インド渡航前に知っておくべき6つのマイナス面
こんにちは!コバヤシです。只今、インドに来ております!
インドは、2030年に世界一の経済大国になると言われています。インドがこれほどまでに成長できるのは、IT産業があるからです。実際に、GoogleやMicrosoftなどの大手企業のCEOはインド人が務めています。
また、街中でも現金での支払いだけではなく、インド国内専用のアプリケーションを使った決済が進んでいます。
今後のことを考えて、IT産業が発達しているインドで、ITを勉強するために留学をしたいという人がいるのではないでしょうか?
そこで今回は、インド渡航前に知っておくべきマイナス面を6つ紹介します。
日本とは全然違う文化ですので、インドでの生活をあらかじめ想定しておくといいでしょう。僕がインドへ訪れて感じたことを述べていきます!
① 劣悪な衛生面
インドはトイレの衛生が最悪でした。日本とは違ってインド人は紙を使わずに、右手で備え付けのシャワーや水が入った桶を持ち、左手でお尻を洗っています。そのため、便座が水で汚れていたりしました。
また、日本では考えられない使い方をしているインド人も中にはいます。ヒンドゥー教の教えから、トイレは不浄なものと認識されており、設置していない家庭が多かったことも影響しているそうです。
清潔なトイレに慣れている日本人にとって、不衛生なインドで生活することは難しいかもしれません。
しかし、高級なレストランやホテル、空港などではしっかりと掃除がされていたり、トイレットペーパーが備わっていたりするため、一概に全部が汚いとは言えなそうです。
僕がインドに滞在していた時は、少しでも清潔さを保つためにトイレレットペーパーを常に持ち歩いて使っていました。
日本では当たり前に設置されているトイレットペーパーですが、インドでは重宝するアイテムの1つと言えるでしょう。
また、屋台で提供される食事や水道水も衛生面では不安です。インドの屋台は美味しい食べ物が多く、非常に安価です。しかし、衛生的でない水道水や井戸水を使い、何日以上使っているのかわからない油を再利用して調理しています。
また、水道水で洗われた生野菜や、冷たい飲み物の中に入っている氷なども衛生的ではありません。屋台の食事や水道水だけでなく、料理の中に入っているスパイスや街の環境といった多くの要因から、インドを訪れる旅行者がお腹を壊したり発熱したりします。
僕はインドでは生野菜を食べず、歯磨きをするときもミネラルウォーターで口をすすいでいましたが、それでもお腹を下してしまいました。
② ひどい街の環境
インドの街ではゴミが道路脇に捨てられ、ゴミや人の小便、動物の糞尿などの異臭が漂っています。
それだけでなく、砂埃や車から出る排気ガスといった大気汚染もありひどい環境です。数時間外出しただけで、喉の痛みや鼻に違和感を持ちます。
また、街を歩けば牛やヤギなどの動物が歩いていたり、信号のない道路を横切る必要があったり、次々とくる客引きや物乞いの対応がなかなか終わらなかったりなど、日本の常識が通じないことにストレスを感じてしまうかもしれません。
③ 時間にルーズなインド人
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ンド人は時間にとてもルーズです。例えば、インド人は電車が時間通りに来なくても、それが普通だと感じているようです。日本であれば数分の遅れで問題になってしまいますが、インドでは数時間の遅れであっても大した問題にはならないのです。
僕は実際に、インドの寝台列車で3時間遅れを経験しました。駅のホームで3時間待つのは苦痛だった僕に対して、インド人はホームで寝たりご飯を食べたりして過ごしており、文句を言う人は誰もいませんでした。
インド電車の時間のルーズさと、それを許容するインド人のおおらかさを見た瞬間でした。インド人は時間にルーズでおおらかなため、決まった時間に行動する日本人とのズレを感じてしまうかもしれません。
④ スパイシーな料理
全てのインド料理は基本的にスパイスが入っているので、日本人の味覚からすると毎日違うカレー味の何かを食べている気分になるかもしれません。また、日本料理や各国の料理を提供しているレストランは少なく、食事の選択肢は限られてしまうでしょう。
インド料理を食べた個人的な感想ですが、本場のインド料理には特別辛い食べ物はなく、スパイスを効かせた美味しい食べ物が多いと感じました。何種類ものスパイスを料理に入れていることから、食べる人によって辛いと感じているのかなと思いました。
また、インのドスイーツに関してもスパイスを効かせており、尚且つ、ものすごく甘い場合が多いです。ちなみに、ベーカリーなどで販売しているパンやケーキなどには、スパイスは入っていません。
インド料理に飽きてコンビニやスーパーに買い出しに行こうとしても、しっかりとしたお店は日本と比べて全然ありません。
コンビニに行く感覚で利用できる個人商店のお店はたくさんありますが、少ない品揃えですし、ぼったくられる可能性があります。
食べ物に関しては、日本と比べて食文化のギャップが大きいので、長期滞在の方は食事の面に関しては我慢が必要になってくるでしょう。
⑤ ハードな観光
インドにはたくさんの世界遺産があることはもちろん、その他多くの観光名所や見どころがある国です。しかし、それらを見に行くまで、さらにはその敷地内外でも注意が必要です。
観光地へ移動したい時に徒歩で行ける距離ならいいのですが、遠距離だとオートリキシャやリキシャ、ローカルバスに乗ることになります。オートリキシャやリキシャを利用する場合は値段交渉をする必要があり、ローカルバスを利用する場合は目的地にたどり着くバスが分かりにくいので苦労します。
私はそういった時間と労力を省きたかったので、Uberや現地の交通アプリを使っていました。オートリキシャよりも安価で、ぼったくられることもないので、すごく便利でした。
そして、観光地周辺ではオートリキシャのドライバーが待っていたり、お土産屋の商人がしつこく話しかけてきたりなどの数が街中に比べ増えていきます。
高額な料金で取引してこようとするので、客引きに対してははっきりとNOと口に出し、表情やジェスチャーで拒否しましょう。そうしなければ、いつまでもしつこく誘ってきます。
さらに敷地内には、ぼったくりをしてくる非公認のガイドがいることも多いので、こちらも同様に断固拒否をしましょう。
⑥ 娯楽の少なさ
インド留学をする方の多くは、休日にも勉強をするのかもしれませんが、それでも時には息抜きをしたいですよね。
もしもインドに留学したら、休日の過ごし方を考えておいた方がいいかもしれません。なぜなら、インドは日本と比べて、圧倒的に娯楽が少ないためです。
気軽に立ち寄れるカフェやファミリーレストランはほとんどなく、映画館で上映しているのはほぼインド映画、本屋に置いてある本はヒンドゥー語か英語のみです。インドでもできる趣味を見つけておくことは、異国の地においても自分がリラックスできる時間を持てるはずです。
インドのマイナス面は日本人には少々ハードかも!?
日本とは異なるインド特有の文化を感じていただけましたでしょうか。日本で生活をしている皆さんの感覚からすると、インドはなかなかハードな国だと実感します。
成人した客引きや物乞いはもちろんのこと、小さい子供が自ら食べ物やお金をねだってくることも多々あります。商品を買うためのレジの会計では、自分から主張しなければどんどん抜かされていきます。
こういったことを念頭に、インド留学を考えていく必要もあります。日本の生活のようにはいかないということを意識しましょう。今度は、インドのプラス面を記事にしようと思うのでお楽しみに!