【コロナ渦での就職事情】帰国後の留学生に必要な英語力とは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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【コロナ渦での就職事情】帰国後の留学生に必要な英語力とは?

公開:2021/11/16 著者:中山 大輔 365 Views

留学ドットコムでも2020年~2021年はコロナ渦で留学生を含めた海外渡航者が大きく減ってしまいました。

しかし、そうした状況でもなんとか留学を実現し、帰国後に無事内定を勝ち取っているお客様もいらっしゃいます!

このコラムではそうしたコロナ渦での就職状況、就職カウンセラーからの生情報を踏まえて帰国後の留学生に必要な英語力はどれくらいなのか?というのを解説したいと思います。

英語が出来る人の需要は依然として高い

現代はおよそ「グローバル化」という言葉を聞かなくなるくらい国際化が進んでいる時代ですので、英語が出来る人の企業需要は非常に高いです。むしろ年が進めば進むほどそうした需要がいっそう高まっているような印象もあります!

もしかしたら、みなさんのイメージとして「さすがに中小企業だと英語がしゃべれる人が少ないと思うけど、大企業にはそれなりに英語しゃべれる人いるんじゃないの?」と思われるかも知れません。

しかし、実は大企業であっても英語を話せる人というのはまだまだ少ないのです。もちろん中小企業に比べれば英語をしゃべれる人は多いのですが…それでも「会社内で従業員の半分や8割以上が英語をガンガンしゃべれる」という所は一部を除きまず存在しません!

 

何よりみなさんの身の回りのご家族や友人、またご自身の会社でも「英語ペラペラな人が集まっている会社」というのはそうそう耳にしないと思います。(日本はまだまだ残念ながら英語がしゃべれる人が珍しい、少数派という国なんです)

また、近年の企業では「ウチは海外を相手にビジネスしたくない!絶対に日本だけで商売をやりたい!」という所はまずありません。どの企業でも「機会やチャンスがあれば海外に向けてドンドンビジネスをして売上げを上げたい!」と思っています。

でも、いざ社内を見渡すと…「うーん。今ウチで海外向けの事業を進められそうな人はちょっといないなぁ…」、「あの人は英語が得意だけど、今の仕事から切り替えたり、追加で仕事を任せたりするのは厳しいなぁ…」という多くの現実なんです。

 

そのため多くの企業は「英語が出来る人を新たに採用して、ぜひ我が社の海外展開の事業を手伝って欲しい!」と考えているんですね。

 

企業が期待する「英語が出来る人」のライン

上記のように多くの企業は「ぜひ英語のできる人が欲しい!」と考えていますが、実際その「英語ができる基準」はどれくらいなのか気になりますよね?

英語力の指標は様々ですが、ここでは日本で一番メジャーなTOEICでお話しを進めていきます。

ズバリ…そうした企業が求めているTOEICスコアの水準は「一般的に850点以上」、企業からの評価としては「800点以上~」となっています!

 

もちろんTOEICスコアは高いに越したことはありませんが…「ぜひ我が社に英語力がある人材が欲しい!」という企業にとってはTOEICスコア600、700というレベルでは残念ながら評価対象とはならないのです。

また、留学前に「TOEICスコアの〇〇を取得するぞ!」と目標を立てて、実際に留学を終えてその目標(スコア)を達成した人はどの企業からもかなりの好印象となります。

さらに、留学前のスコアは低くても、留学を終えて大きくスコアが伸びた人はさらに評価が高くなります!

 

具体的には「出発前のTOEICが300点台だったけど、帰国をしたら800や900近くまでスコアが伸びた」というようなケースです。

こうした事例があると企業も「この人は目標を立てて頑張って、実際に成果を出せる人なんだな」というのをリアルに見てくれるためです。

一方で「もしTOEIC700前後だと企業からは英語に関して全く評価されないの?」という疑問もあるかと思いますが、それは新卒かどうかや留学期間などでも変わります。

 

 

上記のように新卒や短期留学であればTOEIC700前後でも評価となりますが、社会人として長期留学へ行ったのにも関わらずTOEICスコアが700にも満たないとなると…厳しいですが帰国後の就活の場では逆アピールにしかなりません。

もちろん英語能力を求められない求人であれば英語力以外の部分で勝負ができます。しかし、企業側が「英語力が欲しい!」という求人だと英語力があることが大前提です。

そのため、「この人は海外へ行っていたのに700点すら取れない→英語の素養がないか、努力する気がないんだな…」とかなり厳しい判断をされてしまうのです。

 

さらに外資系や英語系の企業で就活するのであれば、一般企業よりもさらに高い英語力が求められます。

外資系や英語系の求人だと応募条件に「TOEIC800以上」というような基準が明記されているため当然TOEIC800以上の人が集まってきます。そうすると自分自身がTOEIC800や850というスコアでは他の応募者に埋もれてしまうんですね。

もし外資系や英語系の企業で就職を考えているのであれば「応募ラインギリギリ」ではなく、「TOEIC900点前後」と余裕を持っての応募が理想です。

 

TOEIC900は受検者で2~5%のレベル

それでは、このように企業側でも高い評価をしてくれるTOEIC900というスコアはどの程度のものなんでしょうか?

TOEICの公式のデータから見てみましょう。

 

 

2020年はコロナの影響で受検者数がかなり減っていますので、この割合なども年度で多少変わってきますが、大まかに「TOEIC900は受検者の上位2~5%のレベル」という事が言えます。(2018年データでは受験者が100万人も多い250万人でした)

イメージとしては…例えば「100人いるTOEICの受験会場で900以上のスコアを取れる人はたった5人だけ」と考えるとかなり少人数というのが分かると思います。

そのため、もし企業が「TOEICの受験場で採用をするぞ!」となったら、当然こうした5人をまず第一優先して採用をするはずですよね!

 

それだけ高いスコアですのでTOEIC900というハードルは決して低くありませんが…それでもTOEIC800台であればきちんとした留学プラン、現地での努力があれば必ず達成できるレベルではあると言えます。

これは15年間でこれまで何万人という留学生を見てきた私たち留学ドットコムの体感ですので明確なデータではないのですが…私たちは少なくともそう感じています!

なので、せっかく留学するのであれば、ぜひあなたも実際900点を超えるライン(トップ2~5%)を目指して留学に取り組んでほしいと思います!

 

実際はどれだけ勉強すれば良いの?

次に気になるのは…じゃあTOEIC900や800を目指すにはどれくらいの勉強や留学が必要なのか?という所ですよね。

より正確な情報を手に入れるためには、何よりまず一度TOEICを受けるのが一番ですが…大まかなTOEICスコアの目安としては、例えば高校で「英語はそれなりに得意だったよ!」という人はTOEICスコア450前後程度、「英語苦手だったな~」という人はTOEIC400前後と見積もっていけば良いと思います。

これもTOEICの運営団体であるIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)の2020年度データ(Data&Analysis 2021)なのですが、そこの団体受験テストの結果で下記のようなデータがあるためです。

 

 

一方で、「高校の英語授業なんてとてもわからない!自分は中学レベルもちょっと怪しいぞ…」という人はTOEIC300~400未満と考えていくと良いでしょう。

しかし、留学前のTOEICのスコアというのはそれほど重要ではありませんのでご安心ください!

実は、TOEIC300、TOEIC400の2つではスコアだけみると100点もの差がありますが…実際は「どちらもどんぐりの背比べ状態」だからです。

 

英語ペラペラのネイティブからしてみたら…「TOEIC300の人、TOEIC400の人も、この人は英語ができない人なんだなぁ~。あまり変わらないなぁ」という印象になります。(苦笑)

また、留学する前の時点ではTOEICスコアが400前後の方がほとんどですので、スタートラインはほとんど変わりません。何より重要なのは「その人の留学のプラン」「その人の頑張りや努力」の2つになってくるのです。

その上で、どれくらい学校に通うべきなのか、どれくらい勉強すべきなのかという情報も下記コラムでスタートライン別にまとめていますのでぜひご参考ください。

 

 

英語力に加えて「パソコンスキル+実務経験」がオススメ

また、留学ドットコムの就職カウンセラーとして企業と直接やりとりをしている担当者からは、「TOEIC900のような英語力に加えてパソコンスキルと実務経験の2つが特に現在の就活状況では重視されている」という生情報も届いています。

まず1つ目のパソコンスキルについてですが、現在はスマホやタブレットなどであらゆる事が完結できるので「パソコンが使える」という応募者が激減しているそうです。

もちろん新卒であれば入社後にパソコンスキルの研修などで教育をしてくれる所が多いとは思います。しかし、転職だと当然入社後の「即戦力」としての採用を企業も期待しているため「英語がいくらできてもパソコンが使えない人はちょっと…」という気持ちがあるようです…。

 

私たちの日常生活ではスマホで済ませられても仕事はまだまだパソコンが第一線となっていますので、「英語」+「Word・Excel・PowerPointのスキル」があれば就職活動をかなり有利に進められます。

また、2つ目のポイントである実務経験というのは「実際にその職種で働いたことがあるかどうか」という部分です。(職種とは「営業、事務、企画、マーケティング、販売、Web、エンジニア」のような社内での役割の事)

転職では企業も入社したらすぐにその人を「該当部署の〇〇担当」として働いてもらいたいと思っていますので、実際にそうした職種で働いていたかどうかの有無を重視するんですね。

 

例えば、応募者が「この人は英語力もバッチリ、パソコンにも詳しい!でも、これまで事務で働いていて営業の経験がない」となると、営業として内定を出したい企業側からしたら「うーん、営業未経験の人だとちょっと採用は難しそうだな…」と尻込みしてしまうためです。

もちろん実際の内定有無はその時の企業の採用環境によって変わりますが、現在の就職活動状況ですと、「英語だけあればOK」、「実務経験さえあればOK」、「パソコンだけ詳しければOK」という単純なものではなくなっています。

そのため、帰国後の就職を考えた留学では、「英語や実務経験、パソコンなど3つのスキルを総合的に身に付けていく」という事に気をつけていくと帰国後により有利に就職活動を進められるんですね。

 

英語、実務経験、パソコンスキルを全部伸ばせる留学

上記のような「帰国後の就職活動が有利になる留学」を考えた場合、留学のプロカウンセラーから見るとカナダのCo-opプログラムが特に優れていると感じます。

 

 

Co-op、学生ビザ、ワーホリの3つをそれぞれ比べると下記のようになります。

 

 

まず、Co-op(カナダ学生ビザの就学と就労がセットになったプログラム)ですと、入学するのは語学学校ではなく専門学校になりますので、卒業時には必ず専門学校レベルの英語力が身につきます。

また、Co-opは就学期間と同じ期間の有給インターンがありますので(例:1年の学校+1年の有給インターン)、現地の会社で長期間、フルタイムでじっくりと働く事ができます。

さらに働く先は学校で学んでいる内容に沿ったもの(IT系であればIT系の会社、ホスピタリティ系であればホテルなど)になりますので、実務経験という部分でも採用側にとって非常に魅力的です!

 

その上で、専門学校での勉強となれば当然レポート(Word、Excel)やプレゼン(Power Point)での授業や宿題、課題がありますから基本的なパソコンスキルも身につけます。Co-opのデメリットとしては、どうしても1ヶ月や2ヶ月での短期留学ができない(長期留学)になってしまうため、長期留学として費用がそれなりに必要となるという部分ですね。

一方、通常の語学留学(学生ビザ)ですと「英会話を学校で学ぶ」というのがメインとなり、パートタイムでちょこっと勉強の合間にアルバイトをするという状況になりますので、実務経験という部分はどうしても弱くなります。

また、ワーホリでは学校に通える期間がルールで上限がありますので、高い英語力を身につけるという面では不利になりますが、学校とアルバイトの両方を自分の好きなように配分、チャレンジできるので留学予算的な部分では大きなメリットがあります。

 

英語力が伸びる留学プランを立てよう!

もしあなたが今留学を考えていて「帰国後の就職が心配!」という事であれば、今できる事はたったこの2つだけです!

 

 

まず、「留学前に不安がまったくゼロ」という人はいません!あなただけではなく、留学する人全員が不安な気持ちを抱えて出発しています。

なので、今の段階で「留学をして帰国をした時に仕事があるかなぁ…」、「果たして英語が伸びるのかなぁ…」、「留学なんかそもそもできるのかなぁ…」といくら心配をしても、それは未来の事なので誰も分からないことです。

誰も分からない未来の事を今からいろいろ考えたり、あれこれ心配して時間を使うよりは点「帰国後にしっかりとした英語力を身につけて帰国するためにはどうしたら良いだろうか」と考えたり、「留学したらこんな事したいなぁ。」とワクワクして期待を膨らませる方が断然前向きですよね?

 

そして、1番の英語力が伸びる留学プランを考えるというのは、留学のプロである留学カウンセラーと相談しながら作っていけますので、ぜひいろいろなエージェントに相談しながら信頼できるカウンセラーを見つけてください。

また、その「英語力が伸びる留学プランを考える」ためにオススメの方法を一つご紹介します。

それは、留学プランを考える前に一度TOEICを受けてみる事です!(今現在の自分の英語の実力を知るのも素晴らしい留学準備の一つだからです)

 

留学前にTOEICを受ける事で、留学後に「これだけ英語力が伸びたんだ!」というのもわかりますし、何よりプランを立てる前に「自分はこれくらいは勉強頑張らないといけないんだな」という出発地点とゴールが分かります。(出発地点とゴールが分かれば、より良いプランを立てることができます)

そして留学カウンセラーにも「この前TOEICを受けてスコアが〇〇でした。このスコアを留学で〇〇までなんとか上げたいと思っています。どんな留学プランが良いですか?」とより具体的な質問ができます。

また、帰国時の就職活動時にも「留学前は私はこのスコアでしたけど、留学後はこのスコアまでアップしました!」と留学の成果を数字で客観的に見せられますので、留学後、帰国後もそのスコアは就活の大きな武器となるためです。

 

留学ドットコムでは就職サポートもしっかりご用意していますので、留学前から留学後までおまかせ下さい!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?出発前にしっかりとした留学プランを立てることができれば、就職、留学の半分が成功したようなものになりますので、プロの意見に耳を傾けながらじっくりと留学プランを考えていきましょう!

Co-opのような長期留学するためには時間と費用がどうしても掛かってきますが、逆に時間と費用を掛けた分、留学で得られる成果も当然大きくなります。

特に、ITと英語力はものすごく相性が良く、今後日本だけではなく世界中で仕事をゲットできる組み合わせですので、「帰国後、就職先に困る事だけは嫌だ!」という人は、IT系のCo-opがオススメです。

 

 

留学ドットコムでは帰国後の就職を踏まえた留学プランを考えたいという人には全力でサポート、アドバイス、応援をしていますのでお気軽にご相談ください!

 

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