一般的な留学生活と言えば、漠然としたイメージしか思い浮かばないものですが、留学スタイルによって生活スタイルも大きく変わってきます。例えば、現地の大学に進学した方と語学学校に通う方、インターンシップをする方、ホームステイのみの方など留学をする際の選択によって大きく違ってきます。それぞれ生活スタイルが変化することはありますが、基本的には朝から夜までといった日本で過ごしている場合と、同様の時間帯で生活をすることになります。したがって、海外留学したからと言って1日のスケジュールが大きく異なることはありません。ここでは、一般的な留学生が、どのような1日の生活を送っているのかを詳しくご紹介します。
時間 | 行動内容 |
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7:00~8:00 起床 |
一般的に留学生は午前中から授業を受けるため、7:00~8:00に起きて身支度を始めます。また、ホームステイをしている間は、朝食の時間は家族によって決まっているため、家族の生活スタイルに合わせた時間帯となるでしょう。通常は家族も働いたり学校に行っていたりするため、朝の時間に朝食を済ませることになります。早目に学校に到着した学生は自習室での学習や、近くのカフェで朝の時間を有意義に使います。通学は公共のバスや電車、トラムなどで通学となります。 |
9:00~14:30 授業/ランチ |
授業はどの語学学校でも概ね9:00から始まるため、9:00には学校に到着していることになります。遅刻した場合は授業の途中から入ることもできますが、原則遅刻は認められていませんので間に合うように教室に入るように注意しましょう。授業終了時間については、大学や語学学校の決められた時間数となります。個人によってばらつきがありますが、週20~25時間のフルタイムコースですと大体14:30には授業が終了します。ランチタイムは12:00頃からの1時間となり、売店で買ったものやお弁当などの軽食で済ませます。 |
15:00~17:00 自由時間 |
授業が終わった後は、原則自由時間となります。アルバイトをする人や自習をする人、ラウンジやカフェで友人たちと交流を深める人、観光や学校主催のアクティビティに参加する人など個人によって時間の使い方が異なります。 |
17:00~18:00 帰宅 |
ホームステイや寮生活をしている場合、食事の時間が決まっていることがほとんどのため、夕食に間に合うように帰宅します。帰宅してから夕食までに少し時間がある場合は、ホストファミリーのお手伝いをしたり雑談をしたりする機会もあります。 |
19:00~20:00 夕食 |
夕食はホストファミリーや学生寮の仲間、もしくは学校の友達と取るのが一般的です。外食する場合やお酒を飲む場合は、何件かレストランやバーを回りながらナイトライフを楽しむことができます。 |
20:00~22:00 自由時間 |
夕食後は自由時間となりますので、ホストファミリーや友人とおしゃべりしたり、自習時間に充てたりすることができます。自習時間では授業で出された宿題や、予習復習をしっかり終わらせることで明日の授業に備えます。 |
23:00~ 就寝 |
明日の準備が終わったら就寝となります。ホームステイの場合はホストファミリーの迷惑にならないよう、早目に就寝するようにしましょう。翌日も授業に集中できるようにするために、夜更かしは避けて1日のリズムはできるかぎり一定にすることをお勧めします。 |
現地の生活リズムに慣れるまで
海外留学中は日本とは違った生活環境に慣れるまで、ある程度の時間がかかります。生活習慣や食事、気候など様々な要因があるため、異文化に適応するストレスで体調を崩してしまうこともしばしばあります。しかし、一度慣れてしまえば楽になりますので、時間をかけてゆっくりと現地の生活スタイルに慣れていくことが必要です。大学や語学学校に通う場合は、友達に誘われて平日に飲みに夜遊びに行く生活が続いてしまうと、翌朝起きられずに学校を遅刻や欠席するといった方も少なくありません。学業がおろそかになってしまう上に余計なトラブルや留学費用の浪費、体調を崩すことにも繋がりますので、留学生活中は節度をもって一定の生活スタイルで過ごすことが重要となります。規則正しい生活をすることによって、精神的にも肉体的にも健康に過ごすことができ、学業に専念できるというメリットがあります。