英語圏以外の国への留学に挑戦してみよう!~スペイン語圏編その4~
今回の記事では前回に引き続きスペイン語圏へのスペイン語留学特集を行っていきます。スペイン語留学と聞くと、真っ先にヨーロッパにあるスペインへの留学を思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、実はスペイン語が公用語として話されている国は世界にたくさん存在しているんです!そして、そのほとんどが中南米の国々。これまでの記事では中南米にあるメキシコ、キューバから始まり、南米のグアテマラ、ペルー、そしてコロンビアの留学情報をご紹介して来ました。
今回は、大自然に囲まれ、さまざまな動物が生息する国「コスタリカ」の留学情報を深掘りしていきたいと思います。コスタリカの基本的な情報から生活情報、そしておすすめの語学学校について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
⑥ コスタリカ
公用語: スペイン語 (観光地には英語を話す人もちらほら)
人口: 1,634万人(2015年時点)
通貨: コロン
日本との時差: 15時間
気温と気候: 熱帯型だが特異な地形の影響で変化が大きい。
治安: 中南米の中でも最も治安のいい国の一つだが、スラム街などの治安の悪そうな場所には1人で近づかないのが無難。スリや盗難には注意。
コスタリカは中南米の国々の中でも比較的治安のいい地域として知られており、外務省が常に発表している海外安全情報においても危険度の高い地域は少なめです。
しかし、麻薬に関連した凶悪犯罪が発生している首都サン・ホセを含む地域も点在しているため、外出の際は高級なアクセサリーなどを外し、高額なお金を持ち歩くことは避けましょう。宿泊場所は、多少料金が高くてもレビューが高くて安全なところを選ぶのが良いです。
コスタリカの人々は基本的に米、パン、豆類、鶏肉を多く食べます。食料自給率も高く、フルーツや新鮮な野菜などはとても安い値段でマーケットやスーパーで手に入れることができます。
留学中はアパートに住むという選択を取る人も多いでしょう。コスタリカの首都サン・ホセのアパートの1ヶ月の家賃は平均でUS$350~500です。
日本の都会に住むよりも比較的安い家賃で済むことが多いです。自炊をするなどして食費を安く済ませれば、節約にもなります。
また、コスタリカには基本的にチップ文化はありません。レストランやカフェなどではすでにサービス料金が請求に含まれているからです。ただし、ホテルなどではチップを置いておくなどの気遣いが必要でしょう。
コスタリカにあるおすすめ語学学校情報
Maximo Nivel
アクセス: 首都サン・ホセのダウンタウンから約15分の場所
注目ポイント
・無料で語学交換プログラムへ参加可能
・自然に囲まれたアウトドアクラス
・熱帯雨林と白い砂浜のビーチに囲まれた最高のロケーションでスペイン語学習可能
授業の様子
まるでリゾート地で観光をしているかのようなモダンで美しい建物と、熱帯雨林や美しいビーチが広がる最高のロケーションです。
この語学学校では無料でさまざまなサービスが受けられます。例えば、スペイン語のチュータリングテーブルが設置されていて、いつでも無料でスペイン語学習についての相談ができます。
また、コスタリカの文化をよく知ることができるよう無料の料理教室も開催されています。この語学学校に入学したら、無料で参加できるプログラムにはぜひ積極的に参加してみたいものですね。
開講コース
・Small Group Lesson
・Private Lesson
・Intensive Spanish Immersion
・Summer Spanish Camp
・Study & Volunteer
・Study & Work
その他のスペイン語圏(中南米諸国)について
エクアドル
首都: キト
公用語: スペイン語
人口: 1,638万人(2016年時点)
通貨: 米ドル
日本との時差: 15時間
気温と気候: 年間を通して気温の変化が少ないが、朝晩はかなり冷え込む。
治安: 外務省の海外渡航情報をみてみると、エクアドルのいくつかの地域には常に「渡航中止勧告」や「不要不急の渡航中止」などの情報が載せられている。行き先をしっかりと選ばないと危険な地域もある。
アルゼンチン
首都: ブエノスアイレス
公用語: スペイン語
人口: 4,494万人(2019年時点)
通貨: アルゼンチン・ペソ
日本との時差: 12時間
気温と気候: 地域により分かれており、亜熱帯、温帯、乾燥、寒冷気候の四つ
治安: 中南米諸国の中では極端に治安が悪い国とは言えないが、都市部では貧富の差が目立つため注意が必要。2021年時点で外務省より「渡航は十分注意」と示されている。
ジャマイカ
首都: キングストン
公用語: スペイン語
人口: 279万人(2015年時点)
通貨: ジャマイカン・ドル
日本との時差: 14時間
気温と気候: 熱帯性機構に属し、平均気温は27~32度。8~11月はハリケーンの時期。
治安:2018年には外務省からの海外安全情報で国全土に対し「十分注意」の表示がありました。首都キングストンのダウンタウンエリアや、近郊のスパニッシュ・タウンなどで武器屋麻薬に関連する凶悪犯罪が増加。ギャング同士の抗争だが、巻き込まれないよう細心の注
意が必要。また、ゲットー(スラム街)も多く存在するため近づかないこと。
チリ
首都: サンティアゴ
公用語: スペイン語
人口: 1,899万人(2019年時点)
通貨: チリ・ペソ
日本との時差: 13時間
気温と気候: 北部には砂漠が、南部には一年中氷で覆われた地域があるなど、地域によって大きな差がある。
治安: 南米諸国の中で最も治安のいい国とされている。しかし、これは南米諸国の中での比較なので旅行や留学の際は決して油断してはいけない。スリや置き引きには常に注意が必要。
パラグアイ
首都: アスンシオン
公用語: スペイン語
人口: 696万人(2018年時点)
通貨: グアラニー
日本との時差: 13時間
気温と気候:国の中央を流れるパラグアイ側の東側か西側かで気候が分かれる。東部は森林丘地帯、西部は大草原。気候は亜熱帯性で、平均気温は17~24度。
治安: 2019年時点で外務省から「十分に注意してください」と示されていた。日本人の観光客で最も多い被害が公共交通機関を利用中に起こるスリやひったくり。アクセサリーやスマホ、財布などは絶対に鞄から出さないようにしたい。
ドミニカ共和国
首都: サント・ドミンゴ
公用語: スペイン語
人口: 1,052万人(2015年時点)
通貨: ペソ
日本との時差: 13時間
気温と気候: 亜熱帯気候で、年間の平均気温は約26度。しかし日本のように湿気が多いわけではないため比較的過ごしやすい。7~10月はハリケーンの時期なので注意が必要。
治安: 地方都市には年間を通してヨーロッパからの観光客が多く訪れ、比較的治安はいい方。沿岸のリゾートエリアは都市部に比べリラックスした雰囲気が漂っている。しかし、スリや盗難など基本的なことには注意をしていきたい。首都の繁華街やストリートチルドレンによるひったくりには注意。
中南米の国々でスペイン語学習
これまで4回に渡り特集してきた中南米諸国へのスペイン語留学ですが、みなさんの欲しかった情報は得られましたでしょうか?スペイン語は世界でも公用語として話されている国が多く、話者数も英語や中国語と同じくらい多いのが特徴です。
とても便利な言語であるスペイン語を学ぶために、ヨーロッパのスペインに行かなければいけないというわけではありません!実はもっと格安で行けて、古くからの歴史や古代文明、独特な文化を学ぶことのできる中南米諸国へのスペイン語留学が穴場なのです!
安全にさえ注意すれば、とっても魅力的で最高な留学生活になること間違いなし。このコラムで特集してきた各国の基本情報や生活情報、そして現地のおすすめ語学学校の情報をぜひ参考にしてみてくださいね。