英語圏以外の国への留学に挑戦してみよう!~スペイン語圏編その3~
今回の記事では、前回に引き続き「スペイン語圏への留学特集」をしていきたいと思います。
前回は、メキシコとキューバに関する基本情報や生活情報、そして両国に留学するにあたっておすすめの語学学校に関する情報をお伝えしました。
今回はグアテマラ、ペルー、コロンビアの3カ国にフォーカスして、それぞれの国の基本情報、生活情報やおすすめ留学先を特集していきたいと思います!
③ グアテマラ
公用語: スペイン語
人口: 1,634万人(2015年時点)
通貨: ケツアル日本との時差: 15時間
気温と気候: 亜熱帯型
治安: スリ、強盗などには注意。危険とされる地域には近づかない。
グアテマラと言えば、あの古代マヤ文明が栄えた場所ですね。そのため市内にはたくさんの世界遺産や遺跡があります。住民の人たちの中には今もマヤ系の血を引く人たちがたくさんいます。独特で美しい民族衣装を着た人たちがたくさん歩く街には、昔から変わらないグアテマラの色が濃く残っています。
現地で生活を送る際に気をつけたいのが治安です。グアテマラの治安は、警備などにより旅行者への安全は確保されてはいるものの、実際のところ旅行者がスリや強盗にあう被害も多発しています。アンティグアやフローレスなどの主要都市の治安は比較的安心ですが、人気の少ない道や外務省により渡航や訪れることが危険とされている場所にはけして近づかないようにしましょう。
旅行として訪れる場合も留学先として訪れる場合も知っておいて欲しいのが、チップ文化と外国人料金の存在です。基本的にチップは支払う必要がありませんが、外国籍を持つ人や観光客に対しては現地の料金ではなく「外国人料金」という料金で支払いをする必要があるとことがあります。特にカフェやレストランなど観光客が多く訪れる場所では、このルールが適応されることがあるため、注意しましょう。
グアテマラにあるおすすめ語学学校情報
エンフォレエックス
アクセス: アンティグア
注目ポイント
・日本人が少ない
・町の中心部にある学校
・ホームステイ先から通いやすい
・1クラス5人までの少人数制度
授業の様子
初級から中級までの全部で6レベルが用意されており、自分のスペイン語の実力にあったコースに配属されるので安心です。スペイン語だけでなく、グアテマラの文化や歴史、世界遺産について学ぶ機会もたくさん用意されています。
開講コース
・インテンシブコース
・ジュニアコース
・スペシャルコース
・オフィシャル試験対策コース
④ ペルー
公用語: スペイン語
人口: 3,217万人 (2015年時点)
通貨: ヌエボ・ソル
日本との時差: 14時間
気温と気候: 海岸地帯、山岳地帯、森林地帯により異なる
治安: 警備が厳しいため南アメリカの中では比較的安全
ペルーと聞いて思い浮かべるものは何ですか?一度は訪れてみたい古代遺跡マチュピチュ、先住民族がこよなく愛する伝統楽器ケーナを使った音楽や現地の伝統料理など、ペルーにはミステリアスでワクワクする魅力がたくさん詰まっていますよね。
ペルーにはかつて南米最大の文明を築いたインカ帝国をはじめ、紀元前から栄えていた古代文明の存在などにより世界中の人から魅力的な観光地として人気があります。謎の空中都市マチュピチュやナスカの地上絵、チャピン・デ・ワンタルなどの現在も謎に包まれたたくさんの遺跡を目にすることもできるのです。
そんなミステリアスで魅力的なペルーでは、スペイン語学習のみならず現地の歴史や文化、生活様式も目一杯学ぶことができるでしょう。治安は都市部のリマやクスコでは警備や警察の巡回が徹底して行われているため比較的安全とされています。ですが、夜の一人歩きや人気の少ない場所には近づかないようにしましょう。
ペルーにあるおすすめ語学学校情報
Peru Spanish
アクセス: リマ
注目ポイント
・ペルーにあるベスト評価校
・学生アパートの高評価
・ホストファミリーの高評価
授業の様子
グループレッスンと個人レッスンが用意されており、受講前には筆記テストとオーラルテストを受けた上で自分のレベルにあったクラスに配属されます。どのコースでも、スペイン語を使って流暢に会話ができるようになるためのコミュニカティブ・ティーチングに力を入れています。平日にも1日3時間程度のボランティア活動や社会活動に参加できます。
開講コース
・一般言語
・プライベートレッスン
・ビジネス英語
⑤ コロンビア
公用語: スペイン語
人口: 4,875万人 (2015年)
通貨: コロンビア・ペソ
日本との時差: 14時間
気温と気候: 一年の平均気温は14度、山岳地帯なので朝晩の気温差が激しい
治安: 国全体に外務省による危険レベルの1〜3のどれかが発令されている
コロンビアと言えば、山岳地帯や高山からアマゾン川のように変化に富んだ地形と気候、あの黄金郷伝説を生んだインディヘナ文化の存在、スペインによる植民地時代の名残である魅力的な建物などに多くの観光客が魅了され続けています。
20世紀は変化と動乱の時代で、南米の中でも最も治安の悪い国として知られていたコロンビアですが、21世紀に入ると武力勢力の解体に尽力を注いだ政府の行いもあり安全な観光地としての魅力を世界中に振りまいています!山岳地帯と海岸地帯、アマゾン地帯によって気候が全く異なるところも魅力の一つ。異なる地域に出向けば、異なる季節を体感できるのがコロンビアの面白いところです。
コロンビアで話されるスペイン語のアクセント、訛りはとても美しく魅力的とされ、中南米のスペイン語話者やスペインのスペイン語話者からも「コロンビアの訛りになりたい」と言われるほどなのだとか。実際、オンラインスペイン語スクールなどで講師をしている先生の中にはコロンビア出身のかたが多く、そのアクセントを学びたい学習者たちから大変人気となっています。
コロンビアにあるおすすめ語学学校情報
International House Bogota
アクセス: ボゴタ
注目ポイント
・首都ボゴタ中心部に位置
・ボゴタで一番人気の語学学校
・少人数制度
・教師陣は全員スペイン語ネイティブスピーカー
・多国籍なクラスメイト
授業の様子
コース開校初日に受講者全員のスペイン語のレベルを把握するためのテストを受けます。テスト内容は筆記と口頭試験です。授業以外にもプライベートレッスンを申し込むことが可能で、授業以外の時間でもスペイン語のブラッシュアップが期待できます。
開講コース
・一般言語
・プライベートレッスン
・オンライングループレッスン
・インテンシブ・スパニッシュ
・カンバセーション・クラス
・スペイン語・ラテンダンスクラス
個性の強いスペイン語留学にしたい方は検討してみよう!
今回の記事ではここまで、グアテマラ、ペルー、コロンビアの南米3カ国を①国の基本情報、②生活情報、そして③おすすめの語学学校情報の3つにフォーカスしながら紹介してきました。如何でしたでしょうか?
時差が大きいこともあり日本からはあまり渡航者が少ない中南米の国々ですが、観光地としてはもちろん、スペイン語を学ぶための留学先の一つとしてこれらの国々を選択肢に入れることができそうですね!そして、スペイン語を学ぶためだけではなく、現地の文化や歴史、世界遺産や生活様式などに触れるとても素晴らしい機会となることは間違い無いでしょう。中南米留学、ぜひ検討してみてくださいね。
次回の記事では、コスタリカの基本情報、生活情報とおすすめの語学学校を紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!