海外留学するにあたり、必要な費用は留学期間や留学スタイルによって大きく変わってきます。予算に合った留学を実現するためには、どのような部分にどのくらいの出費が必要なのかを知ることが重要です。特に出費として主なものが学費と滞在費となり、そのほか航空券代や海外旅行保険代などが続きますが、実際に留学してみたら予算が足りなかったということがないように、しっかりと留学プランを立てて出発しましょう。
また、一般的な予算はあくまで平均となりますので、より具体的な留学プランや予算計画を立てたい場合は留学エージェントに相談することをおすすめします。プロの目線からどのような部分で費用が削れるのか、より最適なプランがないかどうかご一緒に考え、本当に自分に合った留学プランについて吟味して頂くことができます。海外留学は一生に一度の大きな決断となりますので、ある程度のお金も時間もかかります。そのため、より理想的な留学に近づくためにしっかりと予算計画を立てましょう。
一般的な留学費用
一般的な留学費用として、出費ごとの平均費用をご紹介します。学費や滞在費が一番大きな出費となりますが、そのほかの出費についても把握しておくことで予算計画がより現実的なものとなります。それぞれどのくらいの費用が掛かり、どの程度まで抑えることができるのかを考える目安となりますので、平均費用は必ずチェックしておきましょう。
費用項目 | 詳細説明 |
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語学学校の学費 | 学費については国によって為替レートも大きく異なるため、ズバリ幾らという表現は難しいのが実情です。一般的に欧米圏の語学学校であれば、1カ月間で平均14~17万円となります。欧米圏では学費のみでコチラの値段となりますが、東南アジアのマレーシア、フィジー、フィリピンであれば、学費と生活費を合わせて1カ月で約17万円となります。学費には入学金やピックアップ費用(空港出迎え料)が追加されるため、料金表をチェックする際には必ず入学金や教材費が含まれているかも同時に確認しましょう。学費は相場の費用に比べ安すぎる学校の場合、それなりの理由がありますので、事前に学習環境や講師の質について調べましょう。 |
滞在費 (ホームステイ、シェアルームなど) |
滞在費はカナダ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどの先進国においては1カ月で約12~17万円と日本よりやや割高になりますが、東南アジア諸国であればシンガポールを除き、1カ月でおよそ5~10万円程度となります。個人によっても行動範囲や生活パターンに差があるため、外食や旅行、友人同士で頻繁にパーティーをしていると高額となりますが、自炊中心で質素な生活をすれば抑えることができます。また、ワーキングホリデー採用国では、アルバイトもフルタイムで行うことで、生活費を十分まかなうこともできます。 |
航空券代 | 航空券代は、季節やシーズンによって大きく変わってきます。夏休みや春休み、年末年始には値段が高くなる傾向があり、オフシーズンは通常通りの値段で購入が可能です。また、早めに航空券を購入した場合は格安で手に入ることもあります。欧米圏でおよそ往復8~15万円となり、近場の東南アジアでは往復4~8万円で購入が可能です。最近は格安航空も増えていますので、セールなどを上手に利用すれば数千円でチケットが予約できる場合もあります。 |
海外旅行保険代 | 海外留学する際に必ず加入が必要となる海外旅行保険ですが、こちらは補償される内容によって金額が変わります。おおよその費用としては1カ月あたり1.5~2万円程度はかかりますので、1年間留学する場合は20~25万円程度は必要な出費となります。学校によっては海外旅行保険の加入を入学条件の一つとしているところも多く、何か予期せぬトラブルに遭った場合の予防策として海外旅行保険への加入を強くオススメします。 |
手続き費用 | 留学するにあたり、ビザの申請費用と手続きにかかる費用があります。ビザの申請費用は国ごとに異なりますが、約1~5万円かかります。申請費用を日本で支払いを済ませる国もあれば、現地で期間に応じて支払いという場合もありますので行きたい国のビザ制度を確認する必要があります。また、学校への入学手続きに関わる手続き代行費用に関しては、5~30万円程度と留学エージェントによって差があります。手続き代行費用(サポート費用)を節約したい場合は、当社をはじめとした手続き費用無料の留学エージェントも御座いますので、無料エージェントを利用することで、大幅に節約することができます。 |
留学スタイルごとの必要費用
留学スタイルによって、必要な費用は大きく変わります。ここでは、平均的な費用としてそれぞれの留学スタイルに応じて、どのくらいの費用が必要になるかをご紹介します。国やビザの種類によってはアルバイトが許可されるケースもあるため、平均的な費用よりトータル費用が抑えられる場合があります。
留学ケース | 費用目安 |
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語学留学の場合 (1年間) |
必要な費用:300~400万円 語学留学の場合は、12カ月間語学学校に通いながらシェアルームやホームステイでの滞在となります。オーストラリアなどのアルバイトが許可されている国では生活費をまかなうことができるため、平均的な費用が下がることがあります。こちらは欧米圏の基準となりますのでフィリピン留学ですと費用は半分程度となります。 |
ワーキングホリデーの場合 (1年間) |
必要な費用:70~150万円 ワーキングホリデーの場合は自由度の高いビザとなるため、渡航後比較的早い段階でアルバイトを始める場合、初期費用は抑えることができます。しかし、語学学校に行く場合はその分費用が掛かります。ただし、すぐに職が見つかる保証がないため、やや余裕をもって予算計画を立てる必要があります。 |
海外ボランティアの場合 (3カ月間) |
必要な費用:50~100万円 海外ボランティアの場合、主な出費は滞在費となります。最初に支払うボランティア参加費は5~10万円程度となりますので、残りの費用はどのくらい滞在するかによって変わってきます。 |
ファームステイの場合 (3カ月間) |
必要な費用:20~50万円 ファームステイの場合は労働力と滞在費のエクスチェンジとなりますので、住み込みで働けば出費はほとんど必要ないということになります。その他の旅行費やお小遣いは必要となります。 |
短期留学/ホームステイの場合 (1カ月間) |
必要な費用:35~50万円 1カ月程度の短期留学の場合は、語学学校に通いながらホームステイをするというスタイルが一般的となります。そのため、学費と滞在費を合わせて30万円程度となり、航空券代や保険代が加算されます。 |
大学休学留学の場合 (1年間) |
必要な費用:250~400万円 大学を休学して留学する場合は、多くの方が語学留学かワーキングホリデーで語学とバカンスを組み合わせたプランとなります。大学によっては休学費などを支払う必要があるため、在籍している大学によって費用が変わることもあります。 |
親子留学の場合 (1カ月間) |
必要な費用:60~120万円 親子2人分で留学した場合、学費も2人分かかります。お子さんが小さい場合、滞在先は一つの部屋となりますので、その分の滞在費を抑えることができます。 |
大学(院)留学の場合 (1年間) |
必要な費用:350~500万円 大学(院)に進学する場合は、学費と滞在費の両方がかかります。専門的なことを学ぶ場となりますので、学部に1年間通った場合は学費だけで150~300万円かかることもあります。滞在国によって学費と生活費も異なりますので、留学する際には国選びが重要となります。 |
専門留学の場合 (1年間) |
必要な費用:300~450万円 現地の専門学校に通う場合は、州立と私立によって学費が変わってきます。州立であれば年間80~100万円程度と比較的費用を抑えることができる場合があります。 |
お稽古留学の場合 (1カ月間) |
必要な費用:50~60万円 通常の語学コースよりやや費用が高くなりますが、およそ20~25万円が稽古留学の学費となります。他にも現地で使用する教材や交通費などの出費がかかります。 |
英語教師養成コースの場合 (1カ月~2カ月間) |
必要な費用:50~60万円 英語教師養成コースの場合はコース期間が4~8週間となりますので、学費のみであれば25~30万円程度となり、残りは滞在費となります。 |
2カ国留学の場合 (1年間~) |
必要な費用:70~200万円 2カ国留学をする際は1カ国目と2カ国目をどのくらいの比率にするかにより大きく費用は変わります。しっかりと英語力を付けたい場合は、4ヵ月間以上語学学校に通う期間が必要となりますので、トータル200万円程度は用意した方がベターです。 |