自宅待機が続く中、お散歩に出ると美しい風景が!アイルランドにも春の訪れを感じるひと時
4月になり、アイルランドは以前よりとても温かくなりました。気温も暖かくなれば私たちも心が穏やかになりますが、残念なことにコロナウイルスによる影響はますます拡大しています。
日本では志村けんさんがコロナウイルスにより亡くなったことをアイルランドで聞き私は大変ショックを受けました。私だけではなく、多くの方が彼の演技に勇気をもらったと思います。
彼は私たちに命の大切さや、コロナウイルスを甘く見てはいけないことを教えてくれたように思います。
現在、ダブリンのセンター街に行けば警察もいますし、レストランやパブは閉まっていますから、仮にセンターに行ったとしてもお酒や食事を楽しむことはできません。
食品や薬を買うこと、そして運動での外出が唯一今の私たちに許されていることです。幸いなことに、最近のダブリンの天気は晴れの日が続いています。散歩やランニングには最適な気候になってきました。
運動できる環境があるのなら、少しでも体力をつけて、ストレスを溜めない生活をする必要がありますね。
公園を散歩していると春の気配が!
相変わらず私のルーティーンは散歩と食事と、家のお掃除、オンライン英会話です。ここ最近はこれの繰り返しです。これを聞くと飽きるだろうと思う方もいますが、私のアイルランドでの生活は主に地味な生活がモットーなので、これでも飽きることはありません。
朝に公園を散歩して歩いていたら、ダブリンでもこのような桜を見るようになりました。もう多少散ってはいますが、まだまだ美しく咲いています。寒くて雨の多いアイルランドの気候ですが、春が訪れを告げる光景ですね
ちなみに、アイリッシュの方が桜の木を眺めているところは、今のところ見たことはありませんが…。(笑)もし日本のようにたくさんの桜の木を見たらきっと、きっと感動すると思います。日本の桜は、どこか違う世界にいるようなそんな感覚になりますよね。
コチラの公園は頻繁に散歩に来るのですが、実は私がこの3本の桜を見た時、いつもの公園じゃないような感じになりました。コロナウイルスのことも忘れ、ただ見とれるばかりでした。
コロナウイルスが拡大してから1カ月程度ですが、悲しいことに公園の遊歩道には他人と距離を保つようにとの印字がされていました。コロナウイルスが終息したら消すのでしょうか…。
自分の身を守るために最低限の距離を取らないといけないことは皆分かっていることですが、公園に運動に来る方々は、特段守っている感じはありません。唯一、距離を空けているのを見たのは、食品を買いにスーパーに行った時の行列待ちの時くらいです。
多少は間隔を空けて待ってはいるものの、2メートルは空けていませんでした。
海外ではハグやキスは挨拶のようなものですが、今はそれもできません。今まで普通にできていたことが普通でなくなることは、大変辛いことだと思います。
私たちは日本人ですからあいさつはバウなので気にしませんが、コミュニケーションを大事にする海外の方々にとってはとても残酷なことに変わりはありません。さすがに嫌気がさしてる人も中にはいると思います。
春を知らせてくれた桜の木
4月になりましたが、まだコートを着ている方もいます。アイルランドの天気は天邪鬼なくらいに変化があり、穏やかな天気だったのが急に嵐のような天気になったり、雨が降ったと思ったら急に止んだりします。
最近はようやくこの天気にも慣れましたが、いよいよアイルランドにも春が訪れて最近は連続で穏やかな天気が続いています。
桜の木は公園だけではなく、私が住んでいる家にも大きな桜の木があります。誰もこの木を見ている人はいませんが、私はこの木を見ては、「ああ、桜が咲いている今は春なんだ…。」と嬉しく見ています。
たった一本の木ですが、私にとっては春を伝えてくれた大事な木です。日本では今の季節はお花見の季節ですが、それどころではないと思います。今の人々の心の中には、お花見という言葉はないでしょう。
今回のコロナウイルスの件で、人通しのつながりってとても大事なものだと私は思いました。
特に海外生活をしていると、親しい人も少ないですし、孤独で負けそうな時も自分で気持ちを保つしかありません。
自分は異国の地にいることで、普段の自分の生活習慣も健康も自分次第で良くも悪くもなり、自分を守れるのは自分だけなんだと気づかされました。
諦めないことが大事!
久しぶりに韓国人の友達に電話しました。仕事にも行けず、ジムにも行けず、家で勉強しているそうです。彼は働き始めたばかりなのに、ロックダウンのため仕事はお休みになりました。やっと見つかった仕事なのに、辛いですよね…。
それが毎日のように続くとストレスも溜まるし、誰かに愚痴をこぼしたくなります。人それぞれ辛いこと、悲しいことがありますが、結局は乗り越えるしかありません。
簡単に乗り越えるとしかないと書いていますが、彼は今の仕事を得るまでたくさんの時間がかかり、今回の件は途方に暮れていました…。
しかし、彼は決してあきらめず、仕事が見つからない間は図書館に行っては英語を勉強していました。
電話での会話は、普通に面と向かって話すより難しいです。相手の顔が見られないのに加えて、電話特有のノイズがあるからです。仕事で英語を話す職場に勤めるなら、必ず電話で話す機会があるので、電話での会話は避けて通れない道です。
彼と話していると、退屈だとのことでしたが、それなりに楽しく過ごしていることを聞いて安心しました。私のボキャブラリーや語彙力はまだまだ足りませんが、それなりに意思を伝え、聞き取れることができたのでとても嬉しく思いました。
学校再開までまだまだ遠いですが、その間にボキャブラリーを増やすことが私の課題です。ボキャブラリーが乏しいと、学校でも会社でも苦労します。先が見えないコロナウイルスですが、彼のように決して諦めずに勉強を継続していくことが大事だと改めて思いました。