【マルタ留学】もうすぐマルタのワーキングホリデー制度がスタート!?
2018年、それぞれの国のトップである首相が重要事項を話し合う「日・マルタ首脳会議」が行われました。
そこで「日本とマルタのワーキングホリデー制度開始に向けた交渉を加速化させていく」という事で、ワーキングホリデー制度の確立について両首脳からの言及がありました!
しかし、2018年から6年経った2024年7月時点でもマルタのワーキングホリデー制度は残念ながらまだありません(笑)
この記事では、マルタ共和国についてあまり知らない方のために基本情報やワーキングホリデーのシステムに加えて、いつマルタのワーキングホリデーがスタートするのかについて触れてみたいと思います。
そもそもワーキングホリデー制度って何?
ワーキングホリデーとは、国同士の取り決めに基づき若者たちが海外で働くことによって、文化や生活様式を学び自国に持って帰ることや国同士の交流を深めることを目的とした制度です。
一般的に観光ビザの場合は、国にもよりますが最長6ヶ月までしか国に滞在できません。マルタの場合は、ビザなしで3カ月(90日まで)の滞在が可能です。
ですが、ワーキングホリデービザを取得すると最長1年(イギリスやカナダで最長2年、オーストラリアでは最長3年)もの長期間海外に滞在することができるんですね。
ワーホリビザは一定の制限はありますが「観光」・「就学」・「就労」どれをしても良いのでとても自由度が高く、いろんな事にチャレンジするチャンスを与えてくれるビザといっても過言ではありません。
注意点として、ワーキングホリデービザは18歳以上、30歳以下であることや1つの国に対して1度しか使用する事ができないといった原則ルールがあります。
→原則としては上記のように「1つの国に対して1回」ですが、近年ではオーストラリアのセカンドワーホリや、2回目の申請もできるカナダのセカンドワーホリビザ(ROワーホリ)なども出てきたりしています。
異文化の環境で過ごすことで新しい自分の意外な一面を発見や、日本にいたら想像さえつかなかった新しい道が見つかるかも知れません。
そんな新しい可能性を私達に与えてくれるのがワーキングホリデービザなんです!
1. 一定期間相手国・地域において主として休暇を過ごす意図を有する
2. 申請日基準で18歳以上かつ31歳になっていないこと
3. 扶養する子供が同行していない事
4. ワーキングホリデービザの取得が初めてであること
5. 健康であること
6. 人物審査の基準を満たしていること
7. 滞在費として十分な資金を持っていること
8. ワーホリ協定締結国のパスポート所持者であること
マルタ共和国…っていったいどこ?
マルタ共和国は3つの島で構成されている小さな島国です。
日本ではあまり馴染みのない国かも知れませんが、船の影が透き通って見えるほどの透明度の高い海や、1年の内300日以上が晴天という温暖な気候を求めて、世界中から観光客が集まってくる人気リゾート地です!(沖縄やハワイ的ポジションですね!)
マルタは東京23区の半分の面積しかない小さな国にも関わらず、その歴史は紀元前から始まり、国内に3つも世界遺産がある大変魅力的な国です。
マルタについてもっと知りたい方は、以下のコラムも参考になると思います!
マルタでワーキングホリデーをするメリットとは!
マルタのワーキングホリデーをする時のメリットと魅力はズバリこんな形になってます。
・マルタでは日本よりもゆったりとした時間を過ごすことができる
・マルタで働く事を通して、現地人と同じような生活が送れる
・LCCを使って安くヨーロッパ諸国を旅行できる
・マルタの多くの観光スポットで休日も満喫できる(特に海が好きな人にオススメ)
・マルタは英語圏なので、働きながら英語学習もできる
・オーストラリアやカナダに比べて日本人が少ないので、人とは違った経験を得ることができる
マルタへ留学経験がある友人とマルタについて話していると多くの人が「マルタで流れる時間は日本より穏やかだった!」と言います。流れる時間は同じなのになぜそう思うのでしょうか?
私は、マルタという国に住む人の国民性が大きく関係していると思います。マルタの人たちは「自分の時間=仕事以外のプライベート」をとても大切にしています。
日本のように24時間営業のコンビ二やスーパーはありません。これは日本に住む私達には一見不便なようにも感じますが、働く側からしたら仕事とプライベートを両立させられる素晴らしい環境だと思います!
また、マルタはヨーロッパに気軽に旅行に行くことができる素晴らしいロケーションに位置しています。シェンゲン協定によってヨーロッパ国家間を国境検査なしでいけますし、スペインまでは航空券が往復1万円台で行くことができます!
マルタも英語が公用語なので、もしマルタでワーキングホリデーが開始されたらヨーロッパで働きたい人の選択肢の幅がこれまでのイギリス、アイルランドに加えてグッと広がり、働けるチャンスも増えますね!!
いつマルタのワーキングホリデー制度がスタートするの?
さて、マルタの魅力的なワーキングホリデー制度ですが、ここまで記事を読んだ方が一番気になるのは「いつマルタのワーキングホリデービザ制度がスタートするの?」だと思います。
2018年に両国の首脳会談があってそこでワーキングホリデーについての話が出ましたが、今現状はどうなっているのでしょうか?
最新の動きでは「2024年の2月に深澤外務大臣がマルタに訪問をし、そこでマルタの外務・欧州・貿易次官とワーキングホリデーの導入に向けて調整を加速していきましょう!と人的交流に対する覚書の署名をした」という形になっています。
両国とも「ワーキングホリデー導入を進めましょう」というスタンスや立ち位置は間違いないのですが、残念ながら「じゃあ、いつ始めましょうか?」という話にはなっていません。
そのため、具体的な開始時期の発表まではまだ時間が掛かりそうです。
しかし、マルタのワーキングホリデー制度(ワーキングホリデービザ)計画はなしにしよう(取り止めよう)という話は出ていませんので、いつかは制度がスタートするはずです!
首脳レベルで「ワーキングホリデー制度の話し合いを進めていきましょう」という合意があっても、そこから6年経ってもまだ大きな進展はないので…もう少し時間が掛かるかも知れませんね。
ちなみに、今までワーキングホリデー制度が成立した国が、”話し合いが始まってから~実際に協定を結ぶまでどれくらいの期間がかかったか”を比較してみました。
話し合い開始時期: 2016年4月14日のシンポジウム
制度開始: 2017年4月
開始までの期間: 約1年間
ビザ発行人数: 500人
話し合い開始時期: 2014年11月10日
制度開始: 2018年
開始までの期間: 約4年間
ビザの発行人数: 30人
話し合い開始時期: 2014年11月5日
制度開始: 2017年
開始までの期間: 約2年間
ビザの発行人数: 200人
ワーキングホリデーを開始した国との比較結果
スペインの場合は、スピード締結でなんとたったの1年しかかかっていません!
それに対してアイスランドの場合は、4年弱とのんびりと話し合いが進んだようです。
世界情勢や国同士がどれほど真剣に導入を考えているかによって、制度開始までの期間はまちまちみたいですね。
これは筆者の考えなのですが…既に6年経っても大きな進展がないのを考えると、マルタは国土が非常に小さい(狭い)という事も関係しているのかな?と思います。
現状マルタはたくさんの観光客や訪問者がいる状態ですので、マルタとしても「今すぐ、ワーキングホリデーの人にどんどんマルタに来て欲しい!」というよりは、「あんまり人が多すぎると住まいや仕事の面で何か問題が起きそう…」と心配しているような雰囲気を感じるためです。
そのため、マルタのワーキングホリデービザ制度については着実に前には進んでいますが、スピード感は遅いので、焦らずのんびりしながら待つのが良さそうです(笑)
ちなみに、マルタは学生ビザ(延長ビザ)でアルバイトすることが可能になりました。興味のある方は以下の記事をご覧ください!
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