アイルランド・ダブリンからチェコ共和国の首都「プラハ」へ2泊3日旅行したエピソード<中編> | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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アイルランド・ダブリンからチェコ共和国の首都「プラハ」へ2泊3日旅行したエピソード<中編>

公開:2020/04/05 著者:重綱 蒼太 309 Views

ダブリンからこんにちは!重綱蒼太です!

最近はコロナウイルスの話題で持ちきりですね。アイルランドも厳戒態勢が続いており、買い物など必要な時以外の外出は自粛です。

ただ、3月29日(日)からサマータイムが始まり20時ぐらいになっても明るくなりました。夕食の準備をする時に、まだ明るいし早いかなと思っていたら実は19時だったりするので、時間の感覚を早めに合わせないといけないですね。

 

ちなみに6月の夏至頃になると、日没が22時ぐらいになるそうです。少し変な感じがしますが、日光を長く浴びることを楽しみにしつつ、なるべく早くこの状況から回復できれば…と祈っています。

さて今回は、チェコ・プラハの旅行記の2日目について紹介します。

なお、前回記事をご覧頂いていない方は、以下からご覧ください。

 

カレル橋とプラハ城

まず、プラハの街ですがエリアを大きく分けて2つあります。ヴルタヴァ川を境にした右岸と左岸です。右岸が東側エリアにあたり旧市街広場やヴァーツラフ通りなど、商業施設が広がるエリアです。

一方に西側エリアと言える左岸はペトシーンの丘やプラハ城など城下町と言える場所で、丘や城があることからやや高さがあります。基本的には、西エリアから先に行って下りながら東に向かうルートがオススメです!今回のプランも目次にある通り、プラハ城から旧市街広場に戻るような行程で進めました。

ただし、ホテルが多くあるのは旧市街広場やナーロドニー地区をはじめとした東側エリアです。そこからプラハ城に向かうにはカレル橋を経由し西正門へ向かうルートと、トラムの[22番]を使いPražský hrad駅で下車し北門へ向かうルート地下鉄A線を使いMalostranská駅で下車し東門を目指すルートがあります。

 

歩く容易さで言うと北門ルート→東門ルート→西正門ルートの順になり、左から楽な順です。景色の観点から言うと東門ルートはプラハの街を一望しながら登ることができ、西正門ルートは、中世の時代から使われていたルートでプラハの歴史、建築を堪能しながら進むことができるルートと言えます。

そのため今回は、文字通り王道と言える西正門ルートを用いてプラハ城を目指しました!日曜日だったため、隣接する聖ヴィート大聖堂は12:00までは入れないことを失念していたことは内緒です。

日曜の朝だったためか、人もそこまで多くもなく、天気にも恵まれ最高の散策日和です。カレル橋の入り口から30分ほど、途中石畳の道(プラハの街中は石畳の道がほとんどなので歩きやすい靴のご準備を!)や坂道を通り抜け、美しい街並みを堪能しながらプラハ城の西正門へたどり着きました!

 

→ カレル橋の入り口は最高の天候でした。

 

 

入り口では荷物チェックがあり(実は現在でもチェコ大統領府の機能も兼ねています)、チェックが終わり進むと中庭があります。ここの左手がチケットセンターになるので、ここで購入しましょう。

チケットにはいくつか種類があるのですが、その中のBコースだとメインのスポット(聖イジー教会、旧王宮、黄金の小道、聖ヴィート大聖堂)が全て含まれているので、それを購入しました。

料金は大人250コルナ(約1,050円)、26歳以下の学生が125コルナ(約530円)です。

 

中庭をさらに抜けると、そこには聖ヴィート大聖堂が高くそびえたっています。これを一言で表すならば荘厳です。しかし、中にはまだ入れないのでその聖ヴィート大聖堂の大南塔へ向かいます。

ここでは塔の上へ上ることができ、素晴らしい展望を楽しめる場所となっています。ただ、ここの料金は別になっており料金は一律200コルナ(約840円)です。地上階にある受付で料金を支払い、あとは螺旋階段をひたすら登ります。

この階段が個人的にはプラハで一番きつい登りだと思っています。というのも階段が287段もあり、螺旋状なのでずーっとぐるぐるしているような感覚になります…。

 

→ 聖ヴィート大聖堂の外観。見上げるので首が痛くなります。

 

840円も払ってなぜこんな疲れる思いをしなければならないのか。その答えは階段を登り切った時にわかります。そこからはプラハの街が360度見渡せる最高の景色があります。

苦労も踏まえた上でのこの景色はプラハで一番だと確信しています。ここで写真を撮ることや、風を感じながらただ景色を眺めることがプラハに来た時の楽しみの一つです。

 

→ 聖ヴィート大聖堂の大南塔から。ただただ美しいです。

 

しばらくした後、まだ時間的に余裕があったため次は黄金の小道というところへ向かいます。特に金色の道というわけではないのですが、かつて金細工師がこのエリアに住んでいたことから名前が付けられたという説があるようです。

この通りは2階建ての可愛らしい建物がずらーっと並んでおり、1階部分が陶器や工芸品などのお店、2階部分が甲冑や剣など武具の博物館になっています。ここでお土産を検討するのもいいかもしれません。一通り見るのに大体30分~1時間ぐらいかかります。

 

聖ヴィート大聖堂

ちょうど12時に近づいたため、聖ヴィート大聖堂に向かうと列を作り始めていた段階でした。運よく前から2、3番目の位置に並ぶことができ、20分ほど待つことにします。

12時を回り中で行われていた日曜日の礼拝が終わると観光客も入れる時間になります。門が開き中に入ると、チェコが生んだ偉大な画家ミュシャの作品をはじめとしたステンドグラスやひたすら圧倒的な大きさと崇高な雰囲気に思わず息を呑みます。

 

→ ミュシャのステンドグラス。圧倒的な存在感です。

 

 

僕たちはかなり前の方で待機していたため、入ると自分の靴の音しか響かない空間になり、僕はキリスト教徒ではありませんが、何か形にはないものを感じるような感覚を覚えました。聖ヴィート大聖堂も30分ほどあればすべて回ることができますが、入場に時間がかかるケースもあるのでご注意を!

その後、休憩がてらプラハ城近くにあるスターバックスに移動しました。実はここも観光場所の一つになっており、なんでも世界で最も美しいスタバの一つとも言われています。というのも景観に合わせてデザインしていることや、やはりロケーションが抜群だということで皆休憩も兼ねて写真撮影です。

ちなみにここのスタバなのですが、一番地下にトイレがあり25コルナのチップが必要です。たっ高い…。

 

→ プラハ城近くのスターバックスで一杯。この景色を眺めながらだと、いつもと違う味かも!?

 

旧市街広場と天文時計

プラハ城と聖ヴィート大聖堂に別れを告げ、次は旧市街広場に向かいます。ここでは毎時00分に天文時計が時間をお知らせするようになっており、今回同行した友人にはプラハの中でも有名な観光名所の一つだということをしっかり伝えておきました。

55分ぐらいになると周りの人たちがそわそわし始めます。そして00分になると精巧なからくりが動き出して、「Wooooo!」という声がどこからか響きます!しかし、その後はからくりがひたすらぐるぐる回るだけで、何とも言えない雰囲気に包まれます…。

その時に友人が一言。「何かこう…思ったよりショボくない?」一応、技術はすごいです。が、しかし肩透かし感が半端ではない場所です…。

 

→ 天文時計とティーン教会。飾りなどはとても立派です。

 

 

このエリアは観光スポットが集中しており、ティーン教会を中心に、北へ向かうとシナゴーグ(ユダヤ教徒の会堂)、東に向かうと火薬塔と共和国広場、南がハヴェルスカー市場とヴァーツラフ通り、西がカレル橋です。ここを拠点に行動するとかなり回りやすいと思います。

今回は東に向かい、火薬塔を眺めつつ共和国広場へ。共和国広場にはスメタナホールというプラハ交響楽団の本拠地があります。そのため、ここでコンサート鑑賞というのも乙です    ね。さらにその対角にはパラディウムという大型のショッピングモールもあるので、ここで休憩がてら買い物もおススメです!

ぶらぶらしていると夕方6時ごろになったので、夕食へ。今回もやはり共和国広場近くのKrčmaというレストランに入ることにしました。ここは入り口が少しわかりにくく、というのも地下室のような場所に建てられたレストランであり、隠れ家のような雰囲気でした。

 

今回ももちろん頼むのは黒ビールで、食事メニューは何にしようか思案しましたが、「グラーシュ」を注文しました。グラーシュとはハンガリーを起源とするスープで、牛肉やパプリカを使ったシチューのような料理です。

そのグラーシュが運ばれてきて、見た目は黒っぽく、ハンガリーで食べた時は赤っぽかったので、国によって違いがあるのかなという印象でした。

一口目を食べたところ、「これは大当たりだ!」と確信しました!味付けが濃厚でお肉も柔らかく、ものすごいペースで食べ終わりました。その後、ビールもお代わりをして最高の日曜日を過ごしました。

 

→ チェコのグラーシュ。付け合わせにはおなじみのクネドリーキ。

 

 

次回が最終日と予算、プチアドバイスについて投稿する予定です。

今基本的には1日を家で過ごしているので、反対に今だからこそできることを取り組んで過ごすのもいいのかもしれませんね。

では、次回また会いましょう!Slán leat!

 

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