これから留学へ旅立つ皆さんへ!〜2022年12月現在各国の留学情報を詳しく紹介〜その3
コロナウイルスが蔓延し始めた2020年当時に留学を諦めた方や延期をしていた方も、現在であればさまざまな制限なしに渡航が可能であるため、もう一度留学やワーキングホリデーなどの長期滞在に挑戦してみるいい機会かもしれません。
そこで今回も前回に引き続き英語圏の留学先として人気の高い国の最新コロナ対策状況と渡航情報に関する情報をお知らせしたいと思います。今回特集する国は「アイルランド」と「カナダ」です。
どちらも治安や住む街の雰囲気を重視する留学生にとって人気のある留学先として有名ですね。今後、アイルランドとカナダに留学やワーキングホリデーを検討している方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
アイルランドの最新留学情報
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年春先より世界各国で渡航の自粛や規制、入国後の行動制限措置がとられていました。
しかし、2022年12月現在、アイルランドでは海外からの入国時の制限が緩和されました。現在ではワクチン接種の有無に関わらず渡航ができる国の一つとされています。
ただし、アイルランドから日本に帰国した際、入国審査の際に必要な措置や規則がまだ存在しているため留学から一時帰国や、留学を終えて帰国する際にはしっかりと確認をしておきましょう。
2022年12月現在のアイルランドの感染者情報
これまでのコロナウイルス感染者数: 1,680,548人
これまでの死亡者数: 8,197 人
アイルランドはこれまで、ファイザー社やバイロンテック社のコロナウイルスワクチンを使用し、接種率は人口の約84.2%にのぼっています。
アイルランド政府は国内での行動制限は撤廃していますが、現在も公共交通機関内でのマスク着用は推奨されており、ブースター摂取も勧められています。
入国前の準備と流れ
アイルランドへの入国状況(22年12月現在)
・短期留学: 可能
・長期留学: 可能
・PCR検査陰性証明書: 不要
・ワクチン接種状況: 有無問わない
・入国時PCR 検査: 不要
・入国時の隔離・待機: 不要
2022年12月現在、日本からアイルランドに入国する際の全ての制限、措置は撤廃されています。そのため特に入国の際に用意すべき書類や証明書などはありません。
2022年3月以前は入国者に対して「乗客追跡フォーム」の入力とワクチン接種証明書そしてPCR検査による陰性証明書を提出する必要がありましたが、全て撤廃されています。
しかし、アイルランド留学中にヨーロッパ各国に旅行を予定している方は国により入国時の制限や規則が異なるため、日本にいる間にワクチン接種証明書の取得を行っておくことをお勧めします。
入国後の流れ
入国前の準備でも触れた通り、アイルランドに入国後にも特に従うべき条件や規制は現時点ではありません。
しかし、今後の感染状況によっては規制、措置等の変更が政府から発表される可能性もあるため、アイルランド政府のホームページや外務省のホームページなどで定期的に最新情報を確認しましょう。
2022年12月時点のアイルランドから日本へ帰国時の水際対策
日本からアイルランドへ出入国する際の規則・措置は現時点ではありませんが、日本に帰国する際には水際対策として以下のことを行う必要があります。
上記のどちらかを日本入国時に提示することで入国後のPCR検査、待機が不要になります。
有効なワクチン証明書がない場合は、出国前72時間以内にPCR検査を行って陰性の証明書を取得し、日本入国時に提示しましょう。検査結果が陽性の場合は、宿泊療養施設等での療養が必要となります。
2022年12月時点で取得できるビザに関して
アイルランドへワーキングホリデーや留学で長期滞在する場合、ビザの取得が必要になります。2022年12月現在のビザの取得に関する情報を以下にまとめました。
必要なビザと申請状況
・90日以内の短期留学: 申請不要
・3ヶ月以上の長期留学(学生ビザ): 現地で申請
・ワーキングホリデービザ: 年2回(7月or12月)のチャンスのみ
アイルランドでは90日以内の滞在であれば語学留学目的等の滞在であってもビザの申請は不要です。入国時にパスポートに押されるスタンプのみで長期滞在ができます。
3ヶ月以上の長期留学をする場合は、オンラインで学生ビザを申請したあと、現地警察署に出向いて正式に学生ビザを発行する必要があります。そのため、まずは数日滞在用の観光ビザを取得してアイルランドに入国しましょう。
アイルランドへワーキングホリデーを検討している方は注意が必要です。ワーキングホリデービザの申請は年に2回のみ機会があります。そして、申請は抽選式で行われるため、抽選に当たり許可が降りた人のみビザを取得できます。自分が渡航したい年の抽選期間はいつなのか、漏れがないように確認が必要です。アイルランド大使館のウェブサイトで定期的に確認しましょう。
カナダの最新留学情報
これまでカナダ留学を心待ちにしていた方に朗報です!カナダ政府は2022年10月1日より、カナダに入国する際の検査検疫、そして隔離の要請などの制限、措置の撤廃を発表しています。
この発表により、世界中の全ての国からの渡航者がこれまで行われていた厳しいルールに従う必要がなくなりました。以下、その内容を詳しく見ていきましょう。
2022年12月現在のカナダの感染者情報
これまでのコロナウイルス感染者数: 4,408,276人
これまでの死亡者数: 47,781 人
これまでカナダ政府に承認されているワクチンは、アストラセネガ社、ファイザー社、モデルナ社、ジョンソン&ジョンソン社のものがあります。2022年11月現在では、カナダの人口のうち約82.0%が接種を完了しているとの報告があります。
入国前の準備と流れ
アイルランドへの入国状況(22年12月現在)
・短期留学:可能
・長期留学:可能
・事前PCR検査陰性証明書:不要
・ワクチン接種の有無:問わない
・入国時の検査:不要
・入国時の隔離・待機:不要
2022年12月現在、日本からアイルランドに入国する際の全ての制限、措置は撤廃されています。カナダ政府は2022年10月以降、それまで行っていた検査、検疫、隔離などのコロナウイルスに関する全ての入国制限を撤廃すると発表しています。
そのため、世界各国からの渡航者はワクチン接種証明の提出も不要となり、入国前のPCR検査陰性証明書、入国後の隔離措置も撤廃となりました。
カナダ国内では、屋内外でのマスク着用義務も解除されてはいますが、病院は公共交通機関内でのマスクの着用は今も推奨されています。
入国後の流れ
入国前の準備でも触れた通り、アイルランドに入国後にも特に従うべき条件や規制は現時点ではありません。
しかし、アイルランドへの入国でも触れた通り、今後の感染状況拡大の範囲によってはカナダ国内の行動制限措置や出入国の際の規制、措置が変更される可能性もあります。
現地のニュースやカナダ大使館、カナダ政府のホームページ、外務省のホームページを定期的に確認するのを忘れないようにしましょう。
2022年12月時点のアイルランドから日本へ帰国時の水際対策
アイルランド留学同様、カナダ留学から帰国する際の日本入国時には水際対策としての措置が設定されています。
内容はアイルランドからの帰国時と同様で、3回のワクチン接種証明書の提示もしくは出国前72時間以内に行ったPCR検査の陰性証明書の提示が求められます。
3回のワクチン接種が完了していない方は、検査を忘れないようにしましょう。
2022年12月時点で取得できるビザに関して
旅行・観光目的以外でカナダに滞在する場合はビザを申請する必要があります。ここでは22年12月時点での滞在期間・目的ごとに必要なビザの種類と申請方法を確認していきましょう。
必要なビザと申請状況
・6ヶ月未満の留学: 不要 ※事前にeTA(電子渡航認証システム)のオンライン登録必須
・6ヶ月以上の留学(学生ビザ/就学許可証): 渡航前の申請必須
・ワーキングホリデービザ: 渡航前の申請必須※定員あり
カナダへの6ヶ月未満の留学であればビザの申請は不要です。しかし、eTA(電子渡航認証システム)と呼ばれるものの登録をオンラインにて済ませる必要があります。
6ヶ月以上の長期留学をする場合、学生ビザの申請が必須です。こちらは渡航前の申請が必要であり、現在はコロナ禍で申請がストップしていた時期に申請した人たちの分から順次登録が開始されている状況です。そのため今後カナダへの長期留学を予定している場合は、語学学校の入学時期に間に合うよう早めのビザ申請を行う必要があります。
ワーキングホリデーでカナダに滞在しようとしている方も注意が必要です。ワーキングホリデービザの発行数は毎年制限があるため、抽選式なのです。毎年申請受付開始日はことなるので、「カナダ政府ニュースリリース」を定期的に確認しておいてください。
アイルランドとカナダへの留学はすぐそこに!
この記事ではここまで、withコロナ時代の英語圏の人気留学先として「アイルランド」と「カナダ」の感染対策状況、そして渡航状況を詳しくお伝えしてきました。如何でしたでしょうか?
数年前には両国への渡航を諦めた方や延期していた方も、事前に現地の感染症対策や渡航状況、必要な準備物等をしっかりと理解しておけば安心して留学することができますね。
これからアイルランド、もしくはカナダへ留学、ワーキングホリデーを予定している方はぜひ、ここで紹介した情報やホームページを参考にリサーチをしてみてください。