インドの特徴と語学学校
インドは国土面積、人口ともにアジア第2位の大国で、複数の国と隣接しています。様々な民族や宗教によって構成されたインドの歴史は長く、オランダやイギリスの影響を受けながら数多くの魅力的な文化を生み出してきました。近年ではその独特な文化や習慣だけではなく、IT関連やヨガなど様々な分野で世界からの注目を集めており、その物価の安さから費用を抑えて留学できる場としても注目されています。国土の広いインドでは地域によって特徴も異なっており、留学中の生活の場となる都市選びも大変重要です。ここでは各都市の特徴についてご紹介します。
ニューデリー
ニューデリーはインド北部に位置する首都デリーの連邦直轄地内にある行政区で、インドの首都機能が置かれる都市です。デリーは古くから多くの王都が置かれ、中央アジアと南アジアを結ぶ交通の要としての役割を担ってきました。現在のデリーは「オールドデリー」と「ニューデリー」に分かれており、オールドデリーが歴史の古い旧市街であるのに対し、ニューデリーは政治や経済の中心として全く違った雰囲気を持っています。またニューデリーには各国の大使館が置かれ、日本人駐在員をはじめ様々な国の人々も多く暮らしています。ニューデリーはインドの伝統的な歴史と現代文化の調和に触れながら学びたいという方におすすめの街です。
ゴア
ゴアはアラビア海に面したインドのビーチリゾートです。11月から2月のハイシーズンには世界各国から観光客が訪れバカンスを楽しんでします。また、ゴアはポルトガルの統治下だったため今もポルトガルの影響が色濃く残っています。その中でもキリスト教の影響は強く、人口の約8割がヒンドゥ教と言われるインドでこの町の住民の多くはキリスト教を信仰しています。キリスト教徒が多いことから食べ物や生活習慣に縛りが少なく、30年ほど前にはヒッピーの聖地とも呼ばれ、現在もトランスミュージックが流れるお店等が多く立ち並んでいます。ゴアはゆったりと自分のペースでインドの滞在を楽しみたいという方にお勧めです。
ムンバイ
ムンバイはインド西海岸に面するインド最大の都市です。もともとは7つの島からなる漁村でしたが、16世紀以降のポルトガルやイギリスの進出を経て「ボンベイ」と呼ばれる大都市へと成長して行きました。1947年のインド独立までムンバイはイギリスの植民地として、東インド会社の海軍や商業拠点がおかれ、インドの重要都市として発展しました。現在のムンバイにも南アジアを代表する都市としてインド企業や多国籍企業の主要拠点が置かれており、世界都市ランキングでもニューデリー抜きインド首位のビジネス都市となっています。多くの企業が集まるムンバイでは比較的高い生活水準が整っているため落ち着いた環境で滞在したいという方にお勧めです。
バンガロール
バンガロールはインドのシリコンバレーとも呼ばれ、様々な新企業から大手企業が集まるIT都市として世界から注目されています。この都市は高原の上に位置しており、年間を通して平均気温が25度前後とインドの中でも過ごしやすい気候です。またバンガロールは世界から企業が集まる国際都市であることから市民への英語の浸透率も高く、日常生活の中でも英語を使うことができます。インドの語学学校の多くもこの都市に集まっており、日本人などの留学生が滞在しやすい環境が整っており、インドの中でも比較的治安の良い地域としても日本人留学生に人気の都市です。
その他の地域
インドはコインバトールやハイデラバードなどその他の地域にも語学学校があります。大都市とはまた違った環境で落ち着いて英語を学びたいという方におすすめです。