TOEIC初心者!リーディングは2つのポイントをおさえた勉強を!
「TOEICを初めて受験するけど、リーディングが弱いから心配…。」
「英検3級程度からでもTOEICのハイスコアって狙えるのかな?」
TOEICは合否ではありませんので、もちろん英語初心者さんでも受験は可能。自分の実力を知るために活用することもできます。
しかし、初心者からハイスコアを狙うなら、しっかりとした対策が必須です!
と言うのも、TOEICは英語試験の中でもやや独特で、ただがむしゃらに勉強すればハイスコアを狙える…というものでは無いんですね。
そこで今回は、TOEICを初受験する方に向けて、「どのようなリーディング対策が必要か?」を、実際に勉強する時のポイントと合わせてご紹介していきます。
初心者さんはTOEIC初受験までに半年かけて準備しよう!
個人差はあるものの、TOEIC初受験に向けた利用の準備期間は最低半年。英語は基礎から応用まで、すべてにおいて一朝一夕では上達しないからです。
TOEICで「頑張った!」と言えるほどのスコアを取得するためには、文法力・リスニング力・語彙力、これらの要素をバランス良く鍛える必要があります。
TOEICを受験する大半は大学生以上だと思いますので、なかなか決まった勉強時間を取るのも難しいですよね。しかし半年あれば、毎日1時間程度の勉強時間でも大きく変わります。
英語は積み上げこそすべてです。まずは焦らず、準備期間に余裕を持って取り組み始めましょう!
TOEICのリーディングに必要な学習要素
TOEICがリスニング・リーディングのセクションに分かれていることはご存知だと思います。
リーディングセクションはPart5~7まで、まずはそれぞれどのような特徴があるのかをチェックしておきましょう。
・Part5: 短文穴埋め
Part5の短文穴埋めでは、単語・文法の基礎知識が問われます。過去形や未来系をどのような文法で使うのか、また短い文章だからこそ、パッと見て内容を理解する力も必要です。
・Part6: 長文穴埋め(1つの設問につき4問)
Part6の長文穴埋めでは、文章全体の意味をきちんと読み取る力が問われます。基礎的な英語力は持っていることが前提の問題となりますので、Part5と比べると一気に難易度が高くなりますね。
・Part7: 読解問題(例: ちらしに書かれている内容などについて)
Part7の読解問題では、素早く読み、必要な情報を的確にキャッチする力が問われます。例えば、「イベントのちらし」を見て、「何のイベントか」・「参加条件は」など。
このように各Partで特徴が異なってくるのが、TOEICのリーディングセクションです。
しかし、全体を通して必要とされるスキルは、「語彙力」・「文法力」・「発音」と、基本的な要素に変わりありません。
「発音」は、初心者さんがTOEICを受験する時に見落としがちなポイント。発音が分からなければ英文をスムーズに読めませんので、リーディングであっても発音は重要です。
TOEIC初受験に向けて!リーディングを勉強する2つのポイント
実際にTOEIC初受験に向けてリーディング対策の勉強を始める前に、これからお伝えする2つのポイントをチェックしてみてください。失敗しない学習計画で、TOEIC対策をしていきましょう!
ポイント① 勉強する方法を決める
目標決めやレベルチェックはやって頂く前提として、私から提案したいファーストステップは「勉強方法を決める」です。
TOEICまで同じ勉強法を継続してもいいですし、1ヶ月毎に変えたり、毎日異なる勉強法を選んだり…、その辺りは自由で構いません。
ただし、勉強法を選ぶ時には以下のポイントを参考にしてください。
本屋さんに行くと「TOEIC向け問題集」が売っていますが、最初は無視してOK!と言うのも、そもそもTOEICは応用問題がほとんどですので、基礎が出来ていないと解けないんですね。
いきなりTOEIC専用の勉強から始めても基礎は固められませんし、何よりちんぷんかんぷんになるはず。TOEICに限らず、英語はひとつずつ理解してこそ学べる言語です。
まずは、焦らずシンプルな英語の勉強を楽しみましょう。また、英語は復習をしないと身につきません。
そのため、最低でも週に1回程度は行った勉強の復習をし、さらに覚えるまで繰り返してください。
その上で、前述したとおり「発音」も重要な要素ですので、忘れずに取り入れましょう。
これらを踏まえた上で、具体的な勉強方法としてはコチラがおすすめです。
薄めの問題集は、何度か繰り返して解くのに最適です。
音読学習については、一語一句聞き取って書き出していく「ディクテーション」と、聞こえたまま真似していく「シャドーイング」を組み合わせた学習法がおすすめですよ。
ポイント② 模擬問題集は直前1ヶ月でやりこむ
「TOEIC専用の勉強はしなくていい」と言いましたが、もちろんまったくやらずに受験するのは冒険過ぎますよね。(笑)初心者さんがTOEIC初受験に向けて、予想問題集や模擬問題集を行うには、タイミングが重要なんです。
ある程度時間をかけてしっかりと基礎を作った上で、直前1ヶ月は模擬問題集を徹底的にやりこみます。この時点で基礎が作られていれば、あとは「TOEICへの慣れ」だけ。
TOEICは約2時間という長丁場に加え、出題される問題も独特です。いくら基礎が出来て来ていても、慣れないTOEICの雰囲気に負けてしまう人は多くいます…。実際に私がそうでした。
「基礎」と「慣れ」、この2点をクリアしておけば、余計なマイナスを取らずに済むということ!
そのため直前1ヶ月は、基礎となる勉強は継続しつつ、だいたい1週間に2~3回程度は予想問題や模擬問題集を解いてみましょう。
この時、1ページから2ページ程度の中で間違った問題を「分かりそうで分からなかった」・「全く分からなかった」・「単純なケアレスミス」に分類してみてください。
TOEIC直前ですので、「全く分からなかった問題」は無視します。「単純なケアレスミス」についても、サラッと復習し、もう間違わないようにしておきましょう。
時間をかけて理解して欲しいのは、「分かりそうで分からなかった問題」です!
具体的には、例えば短文穴埋めで「文章の意味は分かるのに選ぶ単語を間違えた…。」など。こうした問題に対して、なぜ間違えたのか?をクリアにしてください。
単語の意味が分からない・品詞の使い分けが分からない・時制が間違っている…など、間違えた原因を見つけ、正しく学習し直します。
この積み重ねにより、「分かりそうで分からなかった問題」を出来るだけ多く「完璧に分かる」に仕上げるのです。
やってみると分かるのですが、TOEICにおいて「分かりそうで分からない問題」は意外と多く、スコア面で非常にもったいない、いわゆる”取りこぼし”になってしまいます。
丁寧に1つずつ理解して、完璧に分かる問題を増やしていってくださいね!
まとめ
今回はTOEICを初受験する初心者さんに向けて、リーディング学習のコツをお伝えしました。
目標としているスコアがあるなら、何度も続けて受験することも大切です。
最初の受験では、「自分のTOEICレベル」が正確に分かれば上出来!そのためにも基礎をしかりと積み上げて、TOEIC独特の雰囲気に負けないように準備してくださいね。