ロックダウンの自宅待機中にアイルランドの国民食アイリッシュギネスシチューを作ってみた! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:エンタメ・イベント

ロックダウンの自宅待機中にアイルランドの国民食アイリッシュギネスシチューを作ってみた!

公開:2020/04/19 著者:重綱 蒼太 1306 Views

ダブリンからこんにちは!重綱です!

アイルランドでは外出禁止を当初の予定を越え、5月5日(火)まで延長すると発表しました。今の状況だと「人々は不安を抱えながら生活を営むのではないか?」という疑念もあるので、納得のできるものでした。

もし予定通りに制限が解除されるのならば、個人的な予想よりも早く通常の生活に戻れるかもしれないと思っています。

さて、ダブリンにも春がやってきました。ここ数日間は気温も暖かく気持ちのいい天気が続いているので、庭でゆっくり本などを読んでいます。夏にはどんな天気になるのでしょうか。外出制限が解除され、自由に外出できる日を心待ちにしています。

最近はずっと自宅待機により時間はたっぷりあり、料理に時間をかけることができるので、様々なレシピを試しています。

今回は、アイルランド料理と食事情を紹介しつつ、代表的な国民食でもある「アイリッシュギネスシチュー」を紹介したいと思います!

そもそもアイルランド料理って?アイルランドの食事情

皆さんはアイルランドの料理と聞かれて、どのようなものが浮かぶでしょうか?全く思い浮かばない人の方が多いかも知れませんね。

 

「イギリスの近くだし美味しくないのでは?」とイメージしている方もいるでしょう。またはジャガイモと答える方もいるかもしれません。

 

確かにアイルランドの食のイメージとして、最初に挙げられるのは「ジャガイモ」です。アイルランドは寒冷地のため、寒さに強いポテトを昔から栽培しており、今でも主食として使用しています。

僕が最初にお世話になったホストファミリーでも、夕食の際は基本的にマッシュポテトなどが付け合わせとしてお皿に乗っていました。

僕自身北海道出身のため、ジャガイモは非常に馴染みがあるのですが、さすがに毎日だと大変なのでケチャップやバターなどで味に変化をつけることで美味しく頂きました。

 

アイルランドは、イギリスと同じくフィッシュアンドチップスが有名なくらいです。島国のため魚料理が多いのではと思いきや、意外と少ないです…。

元々アイルランドでは魚を食べる習慣があまりなかったので料理自体が少なく、スーパーマーケットでも魚介類はやや割高感はあります。

しかしながら、その中でもサーモンや牡蠣をはじめとした貝類は非常においしいと評判です。サーモンは市販の物でも油がしっかりのっていて、シンプルに塩焼きにするだけでも絶品になります。

 

貝類だと特にアイルランド西部の都市ゴールウェイでは、毎年9月にゴールウェイ国際オイスターフェスティバルが行われるほど牡蠣が有名です。

また、「Molly Malone(モリー・マローン)」というダブリン市民なら皆知っているアイリッシュ・ソングがあるのですが、これはザル貝やムール貝を売る女性をテーマにした歌であり、貝類はダブリンでも馴染みがあると言えます。

ちなみに、「Molly Malone」はパブでの演奏において定番中の定番ですので、パブに立ち寄った際、耳にするかもしれませんね~。

他に有名なものとしては、「フルアイリッシュブレックファスト」です。これはイギリスの伝統的な朝食とほぼ共通していて、内容例としては以下の通りです。

 

・ベーコンもしくはハム
・ソーセージ
・目玉焼き
・油で炒めたトマト
・マッシュルーム
・ブラックプディング(ソーセージの一種)
・トースト
・フルーツ

 

これに、紅茶がついてフルブレックファスト完成です。ただし予想通りかなり重い食事のため、近年ではこの中から何種類か抜いたりして提供されているそうです。

僕はホストファミリー宅にて毎週ではないですが、日曜日の朝に頂くことができて楽しむことができました。ちなみに、アイルランド人は紅茶を本当に良く飲みます。イギリス人以上に飲むかもしれません。

ホストファミリー宅でも大量に常備されていて、「好きな時に、好きなだけ飲んでいいわよ!」とホストマザーに言われて、一緒に飲んでいました。紅茶好きな方だと、アイルランドに住んだ際、すんなりと話の輪に入れるかもしれないですね~。

 

→ アイリッシュブレックファスト。フルだと重いので内容を減らしてみました。

 

そして、忘れてはいけないのが「アイリッシュシチュー」ですが、本当においしいです。「アイルランドの肉じゃが」とも言われているようですが、一言でまとめると素朴でやさしい味わいです。

基本的にはマトン(羊肉の一種)を使い塩・胡椒で味付けをするのですが、家庭ごとにアレンジしており、牛乳を入れてクリームシチューのようにしたり、ブイヨンやトマトペーストを入れて味付けを変えたりします。

また、牛肉を使う場合だとビールを入れて肉を柔らかくします。またそのビールによって味が変わり、それがまたおいしいです。今回はダブリンにいるので、ギネスビールを用いたアイリッシュギネスシチューのレシピを次の項目で紹介します。

 

アイリッシュギネスシチューの作り方

アイリッシュギネスシチューですが、2~3人分材料は以下の通りです。

 

・ギネスビール(他の黒ビールでも代用可) 150ミリリットル
・水 300ミリリットル
・コンソメキューブ 1~2個 (アイルランドの場合、Tescoなど普通のスーパーで売っているOXOという商品がオススメ)
・タイムなどハーブ系 小さじ1
・ローリエ 1枚
・トマトピューレ 大さじ1(今回は生トマト1個をすりつぶして代用)
・牛肉 300g
・玉ねぎ 1個
・ニンニク 1~2片
・ジャガイモ 大4個
・ほうれん草 30g
・バター 大さじ2×2
・オリーブオイル 大さじ1
・塩・胡椒 適量
・パセリ 適量

 

→ 今回の材料です。ほぼアイルランド産ですがトマトはモロッコ産です。

 

1. ジャガイモは1口程度の大きさに切る。玉ねぎは薄切り。

2. 牛肉も1口サイズに切り、塩・胡椒を軽くかけ、小麦粉をまんべんなくまぶす。

 

→ ニンニクと格闘中…。一応真剣にやっています。(笑)

 

3. 鍋にバター×1とオリーブオイルを入れ、熱する。バターが溶け始めたら牛肉を入れ、表面に軽く色がつく程度に焼く。

 

→ こんな感じに肉を鍋にひたすら投入して焼きます。

 

4. 色がついた後に、ギネスビール、水、コンソメキューブ、タイム、ローリエ、トマトピューレを入れ、一度沸騰させる。アクをとりつつ沸騰したら、肉を柔らかくするため蓋をして一時間弱火で煮る。

 

5. 肉を柔らかくしている間、にんにくをみじん切り。別のフライパンにバター×1とニンニクを入れ、炒める。ニンニクの香りが出てきたら、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草、を入れ玉ねぎがしんなりする程度まで炒める。

 

6. 鍋の肉をチェックし、ある程度肉が柔らかくなったらフライパンにあるニンニク、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草を全て鍋の中に入れる。最低でも1時間は煮る。

 

→ あとはひたすら煮るだけです。

 

7. 味見して、足りなければ塩・胡椒、ケチャップなどで味を調えて火を止める。お皿にシチューを入れ、パセリをかけて完成。

 

→ 完成!右上は冷凍のヨークシャープディング。せっかくなので付け合わせにしてみました。シュークリームの皮のような食感で中々美味しいです。

 

アイルランド留学する方は是非試してみて!

作ってみた結果あっさりとした口当たりで中々上手くできました。ただ煮込み料理なので、上記の煮込みの時間は目安です。

もう少し長い時間煮込んだり、1~2日間寝かせたりすると味に深みが出て、さらにおいしくなります。実際僕は作り置きをしたのですが、2日目に食べたシチューはかなり美味かったです!

というわけで、今回はシェフの気分を味わいながら料理をしてみました。基本家の中で過ごしているので、料理は最近楽しみの一つになりました。もうちょっとレパートリーを増やしていければと思います。

では、次回また会いましょう!Slán leat!

 

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