【体験談】外資系企業の内定者(留学経験者)に就活成功の秘訣を聞いてみた
「留学経験は就活に有利になるの?」、「外資系就職するなら留学経験は必要?」こんな疑問をお持ちの方に向けて、このコラムでも前半に引き続き、外資系企業の内定者あやさんにインタビューをしています。
前半を見ていない方のために、あやさんの基本情報をもう一度おさらい!
・留学経験:ニュージーランド1ヶ月、ドイツ1年間
・ドイツ留学は学校の交換留学を利用し、2年生の後期から3年生の前期まで
・卒業後は某外資系企業へ就職
さて、気になる後半ではドイツ留学から帰国後どのようなスケジュールで就活を進めていたのかや、留学経験をどのように面接官に語っていたのかについてもお聞きしました。
それでは、インタビュー後半戦もスタートです。
帰国後 ~就職活動が終わるまでのスケジュールとは~
【一般的な就活スケジュール】
【あやさんの就活スケジュール】
ドイツの大学で取った単位が、実は日本の単位に上手く変換できなかったことが原因です…。
私の大学では、ドイツで受けていた授業の内容を全部翻訳して、大学の教授に提出して認められると単位と互換できるのですが、この作業がかなり大変でした…。
そうだったんですね…。交換留学にも意外な落とし穴があるんですね。(汗)
そういえば、私の友人も中国の大学で取った単位が、通っている大学で数個しか認められず、4年生時は就職活動しながら授業にフルで出席する羽目になってました。
なるほど…!貴重な話ありがとうございます。
そうすると、10月~2月は特にインターンなどは行ってないということですか?
2月にようやく本腰をいれて動き出しました。(笑)2月の時点では業界研究も自己分析も何もしてなかったので、焦る気持ちもありました。
でも、変なところに自信があるタイプなので、「やばいけど、どっかには入れるでしょ!」と思っていました。業界は絞らず、ドイツ企業ばかり見ていました。
株式会社ディスコの調査によると、19卒就活生は、7月1日時点で、1人当たり30.7社にエントリーしているよ!
それと、平均的内定社数は2.3社だから、内定率(内定者数/エントリー数)は、おおよそ7.5%が平均なんだよ!
理由は2つあります。1つ目は、自分は企業のESを書いたり、対策をするのに凄く時間をかけるタイプだからです。
何社も応募してクオリティを下げるなら、数は少なく完成度の高いものを仕上げたいと思いました。
2つ目は、単純に行きたいと思う企業が少なかったことです。行きたい企業が少なかったから、エントリー数も必然的に少なくなりました。7社の内、3社が大本命だったのでそっちに全力を注いだんです。
あやさんは、なかなかのギャンブラーですね。(;゚ロ゚)
でも、多くエントリーしてクオリティーを下げるなら、あやさんのように志望度が高い企業に絞るのもありだと思います。でも、7社は怖いです~。(笑)
その大本命の3社の結果はどうでしたか?
今の就職先はドイツ系の外資とお聞きしましたが、どんな選考内容だったんですか?
あと、どんな人が受けていたのかも気になります!
「ES審査→テスト・面接→インターン選考→内定」という流れでした。人数だと25名が第二選考のインターンまで進んで、そのうち15名が内定を7月に頂きました。
インターンまで残った人のほとんどが海外留学経験者でした。ドイツ語か英語が話せる人が多かったです。
本当そうだと思います。もし、外国人と日常的に関わった経験がなかったり、英語が話せなかったりしたら、こんな積極的な行動を取るのは本当に難しかったと思います。(笑)
留学した時は就職に活かすとかはあまり考えていませんでしたが、結果的に留学経験は就活に活きたかなと思っています。
就職活動中に留学をどうアピールしていたの?
私の企業選びの軸は、「自分が成長できる環境があること。」でした。その企業がどのようなモノを扱っているかよりも、「どんな感じの人が働いているか。」や「社員さんはどんな目標を持って働いているか」など自分が働く環境を気にしていました。
あと、いずれはドイツで働きたいので、ドイツ企業が良いなとか外国人がたくさん働いている環境が良いとかも考えて外資系に絞っていましたね。
いずれはドイツで働くことも視野に入れての選択だったんですね!
あやさんは、留学経験をどのようにアピールしていましたか?
ただ、その企業に寄せすぎる必要はないと思います。面接の中で弱みを聞かれた時は素直に「私はやりたいと思ったらやるけど、やりたくないことはやりません。」って言い切りました。
人事の方もそんなにはっきり言う人が珍しいみたいで、「君、面白いね。」と笑っていました。(笑)
就活終了後 ~今後のキャリアプランについて~
社長に聞きに行くのも行動力があって凄いです。(驚き)
あやさんは、元々積極的な性格だったんですか?
確かに、私も留学後はよりどんな人に対してもオープンに受け入れられるようになりました。色々な人と関わるうちにコミュニケーション能力も自然と上がるのかもしれませんね。
では、あやさんの今後のキャリアプランについて教えて下さい。
今から将来のことは真剣に考えておいた方がよいと思います。私は「好きでやりたいこと+将来に繋がること」の視点を持って就職先を選びました。
また、留学経験を経て、とても精神的に成長できたと思っているので、語学面よりもそういった海外で暮らす経験を学生時代にすることをオススメします!
貴重なお話ありがとうございました!私自身も就職活動を控えているので、留学経験のアピール方法など、とても参考になりました。
あやさん:ぜひ就活頑張ってください!応援してます♪
まとめ
あやさんのお話しは、いかがでしたでしょうか?
初対面だった私ともものすごく楽しくインタビューに答えてくれたあやさんでしたので、最後に「高校時代に日本語が苦手な外国人と思われていた。」と聞いた時は思わず笑ってしまいました。(笑)
また、お話していて、あやさんはとても人間的魅力がある方だなと感じました。特に自己PRで話された留学中の旅エピソードでは、行動力とコミュニケーション能力の高さ、チャレンジ精神を感じることができ、そういった人材を受け入れる風土がある外資系企業をマッチしたのだと思います。
さらに、あやさんの「絶対なんとかなる。」というポジティブなマインドがすごく素敵だと感じました。「留学することが就活を有利にするかな…?」と悩むよりはとりあえず、行動してみることが結果的に成功に繋がるのかもしれません。
留学に行けば誰でもあやさんのように180度大きく変われると100%言えないですが…それでも留学中に積極的な行動をしていれば絶対に90度や120度くらい(笑)変化があると思います。
そして、このコラムを読んで「留学で大きく変わりたい!」と思う人、また既に留学中の人であれば「今日からはもっと積極的に行動しよう!」と思える人が一人でも増えれば私もすごく嬉しいです。
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