「生きた英語」でリーディングをしよう!おすすめサイト2つと学習方法
スピーキングやリスニングだけではなく、リーディングだってそう感じている方はきっと多いですよね。しかし、いざコラムや新聞記事を読もうとしても、「何をどう勉強していいのかさっぱり分からん…。」となっちゃった経験、ありませんか?(私はたくさんあります!)
今回は勉強に役立てやすいコラムサイトを2つご紹介。おすすめ記事のピックアップや、コラムサイトを使った基本の学習方法も解説します。
留学中やワーホリ中の方にとっても、英語のコラムサイトを読めば現地の人との話題作りになりますし、もちろん日常会話への応用・試験対策にもなるのでぜひ参考にしてくださいね!
リーディング学習におすすめのサイト
まずはリーディング学習におすすめのコラムサイトを2つご紹介しましょう。
・Buzzfeed UK
日本でもお馴染みの『Buzzfeed』の英語版です。日本語版は単純に和訳されていることも多いので、日本語版に目を通してから読んでも分かりやすいですよ。
SNSとリンクさせて読者を集めているサイトのため、どの記事も目をひくものばかり。扱っているジャンルも幅広く、Art&Entertainment(アート・エンタメ)やScience(サイエンス)、Investigations(調査中)など、飽きずに読めるのがポイントです。
「SECTIONS」をクリックするとジャンル毎の記事一覧に飛べますので、興味の持てる記事から読むのがおすすめ。中でも私が好きでよく読むジャンルは、「Culture&Criticism(文化と批評)」、それから「Books(本)」の2つ。たとえばこちらの記事は、タイトルの言葉遊びに惹かれてクリックしてしまいました。
本を紹介しているインスタグラマーを24人紹介しているのですが、「Bookstagrammers」と文字ってる感じや、「If Reading is your jam(もし本が大好きなら)」というスラングもカッコイイ。
記事の内容も、インスタグラマーならぬ、本スタグラマーたちが順番に、About Me(私について)・What Followers Can Expect(フォロワーが期待できること)・A Recent Book I Loved(最近のお気に入り)をそれぞれ紹介しているため読みやすかったです。
「好きな本は?」とか「最近何か読んだ?」といった話題は日常に多く挙がりますが、いざ英語で説明しようと思うとなかなか難しいもの。この記事に書かれている表現は、日常会話にも応用できること間違いなしです!
・TIME
続いてご紹介するサイトはご存知『TIME』です。有名過ぎるメディアで名前は知っていても、意外とちゃんと読んだことのない方も多いのではないでしょうか?
政治経済からエンタメまで幅広く揃っています。公式サイトは少しごちゃごちゃしていて見にくいのですが、Twitterを利用している方は公式アカウントをフォローするのがおすすめ!
記事のリンクと、内容の要約がツイートで流れてきます。時間の無い時には、このツイートを読むだけでも勉強になりますし、「英文での要約の仕方」もコツが分かります。私が最近気になった記事は、こちら。
「2021年の夏、もっとも期待できる映画」を紹介しています。政治経済のトピックは確かに勉強にはなるのですが、どうも文字ばかりで読むのが疲れてしまいます…。(笑)
その点、先ほど紹介した「Bookstagrammers」についての記事もそうですが、エンタメ系の紹介は分かりやすいですし、読んでいて楽しいですよね!本の表紙や映画のトレイラーも載っているので、イメージも湧きやすく、すんなり理解できるのが嬉しいポイント。
あと、本や映画の紹介文章は、意外とTOEIC(Part7)でも出てきます。どのような表現・単語がよく使われるのか?を抑えておくと、生きた英語に触れながらTOEIC対策にもなりますよ。
コラムサイトを活用した基本の英語学習方法
次にコラムサイトを実際に活用した学習をする際、抑えておきたいポイントをご紹介します。
① タイトル・要約から読む
基本として、記事の最初から最後まで読む必要はないと思って構いません。それをしてしまうと時間がかかりますし、集中力も続かずかえって非効率になります。
「よーし!3時間かけてこの記事を読むぞ!」と意気込むよりも、「今日は30分程度、サクッと読んでみようかな。」程度に、肩の力を抜いた方が続けやすいですよ。
リラックスした上で最初に目を通してほしいのが、タイトルと要約です。特にタイトルには、必ずその記事で重要な軸となるキーワードが盛り込まれているはず。
この時点では、キーワードを抑えつつ、「記事が伝えたいことは何なのか?」をつかめればOKです!
要約(リード文)も同様ですが、センテンスの数は当然増えますので、まだ英文に慣れない内は要約だけ読むトレーニングをするのもおすすめ。
ちなみにTOEICのPart7でも、タイトルから順番に目を通していくのが基本ですよ!
② 1パラグラフごとに読む
実際に記事を読みながらの勉強は、パラグラフごとに区切りましょう。まずは毎回1パラグラフで進め、慣れてきたら読むパラグラフを増やしていきます。
この際、<だいたいの意味を把握する>と<1つひとつ丁寧に精読する>の2つの勉強方法があります。どちらにもメリットはありますが、個人的におすすめしたいのは後者です。
確かに大体の意味を把握、つまりざっくり読みで進めると、リーディングのスピードは上がるでしょう。上級者になれば、知らない単語でも文脈で理解できると思います。
しかし、まだ初中級の段階であれば、ざっくり読みではインプットしきれません。
特に参考書の変わりに英語コラムを活用したいのなら、この点は抑えておきたいですね!
スラッシュを入れて区切り、意味を調べ、文法構造までチェックする…ここまで出来るとパーフェクト。
英語は理解を伴わずに進めても大して身になりませんので、出来る範囲で丁寧に読むことを心掛けましょう!
③ 同じジャンルの別記事を読む
1つの記事を読み終えたら、次に読む記事は同じジャンルにするのが効率的な学習になります。科学なら科学、時事ネタなら同じ時事ネタ、といった具合に。
定着度が分かりやすいのは、時事ネタです。例えば、ワールドカップの時期ならワールドカップ、大統領選挙がある時期なら大統領選挙。
短期的・長期的に継続される時事ネタでは、毎日記事の内容に変化があります。しかし一方で、使われるキーワードや単語はほぼ変わらないのです。
無理なくスパイラル学習が実現するのが大きなメリットですし、「この単語、何回も観たのに覚えられない…。」など、弱点の発見にもつながりますよ。
【まとめ】興味のあるジャンルで集中学習しよう!
スピーキングやリスニング以上に、リーディングは集中力が必要になる作業ですよね。だからこそ、興味の持てるトピックや生きた英語は、刺激があって続けやすい強みになります。
また、リーディングを続けると文法構造がきちんと整理されていきますので、センテンスで話せるようにも。
「単語で伝えてばかり…。」、「いつも同じ表現しか出てこない…。」などの壁にぶつかっている方は、ぜひリーディングを取り入れてみてください。
留学やワーホリを控えている方(今現地で頑張っている方も)にとっては、語学学校での学習や英語での会話に大きく役立つはずです!