外出制限中のフランス生活で始めたこと!小さな楽しみを見つけよう!
外出自粛(外出制限)の中、皆さんはどうやって過ごしていますか?
現在私の住むフランスでは、3月17日(火)正午から外出禁止令が続いています。
もちろん、必要最低限の外出は外出許可証を所持しての外出は可能ですが、気軽に遊びに行くような雰囲気はありません。
この時間を少しでも有意義に過ごすためにも、何か小さな楽しみを見つけられると良いですよね!
今回は、外出制限中のフランス生活の中で、私がモチベーションを保つために始めたこと、そしてそんな生活の中の小さな楽しみなどをご紹介します。
外出制限の中で始めたこと
家に籠らなければいけないので、この時期にこそできることを幾つか項目を決めて、それを継続するようにしていました。そのような計画を立てないと、モチベーションを保つのは難しいと感じます。
以下、私がこの時期に決めた「家で過ごそうチャレンジ」をご紹介していきたいと思います。
① アルザス語を勉強する
アルザスにはドイツ語にも似たアルザス語というのがあります。前から勉強しようと思ってアルザス語学習用の本は買っていたのですが、なかなか機会がなかったので、この機会にアルザス語学習サイトと供に少しずつ勉強を始めました。
何だかんだ毎日数時間も勉強するわけではないのですが、1チャプターでもと勉強を続けています。
ただ、悲しいことに最近その学習サイトがサーバー不具合を起こし、音声が聞けなくなってしまったのが悲しいところ…。
皆さんの立場であれば、この機会に語学(英語)の勉強に集中するというのは良いアイデアだと思います。
② インスタに写真をアップしてインスタライブ
私は元々インスタでアルザス紹介をしていたのですが、たまに町の中などを紹介するために街中お散歩を体験できるようなインスタライブをしていました。
ただ、外出制限が出てできなくなってしまったため、フランスの新型コロナウイルス状況の配信と、フランス語を勉強している方のために、日仏インスタライブを配信しています。(インスタID : Coquelicots00)
日本の状況をニュースなどで観ていると、今の日本の状況はフランスの1カ月前と似た状況のような気がしています。
日本がフランスと同じような状況にならないように、フランスで外出制限行われた頃から毎日「家にいましょう !」、フランス語では「RESTEZ CHEZ VOUS」とか「RESTEZ A LA MAISON」と訴え続けています。
またフランスでは、医療関係者や私たちのために働いてくれている方に感謝の気持ちを込めて、午後8時に自分の家の窓やバルコニーから拍手をするという毎日の恒例行事があります。
これはイタリアから発生したらしいのですが、その様子なんかもインスタに掲載しています。
③ ブログを書く
私は、元々フランス・アルザス紹介のブログを書いていました。今ではインスタグラムと並行して、新型コロナウイルス関連のことも綴るようになりました。これも最近では毎日欠かさず続けていることの一つです。
この留学コラムもそうですが、自分のブログだけでなく、他サイトへの記事投稿も通常時よりも頻度が上がったと思います。留学関係以外に、アルザス関連記事やアルザスワイン記事を他サイトで執筆しています。
この機会に「書く」という作業が増えたと思います。自分の「うちで過ごそう」体験のシェアや、「書く」シェアすることをやってみるのも良いのではないでしょうか。
また、この機会に「書く」というアウトプットだけではなく、「読書」というインプットもオススメです。
母国語である日本語でもこの機会に他国の歴史や政治などを学ぶのも良いでしょう。また、何かしらこの先海外に行くのに役立つ知識を入れておくのも良いでしょう。
④ 家の片づけをする
これは大きなことではないのですが、こうして家にいる時間が増えたので、前々からしないといけないと思っていた家の整理と片付けをすることにしました。
数日かかりながら、書類やノートなど要らないものを処理したりして、ごみ袋3つほど廃棄できました。多少家もスッキリできました。
この機会に断捨離するのも良いですね。
外出制限の中での小さな楽しみ
外出制限の中でも、こんな時期だからこその楽しみもあります。制限があるからこそ、日常だったことが非日常になり、それが今までに比べて幸せに感じる瞬間だったりします。
そんな私が感じた小さな幸せをご紹介します。皆さんもこれまで当たり前だった生活から、小さな幸せや楽しみを見つけてみましょう。
前回記事で、外出制限の中で辛かったことを書きましたが、そちらと併せて読んで頂けると流れが分かりやすくなります。
① その日に焼いたパンが買えた時
私は外出制限の発令から2週間全く外出をしませんでした。そのせいか、発令以降初めて外出した時は本当に嬉しかったです。
久しぶりに外出をしてパン屋に行きバゲットが買えた時、そのパンがまだほんのり暖かかった時には幸せを感じました。
普通ならこんなにホッコリする気持ちにならないのですが、久々だったからこそパンが買えただけでも嬉しくなれました。
② コーヒーを売っているお店を見つけた時
外出制限で辛かったのは外で美味しいカフェが飲めないことです。やはり、自宅では簡単にカプチーノやエスプレッソを淹れることができません。
フランスではテイクアウトのお店は開いているのですが、スターバックスを含めてカフェというカテゴリーのお店は全て閉まっています。そのため気軽にカフェもできなければ、テイクアウトのコーヒーすら買うこともままなりません。
けれど、先日スーパーの近くにあったテイクアウトのお店で、美味しいコーヒーを提供しているお店を見つけることができました。そのお店を見つけられた時は、とても嬉しかったです。結局3週間ぶりにカプチーノを飲むことができました。
③ パン屋さんでケーキを発見した時
外出制限で辛い事の一つに挙げていたのが、ケーキが食べられないことでした。ケーキ屋さんも飲食店なのでお店が閉まってしまい、今までのように気軽にケーキが食べられないのは結構辛いことでした。
そんな中、パン屋さんで美味しそうなケーキも売っているお店を発見し、その時は本当に嬉しかったです。
いつでも食べられていたものが食べられなくなり、いつでも買えたものが買えなくなる。それはある意味不便な生活でもありますが、そんな時にパン屋で見つけたケーキは、私にとっても本当に小さな幸せでした。
④ 桜の花が見られた時
外出制限が発令された時は3月半ばで、桜の季節です。こんなご時世だったので、今年は桜を見ることもできないか…と思いました。日本でも花見で公園などに多くの人が集まっているとニュースになっていました。
フランスではそこまで桜の木はないのですが、それでもたまに見つけることができます。大学構内にも数本の桜の木が並んでいます。しかし、大学も閉まっているため、今年は桜を見られないと思っていました。
買い物に出かけた時に、いつものパン屋が閉まってしまっていたので、普段あまり行かない近所のパン屋に行くと、その前に桜の木が数本咲いていたのです。今年は見られないと思った桜の花を見られた時は、やっぱり気持ちもホッコリしましたし、思わず写真も撮ってしまいました。
多くの人が集まるところを避けて最低限の外出に留めていたので、今年も桜が見られて「これからも家で過ごしてがんばろう!」と思う事ができました。
⑤ 毎日の夜8時の拍手
上記でも触れましたが、夜8時に自分の家の窓やバルコニーから拍手をするという毎日の恒例行事で、私も毎日実行しています。
もちろん、これは他者への感謝の気持ちを表しての行為ですが、外の人たちと繋がっているという気持ちにもなれます。お向かいのアパートには毎日同じように拍手をしているお二人がいて、毎日拍手をする時に「お向かいさんは今日もいるかな?」と眺めるのも楽しいです。
私はこの時間に毎日写真を撮るようにしています。だんだん日が長くなる様子も分かり、毎日同じ時間・同じ場所で写真を撮り続ける機会もないので、それも今の楽しみにしています。
こんな時期だからこそ「今できること」を!
コロナウイルスでの外出制限の今だからこそ、小さなことにも幸せに感じることができ、引き続きこの生活を頑張ろうという気持ちになります。
これまで不自由なくモノがあふれた生活でしたが、改めて今までの当たり前がどれだけ貴重であったか、それを感じる良い機会にもなりました。
また世界が平和になったら、「アレがしたい、コレがしたい。」と色々考えることもできます。今まで何でもなかったことに対しても、以前より大切に思えるはずです。
今は自分の命、そして自分の周りの大切な人達の命を大切にしなければなりません。それを守れるのは、やっぱり自分自身ですし、そのためには色々我慢することも必要です。
オンライン英会話などもありますし、音声ビデオチャットなどで海外とも繋がれます。また、海外の友達や家族とのオンラインチャットや、インターネットを活用することによって、自宅から外の世界に繋がって孤独を解消しましょう!