アイルランド留学の方法&よくある質問まとめ
こんにちは!
私、Atlas Language School日本人スタッフ、アイルランド在住6年目の高嶋と申します。
アイルランド留学は徐々に日本でも人気になってきていますが、ヨーロッパやその他地域からの留学生のほうがまだまだ多数派です。
したがって、アイルランド留学は「日本人の少ない場所でできる限り英語環境で学びたい!」という方に非常に良い留学先と言えるでしょう。
そんなアイルランド留学を広めるべくこれまで日本全国津々浦々あらゆる場所でアイルランドについてお話する機会を頂戴しました。
その際、よく「アイルランドって遠いし…留学のハードル高くないですか?ビザとか英語力とかお金とか…いろんな意味で。」というような声をいただきます。
そこで本日は、「実はそんなにアイルランド留学は難しくないよー!大丈夫ですよー!」という記事を書かせていただきます。
ビザの種類は?滞在は難しい?
まず特質すべきは、日本人留学生は長期短期問わず、豊富なビザの種類(組み合わせ)で留学が可能であることです。
下記、主に3つのビザタイプ・滞在方法をご紹介します。
1. 観光スタンプ
EU圏内であれば日本人は90日間の滞在が許可されており、その間語学学校にも通えます。国内・海外への観光も可能です。
2. ワーキングホリデービザ
一年間のフルタイム就労・滞在が許可されるかなり自由度の高いビザです。31歳の誕生日までという制限をクリアすれば、基本的にはどなたでも取得できます。ここ数年でこのワーキングホリデービザもかなり人気が出てきており、現在は抽選となっております。
ただ、お隣イギリスのワーキングホリデービザ(YMS)よりははるかに倍率は低いため、ワーホリで行きたくても必ず行けるとは限らないのがネック。ただ、一度落ちたとしても、何度かチャレンジすればきっと受かるはず!
3. 学生ビザ
25週間の語学就学をすれば、10週間のホリデーがもらえるという制度。(※学校によって多少の差異あり)例え31歳をすぎたとしても、もしくはワーキングホリデービザが落選したとしても、学生ビザで長期滞在はどなたでも可能です。しかも最大2回まで延長できます。
アイルランド留学に必要な英語力は?
さて、滞在方法以外にも「英語力がないとヨーロッパ留学は厳しいのでは?」という声をいただきます。
例えば、アルファベットのA~Zがわからないだとか、「Hi, how are you?」や「My name is…」といった内容が難しいということであれば、最低限の英語の学習は必要となるでしょう。でも、「留学に行きたい!」という方で、そういった方は稀だと思います。
アイルランド留学に必要な英語力へ不安を感じている方のお話を伺うと、下記のようなケース、不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
こういった英語や海外生活への不安を抱えてアイルランドへ飛び出し、実際に留学を終えて「来てよかったです!」といって帰国されるパターンは実は非常に多いんです。
もちろん、英語力があるに越したことはないのは事実ですが、ガッツとやる気、そして留学に必要な初期費用さえあれば、有意義な留学生活を終えることは十分に可能です。
もし不安であれば、日本人スタッフ常駐の学校を選ぶというのもおすすめです。
仕事探しの難易度は?
「アイルランドだと仕事って見つからないですよね?」という声もよく頂きます。確かに5~10年前まではそうでしたが、近年の経済成長に伴い、現状は年々良くなってきています。
「仕事探しのコツを教えてください!」という質問もよくいただきますが、こればっかりはどういった業種で、どのようなスタイルで働きたいかということにもよりますので一概にはお伝えできないのですが…。
ただ、「とりあえず職種は問わないからアルバイトがしたい…!」ということであれば、とにかく英文CV(履歴書)を作成し、配りまくる!ということが私からお伝えできる唯一の、そして一番のコツです。
また、面接までたどり着いたら、「この人と働きたい!」という印象を与えるためにも、笑顔と元気、親しみやすい態度で話すことが非常に重要です。
逆にいうと、笑顔と元気さえあれば、一発で決まることもあったりします。
アイルランドはそういう国です。(笑)
アイルランドの治安は良い?悪い?
ブログやYouTubeなどで様々情報が溢れていて、中には怖い内容のものもありますよね…。
そういった情報収集をしっかり行うことは非常に重要ではありますが、注意すべきことさえ注意すれば、基本的には安心・安全に過ごせるはずですのでご安心ください。
アイルランド滞在中、特に注意すべきことは下記3つ。
1. スリ・ひったくり
手の届きやすいポケットなどに貴重品をいれない、周りに注意する。
2. 部屋探し詐欺
内覧する前の振り込みは避ける!実際に部屋探しサイトの広告主に会う、もしくは部屋を訪れてから支払いをする。
3. アイリッシュの不良少年少女からの嫌がらせ
不良っぽいグループは一目瞭然ですので、とにかく若者がたむろっているのを見つけたら、思いっきり避けてください。来た道を引き返す…というぐらいの避け方をしてください。
また、意外に効果的なのは堂々と歩くことです。おどおどと自信なさそうに歩いていると、被害に遭いやすいという話をよく聞きます。
また冬場は暗くなるのも早いので、帰りが遅くなる際には1人で歩いて帰るなどはせず、MyTaxiなどのアプリを使ってタクシーで帰ると良いでしょう。アイルランドのタクシーは安全です。
物価はどう?部屋探しは難しい?
物価は決して安くはないですが、ものすごく高いということもないかと思います。ただもちろん外食は高いので、ホームステイを出た後は自炊を徹底することがおすすめです。
食材自体は日本と同じような値段であっても、一般的にアイルランドの食材の方が量は多いため、自炊をすれば安く済むでしょう。
唯一家賃相場だけはここ数年で大幅に値上がってしまいましたが、今年から少し落ち着きを見せています。大体の部屋の相場は、下記のような感じかと思います。(※あくまで個人的は肌感ですが。)
もちろんどのあたりのエリアに住むかによっても料金は前後しますが、あまりにも安すぎる場所は要注意です!詐欺の可能性もあれば、周りのエリアの治安が悪い…ということもあります。価格だけで考えず、必ず内覧してから決めることが重要です。
この家賃高騰に伴って、部屋探しの難易度も上がっている現状があります。特に難しいと言われている時期は8月、9月あたりと、12月頃ですので、それ以外の時期にホームステイを出て、部屋探しを開始すると良いでしょう。
ただ、今までに「部屋が見つからないので帰国します…。」というケースは私の周りでは聞いたことがないので、諦めなければ見つけること自体は問題なく可能なはずです!
アイルランド留学は難しくない!
今回はアイルランド留学の基本情報を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事を通して少しでもアイルランド留学に対する「なんとなくの不安」が改善されたならば、嬉しいです!
アイルランドは自然豊かで人も優しく、他国へのアクセスも良好なため、勉強しながらヨーロッパ旅行も楽しむ…という贅沢な留学も十分に実現できます。
また、ハードルは高くないものの決して留学地として「ユルすぎる」場所でもないので、ちゃんと学べばちゃんと英語力はUPするはずです。
たくさんの留学生たちが帰国の際に「帰りたくないです…!」と伝えてくれますし、アイルランドには来てみないと体験できない魅力がたくさんあります。
ハードルが高い!と思って諦めるのは勿体ないですよ!!ぜひぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてくださいね。
最後に、最近見つけた素敵なアイルランド紹介動画を載せておきますね。1分の動画なので、サクッとみれますよー!