ドイツワーホリ・留学でドイツ語は必要?出発前にドイツ語に触れたほう良い理由5つ
ドイツへの語学留学やワーキングホリデーを考えていると、「ドイツ語の資格は必要なのか。」だったり、「英語は自信あるけど、ドイツ語はサッパリわからない。」という人がいるかと思います。
ですが、せっかくのドイツ語圏!
英語をメインに使っていこうと考えているあなたも、どうせならドイツ語を使いこなしてみたいですよね。
筆者は「ドイツ語を勉強したい!」という気持ちでドイツ語をはじめたので、英語がさっぱりではありますが…。あなたがドイツやスイス、オーストリアへワーキングホリデーや留学をするのであれば、やはり日本にいるうちにドイツ語に少しでも触れることをおすすめします。
今回は、英語ができるあなたも、出国前までに少しでもドイツ語にふれておいたほうが良い理由を5つご紹介します。
これからドイツ語圏へ留学やワーキングホリデーに出発、または検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ドイツ語はヨーロッパでは最強の言語
あなたはドイツ語についてどのくらいご存じですか?ドイツ語は、日本にいると英語の需要度に比べるとかなり低い地位になっているのが現状です。
例えば、就職活動においても日本にあるドイツ企業やスイス企業での公用語はすべて英語で、そこで働くドイツ人やスイス人、オーストリア人は英語も母国語のようにしゃべることができます。
しかし、ドイツ語圏へ行くと話が一転!ヨーロッパの中でも先進国であるドイツをはじめとするドイツ語圏はドイツ語話者が多く、さらにその近隣諸国でもドイツ語が使用されることがあるのです。
例えば、スイスの公用語は英語ですが、ドイツ語を母語とする地域は全体のおよそ70%とされています。
さらに、オーストリアの隣国ハンガリーの人たちの一部の人たちは、第一次・二次世界大戦の影響や仕事の関係で、ドイツ語を使っています。
さらに本国ドイツにおいては、正規の留学生や移民に対しても一定のドイツ語レベルを求めているので、ドイツ語を使えることに越したことがないのです。
ドイツ語圏の田舎に行けば行くほど英語が通じなくなる
ドイツ語圏の人は、初等教育の段階で英語を学ぶそうです。そのため、英語の得意、不得意で個人差があります。
「仕事や英語が好き!」というドイツ語圏の人たちは、もちろん英語が堪能です。しかし、日本人のように英語が苦手だという人も少なからずいます。
また、都会では仕事や観光客対応などで英語を必然的に使う場面があるかもしれませんが、田舎に行けば行くほど、地元の人しかいなくなるため、ドイツ語の需要が大きくなる場合があります。
このように、ドイツ語圏の人たちにとっても、英語はあくまで手段であり、母語ではありません。
特に、彼らの生活圏で留学やワーキングホリデーをする私たち外国人にとって、ドイツ語を使えた方が、様々な面で不自由も少なくなってくるのです。
語学学校でもドイツ語をメインに使う
留学やワーキングホリデーをするとなると、最初は語学学校に通いますよね。もちろん、ドイツ国内の語学学校や語学研修では、ドイツ語を使うところがほとんどです。
ドイツの語学学校では、まず語学学校でドイツ語を勉強した後に、ドイツの大学へ進学する方式をとっているところが非常に多いのです。
ドイツ語に一切触れずに出発すると、ドイツ語のことをよく分からないまま、ドイツ語で語学学校や語学研修のカリキュラムを受けることになるのです。
要するに、ドイツ語圏での生活ストレスが大変なことになりますよね…。
では、未知の言語ドイツ語を習得するには、どうしたらいいでしょうか?
筆者は、現地でドイツ語を習得すること以前に、日本にいる間に少しでもドイツ語に触れておくことをおすすめします。
その理由は5つあります。
理由① 出発までにドイツ語に慣れる物理的時間がある
多くの人にとって、日本でドイツ語に触れることなんてないと思います。
もちろんドイツ語圏では英語だけでもどうにかなるのですが、それでもあなたはいきなりドイツ語に慣れる自信がありますか?
おそらく、非常に難しいかと思います。
日本にいるうちに本やラジオ、テレビ、インターネット、SNS、音楽、映画など何でもよいので、ドイツ語はどんなものかに慣れておくのがベストです。
本やテレビ、ラジオなどでは、日本語で説明文や対訳を見ることができますので、日本語でドイツ語のことを教えてもらうのなら、それに越したことはありませんよね。
また、今では分かりやすいドイツ語入門書がたくさん販売されていますので、あなたの好みに合わせた内容の書籍を購入して、少しでもドイツ語に慣れておきましょう。
また、日本にあるドイツ語学校の中には、オンラインでも実際の教室の両方で、体験教室というものがありますので参加してみましょう。これらは無料で受けることができるものもありますので、時間が取れるのならば上手く利用してみましょう。
理由② ドイツ語が好きになれるかどうかが出発前に分かる
一度参考書を開いてみたり、ドイツ語会話のテレビを観たり、ドイツ語の体験教室に行くと、ドイツ語があなたに向いているかどうかや、好きになれそうかが分かるかと思います。
ドイツ語圏への留学やワーキングホリデーをすでに開始してしまっている方は、どうにかするしかありません。しかし、もしまだドイツへの留学やワーキングホリデーを検討の段階にしているのであれば、ドイツ語圏の国やドイツ語が好きになれそうかどうか、この段階で分かりますよね。
前回の記事でもお話していますが、特にドイツへのワーキングホリデーを検討している場合、多額の費用が発生しますので、滞在中のモチベーションを保てるかどうかも重要となってきます。
理由③ ワクワクすることができる
留学やワーキングホリデーを決めたばかりの時って、ワクワクしませんか?この「ワクワク」の状態が何よりも重要です。
実際にドイツ語に触れることで、新しいモノに触れるワクワクが生まれてくるはず。これを最後まで継続できるかが大事になってきます。
日本国内でドイツ語を学び、それを現地で使うイメージをづけておくことで、ドイツ留学後の不安も和らぎますし、ドイツでやっていける自信がワクワク感を増大させます。いざ出国した後もワクワク感が継続できていると、現地での生活も楽しくなってくるはずです。
理由④ ドイツでの費用負担が減る
先ほども話に出ましたが、ドイツへの留学やワーキングホリデーを考えている場合、かなり費用がかかります。
ですが、もし日本で可能な限りドイツ語を勉強していたらどうでしょう?
ドイツで参考書を大量に買い込む必要がなくなりますし、もしかしたらカリキュラムを調整しながら、語学学校の費用を軽減することができるかもしれません。
今あなたの周りにある日本の環境の中で少しでもドイツ語に触れておくと、現地に行ってからお財布にも優しくなるのです。
理由⑤ 日本語でドイツ語を教えてくれる
これが何よりも重要なポイントです。
先ほども出てきましたが、ドイツに行くと日本語でドイツ語を教えてくれる環境はかなり稀です。と言うか、ほぼあり得ないでしょう。
日本でドイツ語を勉強するメリットは、日本語でドイツ語を理解できるということ。この日本語でドイツ語を教えてくれる環境というのが、非常に大切になってきます。
ドイツ語は、ドイツ人たちからしても非常に面倒くさい言語です。そんな面倒くさい言語のことについて、分からない部分を日本語で説明してくれるのなら、最初に日本で触れておいた方が精神的な負担も減ります。
英語も同様で、英語を英語で学び理解するのは中級者以上の方は良いですが、超初心者の方は日本語で英語を学んだ方が理解スピードも早いのです。
ドイツ語ゼロの状態で、ドイツ語でドイツ語を勉強しようとすると、質問してもドイツ語で返答が戻ってくるので、チンプンカンプンの状態になってしまいます。
まとめ
今回は、日本でドイツ語に触れてから留学やワーキングホリデーをするメリットを5つご紹介しました。
日本でドイツ語に触れる環境は、インターネットが発達した最近は、かなり増えてきています。
ドイツ語圏へのワーキングホリデーや留学を検討中のあなたはぜひ、あなたに合った方法で、日本にいるうちにドイツ語に触れてみましょう。
それがきっと、あなたの助けになるかもしれません。