あなたのスーツケースは大丈夫?ドイツの冬に日本からの持ち出し不要なモノ5選
これから留学やワーキングホリデーでドイツへ向かう予定があれば、冬のドイツでの防寒対策は気になるところです。
ちなみに、冬のドイツは航空券も比較的安い場合が多いので、冬の時期に留学やワーキングホリデーの出発を予定している人も多いのではないでしょうか。
ドイツに行かれる方は既にリサーチ済みかも知れませんが、ドイツの冬は日本の北海道よりも寒いのです。
特に関東より西側に住んでいる場合、「北海道と同じ、あるいはそれより寒い。」と言われても想像がつかないですよね。
そのため、「寒い」という状況を必要以上に警戒して準備して行ったものの、実際には必要なかった…というケースも大いにあり得ます。
ただでさえかさばる冬物を、スーツケースの限られたスペースに航空会社各社の重量制限ギリギリまで詰める必要があるので、出来れば不要なものは持っていきたくないですよね。
今回は冬にドイツへ留学やワーキングホリデーへ向かうあなたのために、「これは冬のドイツに持っていっても意味がない!?」というものを、5つご紹介します。
今まさに、ドイツ留学やワーキングホリデーの荷造りをしていて、何を持っていって何を置いていったらいいのか、荷造りに悩んでいるあなたの参考になると幸いです。
これはイラナイ①: ホッカイロ
日本では、冬の保温のために欠かせないのがホッカイロです。
貼るタイプは腰に貼れば温かいですし、保温効果もとても長くなっているので、ホッカイロ様様、という形で重宝している人も多いはずです。
保温もしっかりできるし、形も様々。「持って行けばきっと便利なのでは?」と思って箱買いしてスーツケースに入れているあなたは、ちょっと立ち止まって考え直してみてください。
先ほど、ドイツの冬は日本の北海道よりも厳しいというお話をしました。
最低気温がマイナスをマークする日が続くこともあり、場所によっては雪が降る場所もある冬のドイツ。
実は、ホッカイロを日本から持っていっても、ホッカイロの温かさがドイツの冬の空気の冷たさに負けてしまうことが多々あるのです。
筆者もホッカイロを大量に持参してドイツへ行きましたが、結局ホッカイロの保温効果が感じられなかった…ということが多々ありました。
特に、靴や靴下用のホッカイロは、「本当に温まっている?」と疑ってしまうほどでした。
また、ドイツの家は「Heizung(ハイツング)」と呼ばれる暖房が張り巡らされていて、住宅も保温に最適な作りとなっているケースが多いです。しかし、古い建物の場合、上手く保温がなされず、部屋の中でもダウンジャケットが欠かせない場合があります。
そのため、ホッカイロよりも、保温効果に優れたヒートテックやズボン下に履くタイツ、裏起毛のズボンや薄手のダウン、そして厚手の靴下を持参することをおすすめします。
これはイラナイ②: おしゃれ重視の洋服やコート
日本では、おしゃれな洋服がたくさん販売されていますよね。特に女性はおしゃれに気を遣う人が多く、ついついスーツケースの中にもおしゃれで日本的な洋服をたくさん詰め込みがちではないでしょうか?
もちろん、まったく詰め込んではいけないというわけではありませんが、出来ればおしゃれ重視の洋服は控えめにしましょう。
ドイツの冬は、おしゃれよりも防寒性が重要とされています。それもそのはず、北海道より北に緯度があるドイツでは、寒さをしのぐことを何より重要としています。
日本のようなおしゃれ重視の洋服やコートでは、寒さをしのぐことが困難となり、外出が余計に億劫になってしまいます。
筆者もおしゃれな服装は控えめにし、日本ではどんなにダサいコーディネートだと言われようと、ロングのダウンコートの中には薄手のダウンジャケットをダブルで羽織って過ごすくらいでした。
もし、「ドイツへ行ってもおしゃれを楽しみたい!」というあなたは、裏起毛のあるインナーやヒートテック着用し、セーターやアウターでおしゃれを楽しみましょう。
これはイラナイ③: 薄手の手袋
②のおしゃれ重視の洋服につながるのですが、薄手の手袋の持参も控えるようにしましょう。
もちろん、薄手の手袋でも無いよりはマシですが、薄手の手袋では冷えを守ることができないのが、ドイツの冬です。
もちろん毛糸の手袋でも問題ないですが、それでもドイツの凍てつく空気は、結い目の間をぬって入ってきます。
筆者は登山が趣味なので、冬登山用の手袋と街歩き用の薄手の手袋と両方を持参しましたが、結果的には街歩きでも冬登山の手袋が大活躍しました。
特に末端冷え性の方であれば、できれば裏起毛で寒さをしのぐことができる登山用の手袋を持参することをおすすめします。
これはイラナイ④: 100デニール以下のタイツ
女性の皆さんは、冬とはいえ「スカートを履きたい!」という時があるかと思います。
また、おしゃれの一環として「足を出して街を歩きたい!」なんていう願望がある人もいるのではないでしょうか。
ですが、そんな願望は一瞬で打ち砕かれます。真冬のドイツでの薄手のストッキングやタイツは厳禁です!
ドイツの街には日本とは違い、薄手のタイツをはいている人がほとんどおらず、ズボンを着用している現地人がほとんどです。そのくらい、ドイツの冬は日本の冬と違って寒いのです。
黒タイツも、今では様々な種類が販売されていますが、厚さも100デニール以下のものは持参することを控えるようにしましょう。
どうしてもスカートを履きたいあなたは、裏起毛のある100デニール以上のものを持参することをおすすめします。
【疑問】1,000デニール以上のタイツはどうなのか?
余談ですが、筆者は以前、1,200デニールの裏起毛タイツを持参してドイツへ行ってみました。1,200デニールは店頭での販売がほとんどされておらず、手に入るのは通販がメインです。
1,200デニールの裏起毛タイツは確かにとても暖かく、日本の冬の街中では大活躍でした。しかし、ドイツでは1,200デニールでも寒さをカットすることは非常に難しいという実感ですので、ドイツの冬の寒さを耐え忍ぶことは少々厳しいかもしれません。
特に筆者は冷え性だからかもしれませんが、1,000デニール以上の裏起毛タイツをドイツへ持参したとしても、冬にミニスカートの着用は控えたほうが良いかもしれません。
これはイラナイ⑤: ふつうの靴下
冬からドイツへの留学やワーキングホリデーに向かうあなたは、日本で履いている普通の靴下を持参するのを控えましょう。
先ほどからもお伝えの通り、ドイツの冬は非常に厳しいです。さらに、冷たい空気は床や地上にたまりやすいという性質上、足を冷えからしっかりと守る必要があります。
日本で私たちが普段履きする靴下では、マイナスをキープすることが多いドイツの冬を乗り切るのが非常に難しいのです。
もし普段履きの靴下を持参する必要がある場合は、登山用の防寒靴下を持参するようにしましょう。
厚手の方が足元の冷えをしっかりガードしてくれますので、冷えが軽減します。
登山用靴下については、別途記事dも詳しくメリットをご紹介していますので、併せてご覧ください。
【まとめ】不要なものは買わない!持って行かない!
今回は、冬から出発のドイツ留学やワーキングホリデーに必要のないアイテムを5つご紹介しました。
渡独の際に、ビジネスクラス利用や、超過料金を支払う能力があるのなら、多少のイレギュラーはお金の力で解決できるので平気かもしれません。
しかし、ほとんどの人はできれば余計な出費を抑えて、荷物も適切な範囲内に収めたうえで出発をしたいと考えますよね。
そのためには、最初の荷造りの段階で、「不要なものは買わない!持って行かない!」を徹底することが何よりも大事です。
しかしながら、このような情報を出発前に入手することはかなり難しく、実際の生活が始まってから後悔するというパターンがほとんどです。
実際に冬のドイツでの生活がスタートして、「これを日本から持って来るんじゃなかった!」ですとか、「これ、要らなかったじゃん!もっと持っていきたいものがあったのに!」と後悔する前に、本記事を参考に荷造りを進めてみてください。
もし、荷造りをしていて「他にもいらないものがあるかもしれない!?」と迷った場合は、遠慮せずに留学カウンセラーに相談しましょう。
留学カウンセラーはこれまでに、いろんな季節の中で数多くの留学生を送り出したノウハウを持っています。また、これまでの留学・ワーキングホリデー体験者からの情報を蓄積していますので、きっと冬の渡独の荷造りに困っているあなたの助けになるかもしれませんよ。