【格安留学】フィジー留学とフィリピン留学の違いとは?
近年、安く留学できる特徴から、アジアでの英語留学が人気になっています!
アジアで英語を学べる留学地としてフィリピン留学がメジャーですが、フィジー留学もその1つに含まれます。
そこで、このコラムではフィリピン留学とフィジー留学の違いをご紹介します!
フィジー留学って?
フィジーは、日本からも距離が遠くなかなか馴染みが薄い国かと思います。
そこで、まずはフィジーとフィリピンの場所をご紹介します。
→こんな感じでフィジーはオーストラリアの北東、フィリピンは日本からの南西に位置しています。
フィリピンと一緒に検討される方が多いためか、もしかしたらフィジーも「格安アジア留学」のようなイメージがあるかもしれませんね。
しかし、フィジーは上記の通り日本からはかなり遠く、地域分類としては「アジア」ではなく、実はオーストラリアがある「オセアニア」だったりします(笑)
フィリピン留学とフィジー留学を一覧比較!
フィリピン留学とフィジー留学の特徴を一覧にまとめましたので、各項目についてチェックしてみましょう。
項目 | フィリピン留学 | フィジー留学 |
メインの授業形態 | マンツーマン | グループ |
授業レベル | 初級~上級 | 初級 |
平均学習時間 | 40~50時間/週 | 20~30時間/週 |
語学学校の数 | 非常に多い | 数校のみ |
授業料(1ヶ月の例) | 6人部屋で約20万円~ | 4人部屋で約25万~ |
物価 | 日本の1/2程度 | |
留学生の国籍 | アジア圏内 ※韓国人と日本人が中心 | ほぼ日本人 その他アジア圏1割 |
宿泊 | 学校内寮 | 学生寮またはホームステイ |
公用語 | 英語、タガログ語、など | 英語、フィジー語、など |
国民の英語力 | 2013年「ビジネス英語力が高い国1位」に選定。 | 会話レベル。街中で英語が使われている。 |
英語の発音 | 発音はアメリカ英語で聞き取りやすい。 | ゆっくりで聞き取りやすい。 |
治安 | 学生寮外では注意が必要 | |
日本からの直行便 | あり(約5時間) | あり(約9時間) |
航空費用 | 3~5万円(LCC利用) | 10~15万円 |
遊び・観光 | 近隣の島々に行ける |
まずは上記を見て頂くと自分の求める条件にどちらの国が近いのか、簡単に分かると思います。
こうして比べてみると、同じように思える格安留学地ではありますが、内容は色々違うところが見えてきますね。
語学学校での学習面の違い
フィジー留学とフィリピン留学での最も大きな違いとして、授業形態の違いがあります。
フィリピン留学では、マンツーマンレッスン主体の授業形態になります。
フィジー留学では、欧米圏の語学学校と同様にグループレッスが中心となっています。
フィリピンの語学学校は、短期間で効果的に英語力を伸ばすことを一番にカリキュラムが作られています。
そのため、授業時間が長く、また平日外出禁止等のルールで厳しく管理されている学校が多いのが特徴です。
フィリピン留学は、勉強を第一に考えている方にとっては学習しやすい環境が整っていますので、とにかく英語力向上を一番の目的にしたいとする方には最適です。
一方、フィジーの語学学校は、和気あいあいとしたグループレッスンで、英語レベルも初級者が多く、楽しく英語の勉強をするイメージに近いものになっています。
また、フィジーの語学学校の学生は、日本人留学生が大半を占めます。
そのため、日本語でのサポートやケアがしっかりしていますので、海外生活に不安がある方や、楽しい留学生活を送りたい方には良い環境と言えます。
一方で、「日本人留学生ばかりの環境はちょっと…」と言う方にとっては、フィジー留学の選択は厳しいかも知れません。
生活環境の違い
フィリピン留学では、基本的に語学学校に施設内の学生寮で生活を送ることになります。
また、この学生寮は海外留学生専用のものになりますので、整備された建物となっています。
日本ほどのクオリティはないですが生活水準は現地フィリピン人の住まいより数段良いものになっています。
そして、寮内では食事の用意だけでなく、洗濯や掃除などすべての家事を学校が行ってくれるので、その分勉強に打ち込めるメリットがあります。
フィリピンの場合、平日は学校内のみで生活することがほとんどです。
しかし、休日には島でマリンスポーツを楽しんだり、ショッピングモールで買い物をしたりと、息抜きを取る環境も整っています。
一方、フィジー留学は、ホームステイか学生寮を選択できるという利点があります。
また授業時間が短く自由な時間が長いので、ホストファミリーや友人達と、ローカルな暮らしを存分に楽しむことも可能です。
ただ、ホームステイの場合、ステイ先によって食事内容が偏ってることや、南国特有の虫も多く発生することを覚悟しておく必要があります。
また、フィジーのホームステイは、当然一般の家庭となりますので生活水準は現地レベルとなります。
良くも悪くもローカルな暮らしが経験できる点は、フィジー留学での大きな特徴の一つです。
留学費用の違い
実は、2010年ごろまではフィリピン留学とあまり価格差はありませんでした。
しかし、現在ではフィジーの方が費用は割高となっています。
その理由は、フィジーでは学校側の競争原理が働かず、一方でフィリピンではものすごい学校間で激しい競争が起こっているためです。
フィリピンでは小さい学校も入れるとおそらく50を越える学校が、ごく狭い地域でひしめき合って競争していますが、フィジーでは学校は片手で数えられるほどの数しかありません。
フィリピンでは良い授業、良い環境を少しでもリーズナブルな値段で提供しないとお客さんである留学生が集まらないような状況です。
一方、フィジーでは学校の選択肢が極端に少ないため、授業内容や環境、費用において競争がほとんどありません。
そのため、学校側もわざわざ安く良いものを提供をしなきゃという状況とはかけ離れているのです。
あとは、立地的な部分で航空券の差も大きな違いとなります。
フィリピンは格安航空(LCC)が就航していることもあり、フィジーへの渡航はフィリピンよりも5~10万円程高くなります。
ちなみに、オーストラリアやニュージーランドに滞在している方だとフィジーのLCCが飛んでいるため200ドル~300ドルで安く渡航する事ができます。
上記の表の通り、フライト時間も約2倍違うため、やはり航空券の値段もフィジーの方が割高になってしまいます。
そのため、トータル的な費用面では、フィリピン留学の方がフィジー留学と比べて断然コスパが良いと言えます。
フィリピンであれば、マンツーマンレッスンがあり、1週間の授業時間も多く、グループレッスンも少人数で授業が受けられますし、滞在する寮の環境も良いためです。
もしあなたができる限り格安な語学学校を探していたり、より高い費用対効果を求めるのであれば、競争が激しいフィリピン留学の方がより安値で質の良い留学を追求できるはずです。
英語環境の違い
英語力の向上を目的とするのであれば、「英語の違い」は欠かすことのできない項目でしょう。
まず、フィジーとフィリピンでは、国内での英語の扱われ方が異なります。
フィジーは公用語が英語ですので、新聞やテレビ等のメディアはもちろん、街中の表記もすべて英語です。
フィジーにおける英語は、コミュニケーションツールとしてはほとんどの人が話すことができますが、家庭内では母国語(フィジー語など)が使われることが多いです。
また、フィジアンにとって英語はあくまでお互いを理解するためのものであり、必ずしも正しく英語を使うという考えはあまり持っていません。
そのため、フィジーでホームステイを選択する場合は、家庭内で英語以外の現地語が飛び交う場面があることを、予め想定しておきましょう。
特に英語力アップを期待してフィジー留学する方にとっては、この辺の事情は注意した方が良いですね。
一方、フィリピンの公用語は、英語とタガログ語になります。
フィリピン人は、フィリピン人同士でのプライベートではタガログ語などの現地語を使います。
しかし、フィリピンにはホームステイ滞在はなく、学生寮滞在になるので留学生にとっては関係ありません。
フィリピン人は、幼少期から英語教育が幼少期からなされ、学校の授業も英語で行われるので、教育をしっかりと受けてきた人であればネイティブと同等レベルで読み書きやスピーキングができます。
フィリピン人英語力は、2013年にビジネス英語力が高い国1位に選定されたほどですが、国民の教育格差も大きく、フィリピンでもものすごく田舎の地域に行くと簡単な英単語くらいしか通じません。
しかし、語学学校はフィリピンでも便利で大きな都市部にあるため、そうした環境に出くわすことは稀です。
街中で英語を使って国際交流をしたいのであればフィジー、語学学校で高度な英語力を持つ先生に教わり、英語力を高めたいのならフィリピンを選ぶと良いでしょう。
フィジー留学はどんな人にオススメ?
あなたが、もし「英語力の向上」を主な目的とする留学なら、フィリピン留学の方がメリットは多いです。
フィジーよりも割安で、より密度が高いレッスンをより長く受講できるため、学習効率が良いからです。
特に、留学期間と費用も限られてるけれども、英語力は最大限アップさせたい!と思う方には個人的にはフィリピン留学がオススメです。
一方で、フィジー留学は以下の条件に当てはまる方にオススメです。
フィリピンやフィジーでの留学は格安で英語を学習することができ、ワーホリや欧米留学と組み合わせて、2カ国留学で行かれる方も多くいます。
英語力向上の面ではフィリピンの方が勝っていると書きましたが、南国でのローカルな暮らしなど、フィジーでしか経験できないことももちろん沢山あります。
それぞれの国の特徴をよく知り、メリット・デメリットを踏まえた上で、ぜひ後悔のないあなただけの留学プランを作ってみてくださいね!
また、もし国選びに迷っていて決めきれない場合には、留学ドットコムの公式LINEからぜひお気軽にご相談ください。