日本人なのに英語がうまい人の6つの特徴をご紹介します!
こんにちは、ちひろです。
本日は、“英語”をテーマにお話ししていきます。
私は2年弱カナダの東側に住んでいました。移民が多いエリアだったので現地ではカナダ人だけでなくたくさんの日本人とも出会いました。
彼らと一緒に生活してみて、日本人の中でも「この人は英語がものすごくうまいな!」と感じる人が何人かいました。
発音や話し方があまりにもネイティブみたいなので、「カナダ生まれなんですか?」と聞いてみると、そうでもありません。
他のワーホリや留学生と同じように、短期滞在でカナダに来たと言います。
どのようにして英語を上達させたのか不思議に思ったので、彼らをよく観察してみました。すると、いくつかの共通点が見つかりました。
そこで今回は、日本人なのに英語がうまい人の6つの特徴をまとめていきます。
「できるだけ早く英語力を伸ばしたい!」とお考えのかたの参考になれば嬉しいです。
① 日本語能力が高い
英語がうまい人の特徴一つ目は、日本語能力が高い人です。
「英語と日本語のレベルがどう関係しているの?」と思われるかもしれませんね。
まったく異なる両者ですが、大きな括りではどちらも“言語”です。
日本語能力が高い人は、話す相手のレベルに合わせていろいろな表現を使いわけられます。
子供と話す時と仕事の取引先にプレゼンをする場面で使う言葉は違いますよね?
また、相手が知らない話を想像しやすいように話すためには、例え話などを織り交ぜる必要があります。そんな時に話し手の言語力が問われます。個人の言語力が試されるのは、日本語も英語も同じです。
日本語で複数パターンの文章を構成できないのならば、それを英語に翻訳することは困難でしょう。ですから、英語以前に“そもそもの言語力”という意味で日本語力も関係してくるというわけです。
② 完璧主義すぎない
二つ目の特徴として、完璧主義すぎない性格が挙げられます。
実は英語を話す時に完璧さを意識しすぎると、会話のテンポが落ちてしまいます。なぜなら、「いまから話そうとしている文章の文法は100%あっているのかな?発音やイントネーションはどうかな?」と考えすぎてしまうからです。
また、会話中に適切な単語が思い浮かばない時、「単語が分からないから完璧な文章を作れない…。今の自分の考えは口にしなくていいや…。」と諦めてしまうこともあります。
一方、英語がうまい人はいまある知識やボキャブラリーでなんとか乗り切ろうとします。
単語がわからなければ似たような意味の単語を使ってみたり、「こういう概念の単語はなんて言うんだっけ?」とネイティブに単刀直入に聞いたりします。
彼らは、実践の場での経験を通して英語力を伸ばしているのです。実際問題、英語の教科書に載っているガチガチの文法を使わなくても、工夫次第で話は通じます。ネイティブが話している英語も、よくよく聞いてみると文法的には間違っていたりもします。
TOEICなどのペーパーテストでスコアを取ることが目的なら話は変わってきますが、海外の実生活では“細かな文法よりもいかにして自分の考えを伝えるか”の方が重要だったりします。
③ 失敗を恐れていない
完璧主義と同じ理由ですが、失敗を恐れすぎるのも英語力の伸びを妨げる原因になります。
例えば、「変な英語を使ってしまったら恥ずかしい…。」だったり、「自分の英語が相手に伝わらなかったらどうしよう…。」といった不安がその例です。
このような心配があると、英語を使う機会そのものが減ってしまいます。常に発言を遠慮してしまったり、消極的になったりする日本人の姿を何となく想像できる人もいるかもしれませんね。
それに対して、英語力の伸びが早い人は失敗を恐れずに積極的に発言します。
英語学習に関するコツでよく言われているように、インプットだけで伸ばせる英語力には限りがあります。
アウトプット、すなわちインプットした英語を実際に使ってみることで初めて自分のものになるのです。
ですから、積極的に発言するということは、このアウトプットが正常に行われているということです。
勇気を出して発言してみて、相手に英語が通じれば自信につながります。その結果、「もっと英語を話したい!」とモチベーションが上がるでしょう。
仮に英語が通じなかったとしても、それはそれで自分の弱点が見つかります。そうすると、今後自分が焦点をあてて勉強すべきポイントが明らかになり、効率良く学習できます。
④ 洋楽好きで聞いたり歌ったりしている
お次は、英語の発音がきれいな人に共通している特徴です。
彼らに「どうしてそんなに発音が上手なの?どうやって勉強したの?」と聞いてみると、9割くらいの確率で返ってくるのが以下のような返事です。
「特に発音のためのトレーニングはしていないよ!でも、昔から洋楽を聴くのが好きで歌詞カードを見ながらよく歌っていたよ!」
もう本当にこの回答を聞く機会が多かったです。彼らは、洋楽をうまく歌えるように何度も何度も聴いて練習したと言います。
まさに“好きこそ物の上手なれ”だと思いませんか?好きであることが物事を上手にするための条件なのだと強く実感します。
本人には勉強して英語を上達させたという感覚が全く無いのも面白いです。
この作業は、芸能人やアニメのキャラクターの声マネをするのに似ています。
発声や声質の特徴を捉えて、自分でも実践しているんですよね。
モノマネが得意な人、もしくは、はずかしがらずにモノマネができる人も英語をきれいに発音できる素質があると言えます。
⑤ 他人からのアドバイスを素直に受け入れられる
英語を効率良く習得するためには、素直さも大切だと実感します。
他人からのアドバイスを真摯に受け止められたり、すすめられたものを気軽に試したりできる人は英語が伸びやすいように思うのです。
それとは反対に「自分には自分のやり方があるので!」と意地を張ってしまうと、遠回りする結果となります。
海外に住むことができる期間や英語を勉強できる時間は有限です。
「自分より英語がうまい人のいい部分を盗んで、早く上達してやるんだ!」という気持ちがないと、スピード感のある上達はかなわないでしょう。
特に「物事を習得するには苦労しなければならない!」と思い込んでいる人は注意が必要です。
言語学習は修行ではないので、そのような根性論は捨てて楽ができる部分は楽をした方がよっぽど建設的です。
⑥ 好奇心が強く人と関わるのが好き
最後に、好奇心が強くて人とコミュニケーションを取るのが好きな人も、英語がうまい人の特徴としてあげられます。
彼らは相手がカナディアンだろうが他国からの留学生だろうが日本人だろうが、とにかくいろんな人と話したがります。
カナダで耳にする英語は、全て同じに聞こえるようで実は全然違います。
英語と一口に言っても、出身国が異なればアクセントやイントネーションは全く別物なのです。
いろいろな英語の話し方に触れることで、耳と脳がさまざまなパターンの英語に対応できるようになっていきます。また、自分が発話する時も相手に伝わりやすい英語を選ぶ工夫をします。
しかし、好奇心が無ければ限られた人としか話す機会がなく、前述したような学びの場が少なくなってしまいます。これこそが好奇心旺盛な人の英語力が伸びやすい理由です。
【まとめ】英語力を伸ばしたいならとにかく積極的に動こう!
いかがでしたか?実は今回ご紹介した6つの根本にあるものは同じです。
全てに共通するものは、「積極性」です。
留学・ワーホリ中の人ならば、目から入ってくる情報も耳から入ってくる音も全て英語です。まさに英語学習には最適な環境と言えます。そんなせっかくの機会を活かさないのは勿体ないです。
将来に備えて日本で英語を勉強している人も同じです。今ではオンライン英会話など、国内でネイティブと英会話レッスンができる環境も多くあります。その気になれば、日本に居ながらにして、本格的な英語学習が可能になるのです。
インプットだけでなく、恥ずかしがらずにアウトプットの時間も大切にすれば英語力に良い変化が見られるはずです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。