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インドは日本と環境も文化も異なり、生活の違いにカルチャーショックを受ける事も良くあります。また、インドでは国民の8割がヒンドゥー教徒です。食事などの生活スタイルにも大きく関係していますので、事前に気を付けるべきことを確認し、留学中はインドの文化を尊重して最低限のマナーは守りましょう。インドの生活に早く慣れ、より充実した留学生活を過ごして頂くためにも、事前に現地の文化や習慣を確認し、現地生活に備えてください。ここでは、日本とインドの異なる生活スタイルの一部をご紹介します。
食事のタブー | インドでは国民の8割がヒンドゥー教徒、その次に多いのがイスラム教徒です。これらの宗教では食事に関するタブーが設けられており、ヒンドゥー教は牛肉、イスラム教徒は豚肉、酒類を禁止しています。酒類の販売は州政府がコントロールしていて、日本に比べると少し手に入りにくい印象です。 |
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動物 | インドでは牛はヒンドゥー教徒にとって神様の乗り物なため、神聖な動物として扱われており、街の至る所で車や人と同じように歩いているのを見かけます。その他にも豚、犬、猿など様々動物を見かけますが、インドでは当たり前の光景です。また、こういった動物にはむやみに触らずそっとしておきましょう。 |
トイレ | インドのトイレは基本的にトイレットペーパーが無くトイレ内にある水道やシャワーで洗浄するスタイルです。外国人向けのホテルやカフェなどでは備え付けのペーパーがありますが、心配な場合はトイレットペーパーを準備しておくことをおすすめします。 |
チップ | インドにはもともとチップ文化はありませんが、欧米人の旅行客が増えてきた近年ではチップを求められる場面も多くなってきました。渡航前にはチップを渡す場面や相場を確認しておくことも大切です。またインドにはチップに似た「バクシーン」と呼ばれる貧しい人に喜んで施しをするという習慣があり、外国人相手に高額なバクシーンやチップを求めて声をかけてくるインド人もいますので注意が必要です。 |
時間の概念 | インド人は日本人に比べて時間の感覚がゆったりとしています。もちろん個人差はありますが、待ち合わせに30分遅れてくることも当たり前ですので、そういうものだと割り切ることも大切です。インド人宅に招かれた場合なども約束の時間よりも30分遅れて向かうことがマナーでもあります。 |
うなずき方 | インドでは「Yes」の返事をする際に頭を左右にフラフラと振る習慣があります。また、「No」の際には日本と同じく横に首を振ります。 |
服装 | 男女ともに華美な服装は避けましょう。インドでは主に信仰される宗教で女性の露出を禁止しています。外国人と一目でわかってしまい、犯罪に巻き込まれる可能性もありますので女性の服装には特に注意が必要です。 |