記事に対する自分の意見を考える。」という作業を加えてみましょう!
実はこの勉強法は、私自身がここ数ヶ月続けているものでもあります。
英語がある程度話せるからといって、自分の意見をスムーズに言える…とは限りません。実際、私もニュース記事でオピニオン文章を作るようになってから、自分の考えが整理されると同時に、「あれ?こう伝えたい時はなんて言えばいいかな?」と、より深く表現を考えるようになりました。
英語を始めたばかりであっても、自分の意見を述べる練習はしておいて損のないことですよ!
留学前には節約したい!おすすめ無料教材「Voice Tube」をご紹介
最後に、これまで解説してきた英語の勉強をしっかりカバーできるアプリ「Voice Tube(ボイスチューブ)」を紹介します。
「アジア最大のオンライン言語学習プラットフォーム」を掲げる「Voice Tube」は、台湾で生まれた学習サービスです。40,000本以上ものYouTube動画を英語学習用にアレンジしています。
YouTube動画が素材となっているため、生の英語を教材にできるのがポイント。以下、英語学習者にとってうれしい学習機能をすべて無料で利用することができます。
レベルは初級~上級までひと目で分かるようにタグ付けされ、TOEICやスピーチ、海外ドラマなど、様々なジャンルが揃っています。
英語学習者御用達のアプリですので、ぜひ今日から使ってみてくださいね。
【まとめ】 出発まで短期間でも勉強しておこう!
「留学まで時間がない…!」と焦っている方もいるかもしれませんが、たとえ渡航まで1ヶ月だったとしても、集中して取り組むことで必ず変わります。
3ヶ月あればもっとしっかりと学習計画を立てることもできるでしょう。
ぜひ今から取り組んで、「英語学習のコツ」をマスターしてから留学へ旅立ってくださいね!応援しています!