【留学準備】旅立つ前のワクワク感を大切に ~「留学マインド」を育てよう!~
留学に行くことを決意した!さあ、ここから留学に行くまでの日々をどのように過ごすかで、留学に行ってからの毎日が変わるかもしれませんよ。
留学決定から実際に留学する日までには、やることはたくさん!IELTSやTOEFLなどの資格取得、ビザの申請、行先の学校の決定、ホームステイ先の確保または寮に住むのか、持ち物の調達、英語力の向上、目標の設定などなど。
ですが、留学するまでに何より大切なのは、「海外に行く自分を想像してワクワクすること」、そして「留学マインドを維持すること」です。
試験に一発で受からなかったり、思ったように英語力が伸びなかったり、現地での生活が不安になったり、そりゃあ出発するまでに様々な事が起こるでしょう。
ですが、なによりも達成したい「留学」という一大イベント、それに向けて自分の心を整え、「留学マインド」を持ちモチベーションを定期的に上げて楽しめるといいですよね。
今回の記事では、ニュージーランド留学を経験した筆者や、同じように各国に留学を経験した形骸経験豊富な友人たちの声も取り上げながら、「留学までの海外マインドの作り方」をご紹介したいと思います。
私が大切にしている「海外マインド状態」とは?
大学生時代に、中学生の頃からの夢だったニュージーランドへの留学を成功させた筆者。
中学1年生から、留学へ行った大学3年生までは、約8年間の年月。12歳から20際になるまでの8年間という期間、「海外で過ごして生き生きとキラキラしている自分」が私の心の中にいました。
このような状態のことを私は、「海外マインド状態」と呼んでいます。
憧れの場所や人と一緒に過ごしている自分を想像して、ただただワクワクする気持ちが止まらない状態のことです。(笑)
ひどい時は、この気持ちが高ぶってしまい夜も寝付くことができず一晩中ニュージーランドの動画をYouTubeで見たり、日記帳にその気持ちをつづっていたりして過ごした日もあります。
実はこの「海外マインド」を持ち、感じ、育てることがすごく大切です。
ここからは私がニュージーランド留学をかなえるまでに挑戦し実践していた、「海外マインド」の持ち方、感じ方、維持の仕方をいくつか紹介していきたいと思います。
これから留学をすることが決まっている人もまだ迷っている方も、少しでも海外に行くことに興味があったり、海外で挑戦してみたいことがあったりする方々は多いと思います。
そんな方に、日本にいる間に現地での暮らしへのエキサイト感を高める「心の持ちよう」をお伝えできたらと思います!
① 映画を観てヒロインになりきる
これは、私が実際によく実践していた海外マインドを育てるための方法です。正確に言うと、これをやっていた当時は海外マインドを育てるためにしていた習慣ではなく、「この習慣があった結果、海外マインドが育っていった。」ですね。
筆者はよく洋画を観るのですが、ほとんどの場合その日の自分の気分や感情、感動したこと、考えさせられたことにフィットする映画を選択します。
例えば、ずっと付き合っていたパートナーのことも大切だが、自分が挑戦したいことのためにその人と離れなければいけない…と決断した日。何とも切ない映画のワンシーンみたいな日ですが、実際に以前私が体験した日です。(笑)
自分で決断したことですが、しばらく凹んでいた私は当時公開していた映画「LaLaLand」を観に行きました。まさにこの映画、主人公と彼女のパートナーの二人の将来と、夢を追いかけることを天秤にかけている映画でした。
見るべきタイミングに見た「LaLaLand」は、ものすごく私の心に残り、今でもモチベーションを上げたい時には見る映画の1つになっています。
このように、私の中で、「テンションを上げたいときに見る洋画」、「夢を追いかけることの楽しさを見出せる洋画」、「愛する人との将来について考えさせられる洋画」など、その時の気分で見る映画がカテゴリー分けされています。
その時の気分に合った洋画を観ることで、主人公の気分と自分の感情が重なり、英語もしっくり、「脳」ではなくてバンバン「心」に入ってくる。
そうやって1つの映画にどっぷりつかった後は、大好きな主人公の英語のアクセントを一日真似して話してみたり、主人公のファッションをまねして出かけたり、映画に出てきたかっこいい男性は一体どこで出会えるのか…など妄想したりしてみます。
家でできる「独り言英会話」の方法については、また別記事で紹介します。ちなみに思いついたのはスタバで、その後スタバにPCを持って行き作業をしていました。(笑)
1つの映画を通して、英語表現も感情もファッションも生き方も海外にどっぷりとつかると、自然と「海外マインド」が育てられていきました。
② SNSやGoogle Earthを駆使して現地の様子をのぞき見!
本当に今は便利な世の中で、世界のどこにいても海外の行きたい土を建物や道路の細部まで見ることができます。Google Earthを使って!
私はこのGoogle Earthを留学前に使って、現地での生活へのワクワク感を高めていました。
留学先の大学やホームステイ先の住所は知らされているため、Google Earthを使えば、そこへひとっ飛びです!
Google Earthを見る度、本当にワクワクして早く行きたくてたまらなくなりました!
細部まで見られると言っても、分かるのは建物や道路の外観のみ。実際にそこへ行って、その道を歩いたり、お店に入ったりできると思うと、楽しみで仕方ありませんでした。
留学先が決まっていて、自分が通う学校やホームステイ先が分かっている人は是非お試しください!
また、Instagramのハッシュタグ機能を使ってでも、現地の様子をリアルタイムでのぞき見できるのでオススメです!
Instagramの検索バーに、行きたい国や留学先の都市名をなるべく詳細に入力すると(Wellington, New Zealandなど)、位置情報をONにして投稿してくれた人たちの投稿がたくさん出てきます。
検索結果が出てきたら、画面のRecent (最近)という部分を押せば、投稿が新しい順に投稿が並び替えられて出てきます。
これで、ほぼリアルタイムで現地の様子を見て楽しむことができます!
③ 心から好きで夢中になれることをノートに書いてみる
最後のオススメ方法は、「自分が心から夢中になれる事、素直に好きだと思える瞬間や物事、経験は何か?」を掘り下げることです。
よく、「あなたの好きな事って何?」と、自己紹介の時に聞かれることがあるかと思います。もちろん、「ピアノを弾くのがすきだよ。」とか、「釣りに行くのが好きかな。」などのように「○○することが好き。」という言い方ではみな何かしら答える対象があるでしょう。
ですが、ここで意味する「好きな事」とは、「自分が人の目や意見を気にせず、時間がたつのも忘れてしまうほど夢中になり、心からリラックスして心地いい感覚になれるもの」です。
ピアノや釣りやサッカーなどを「○○すること。」という言い方でなくてもいいんです。
例えば、「8月の夕暮れ、少し涼しくなった時間帯に海辺で夕陽をみること」や、「冬の日の朝にあったかいコーヒーを飲んだら息が白くなるのをみること」など。
もっと細かくて他の人には伝わらないかもしれない、日常の一瞬の出来事を「好きな事」としてもいいのです。
生きていて体験して感じる一瞬一瞬の出来事を白い何も書いていないノートを用意して、箇条書きで書き出してみてください。
「料理をするコト」でももちろんいいですが、もっとできるだけ小さな細かい瞬間だとなおいいです。「好きな事」を普段書き留めていると、だんだんと「自分の好き」が積み重なっていき、少し後に見返した時に「あ、自分はこういうことに喜びを感じるんだった!」と、気付くことができます。
自分が何に対して喜びを感じ楽しいと思えて夢中になれるのか、幸せな気持ちになるのか分かっていると、それらで自分の軸ができてきます。
海外に行く前に「自分の好きな事の軸」がしっかりできていると、海外に行ってから現地で体験する物事やイベントの感じ方がめっきり違ってきます。感動の度合いが全然違うんです!
自分の軸に響いて感じた体験や出来事は、そう簡単には忘れません。
筆者も、普通ならメモでも取っておかないと忘れ去られてしまいそうな留学中の一日一日の出来事が、今でもその時の感情と共に鮮明に残っています。自分の好きなこと、瞬間を現地で出会った人々と共感し、シェアできた時も最高に幸せですよ。
真っ白いノートとペンを準備すればいいだけです。日本にいて普段感じる大好きな瞬間を少しずつでいいので書き留めてみましょう。
海外に行く前に「私の好きなこと」で自分軸を育てておきましょう。あとは渡航するその日に心の中にそれを持っていけばいいだけ。現地で一生心に残る出来事があなたを待っていますよ!
渡航前にどんどん海外マインドを育てていこう!
今回は海外留学やワーキングホリデー、長期の海外旅行に挑戦しようとしている方々に向けて、「海外マインドの育て方」を紹介してきました。
現地へと旅立つまでに日本でできることはたくさんあります!それはもちろん英語力の向上や資格の取得、荷物の準備やビザの取得を含めて本当に様々。
しかし、実際に最高のニュージーランド留学を経験した筆者は、今回お伝えした「海外に行く前に心で育て、感じて、維持する海外マインド」を準備しておくことが何よりも重要と感じています。
私にとってニュージーランド留学していた半年間は、これまでの人生で一番濃くて中身の詰まった最高の日々でした。自信をもってそう言えます!
今回紹介した「海外マインド」の育て方ですが、少しでもこれから海外に旅立とうとしている方々の心に響いてくれたら嬉しいです。
今回ご紹介した方法を実践した上で、海外へと旅立ち、生涯忘れることのないかけがえのない経験をして頂けたら幸いです。