感性を高めるオススメ英語教材で心動かす英語学習を!【前編】
皆さん、こんにちは!ニュージーランド留学経験者の美沙季です。
英語の勉強をしている時ってどんなことを考えていますか?もちろん、教材を使って勉強している人は、読んでいる英語の音声が頭の中で再生されている人や、読んでいる文章の文構造を分解して考えている人もいるかもしれないですね。
リスニングを行なっている際は、きっと何について聞いているのかその音声の内容にフォーカスしていますよね。
何かしらの方法で英語を頭の中にインプットする時、皆さんの感情はどのくらい動いているでしょうか。今まで英語の勉強をしている時、自分の感情に目を向けてみたことや考えたことありますか?
実は筆者は、以前日本でいう幼稚園にあたるインターナショナルプリスクールでバイリンガル講師をしていた経験と、日本の小学生に対して英会話を教えた経験があります。
教えてきた園児や生徒の外国語学習の様子を振り返った時、また自分自身の外国語習得方法を振り返ってみると、外国語の習得にはとても大事な要素があるのだと気づいたんです。
ちなみに、ここでの外国語習得とは、「現地で生活している時やもともと現地で育ったかのようにリアルで自然な外国語の使用ができるようになること。」を指します。
外国語学習に重要な要素、それは「自分の感情」だと気づいたのです!
どうしても日本の義務教育で英語を勉強していると、与えられた教材を使って、指定された箇所や単元を「こなす」ことが当たり前の勉強方法になってしまいますよね。
与えられたことをこなす勉強方法だと、勉強中に教材を読んで・聞いて・書いて・見て・話して自分の感情が動くことは多くありません。
そもそも、人間と言語は切っても切れない生まれた瞬間から共にあります。そして、生まれた瞬間から両親や周りにいる人の言葉を聞いて、赤ちゃんの気持ちが動き、感情が生まれます。
例えば、お母さんやお父さんが「かわいいね。」と話しかければすくすくと、赤ちゃんにはポジティブで暖かい感情が芽生えるでしょう。
年齢を重ねると共に感情と言葉が脳の中で関連付けされ、言語習得とともにその子の感性や感情もさまざまなものが生まれていくでしょう。
母語習得では密接な関係性の中で養われますが、第二言語習得になると途端にこの大切な関係性について忘れてしまいます。
外国語を学ぶ際も、自分の感情をフルに動かして学ぶべきではないです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回この記事では「自分の感情を動かしながら行う英語学習」をテーマとして取り扱っていきたいと思います。
感情をフルに動かしながら英語を学ぶことができる、私が実際に使ったおすすめ教材を紹介していきます!
海外ドラマ「F.r.i.e.n.d.s」
まず一つ目にお勧めする教材は、アメリカの大人気シットコム(シチュエーション・コメディ)である「F.r.i.e.n.d.s」です。英語学習をしている人であれば、一度は聞いたことのある海外ドラマだと思います。
私も学生の頃によく、「英語を話せるようになりたいならフレンズを見た方がいい!」との噂を耳にしました。
確かに英語のネイティブスピーカーの友達や流暢に英語を操る私の友人たちはみんな、口を揃えて「フレンズを観るべきだ!」と言います。それはなぜでしょうか?
その理由は、20代の男女が日々経験することへの共感度200%だから!
英語のネイティブスピーカーたちや、英語が流暢な人たちがフレンズをお勧めする理由の1つ目は何といってもこれです。
海外ドラマ「フレンズ」は、ニューヨークに住む一般的な男女6人が同じアパートと、いつも集まるカフェを拠点に恋や仕事、友情や家族、結婚や引っ越しなどの人生のさまざまなイベントに関わっていく話です。
さまざまなイベントとはいっても、大きなイベントではなく日常生活で起こるかも知れない内容が殆どです。
このような事件を、たくさんのジョークを交えて面白おかしく描いているのが特徴です。30秒に1回は登場人物の誰かがジョークを言うので、見ていて終始お腹が痛いです。(笑)
特に特別な世界観やファンタジー作品やSFものでなく、どこにでもいるような、でも個性の強い6人のニューヨークの日常を描いているところに引き込まれます。
特に心を揺さぶられる理由は、「誰もが人生で一度は経験していそうなイベントや事件、心温まる思い出」を丁寧に扱っているところです。
フレンズの心を揺さぶられたシーンで使われていた英語表現や語彙は、そのまま自分の人生で同じような出来事が起きた時に使えるんです。
例えば、実際に私がフレンズを観ていて心揺さぶられたシーンがあります。10年来ずっと一緒に住んできたルームメイトのモニカとレイチェルが別々に住むことになり、引っ引っ越しの準備を始めなければいけない日でした。
10年間の思い出を振り返りながら、離れるのが寂しくなってしまう二人。このシーンを見ていた時、私もちょうど数年間一緒に住んでいた妹と別々に住むため、引っ越しの準備を始めていた時でした。
当時の自分の状況と重なり、このシーンでモニカとレイチェルが使っていた英語表現は、「ずっと暮らしてきた相手と離れる寂しさや少しの不安」という感情と一緒に、私の記憶に焼きつきました。
このシーンで使われている英語表現ですが、ドラマを観て心を動かして映像と音と共に学んだ場合と、ドラマのスクリプトを読んで暗記する場合とを比べたら、きっと前者の記憶への定着度が勝るはずです。
海外ドラマ「フレンズ」は、私たちが以前経験した実体験やこれから自分の身に起こりそうなことを、フレンズのキャラクターたちが実際に経験して英語で表現してくれる最高の教材です!
だから、英語表現が心にスッと入り込み、それが脳に深い記憶として定着するんですね。不思議なことに、こうやって習得した英単語や表現は簡単には忘れません。単語帳やテキストの暗記で覚えた英単語や表現の記憶の深さとは、比べ物になりませんね。
海外ドラマ「フレンズ」の視聴方法は?
現在、海外ドラマ「フレンズ」は、NetflixとU-Nextでのみ配信されています。
それぞれ月額料金を支払うことで、海外ドラマ「フレンズ」の全10シーズンが見放題になっています!字幕、音声も英語と日本語に設定して楽しむことができるため、英語学習に最適です。
感情を揺さぶられる学習は効果あり!
今回の記事では、感動と心を動かしながら英語学習することの大切さを、お勧めの英語教材を紹介しながらお伝えしました。今回、ご紹介した教材は、アメリカの人気シットコム「フレンズ」です。
まだ視聴されたことのない方は、ぜひ「フレンズ」をみて登場人物たちの日常に共感し、どんどん新しい英語表現をインプットしていきましょう!毎回心揺さぶられる面白いエピソードを観ながら、たくさんの表現を記憶に焼き付けていきましょう。
次回記事も今回の続きとして、もう一つお勧めの英語学習教材を紹介したいと思います。それではまた、次回お会いしましょう!