ドイツ留学中の生活はビザの種類や語学学校、現地での生活プランによって異なります。ここでは、語学学校に通った場合のドイツ留学中の一般的な留学生活やドイツでの生活情報について紹介します。ドイツ留学中はまずは語学学校に通うプランが一般的ですが、語学学校へ通う際の一日のスケジュールは学校のコースによっても異なります。授業を受けた後の放課後はアクティビティへ参加したり、友人との時間を過ごしたりと様々な過ごし方があります。事前に現地の生活についてしっかりと情報を集め、安心して充実したドイツ留学を送れるようイメージを膨らませて準備しておきましょう。
平日のタイムスケジュール例
時間 |
内容詳細 |
7:00~8:00 |
朝食・身支度 |
8:00~9:00 |
通学 |
9:00~10:00 |
授業(1限) |
10:00~11:00 |
授業(2限) |
11:00~12:00 |
授業(3限) |
12:00~13:00 |
授業(4限) |
13:00~14:00 |
ランチ |
14:00~ |
授業またはフリータイム(自習、アルバイト、学校アクティビティなど) |
16:00~18:00 |
自由時間(自習、友だちと過ごす時間、買い物など) |
18:00~ |
帰宅(夕食→自習→就寝) |
ドイツ留学の生活情報
項目 |
内容詳細 |
ホームステイ |
ドイツでの最初の滞在先として、現地のドイツ文化に直に触れることができるホームステイが最もスタンダードな滞在方法です。ドイツの家庭での生活を体験することで、文化や生活について深く知ることができるため、ドイツ留学の最初のステップとしてお勧めです。ネイティブのドイツ語にも触れることができ、語学学校で習ったことの復習や実践を通し、会話力の向上にもつながります。 |
学生寮 |
ホームステイの他に人気の滞在方法としては、通学する語学学校の提供する学生寮が挙げられます。ホームステイよりも気を遣わずにプライベートも維持できる側面もあるため、学生寮完備の語学学校は年々人気が高まっています。また、学生寮は語学学校に近いロケーションに位置している場合が多く、通学しやすい部分も人気の理由です。学生寮内には多国籍の学生も滞在しており、様々な文化を持つ人達と交流することができます。 |
アパートメント |
ホームステイや学生寮と違い、他人の目を気にせずに自分のペースで暮らしたいという人にはアパートメントを借りる方もいます。ドイツでアパートメントを探すには、インターネットや不動産会社という手段はありますが、日本語対応の不動産仲介業者に頼む方法が一番安心です。契約期間や滞在費用が割高となりハードルが高くなるため、短期留学生にとっては一般的ではありません。 |
シェアハウス |
ドイツではルームシェアのことを「Wohngemeinschaft」(ヴォーンゲマインシャフト)省略してWG(ヴェーゲ―)と呼ぶほど、ルームシェアは一般的な滞在方法です。ドイツの学生の多くはこのWGを利用しています。家具が予め備え付けられている物件が多く、自炊をするなどして生活費用を抑えることができます。 |
食事関連 |
ドイツはジャガイモやソーセージ、パンが主流で比較的安く買うことができます。ドイツ人は朝が早い場合が多く、朝ごはんの量が少ない分、昼食を多めに取ります。ドイツでは温かい食事を「warmesEssen」、冷たい食事を「kaltesEssen」と言い、昼に温かいものを食べます。 |
インターネット環境 |
無料Wi-Fiを使って何かの違法ダウンロードが行われた場合、そのWi-Fiの提供者も罰せられるためドイツのWi-Fiはあまり充実していません。しかし空港や語学学校、有名チェーン店やデパートなどの外国人観光客が多く訪れる場では、無料のWi-Fiが通っていることが多いです。 |
公共交通機関 |
ドイツの交通機関は主な手段として地下鉄、市電、路面電車、バスがあり、移動しやすいように整っています。また、ドイツ鉄道の改札には日本のような改札口がないため、切符は車内で職員によってチェックされます。 |
電圧・プラグ |
ドイツの電圧は日本とは異なり230Vのため、日本の電化製品を持ち込む際には対応している電圧を確認する必要があります。またプラグも異なり、ドイツのプラグはC型が一般的であるため変換プラグが必要となります。 |
治安状況 |
ドイツは他のヨーロッパより盗難が少なく、夜に歩いても比較的安全というほど治安の良い国というイメージを持たれています。しかし東ベルリンには治安の悪い地区もあるので注意が必要です。海外で生活していることを忘れずに、夜間の一人での外出を控える、最寄りのバス停や駅から近い場所に生活拠点を置く、人の少ない地域には立ち入らない等の注意が必要です。 |
物価 |
ドイツの物価は為替環境によって変動しますが日本と同じくらい、または少し安めです。生活に欠かせない日用品などは比較的安い傾向にあります。しかし光熱費やレストランなどのサービスの提供を受けるものは、日本よりも割高です。 |
医療機関 |
ドイツ留学中は、慣れない生活や環境の違いから体調を崩される方もいらっしゃいます。ドイツではビザ申請時に海外旅行保険の加入が求められているため、予期せぬ病気や事故があっても保険適用になるため安心です。急な体調不良やケガの際に困ることがないよう、事前に適したプランに加入しましょう。 |
ショッピング |
ドイツでは法律で日曜日の営業が禁じられているため、日曜日はほぼ全てのお店が閉まっています。平日は9時に開店するところが多く、20時に閉店します。また、観光地などの都市部では日曜も営業している店がありますが、ゆっくりとショッピングを楽しむには平日の昼間がお勧めです。 |
税金 |
ドイツの消費税は、19%と他国に比べると高めです。しかし一般的な食料品や生活必需品などでは7%の商品もあります。外食の頻度が増えると、どうしても負担が大きくなります。節約したい場合は、レストランで外食するよりも、自炊中心の生活を心掛けることをお勧めします。 |
車の運転 |
まず、ドイツで車を運転するには日本の運転免許証とそのドイツ語訳、または日本の運転免許証と国際免許証を両方保持していれば、6カ月は運転することができます。それ以上滞在し、運転したい場合は住民登録を行い、滞在許可を取得した後、日本の運転免許証の公式なドイツ語訳を持って居住地の道路交通局でドイツの運転免許に書き換えが必要です。ドイツではマニュアル車が主流であり、右車線走行なので日本と逆になります。 |
アルバイト |
ドイツでアルバイトをするのであれば、ワーキングホリデービザや学生ビザのようなアルバイトのできる許可を持ったビザが必要です。ドイツ語が完璧にできなくても、日本食レストランのような日本に関わりのある店だと採用されやすいのが特徴です。ドイツ語のレベルアップも同時に考えている方は、現地ドイツ人が働く職場でアルバイトを探すことをお勧めします。語学力を日常会話レベルまで伸ばすことができれば、ドイツ語環境でのアルバイトを見つけることも可能になってきます。ドイツでアルバイトをすることで、滞在費を補いながら語学も向上させることができます。 |