【スペイン留学】バレンシアでスペイン語を学ぶ大きなメリットをご紹介!
初めまして!
在西17年のエスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシアの日本人スタッフがバレンシアでスペイン語を学ぶことのメリットや魅力について書いていきたいと思います。
エスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシアは、バレンシア旧市街の中心地にあるスペイン語の語学学校です。
バレンシアは、どこにあるかご存知ですか?
バレンシアはスペインの第三の都市で、地中海沿岸に位置しています。
人口は80万人、首都のマドリードまではAVE(スペインの新幹線)で90分、バルセロナまでは電車で3時間、と交通の便はとても良いです。
バレンシアのオススメポイントをぜひチェックして下さい!
バレンシアはスペインの都市の中でも住みやすい!
バレンシアは大きすぎず小さすぎず、適度な規模の街なのでとても住みやすいです。
ここ数年で日本食を扱う中華食材店の品揃えが豊富になり、日本人オーナーのレストランも増えたので、もし日本食が恋しくなった時にも困りません。
どうしてこんなに住みやすいのか、ここにいくつか挙げてみます。
物価が安い
大まかな目安として、ランチ平均9€、ディナー平均15€、ビール1杯1.5€、住居費抜きの生活費300€となります。(1€ = 約123円で計算)
食材が安いので自炊をすれば1ヶ月の食費を100€に抑えることも可能です。
気候が良い
温暖な地中海気候で、1年間のうち300日以上は晴天で、とても過ごしやすい気候です。
最も暑いのは日本と同じ7~8月で平均27度程度、最も寒いのは12月から2月で平均11度程度です。
夏は日焼け止めが必需品です。こちらでももちろん手に入りますが、こちらの日焼け止めはベタベタしているものや香り付きのものが多いので、私は日本から持って来ています。冬に10度を下回ることは少ないので、寒いのが苦手な人にはいいですね!
人が親切で優しい
道端で困っていると、いつも誰かが声をかけて助けてくれます。
赤ちゃんを抱っこしていたり、小さい子供を連れていたりすると、街の人が親切によく助けてくれます。バスや電車の中でも「こっちに座りなさい!こっち!こっち!」とあちこちから席を譲ってくれようと声がかかります。
子供やお年寄りにみんな優しいのがバレンシアの好きなところの1つです。
治安が良い
バレンシアはスペインの中でも比較的治安の良い街です。
もちろんスリや置き引きなどの軽犯罪に遭わないよう気をつけなくてはなりませんが、一人で夜道を歩くこともできます。
徒歩や自転車で移動しやすい
ここ数年、市内に自転車専用道路が多く設置されるようになり、移動が快適になりました。
市内なら何処へでも徒歩や自転車で行けてしまうので、お出かけが楽しくなります。自転車専用道路の設置と、観光客の増加から、レンタル自転車屋さんも増えています。
また、電動キックボードで移動をしている人も増えました。
バレンシア空港から市内まで20分という便利さ
大きくない街なので、空港までもすぐ!市内から8kmです。日本の実家から成田空港まで2時間というのを考えるとかなり便利です。気軽に海外旅行にも行けますね。
レジャーが沢山!観光地としても有名!
バレンシアは観光地や名所もたくさんあります。
スペイン留学中に勉強の息抜きとして、観光地巡りはもちろん、ビーチで楽しんだり、サッカー観戦に行ったりと、老若男女問わず楽しめる環境が整っています。
以下、バレンシアの主要な観光地・名所を紹介します!
海も近ければ山も近い
地中海に面しているので街の東側にはずっとビーチが続きます。
ブルーフラッグをご存知でしょうか?
ブルーフラッグとはビーチ、マリーナの国際環境認証で、水質、環境マネジメント、環境教育、安全とサービスについての基準を達成することによって与えられます。バレンシアには、ブルーフラッグに認証されたビーチがこんなに沢山あるのです!
スペインでは特に海開きという観念はなく、「入りたい時に入る!」という感じです。
これだけ素敵なビーチがあるので、気が向いた時にバスですぐに日帰りでビーチに行くことが出来ます。
ビーチは気分によって選び放題なのも最高です!
「今日はレストランの並ぶ賑やかなビーチに行きたい!」と思えばMalvarrosa。「マイナービーチでのんびりしたい!」という時は、私はEl Perellonetに行きます。「ダイビングがしたい!」と思えば、車を走らせアリカンテ州のDeniaという街まで行ったりもします。
温暖な気候のバレンシアには、意外なことにスキー場があり、冬はこれまた日帰りでスキーやスノボーに行くことが出来ます。 JavalambreとValdelinaresというスキー場があり、いずれも市内から車で約2時間のアクセスです。
近郊にはトレッキングやクライミングが出来る山が多くあり、都会を離れてマイナスイオンを吸収しに遊びに行けます。
夏も冬もレジャーが多く、勉強をしながらも楽しい留学期間を過ごせること、間違いなしです!
美術館と博物館が多く、飽きることがない
芸術科学都市を含め、バレンシアには美術館や博物館が多く、無料のところもあります。
通常は有料でも日曜日と祭日は無料の美術館やモニュメントが21箇所もあります。
エスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシアでは博物館や美術館を巡るツアーのアクティビティもよく開催されています。
リーガエスパニョーラに属するサッカーチームが2チームある
バレンシアには、昨シーズン4位と健闘した「バレンシアCF」と15位の「レバンテ」の2チームがあります。
リーガエスパニョーラで活躍する乾貴士選手や柴崎岳がバレンシアに対戦しに来たこともありました。この度、新しくレアル・マドリードに移籍することになった久保建英選手にもどこかで会えるかもしれませんね。
バレンシアCFの練習場に何度か行きましたが、練習帰りの選手たちは気軽に写真を撮ってくれたりサインをしてくれたりします。中にはスペイン代表で活躍している有名選手もいます。
歴史的な旧市街とモダンな建築が隣り合っている
バレンシアはエスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシアがある、歴史的な遺跡が残っている旧市街と、バレンシア出身の建築家サンティアゴ・カラトラバの芸術科学都市などの新しい現代建築が美しく融合されている街です。
この芸術科学都市は2015年に公開されたディズニー映画「トゥモローランド」(ジョージ・クルーニー主演)の舞台にもなりました。
私も実はトゥモローランドの市民のエキストラとして参加しました。朝の4時集合で丸々2日間撮影に参加し、映ったのは合計で2秒!! 5日間撮影に参加して1秒も映らなかった友人もいるので、まぁまぁラッキーな方だったかと思います…。(笑)
笑い話ぐらいにはなりました。映画にはバレンシアの美しい芸術科学都市が映っていますので、ぜひご覧ください。
お祭りが楽しい
3月には有名な火祭りが開催されることは言うまでもありません。
火祭り職人達が1年間かけて作り上げた巨大な人形が街中に飾られ、最終日の3月19日に全てを燃やして春の到来を祝うお祭りです。
3月中は毎日14時に爆竹が鳴らされます。花火やパレードもあり、バレンシア人にとってはとても大事なお祭りなのです。バレンシア留学するなら3月がオススメです。
海外で大変有名になってしまったトマト祭り(La Tomatina)もあります。トマト祭りは、バレンシア郊外のブニョルという小さな村で行われていることをご存知でしたか?
毎年8月の最終水曜日には、バレンシアは外国からトマト祭りのためにやって来る若者で埋め尽くされます!ホテルやホステルなども宿泊料金が高くなるので、スペイン語留学して学校の宿泊施設に滞在して、お祭りに参加するのも良いアイディアです。(学校の宿泊施設は年間を通して同一料金です。)
学校では毎年トマト祭りツアーが開催され、専用のバスで移動します。学校スタッフやクラスメート達と一緒に、いざ出陣!水着、ゴーグル、脱げないサンダル、タオルを忘れずに!
食事がとても美味しい!
スペインのお米は主にジャポニカ米なので、丸くて日本人の口に合います。
お米大好きな日本人にとって、外国でもお米料理が美味しくいただけるということは本当にありがたいことです。
パエリア
パエリアの発祥地として有名なバレンシア。
郊外にあるアルブフェラ湖周辺では稲作が盛んで、湖畔の町エルパルマールにはパエリア専門のレストランが並びます。
バレンシア風パエリアと呼ばれるパエリアは、とてもシンプルで鶏肉、うさぎ肉、カタツムリ、ガロフォンと呼ばれるバレンシアの白い豆、インゲン豆です。
パエリアの作り方は簡単ですが、美味しく作ることは難しく、私は未だに美味しく作ることは出来ません。
いつも料理上手な友人や家族が作ってくれるので、覚える気もないというのもありますが…!(笑)
数え切れないほどの種類のお米料理がありますが、ここバレンシアではお米料理と呼び、パエリアとは呼びません。
ワイン
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、バレンシアはワインの産地でもあります。
ウティエル・レケナという地方がとても有名で、美味しいワインがとても安く手に入れることが出来ます。
私は普段の晩酌用にはボトル3ユーロほどのものを、少し贅沢したい時には15ユーロほどのワインを選んでいます。それでも2,000円もしませんが、満足できる美味しさです。
やっぱりオレンジ!
バレンシアと言えば、バレンシアオレンジのイメージが強いのではないでしょうか。
実際に郊外にはオレンジ畑が広がっていて、必ず誰かバレンシア人の友人の親戚がオレンジ畑を所有しています。
時期になるとビニール袋いっぱいのオレンジを誰かしらからプレゼントされます。(笑)市場で買ったとしても、1キロ100円ちょっという安価で買えます。
食事時間
食事に関して1つだけ注意して欲しいことは、食事時間についてです。スペインは他の国と比べて食事の時間が遅く、昼食は14時頃、夕食は21時過ぎになります。
食事の時間が遅いので、バレンシアにはアルムエルソという午前中の軽食を摂る人が多いです。
ボカディージョと呼ばれるバゲットのサンドだったりタパスだったり種類は豊富にあるので、ぜひバル(洋風居酒屋)に寄って頼んでみてください。
【まとめ】バレンシアは留学中の楽しみも満載!
バレンシアの魅力をお伝えしてきましたが如何でしたでしょうか?
バレンシアに留学すると、こんなに沢山のメリットがあります!
スペインの中でバレンシアは人口レベルでは、マドリードとバルセロナに次いでスペインで3番目の都市となります。
「都会過ぎる環境は馴染まない。でも田舎過ぎる場所もちょっと…。」と言う方にとって、バレンシアは丁度良いサイズの都市だと思います。
多くの方にとって、スペイン留学の目的はスペイン語の学習だと思います。留学の醍醐味は、語学だけでなくその土地の名所や食文化を楽しめることも忘れてはいけません。
せっかくのスペイン留学ですから、勉強以外にも楽しく過ごしたいですよね!