イギリスの隣にあり、ケルト文化が残るアイルランドは、2007年より日本からのワーキングホリデーが可能となりました。日本では味わえない幻想的な風景が広がっており、広大な自然と暖かな雰囲気があるアイルランドに魅了される人々は数知れません。イギリスに比べて日本人も少なく、物価も安いため留学生活をするには最適な環境です。また、ヨーロッパからの留学生が多いため、国際色豊かな環境で暮らすことができます。アイルランド人はフレンドリーな国民性で、ヨーロッパの中で最も治安の良い国としても知られています。またアイルランドは学問の歴史があり、ITや金融の分野において学問が発達しているため、英語のみならずキャリアにプラスになる学びを得ることも可能です。
魅力的な都市と伝統の残る町並み
留学生からもっとも人気がある留学先は、首都であるダブリンです。人口約50万人が住むアイルランドの中心地で、「世界一大きい街」と呼ばれています。大都市でありながら暖かな雰囲気を併せ持ちのんびりした場所なので、留学生たちが安心して住めると評判です。ダブリンには語学学校も多く、各国から様々な留学生が集まっています。自然が広がる公園で散歩を楽しんだり、早朝のマーケットに出かけたりと、ゆったりとした生活をしながら勉強をできるのがアイルランド留学のいいところです。フレンドリーなアイルランドの人々と仲良くなれば、本場のおいしい紅茶をごちそうになったりすることもあります。
アイルランド英語
アイルランドの英語は、早口であることで有名です。他国に比べ早口なうえ、アイルランドなまりと言われる特徴もいくつかあります。例えば、”r”の音が巻き舌になる、”iの”音が「オイ」に聞こえる、”t”や”k”の音の歯切れがよくクリアな印象を受けるなどです。地域ごとにアクセントの違いもあり、聞けば出身地がわかると言われています。第一公用語がゲール語とされていますが、日常的に一番よく使うのはやはり英語です。アメリカなどの英語に比べると難しいと思われるかもしれませんが、慣れてしまえばコミュニケーションをとる上で問題になることはありません。
治安が良く留学に適した環境
アイルランドはヨーロッパでも治安がいい国の一つです。自然の残る環境で暖かな市民がのんびり暮らしているため、他国に比べると安心して暮らしやすいです。しかしながら、いくら治安がよくても人通りの少ない場所や地域への出入りを控えるなど、注意をするに越したことはありません。夜遅くは出歩かない、危ないと言われているところには近づかないなど、基本的なことに注意していれば大丈夫です。アイルランドはケルト文化が残り、伝統的かつ歴史的なものが残っている一方で、外資系企業が拠点を置く技術立国でもあります。歴史と現代、そして自然が共存するアイルランドは見どころがたくさんあります。自然の中でアクティビティを楽しむことも、ショッピングを楽しむことも、教会や歴史的建造物を見て過ごすこともでき、充実した生活を送ることができます。
世界トップレベルの教育水準
アイルランドは、中世には「聖人と学者の島」と呼ばれるほど伝統的に教育に力を入れている国です。政府が積極的に教育に力を入れており、大学と企業の結びつきを強化する取り組みも行っています。教育現場では創造性と自立が重視されているため、学校では集団教育ではなく学生個人がしっかりと理解できていることが大切にされています。そのため、多くの大学ではファンデーションプログラムという英語力が不足した学生に向けたサポートプログラムが設置されています。アイルランドでは、学び続けることが大切だという価値観があるため、進学率が高く競争も激しいのが特徴です。そのため教育水準は高く、大学や大学院では個性的で創造的な人々が自主的に学問を行っています。