【ハワイ留学】アメリカ本土留学と何が違う?ハワイ留学の特徴を紹介
アメリカの50番目の州、ハワイ州。日本では観光地として有名で、毎年多くの日本人がハワイに訪れています。
そんなハワイですが、留学地としての一面もあります。数は少ないものの語学学校や大学があり、世界中から留学生を受け入れています。
ハワイはアメリカの州の1つなので、留学に行かれる際に取得が必要なビザの制度はアメリカ本土へ行く場合と同じになります。
同じ国、同じビザ制度とは言え、ハワイをアメリカ本土と同じ認識で捉えている方は少ないのではないでしょうか。ハワイは、特別な場所と言っても良いでしょう。
ハワイ留学にはアメリカ本土への留学とは違った特徴や魅力がたくさんあります。今回はハワイとアメリカ本土の違いについてまとめてみました。
初心者の方でも安心して留学できる
ハワイ留学は、留学初心者の方や、海外が初めての方に最適です。
初めての留学で不安で一杯という方は、「英語が出来なくても大丈夫かな…。」と言う心配がまずあると思います。しかし、ハワイ留学ではそんな心配はいりません。
毎年多くの日本人が訪れるハワイには、日本人を含め日本語が話せる人がたくさんいます。
皆さんも海外旅行行く際に、英語ができなくても「ハワイなら心配なさそう!」というイメージがあるのではないでしょうか。
「せっかく英語を勉強するのだから、日本人ができるだけ少ないところに行きたい!」と言った留学希望の方はたくさんいらっしゃいます。しかし、全員が全員同じではありません。
中には海外がはじめてだったり、英語に自信がなかったり、性格的に心配性の方だったり、色々なタイプの人がいます。
そうした方にとっては、日本人が殆どいない環境に留学すること自体、恐怖の何物でもありません!
周りに日本人が少ないということは、困った時やアドバイスをもらいたい時に頼れる存在が少ないことも意味します。困難な局面があった場合、自力で乗り越えて行かなければならないことに繋がります。
もちろん日本人がいない環境で英語をずっと使って生活出来る環境ですと、英語力のアップにはつながりやすいです。しかし、ある程度英語に自信がある方でないと難しいかもしれませんね…。
英語が初心者で不安だという方であれば、周りに日本人がいる環境で安心して留学をスタートさせるもの悪いことでは無いでしょう。
毎年多くの日本人がハワイへ渡航
2017年の1年間で、日本からハワイへ出国した人数は約150万人でした。1日平均4,000人の人々が日本からハワイに訪れている計算となります。
世界中での1年間のハワイへの渡航者数約940万人のうち、日本人が占める割合は約17%。これはアメリカ本土からの渡航者数(全体の63%)に次ぐ割合です。
つまり、ハワイに訪れる旅行者で、アメリカ人に次に多いのは日本人になります。
ホテルでは日本語が対応できるスタッフが常駐していたり、日本語のメニューを用意しているレストランやカフェがあったりします。
他にも、ハワイで是非体験してみたい、マリンアクティビティなどのツアーに参加する際にも、日本語対応のツアーを見つけることは難しくありません。
毎日多くの日本人が訪れ、周りに日本人がいてくれる環境は、困った時に助け合える頼りになる存在がいるという環境です。初めて海外に行く方や留学が初めてという方でも安心して生活できます。
観光地であるハワイは治安が良い
海外留学するにあたって心配な点の1つとして、多くの方が「治安」を挙げられます。
家族や友人、日本から離れて外国で生活をするわけですから、治安を心配されるのは当然だと思います。
日本とは違いアメリカでは拳銃の所持が認められています。アメリカで起こった発砲事件や拳銃を使ったテロなどをニュースで目にします。
また、黒人差別などの人種差別を耳にしたこともあるのではないでしょうか?近年、アメリカでの人種差別問題は法制定などを通じて改善されてきましたが、まだまだ人種の差によって社会的な格差が生まれているのは事実です。
もちろん、ハワイにも治安が良くない地域もありますが、本土に比べると安全であり、本土のような人種差別といったような心配もありません。
と言うのも、アメリカ本土とは異なるハワイの歴史・人口構成が関係しています。
多くの移民子孫が住むハワイ
ハワイの特徴として、アメリカ本土とは全く異なる、「民族構成の多様性」が挙げられます。
1890年頃から、世界中から労働を求めてハワイへ多くの移民が押し寄せました。
日本をはじめ、中国、フィリピン、ポルトガル、ドイツ、スコットランド、プエルトリコなど、まさに世界中からたくさんの人が移民してきました。
その移民がそのままハワイに定住するようになり、現在は非常に多くの日系○世、フィリピン系○世、中華系○世というような人々がハワイの人口を構成しています。
ハワイでは世界各国から多くの移民を受け入れ、その子孫が現在もハワイで生活しているため、非常に多様性の豊かで他文化や他民族にも寛容な人々が住んでいる場所です。
私たち日本人に対してはもちろん、ハワイに訪れる観光客や留学生に対してとてもオープンであり、人種や話す言語にとらわれず、とても理解のある人々が大半と占めるというのがハワイの魅力の1つです。
ハワイの文化に触れられる
多くの民族が共存するからこその文化や特徴がハワイにはあります。
ハワイには、日本や中国、韓国やフィリピンなどのアジア系民族だけでなく、ヨーロッパや南米などの民族も共存しています。
各国の食文化に影響を受け、作り上げられたローカル料理が多数存在しています。
周りを海に囲まれたハワイならではの魚介を使った料理や、お芋やお肉を使った料理など、たくさんの種類のローカル料理があります。
これらの料理は、移民してきた多くの民族の影響を受けながら成立された昔から伝わるハワイの伝統的な料理として知られており、ハワイの日常食として家庭だけでなくレストランでも味わうことができます。
また、伝統的なハワイアン料理だけでなく、レストランでは様々な国の料理を楽しむことができます。
これも、多くの民族が共存するハワイならではの特徴であると言えます。
そして、「アロハ」というあいさつで知られるハワイ語も、ハワイの文化を象徴しています。ハワイ語話者は減少していますが、ハワイ語は英語と共にハワイ州の公用語となっています。
今では大学の必修単位になるなど、ハワイ語の教育も積極的に行われています。
ハワイ留学することで、アメリカ本土では感じることのできないハワイならではの文化を感じながら留学生活を送ることができるので、英語力向上だけでなくプラスαな留学ができるはずです!
本土に行くよりも飛行時間が短い
ハワイ・ホノルルまでの飛行時間は、直行便を利用しておよそ7時間です。
アメリカ本土までの飛行時間。所要時間は行く都市によって変わってきますが、直行便で10時間~13時間かかります。
直行便の就航していない都市へは、乗り継ぎ時間を合わせて15~20時間程度必要となる場合があります。
ハワイと同じようにビーチが広がり温暖な気候であるアメリカ本土のフロリダ州は、日本からは乗継便を利用して行く必要があります。
例えばテキサス州ダラスを経由してフロリダ州へ行く場合は以下のようになります。
・ダラスでの乗り継ぎ便待ち時間:約2時間半
・ダラス~フロリダ間の飛行時間:約2時間40分
以上のスケジュールでフロリダまで行く場合は、16時間20分の所要時間がかかります。
つまり、ハワイに行く場合に比べると倍以上の時間を要します…。
このように、ハワイへは飛行時間が短いことに加え、直行便を利用して渡航できるので、移動が断然楽なのです。
観光と一緒に留学を楽しめる!
毎年150万人が日本から訪れるハワイですが、日本人にとって定番の旅行先です。
ハワイ留学のメリットは、「観光ついでに留学」が可能なこと。
週18時間以内の授業を受ける場合、90日以内の滞在であれば観光ビザで学校に通うことができるので、学生ビザをわざわざ取得する必要もありません。
午前中は語学学校に通い、午後からは観光を楽しむといった時間の使い方ができるのもハワイの魅力ではないでしょうか。
ハワイは屈指の観光地ですから、見所満載です。数週間~数カ月留学することで、ハワイの隅から隅まで堪能できるでしょう。
リフレッシュしながらの留学に最適!
留学中は何かとストレスが溜まることが多いと思います。
英語を使って生活すること、慣れない海外での生活、ホームシック…と言ったように、日本では感じないストレスを感じるのが留学生活です。
そんな留学生活で、「時には思いっきり羽を伸ばしてリフレッシュしたい!」時が必ずあります。
ハワイには、リフレッシュできる場所がどこよりも豊富にあります!
美しい海が広がるビーチで横たわってゆったりしてみるのも良し!ショッピングセンターにお買い物にでかけるもの良し!
ハワイならではの自然に思い切り触れ合うのも良し!
ぜひ、自分お気に入りのリフレッシュ場所を探してみて下さい。
便利な公共交通機関で安心&安全
「いざリフレッシュしにいこう!」と思った時に必要なのが交通手段。
アメリカ本土では、ショッピングモールやアウトレットに買い物に行きたいと思っても、郊外にあるものが多かったり、車じゃないと行けない場所だったり…。
一方でハワイ、特にホノルルではバスやトロリーなどの交通網も発達しており、とても便利です!
「アメリカは車社会で車がないと生活が不便…。バスは時間通りに来ない!」といった話を聞いたことはありませんか?
実際、地下鉄などの公共交通機関が発達するマンハッタンやサンフランシスコ、シカゴなどの大都市以外の場所では、車は欠かせません…。
西海岸の大都市であるロサンゼルスでも、中心部から一歩外に出ると車が無ければ不便な地域です。
しかし、ハワイではどうでしょうか?そんな心配は要りません!
ホノルルの面積は、東京23区の3分の1以下。
こぢんまりしているので、バスやトロリーを使えば、効率よく簡単に移動することができます。
言わずと知れたリゾート地
ハワイと言えばやはり美しいビーチ!
ハワイのビーチのように、白い大きな砂浜が広がり、青く透き通った海は、アメリカ本土では中々見ることが出来ません。
アメリカ本土で、誰もが見てうっとりするようなビーチを求めるのであれば、フロリダ州のマイアミビーチやサウスビーチなどが有名かと思います。
しかし、日本からマイアミまで行くには、乗継便を利用して15時間以上のフライトが必要です…。15時間もの移動時間となると、体力的に少しきついなと感じる方が多いと思います。
西海岸の都市・ロサンゼルスにも、サンタモニカビーチやハンティントンビーチなど多くのビーチがあり、多くのサーファーで賑わっています。
しかし、これらのビーチは、サーフィンが有名なビーチが多く、波も高く水温も低かったりします。また、ハワイやマイアミなどのビーチのような「透き通った海!」とは異なるビーチです。
やはり、ビーチと言えば海水温も20℃以上と高く、サンゴ礁や多くの熱帯魚、ウミガメにも出会えるハワイのビーチですね!
真っ白な砂浜に寝転がるだけでもリゾートを満喫できます。
また、1年を通して温暖なため、冬でも25度程度の気温です。1年中ビーチで楽しむこともできます!
暖かく、リゾート地で留学をしてみたいという方にはハワイはもってこいの留学先です!
地域の特徴を知って留学地を選ぼう!
ハワイはアメリカの州ではあるものの、本土とは異なる歴史をたどり発展してきた地域になります。
そのため文化も違えば人口構成も異なり、人々の性格も温厚で穏やかな方々が多いです。
ハワイ旅行を検討されている方は、旅行にプラスして留学を経験してみては如何でしょうか?旅行とは違った視点でハワイを満喫できるはずです!
ハワイの良いところを並べて紹介して来ましたが、デメリットも挙げておかないと正しい判断ができませんので、以下にまとめます。
・語学学校の生徒の半数以上が日本人
・勉強目的よりバカンス目的の人の方が多い
・英語を使わなくても生活が成立する
・観光地なので誘惑も多い
以上がハワイ留学のデメリット要因です。
皆さんが自分の留学目的を真剣に考えた時、「しっかり英語力を伸ばしたい!勉強メインで留学する!」と考えているなら、ハワイ留学は再検討した方が良いかも知れません。
ハワイのイメージは、バカンス(観光)のイメージがあまりにも強すぎます。それだけに、英語力や治安の不安が最小限になります。
一方で、勉強目的の方にとっては、周囲の留学生の雰囲気が自分とは違うと違和感を覚える方も少なくありません。
「あくまで真剣に英語力アップを目指して語学留学する!」と考えている方にとっては、一度立ち止まって再検討した方が良いかも知れません。
リゾート地として日本人にとってお馴染みであり、日本文化も感じられるハワイ。留学が初めてな方、英語ができなくて不安だという方にとって、不安を感じることなく満足できる留学地だと言えます。
ハワイを留学地として選ぶべきかどうか迷ってる方は、是非一度カウンセリングを受けてみることをお勧めします。