アイルランド留学・ワーキングホリデーする時に日本でやっておくべきこととは?(後編) | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

アイルランド留学・ワーキングホリデーする時に日本でやっておくべきこととは?(後編)

公開:2020/02/16 著者:重綱 蒼太 385 Views

ダブリンからこんにちは!重綱蒼太です!

実家のある北海道は、凍てつく寒さと大雪が降ったというニュースを見ました。今年の札幌は雪不足だと聞いていましたが、突然大量に降るのは勘弁してほしいものですね…。

前回はアイルランドへのワーキングホリデーにおける必ず必要なものは?というテーマで記載しました。今回は、その続きである「日本で準備した方が良いこととは?」というテーマで書いていきたいと思います。

 

 

※(上写真)寒い日が続くダブリンで、名物アイリッシュシチューを頂きました!お肉が柔らかく、ジャガイモが溶けるような味わいで美味しく、体が温まりますよ~。

英語学習

アイルランドをはじめ、英語圏に留学、ワーキングホリデーに行きたいという方は英語力のアップを目的の一つとされることが大多数だと思われます。

しかし、日本で何の準備もせず渡航するのは、かなり不安であると思います。

僕の場合は、シンプルに以下の4つを中心に勉強しました。各項目を日本でもできることを進めていこうと決めました。

 

・Grammar(文法)
・Vocabulary(単語)
・SpeakingとListening(会話)
・Reading(読み取り)

 

Grammar(文法)の学習

Grammarは、高校までの参考書1冊だけをイチから復習しました。1冊だけなのはGrammarの場合、書いてある内容はどの参考書も基本的には同じだからです。

1冊の参考書をきっちりやりきる方が、一度確認した内容を再確認しやすいのではないか?と考えたからです。

語学学校でGrammarの授業を行っていますが、英語のことは英語で説明していただいた方がわかりやすく、解釈がしやすいものなんだなぁ…と思いました。高校生の時によくわからなかった文法が理解できるようになり、非常にためになっていますよ~。

 

Vocabulary(単語)の学習

これもGrammarと同じく、高校までの単語帳を1冊だけをイチから復習しました。正直、高校生の時はあまり英語の成績が良くなく、「こんなに単語覚えても使うことないだろう。」と思っていました。

しかし、実際留学してみると、高校生までに学習した単語をものすごく使うことが分かりました。

もし、今高校生の自分に会えるのなら、単語もうちょっとしっかりやっとけと言いたいです。(笑)

 

ちなみに僕は、速読英単語(速単)シリーズというものを使いました。これは、大学受験向けのものではありますが、長文の中に覚えるべき単語が書かれています。

そのため、Readingと付属のCDでListeningにも応用でき、後ろのページに単語の索引があるので、単語の再確認がしやすいことなどが特徴です。個人的には、長文を何回か繰り返し読むようにしました。これは、書いて覚えるだけではなく、口に出すことで耳にも残るようにしたかったからです。

なので、単語を勉強する時は自分の部屋で歩き回りながら読んでいました。はたから見るとちょっと怪しい人かもしれませんが、部屋の中なので大丈夫です。(笑)

 

→ 日本で使った参考書類です。このほかにも単語帳などは多数あると思いますが、あれこれ手を伸ばさず一つに絞ると良いですよ!

 

SpeakingとListening(会話)

会話に関しては、相手となる人がいないと成立しないので、知人に紹介して頂いた公民館などで行われる英会話サークルや英会話ボランティアに参加しました。

僕は日本にいる時、2つの英会話サークルに参加していました。先生は、元々英語教師だった方とアメリカ人の方だったので、英語に耳がある程度慣れた状態でアイルランドに行くことができました。

英会話ボランティアは、日本に来ている海外からの留学生と日本の小学生で交流しようというテーマのボランティアであり、その日本人スタッフとして参加しました。ここで様々な国から来ている人たちと僕自身も交流でき、英語学習はもちろんモチベーションアップにもつながりました。

 

このように、SpeakingとListeningは、やはり外国人の方と積極的に話すことが準備につながると思われます。

 

Reading(読み取り)

先ほどの速読英単語シリーズにプラスして、これもシンプルですが興味のあるジャンルの本を英文で読むようにしていました。

僕はBBC版のSHERLOCKというドラマが好きなので、それのコミカライズ版を読んだりしました。

ただ、本によっては英文の難易度が高い(1回イギリス人作家のエッセーを読みましたか挫折済み…)ので、上記のようなコミカライズ版で絵を見ながら読むという方法も良いかもしれません。

 

GNIBのアポイントメント

アイルランドにおいて90日以上滞在する場合は、GNIB(現在は名称が変わりIRPカードと呼ばれています)という外国人登録が必要になります。また、その申請においても予約が必要なため、事前に日本で予約を押さえておくことがお勧めです。

なぜならば、アイルランドに90日以上滞在する非EU圏の全ての人が習得しなければならず、1日に相当な人数が登録するので必然と予約が取り難いのです。

また、アイルランドに着いてから予約しようとすると、なかなか予約が取れず焦ってしまいます。アイルランドの入国審査で、時々GNIBのアポイントメントは取っているかと聞かれることもあります。予約を取るコツとしては、以下の通りです。

 

・アイルランド時間の午前10時を目安にGNIBのHPをチェックする。サマータイム期間外(10月下旬~3月下旬)だと日本時間で19時になります。
・根気強く何日か粘ること。

 

どうやら、日本時間の19時を境に新しく6~7週間後の日程が選択できるようになるようです。僕の場合、最初はがむしゃらにHPをチェックしていたのですが、やっているうちに戦略が分かってきました。

19時に狙いを定めるよう18時50分頃からWEB上に必要事項を書き込み、19時になる数分前から更新ボタンを押し続けました。そうしたら、狙い通りアポイントが確保できました!

ただ、同じように考えている人も多くいるので、すぐにその予約分も埋まります。そのため、その日に上手くいかなくても根気強く続けることが大切です!

ちなみに、GNIBのアポイント用のアプリもありますが、「非公式 + 有料」なので個人的にはあまりお勧めしません…。使った人によれば、しっかりと予約は取れるようですが。

 

携帯会社の契約とSIMカード

僕は日本ではソフトバンクを利用していましたが、そのまま海外で使うと莫大な料金がかかります。そのまま持ってきても、Wi-Fiスポットだけで使うにしても非常に不便です。

そのため、日本で行った手続きは、まずスマホのSIMロックを解除し、ソフトバンクの契約を日本で凍結しました。また、通販で7日間有効のヨーロッパ対応SIMカードを購入しました。

そして、入国後の1週間で、現地でSIMカードを新たに手に入れるという手順で進めました。

 

SIMロックを日本で解除しなければ、現地のSIMが使えませんので、日本で手続しておきましょう。

 

日本を出発する前日にソフトバンクショップを直接訪問し、契約を一年間凍結。この時にSIMロックがしっかり解除できているか確認しました。そして、飛行機に搭乗し、ダブリンについた直後にあらかじめ購入していた7日間有効のSIMカードに入れ替えました。これでアイルランドでも4G回線が使える状況になります。

現地のSIMに関しては、アイルランドでメジャーな携帯会社の一つThree(スリー)のプランを選択するべく、中心街にあるショップを訪問しました。Threeだと28日間で20ユーロのプランが主流で、インターネットが基本無制限、Three同士の通話無料といった内容になります。

正直に言って、かなりお得なプランなので迷わずこのプランを選択しました。さらにヨーロッパ圏内でも問題なく使えることや電話番号が付与されるので、WhatsAppのアプリ利用時や、何かしらの書類に電話番号を記載することになった時も安心です!

 

ただ、28日毎にTop Upという更新手続きが必要になります。

これは直接店舗を訪問し20ユーロを現金で支払うかインターネットでのクレジットカードで支払わなければなりません。

ただ、クレジットカードは現在アイルランドで発行されたものでないと対応できないため、直接店舗で支払う人が多い状況です。

 

→ アイルランドで主流のThree。数字の3のようなマークが目印です。ダブリンだと中心部や大抵のショッピングセンターに店舗があります。

 

アイルランドに持っていくもの

英語の準備もある程度できたし、GNIBのアポイントも取れた。ビザや航空券、保険も準備できたし、あとは荷物のパッキングだけ!

しかし、何を持っていけばいいのだろう…。留学やワーキングホリデーに限らず、長期の旅行だと悩みかと思います。

そこで、個人的に持っていくと良いものを挙げていきたいと思います。

 

・衣類や下着類

当然ですね。(笑)ただ、アイルランドの冬は思ったよりも寒く、夏は気温が20度ぐらいまでしか上がらないようなので、冬物の衣類をベースに夏物は最低限で良いかと思います。

また、H&MやZARA、アイルランド発祥のPENNYS(アイルランド以外ではPRIMARKという名前で営業)といったアパレルショップがあるので、現地調達ももちろん可能です。残念ながらユニクロはないですが…。

下着・靴下類は7日分を目安に調達しました。僕は最初ホームステイに1か月ほど滞在しますが、家によっては1週間分の洗濯を1回にまとめて洗濯するルールがあるためです。また、これらもPENNYSなどで現地調達しても問題はないかと思います。

 

・靴やスリッパ

僕自身、あまりこだわりがない方なので夏用と冬用、あと運動用の靴の3種類を持ってきました。実は、スリッパの方が大切です。

ヨーロッパだと家の中も靴を履くので、動きやすいサンダルを1足、そして日本から長時間のフライトになるので使い捨てのスリッパを1足持ってきました。

 

・変換プラグ

アイルランドやイギリスのプラグタイプは「BFタイプ」という差込口が3つあるものなので、日本の電化製品はそのままだと使えません。また、フランスやドイツなどのその他ヨーロッパの多くの国ではCタイプを使っています。

アイルランドに来る方は、近くのヨーロッパの国に遊びに行こうと考えている方も多いと思いますので、マルチ変換プラグというそれぞれのタイプに対応できるものがオススメです!

ちなみに、持ってくるのを忘れてしまった…という場合でも、ダブリンだとCurrys PC Worldという電化製品店で購入可能です。

 

・国際免許証

運転は今のところアイルランドではしていません。どちらかというと、身分証明代わりに使っています。個人的に毎日パスポートを持っていくのが無くしそうで嫌なのと、パブなどで年齢確認を受けることがあるので、その際使っています。

ちなみに、海外滞在中に日本の免許が失効するという方は、渡航を証明する航空券やパスポートなどを用意し免許センターに行けば事前更新が可能です!

ただ、本来より早い時期の更新になるケースもあるので、次の免許までの有効期間が短くなる可能性が高いですが…。

 

・筆記用具とノート類

品質は日本の方が圧倒的に良いのと、価格もアイルランドだと割高感があります。ちなみにダブリンには規模はあまり大きくないですが、無印良品があります。どうしてもということであれば、そこで購入するのも手です。

 

・リュックサック・機内持ち込みサイズのキャリーケース

近隣国に旅行する時、ヨーロッパはLCCをはじめとした航空網が非常に充実しています。ただ、荷物の量によって価格が倍以上変わるということもよくあるので、リュックサックや小型のキャリーケースはオススメです。

 

・水筒

実は水筒を持ってこなかったのですが、持ってくれば良かったものランキング不動の第1位が水筒です。(笑)日本の物の品質がかなり良い上に、使い勝手が良く価格も安いからです。

ダブリンで探してみたところ、サイズが大きすぎて持ち運びにくいことと、程よい大きさの物だと最低でも7~8ユーロぐらいしました。

最終的にEuro Giantsというお店でちょっと大きめの水筒を買いましたが、5ユーロしました。日本の水筒のコンパクトさと品質の素晴らしさを再確認した日でもありました(笑)。

 

外の世界への挑戦は気持ちが前向きになる!

アイルランドに来る前に準備したことなどを今回記載致しましたが、準備している間はどんな生活が待っているのだろう…と楽しみが膨らんでいくような気持ちでした。

やはり気持ちが外向きになるだけで、かなり変わるものだなあと思いました。

一度切りの人生だから躊躇していたら勿体ないし、今行かなければこの後の人生で100%後悔すると確信したので決断しました。

 

そして、現段階でダブリンにいることは、決して間違いでは無かったんだなあと思います。

 

ただ、この後も上手くいくとは限らないので結局は自分次第。ワーキングホリデーや留学に行くかどうかを決断するのも、最後は自分次第なのだろうと思います。

次回からは僕の経験したことやダブリンでの生活、ダブリンから離れて日帰り旅行やヨーロッパの国々の旅行記などを記載し、何かの参考にして頂ければと思います。

では、次回また会いましょう!Slán leat! (スローン ラット) ※アイルランド語で「さようなら」の意味。

 

→ Dundrum Town Centerにある謎の犬の銅像。ダブリンには時々このようなシュールなモニュメントがあります…。

 

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