留学やワーホリに行く人へ贈る餞別(せんべつ)のアイデア6選!
こんにちは、カナダ在住のちひろです。
今回は、留学やワーホリで日本を離れる人へ贈る餞別(せんべつ)の例をみなさんとシェアしていきます。私が海外渡航の時にいただいた餞別もご紹介します。
餞別とは、転勤や転職、海外移住などでその場から離れる人へ渡す贈り物を差す言葉です。
“せんべつ”の代わりに“はなむけ”と言われる時もあります。
私が日本を離れる際も当時の勤務先や取引先、友人からこの餞別をいただきました。
どの餞別も海外生活には欠かせないものばかりで、カナダに来て実際に使わせてもらっているものばかりです。
「身近な人に餞別を贈りたいけど、どんなものを渡せばいいか分からない!」と悩んでいる方の参考になれば嬉しく思います。
① お金、商品券
いきなり生々しくて恐縮ですが、いただいた餞別の3割くらいがお金や商品券でした。
海外渡航の準備には、やはり何かとお金がかかります。身の回りの物を買い足したり、引越し準備をしたりと出費が細々あったのでお金や商品券の贈り物はとても助かりました。
留学やワーホリに持っていける荷物の量は限られているので、渡航者は基本的に荷物を減らしながら準備を進めています。
ですから、あまりにもかさばる物やすぐに使えない物は、逆に荷物になってしまう可能性があります。そのような理由から、「こんなものをあげても荷物になるかな…。」と悩むくらいなら、いつでも自由に使えるお金や商品券を渡すのもひとつの手です。
相手との関係性にもよりますが、私が餞別として現金や商品券をいただいたのは当時の取引先の方からが多く、金額は30,000円前後が多かったと記憶しています。
お金や商品券をそのまま渡すことに抵抗がある場合は、お花やお菓子、手紙なども添えると生々しさがカモフラージュできるでしょう。
② 文房具
留学・ワーホリということで生活のメインは学業になるので、餞別の品として文房具をいただく機会も多くありました。凝ったデザインのペンやノート、付箋(ふせん)や、Tiffany(ティファニー)などのブランドから出ている文房具もいただきました。
これらの文房具は日常生活の中で「かわいいな~!」と思いつつも、消耗品に大金を払うのも気が引けて自分ではほとんど購入しません。普段自分で購入する100~200円程度のシンプルな文房具とは異なるデザインのアイテムが揃うことで勉強へのモチベーションにもつながり、とても嬉しかったです。
友人のうち何人かは、「もし他の人から同じようなものをもらっていたら、被ってしまってごめんね。」と言ってくれましたが、消耗品ですからいくらあっても困らないプレゼントの1つで良いと思います。
③ サングラス
「海外生活で絶対に必要なものだから!」と言われて餞別としていただいたものに、サングラスがありました。
この方は文房具とサングラスどちらを贈るかで迷ったそうですが、「文房具は他の人からもらっているだろうから…。」という理由で、サングラスを選んでくださったそうです。
日本ではサングラスを使う習慣がなかったので少し意外な贈り物でしたが、カナダに来てからは本当に必需品だと実感しました。
特にカナダは夏場には紫外線の強さを感じ、冬は積もった雪に反射する日光でとてもまぶしいので、実は年中サングラスを使用しています。
留学準備としてサングラスを買う予定はなかったので、この餞別がなければ現地で調達せねばならないところでした。
海外での生活体験がある人なら自身の経験から必需品を想像できるでしょうし、そうでない場合は留学したことがある人に何があれば嬉しいかを聞いてみるのもいいかもしれません。
④ 乾燥対策のアイテム
渡航先によっては、水質や気候が日本と全く異なるために髪や肌の乾燥に悩まされます。
カナダも例に漏れず、こちらに来てから髪に静電気が起きやすくなったり手や足が乾燥しやすくなったりしました。
そこで、餞別の品物としていただいたヘアトリートメントやハンドクリームが大いに役立っています。上記でご紹介したサングラス同様、現地に到着して初めてこれらの必要性に気がつきました。
とは言え、現地に住み慣れるまでは、どの製品が自分に合うか分かりません。
アジア人の髪質や肌質向けに作られていない商品も多いので、カナダに2年住んでいても未(いま)だに、自分好みの美容アイテムを見つけるのには苦労しています。
そんな時、日本人の体質に合った日本製のヘア・ボディケアアイテムが手元にあるととても重宝します。
⑤ 日本食
海外生活で恋しくなるもののひとつに日本食が挙げられます。
地域によっては日本食レストランやアジア系スーパーがありますが、その店のクオリティは現地に行ってみるまで分かりません。
そのような理由から、万が一の時に備えてレトルトの日本食や調味料、ふりかけをスーツケースに忍ばせているワーホリ・留学生も多いです。
日本の百貨店などで販売されている贈答用の商品なら、贈り物として高級感が出ます。
スーツケースに食品を入れていく余裕がなかったとしても、「出国前においしい日本食を食べておきたい!」というのは海外渡航者に共通の心理だと思います。
ですから、海外に持って行けないとしても出国前に消費できるので決して無駄にはなりません。
⑥ 相手に欲しいものを直接聞いてみる
サプライズで餞別をあげるのでないならば、相手に何が欲しいか直接聞いてみるのもアリかもしれません。私も勤めていた会社の直属の上司からは、「餞別として何か渡したいんだけど、何か欲しいものある?大きいスーツケースとか持ってないんじゃない?」と聞かれました。
まさに上司の言う通りで、私は留学に持っていけるような大きいスーツケースを持っていませんでした。ですから、お言葉に甘えてスーツケースをいただくことにし、ブランドや色、大きさを指定して買ってもらいました。
受け取る側としても、せっかくいただくのであれば長く愛用したいので、本当に欲しいものや好みのデザインを聞かれて悪い気はしません。
【まとめ】 餞別選びは内容だけでなく渡すタイミングも大切!
プレゼント選びは相手が喜ぶ顔を想像しながら考えるのは楽しいですが、結構難しいですよね。特にサプライズで贈ろうとするなら尚更です。
「サプライズなのに、他の人からの贈り物と重複したらどうしよう…。」と悩む場合は、消耗品を選ぶのがおすすめです。
私も実際に食べ物や文房具をたくさんいただきましたが、日に日に消費していくものなので、もらいすぎて困るということはありませんでした。
それらの日常使いできるもので、尚且つ相手が普段自分では買わないような少し値が張るものを選ぶと価値ある餞別になると思います。
また、餞別を渡すタイミングとしては出国日ギリギリでない方が良いでしょう。なぜなら、留学・ワーホリ先へ持っていける荷物量には限りがあるからです。
私の場合は、送別会や壮行会を渡航の2週間前までにしてもらえたので、カナダへ持っていく品物と日本を出国する前に消費していくものに分ける時間があり、とても助かったのを覚えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。